はじめての台湾ひとり旅 3日目中編 松山おしゃエリア
こんばんは、あわあわです。
前回更新した台湾ひとり旅記事の続き、3日目中編です。松山おしゃエリアの回でもあり、はじめて台北のバスに乗り、足裏マッサージを受ける回でもあります。
前回の様子はこちら。
merryberrymerry.hatenablog.com
今回の行程はこんなかんじです。
行程的に目次のきりわけがむずかしかったので、この日だけ時系列をほかの回よりも刻んで書いています。
- 11:00 はじめての台北路線バス&マッサージ
- 12:00 オーガニックスーパー① 樂埔滙農
- 13:30 誠品書店敦南店でファーストライモちゃん
- 14:20 オーガニックスーパー② Green&Safe
- 15:15 おにぎりの続きと誠品書店信義店
11:00 はじめての台北路線バス&マッサージ
鹹豆漿と小籠包を消化したすきまに葱抓餅をつめこみ、おなかがぱんぱんなうえに足腰のつかれがやばいわたしはわりと満身創痍になりつつありました。
というわけで、松山区に突入する前に次の目的地の近くのマッサージ屋さんに行くことに。
海外でマッサージ屋さんに行くの、なかなか不安ですよね…。女性しかいないようなエステならともかく、男性スタッフのいるマッサージ屋さんはあんまりよくない話も聞きます。
今回どこかでマッサージを受けようと思って旅行前にもいろいろぐぐっていたのですが、結局向かったのはその場でGoogleマップに聞いてよさそうだった東区足体養身会館です。
マッサージ屋さんにはバスで向かうことにしました。
天津葱抓餅から徒歩35分だったので、歩けないこともなかったのですが、疲れをとるためにマッサージに行くのに行くまでにさらに疲れることもないだろう、という考えです…。
というわけで、はじめての台北路線バスです!
準備編でははりきって台北路線バスの運行情報がわかるアプリを導入していました*1が、結局Googleマップだけで楽に移動することができました。
Googleマップで目的地を入力したら、案内通りにバス停に向かい、乗るべきバスの番号(この場合は204番のバスに乗ればいいことがわかります)を確認するだけ!
バスの詳しい乗り方については先人が丁寧に書いてくださっているので、そちらをご参照ください。
とはいえ、実際乗ってみたら案ずるよりも産むが易しというか、思ったよりもかんたんだな〜と感じました。
・自分が何番のバスに乗るか確認する
・バスが来たら手を上げてアピールする
・バスに乗ったら料金徴収のタイミング(上車収費なのか下車収費なのか)を確認する
・Googleマップを適宜確認しながらただしく目的地に向かっているかを確認する
・降りたいバス停のひとつ前のバス停を通過したら下車ボタンを押す
これだけきちんとできれば問題ないです。台北はバス交通網が発達しているので、バスを乗りこなせたらあらゆる移動がかなりスムーズになると思います。
さて、そんなこんなで東区足体養身会館に到着です(ここで写真を貼りたかったのですが、前後の写真がすき家の写真しかありませんでした…。ブログには今のところ登場していませんが、海外ですき家とかスシローとか日本チェーンの写真を撮ってくるのがかなりすきです)。
全身マッサージのコースなどもありましたが、わたしは足裏マッサージ+足湯+首肩背中35分500元のコースにしました。
コースの流れは、リラコのような着替えを渡されて着替え(お手洗いに併設された着替えスペースがあります)、足湯をしている間に首肩背中、足湯後足裏マッサージ、ふたたび着替え、というかんじだったと思います。
こちらのマッサージ、とてもよかったです…!
男性のスタッフさんが担当についてちょっとン…となりましたが(いろいろ調べていたときに、同性スタッフがつくお店に行くといいですよ、という話がちらほらありました)、まったく問題なかったです。
骨に沿って疲れをぞりぞり剥がされていくようなかんじで、終わったころにはぐにゃぐにゃでした…。施術後じゃあまた着替えて出てってね〜と放置されたので、しばらくマッサージチェアでぼんやりしてしまいました。
今現在これを書いているわたしが凝りと疲れを感じていることもあり、また揉まれたくなってしまっています…。
12:00 オーガニックスーパー① 樂埔滙農
リフレッシュして向かったのは、オーガニックスーパーの樂埔滙農です。
今回の旅行記でたびたび触れている私的台北好味帖に紹介されていて知りました。
わたしはいかにも現地っぽい市場とスーパーもだいすきですが、おしゃれオーガニックスーパーもだいすきです。
入り口にあった折り鶴のオブジェやポスターがとてもかわいかったです。
店内は撮影禁止でしたが、スペースがひろく使われていてとても雰囲気がよかったです。2階にはレストランも併設されているので、こちらでゆっくりごはんをすることもできます。
わたしはここでちょう肉厚のおいしい干し椎茸を買いました。八宝菜に入れると最高で、あと一回分でなくなってしまうのがかなしくてしょうがないです…。
13:30 誠品書店敦南店でファーストライモちゃん
続いて向かったのは誠品書店敦南店です。
こちらは以前ライモちゃん*2の展示をやっていたこともあり、書店を見てまわる以外にもライモちゃんグッズがあったら買いたいなというつもりでした。
誠品書店は台北市内にいくつかある本屋さんで、敦南店には書籍以外にも文房具が売っていたりフードコートがあったり、書店がメインのロフトみたいだな〜と感じました。
台湾で東京のガイドブックが見られたらおもしろいかも、という気持ちがあり、旅行本のコーナーをうろうろしましたが、るるぶなど、日本のガイドブックを翻訳したもののほうがおおく売られていた印象です。もちろん現地のかたが書かれた本も売られていましたが、ぱらぱらめくったかんじエッセイ色がつよい本のような気がしました。
さて、かんじんのライモちゃんなのですが、会うことができたのはこちらの黒い缶だけでした…。
ライモちゃんは無気力でちょっとだらけた様子がしばしばえがかれるキャラクター*3です。ファーストライモちゃんがこのような虚無いライモちゃんというのに、わたしはなんとなくらしさを感じてしまいました…。
14:20 オーガニックスーパー② Green&Safe
気を取りなおして向かうのは、本日2回目のオーガニックスーパー、Green&Safeです。
こちらも樂埔滙農とおなじく、私的台北好味帖で知りました。
Green&Safeは樂埔滙農にくらべると店内面積がせまく、こぢんまりとした印象でした。
ただ、プライベートブランドがおおく販売されていて、わたしはインスタント麺買えばよかったな〜とずっと思っています…。
Green&Safeに行く道すがら、またファミリーマートに寄ってプライベートブランド茶を買いました。
名前のままの感想ですが、こちらの四季春青茶のほうが前回の桂花烏龍茶にくらべて青っぽい印象を受ける味だったように記憶しています。
15:15 おにぎりの続きと誠品書店信義店
書店めぐり2軒目に向けて、ふたたび歩いて移動です。
2日目の朝うろうろしていた大同区や3日目の朝うろうろしていた中山区のあたりはどちらかというとふるい街並みという印象でしたが、松山区は道がひろく、ぱっと見整備されている印象でした。
わたしはここでも栄とか矢場町っぽいな、と名古屋で育った人間の感想をいだきました(どこもちょっとずつ郊外っぽくて、東京にはたとえづらいというのもあります…)。
途中ベンチのあるスペースを発見して、休憩がてら劉媽媽飯糰で購入したおにぎりの続きを食べました。
このおにぎりが、めちゃめちゃおいしかった…。
わたしは起士三島猪拝という、チーズと豚肉がはいったおにぎりを選びました。具はチーズと豚肉以外に、肉でんぶ、煮卵、卵焼き、揚げパンがはいっています。
あまりに具だくさんなので、ひとくちかじるたび自分がなにをいま食べたのか気になって、おにぎりの断面をじっとのぞきこみながら食べていました。
つくっていただいてから半日経っていたので揚げパンがしなしなになってしまっていないか心配でしたが、まだざくざく感が失われておらず食感厨もにっこりの状態でうれしかったです。
なかでもわたしが感動した具が、肉でんぶです。いろいろな台湾旅行記や紹介記事を読んでいて、肉でんぶがあまり得意でないかたがおおいように感じていましたが、わたしは肉でんぶ、とってもすきでした…! そもそも香腸のようなあまいお肉がすきなので、おなじあまいお肉カテゴリにある肉でんぶがきらいなわけがなかったです…。肉でんぶが苦手だった場合を考慮して、肉でんぶ以外がメインの具であるおにぎりを選択しましたが、次に行くときはもっと肉でんぶがつよそうなおにぎりを買うと思います。
とにかく巨大でたいへんおなかにたまるので、ごはんスケジュールに注意して来店すればきっとしあわせになっていただけることでしょう…。
そんなこんなでもうすこし歩いて誠品書店信義店に到着です。
こちらの店舗のほうが面積がひろく、わたしはうろうろしていて楽しかったです。
とてもエモかったのが絵本コーナーです。日本の絵本もおおく翻訳されて販売されるなか、わたしがいちばんすきな絵本である「こんとあき」もありました。
何度も読んでいるのと、絵本ということもあって、日本語でなくても問題なくストーリーを追うことができます。絵本をめくりながら涙ぐむあやしい観光客になってしまいました。
こんが砂丘を歩きながら「大丈夫 大丈夫」と言ってくれるシーンがとてもすきです…。
また、「1日3食食べようフェア」のような展示をやっていて、本ばかりでなく、食品もいろいろ売られていたのがよかったです(たぶんですが対象の書籍2冊でいくら、みたいなディスカウントがされているのが新鮮に感じました)。
栗原はるみさんの本も売られていました。
食品を売っているあたりに、濃厚なきのこ出汁のスープに麺線を入れてその場で食べられますよ、というような屋台がありました。スープだけちいさい紙コップにいれたものをお店のお兄さんに味見させてもらって、それがめちゃめちゃうまみがすごくて最高でした…。おにぎりでおなかいっぱいじゃなければ食べてしまったかもしれません…。
なお、文具コーナーなどもいろいろ見てまわりましたが、こちらではライモちゃんに遭遇することはかないませんでした…。
それでは、このあたりできりがいいので3日目中編はおしまいです。
後編も引き続き松山区ですが、もうすこし北に移動して、饒河街観光夜市にも行きます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
*3:このLAZY FOREVERスマホケースとかめっちゃかわいいです…。: https://www.instagram.com/p/BkPGf4sBrY_/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=wsvj6s8m5cid
はじめての台湾ひとり旅 3日目前編 中正区で朝ごはんはしご
こんにちは、あわあわです。
前回更新した台湾ひとり旅記事の続き、3日目に突入です。今回は3泊4日の旅だったので、3日目で折り返しにはいります…。旅が終わる…かなしい…。
前回の様子はこちら。
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前回同様時系列順にちまちま書いていきます。
今回の行程はこんなかんじです。
6:00 起床&劉媽媽飯糰と鼎元豆漿で朝ごはんはしご
昨夜25時に寝たのになぜ睡眠時間5時間で街にくりだしてしまうのか、それは今回の旅でマストだと思っていたおにぎりやさんは時間が遅いとプチプチしておいしい紫米が売り切れてしまうという噂を聞いたからです…。ちなみにこの日の夢は寝坊してなにも食べられない夢でした。夢のなかでも食い意地がすごい。
というわけで7時前にホテルを出発、今回の旅ではじめての乗り物、電車に乗って向かったのは中正記念堂周辺エリアです。ホームで観光客のかたに乗るべき電車を教えてあげたら自分がまちがったホームにいることに気づいてどきどきしました。知らない旅のかた、ありがとうございます…。
さて、というわけで第1の目的地、劉媽媽飯糰は台湾でも人気のおにぎりやさんだそうです。
7時半前に到着して、すこし列はありましたがすぐに購入することができました。わたしは本来紫米ではないおにぎりを紫米に変更してもらいたかったので、メモ帳にメニュー名”起士三島豬排”と“紫米”と書いてお店のかたに見せ、おにぎりをつくってもらいました。
ほかほかのおにぎりを携えて向かうはこれまた鹹豆漿の有名店、鼎元豆漿です。
小籠包という台湾タスクをこなしたかったので(小籠包にそれほど執着がないためタスク的な存在になっていました…)、小籠包もおいしいらしいこちらのお店に行くことにしました。のちに松井玲奈さんがインスタストーリーにて台湾のすきなお店としてここを紹介していてうれしかったです。
鼎元豆漿につくと、2列の行列ができていました。テイクアウトの列と、イートイン の列になります。お店にはいっていくと注文するカウンターがあり、カウンターに向かって左奥がから伸びている列がイートインです。
インターネットの情報をいろいろ読んでいくと、こちらのお店はいつもテイクアウトの列のほうが長いようで、長いほうがテイクアウト、短いほうがイートインと思っていただいてほとんどまちがいないみたいです(とはいえ並ぶ前にお店にはいって確認するのがいちばんとは思います…)。わたしも短いほうの列に並んで順番を待ちました。
注文用紙はありますが、まわってきたりまわってこなかったり、並んでいるお客さんの習熟度によってちがう気がします。わたしのところには来なかったのでレジにて指差し注文をしました。並んでいる間、お店のなかがだいぶ埋まっているように見えてどきどきしましたが、回転がはやく、問題なく席につけました。
鹹豆漿はすぐに提供されますが、小籠包はその都度蒸しているようで番号札が渡されて、席についてから運ばれてきます。台湾のお店は持ち込み可のお店もおおいので、さきほど買ったおにぎりと鹹豆漿、小籠包で朝ごはんです。
まず鹹豆漿をいただきましたが、これがめちゃめちゃおいしい…。豆乳にお酢をたしてややかためたような汁物と聞いていたので、豆乳にあまり執着がないわたしはフーンと思っていました。でも、その説明はちょっと足りないです…。鹹豆漿は、出汁の味がしておいしいです。
食べていると小エビがはいっていて、ここでも乾物…とうならされました。期待値ひくめで行ったのに、書きながらまたすぐ食べたいくらい気に入っています。
ただ、おなじように期待値ひくめで行った小籠包はちょっと皮があつくかんじていまいちでした。今にもやぶけそうに皮がうすいやつだったらもっと好きだったと思います…。次に小籠包を食べるなら、もっとゴリゴリ小籠包推しのお店のがいいかもしれませんね*1。
鹹豆漿と小籠包でかなりおなかがふくれてしまったので、おにぎりはすこしかじっただけできちんと食べられませんでした…。おにぎりについてはまた次回、3日中編で書きます。
これは余談ですが、このお店は四人がけのテーブルで、たまたま相席をお願いしたひとり客の女性が日本人、わたしのあとに来たご夫婦も日本人、というわけで朝食の席は日本人テーブルになってしまいました。旅の目的や行った場所、おすすめの食べものなど、おしゃべりしながら朝ごはんを食べることができてたのしかったです。台湾、どこに行っても日本語が聞こえてくるので、なんだかとても気楽です。
8:00 市場はしごと中正記念堂
ぱんぱんのおなかをかかえてむかったのは南門市場です。粽のお店や金華ハムのお店があるようで、肉加工品は検疫の関係上持ち帰れませんが、見るだけと思って歩いていきました。
こちらの市場、地元のかたにも観光客にも対応しているみたいで、2店舗くらいでドライフルーツをゴリ推しされたのがウーンと思ってしまいました。どっちかというと市場は地元向けなかんじがすきです。
とはいえ、とてもいいかんじのお惣菜屋さんがあったので、にこにこしながら市場をでることができました。買えなくてもお惣菜屋さんはたのしいです。
南門市場を出たら歩いて中正記念堂へ。
9時ちょうどに開門式があるということで、それにあわせて向かったつもりだったのですが、開門式がどこでおこなわれるのかきちんと把握しておらず、開門式の人波をとおくから見ながら9時をむかえることになりました。有名な観光地だから行っておこう程度だったので、興味のないものにたいする雑な下調べのせいですね…。
気を取りなおしてまた歩いてちかくの市場、東門市場へ。
東門市場へ向かう道すがら、ファミリーマートに寄ってフォロワーさんおすすめのプライベートブランド茶を買いました。
お茶っ葉がボトルに直接はいっていて、とてもおいしかった! 旅行中はまって何本か買ってみましたが、1本目に選んだ桂花烏龍茶がいちばんすきでした。ちなみに50元で、タピオカより高い贅沢茶です。
そして東門市場、こちらはかなり現地向けの市場でとってもたのしかった! かと思いきや、お肉屋さんの女性がこっち写真撮っていいですよ、とジェスチャーしてくれたり、観光客につめたいわけでもない、ちょうどいい距離感です。
ひととおりウロウロしたけど、市場のなかにあってとても混み合っていたビーフンやさんがとてもおいしそうで気になったので、いつか行ってみたい…。
10:00 サクふわむちの天津葱抓餅
そうこうしているうちにすこしおなかもこなれてきました。続いて向かったのは東門市場からすぐの天津葱抓餅。ツレヅレハナコさんいち押しなので気になってはいたものの、なんとなく優先順位がひくくかんじてぎりぎりまで行くか行かないか迷っていたお店でした。
行列はあってもそれほど待ちません。並んでいる間にお店のかたの手さばきを見ているのがとてもたのしかったです。
店頭のメニュー表に番号が振られているので、その番号を伝えて注文できます。わたしは台湾バジル+卵の3番にしました。
受け取った葱抓餅をあついうちに食べたくてあたりを見回しましたが、ほかのお客さんはお店のまわりにたまって食べているように見えませんでした。落ち着く場所を探した結果、徒歩圏内にある鼎泰豊の順番待ち列の近くで待ってるふうをよそおいつつ食べることに。
この葱抓餅、とてもおいしかったです…! 食感がサクふわむち、というかんじで、もっとネギネギしているのかとおもいきやいい意味でネギ感がなくやさしい味。おやつとか、朝ごはんに食べたいかんじです。ちょっと癖のある台湾バジルがアクセントになっていてとてもあうので、わたしは台湾バジルのはいっているものがおすすめだと思いました。
鹹豆漿とならんで、期待値ひくめで行ったのにめちゃめちゃおいしかったもののひとつです。今度食べるときはぜいたくに卵・台湾バジル・チーズ・ハムのはいったミックスを食べたい…。
と、こんなところできりがいいので3日目前編は終了です。
次回中編は松山区に移動しておしゃれスーパーやおしゃれ本屋さんなどをウロウロする回です。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
*1:とはいえそういうお店って、一人ではいりやすい量じゃないことがおおく、とおい目標に感じます…。
はじめての台湾ひとり旅 2日目後編 阿宗麺線&寧夏夜市
こんにちは、あわあわです。
せっせと更新している台湾ひとり旅記事、2日目後編です。
雙連朝市〜迪化街まわりをひたすら歩いてホテルで一時期休戦後、元気を取り戻したわたしのおやつと夕飯の記録になります。
前回の様子はこちら。
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今回の行程は以下のとおりです。
18:00 阿宗麺線とつよいオタクをかんじるアニメイト
1時間半ほどホテルでお昼寝してから繰り出すのが西門方面です。こちらでのお目当ては阿宗麺線という麺線の有名店。
麺線とは、日本でいうにゅうめんの亜種みたいなものです。かつおだしっぽい味のスープに、あまからく煮たホルモンや、牡蠣がはいっているお店もおおいみたいです。
たどりついたお店には若干行列ができていましたが、回転がはやくすぐレジにたどりつきました。大小の2サイズあるのでここは小サイズを選択、軒下に立っていただきます。
ちいさいプラスティックのスプーンで食べるので、いくらゆるめの麺で短く切れているとはいえ、そこそこ食べづらかったです。それでも、味はもちろんおいしかった! ホルモンの下味のかげんがとてもこのみでよかったです。
辛味、ニンニク、お酢の三種類、追加できる調味料があって、わたしは辛味とお酢をいれてみました。辛いの、想像よりだいぶ辛いので、追加するときはお気をつけください…。
麺線を食べたら西門あたりをすこしひやかしたかったのですが、いまいちおなかの調子がよくないぞ、というわけではやめに退散したく、でもオタクとしてはおさえておきたいアニメイトへ…(おなかがよわく、日頃からおなかの調子がわるい状態には慣れているがゆえの雑行動です)。
おおきいスラムダンクの広告がありました。台湾で神奈川の話をされるとちょっとうけます。
店内には日本語のまま売っている雑誌やCDもおおく、日本とのタイムラグはすくなそうな印象でした。わたしはとにかく日本語以外の言語があやしいので、母国語ではない言語に趣味のためチャレンジする台湾のオタクのかたの姿勢、とてもすごいなと思いました…。日本語のままの雑誌が平積みしてあったり、アイドルマスターやヒプノシスマイクのCDがおおきく場所をとって並べられているの、現地のオタクのちからがつたわってきます…。
あとは、日本では全年齢向けで売っているBL誌やコミック百合姫が18禁になっていて、レーディングの違いを感じました。
19:30 寧夏夜市で鶏肉飯と大腸包小腸
ふたたびホテルにもどっておなかを落ちつけたのち、向かうは本日最後の目的地、寧夏夜市です。
ホテルから徒歩30分くらいなので、またまた歩いて向かいます。
この行く道で出会ったのが、たいへんかわいらしいフレブル2匹でした…。実は朝にもフレブル3匹連れたお散歩の風景に行きあうなど、台北はフレブルエンカウント率の高い街でした。なかでもこのとき出会ったクリームのフレブルが、たいへんあまったれた顔をしていてとってもこのみでした…。
撫でてもらえるうちはじゃれてくるのに、こちらが写真を撮りはじめてスマホに気が逸れると急に興味をなくすあたりもよかったです。じつはこのときがつくちゃん*1以外のフレブルをはじめて触った瞬間で、自分にとってかなりおおきい経験でした…。フレブル 毛がかたい かわいい
そんなこんなで到着した寧夏夜市は、コンパクトでまわりやすく、飲食店がメインの夜市という印象でした。
南からはいるとまずはおもちゃや子供向けのゲームの屋台からはじまり、続いて飲食店の並ぶゾーンがしばらく続いたらおしまいです。食べるものは決まっていたので屋台をひやかしながら、目的のお店に向かいました。
1軒目に向かったのが方家雞肉飯です。
こちらのブログでいちばんすきな鶏肉飯として紹介されていて気になりました。
お店につくと空いている席に座り、お店のかたを呼び止めて注文します。メニューが机に貼ってあるので、それを指差せばわかってもらえます。おなかの隙間も心配だったので、ここでは鶏肉飯のみの注文にしました。
届いた鶏肉飯はサイズがちいさめで、ここまでひたすら食べてきたわたしのような人間にもやさしいです。
ごはんがかために炊いてあるのが、柔らかい鶏肉ととてもあっていました。かかっているエシャロットと鶏肉、たれのしみたごはんは、噛めば噛むほど味のするおいしさでずっと口のなかにいれていたい味でした…。
方家を出てから一度夜市の端まで(といってもそう距離はありません)歩き、引き返しながら向かったのは古早味碳烤香です(このお店はGoogleマップでうまいことピンを立てられないのですが、夜市をウロウロしていればすぐ見つかると思います)。
台湾準備記事にも書きましたが、大腸包小腸とは、大腸の皮にもち米をつめたものに切れ目を入れ、そこにニンニクやきゅうり、小腸の皮でできた香腸をつつむ、いうなればライスホットドッグというような食べものです。わたしはもともと香腸のようなあまいお肉がすき、さらにもち米もすき、というわけで、絶対にスルーしたくない食べものでした。
実際に食べてみた大腸包小腸、やっぱりおいしかったです…。こちらのお店ではきゅうり、しょうが、にんにくがはいっていました。きゅうりはカリウムがおおくふくまれているのでむくみ防止の役割があっていいですよね。あまい香腸にしょうがとニンニクが味のアクセントになっていてとてもよかったです。
ちなみにこちらのお店で大腸包小腸は紙の袋にはいって提供されますが、袋から出すとバラバラになってしまうので、袋から繰り出すようにして食べるといいそうです。
ほんとうは原味珍塩水鶏という、塩味の鶏と任意の野菜を和えてもらう食べものもとても気になっていましたが、さすがにもう食べられないのでこのあたりで退散です。
と、言いつつ帰り道の50嵐でタピオカを買いました。
しょっぱいもののためにあまいものは極力摂らない旅なので、ここでファースト台湾タピオカです。メニュー表がレジに置いてあったので、指差し注文でなんとかなりました。
このサイズのおいしいタピオカが日本で買うお茶ペットボトルより安い台湾、物価の安さが魅力的すぎます…。
また、途中のコンビニでもうひとつ購入したのが明日から使うICカードの悠遊卡です。
この日行く先々でコンビニにはいってはLAIMOちゃんの悠遊卡を探していましたが、結局出会うことができず、次にかわいいなと思っていたキキララのものを購入しました。ほかにもキティちゃんやにゃあ、Re;ゼロの柄なんかもあったりして、いろいろ見るのはたのしかったです。
タピオカを飲みながらだらだらホテルまで戻ったのが21時半でしたが、おなかが落ち着かないと寝られない習性なので25時ごろまで起きていました。この晩は気持ちは元気なのにボディバッグ由来と思われる腰へのダメージがわりと深刻でつらがっていた思い出があります…。急にたくさん歩いた*2ので足裏にもきていました。
と、ここまでが2日目です。
怒涛の食い倒れ+ひたすらお散歩が2日目のテーマでした。
前編後編あわせてなかなかのボリュームになってしまいましたが、3日目以降もついてきていただけるとうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
*1:つくちゃんについてはこちらの記事をご参照ください:フレンチブルドッグと暮らしはじめて半年が経ちました - 日々の泡
*2:ちなみにこの日の歩数は32000歩、距離にして23kmでした。
はじめての台湾ひとり旅 2日目前編 雙連朝市〜迪化街
こんにちは、あわあわです。
前回更新しました台湾旅行記の続き、本格的に観光に繰り出す2日目編の、さらに前編です。1日1記事で更新していくつもりでしたが、たいへん長くなってしまったので2日目は前後編、3日目は前中後編にわけることにしました。
前回、1日目の様子はこちら。
merryberrymerry.hatenablog.com
というわけで、前回同様時系列にそって、ちまちま書いていきます。
今回の行程は以下のようなかんじです。
- 7:00 起床&雙連朝市で白玉スープ
- 10:00 屋台の群れでしらすチャーハン
- 10:30 カルフール&迪化街でお買い物
- 13:00 施家鮮肉湯圓にてやばい肉の丼とやばいスープ
- 15:00 ホテルで一時休戦
7:00 起床&雙連朝市で白玉スープ
前日3時半に寝るのになぜこんなスケジュールを立てていたのか、ちょっと不思議でしたがとにかく7時に起きる予定で目覚ましをかけていたので、30分ほど二度寝してから8時半ごろ出発しました。ホテルから30分ほど北に向かうと目的地である雙連朝市です。このとき小雨がぱらついていましたが、傘をさしているひとはあまりいませんでした。
途中道を歩いていて思ったのですが、台北駅周辺、駅舎自体はとてもぴかぴかで近代的なのに、一本大通りをはさむと旧市街というかんじで、名駅の道向かいに高岳があるような*1、いかにも再開発しましたという街並みに感じました。わたしはちょっとふるい街並みのほうがすきなので、街の中心からすぐそういう場所にアクセスできるのは楽しいです。
雙連朝市には9時ごろ到着しました。
まずは腹ごしらえ…というわけで、台湾1食目と決めていた燕山湯圓に向かいます。
Instagramで見かけて気になっていたお店で、鹹湯圓という、肉餡のはいった白玉のスープがお目当てでした。
席付きの屋台かなと事前に確認していた写真の印象で思っていましたが、屋台は調理スペースで、屋台の裏にある建物が飲食スペースになっていました。
わたしがお店の前できょろきょろしていたところ、スタッフさんが「だんご!? 肉だんご!???」と声をかけてくださり、必死にうなずいてひとまず注文完了です。おそらく本来はあいている席についてから注文するシステムだと思います…。テーブルは4人がけのものがいくつか置いてあり、わたしはひとり客の女性に声をかけて相席しました。
常連さんの連れていた黒いツヤツヤの犬が味のついていない内臓を食べさせてもらっているのを見ていると、白玉スープはすぐ到着しました。
これがとてもおいしかった…。白玉はむちむち、肉餡はちょっとあまくておいしい、そしてスープはとってもやさしい味…。緑の葉っぱがセロリなのですが、このセロリがうすーい味のスープにとてもおいしい味を出していて最高でした。
セロリすきなかた、白玉すきなかたにはとてもおすすめです。ホルモンがはいったタイプもあるみたいなので、今度はきちんと注文してそちらも食べてみたいです。
お会計はお店を出るときにスタッフさんに渡します。自分が出されたのがほんとうに自分の目当てにしていた鹹湯圓なのか、若干自信がなくてすこしどきどきしましたが壁のメニュー表通りのお値段で安心しました。
鹹湯圓を食べたら腹ごなしがてら雙連朝市をうろうろします。小雨が降るなかでしたが、常にひとが流れているくらいの混雑度でした。
ひとしきりうろうろしたあと購入したのがもうひとつのお目当て、塩水意麺です。料理研究家のツレヅレハナコさんがこよなく愛している台湾の乾麺(その情熱は、製造工場に見学に行ったほど*2)で、ぜひお土産に買って帰りたいと思っていました。雙連朝市には塩水意麺が売られているお店がわたしの見たかぎりでは2店舗あり、より観光客にやさしそうな屋台で購入。一袋に10食ぶんくらいはいって240元でした。
日本に帰ってからたびたび茹でて食べていますが、ツルツルしこしこしたなんとも言えない食感で、くせになります。
10:00 屋台の群れでしらすチャーハン
雙連朝市を出て西のほうにてくてく歩いて、朝食2食目です。慈聖宮というお寺(?)の横に、ずらっと屋台の並んだ道があり、そこで食べるしらすチャーハンがここでのお目当てです。
チャーハンが食べられるのは屋台の中でも阿蘭大鼎魩仔魚蛋炒飯というお店です。店名のとおりおおきい鉄板でつくるチャーハンが名物だそうです。
こちらのブログで絶賛されていて、しらすもチャーハンもすきなのでスルーできませんでした…。
店先の看板を指差しながら魩仔魚蛋炒飯が食べたいですとお店のかたにアピールすると、席に通していただけました。
ほどなくして提供されたチャーハンは奥にあまい味がするのと、卵がやわらかいのがおいしかったですが、理想のチャーハンとはすこしちがいました…。たぶんお米の食感がひっかかったんだと思います。
このあたりは完全にこのみなので、しらすチャーハンがすきなかたはトライしてみてもいいと思います。
お会計タイミングがよくわからずべつのお客さんがお金を払っているタイミングでわたしもそっと小銭を渡してみました。本来注文待ちの間にお支払いすべきものだったかもしれない…。
この屋台街、なかなかディープな雰囲気がただよっていておもしろかったです。わたしが気になったのは営業しているのかしていないのかわからない、ショーケースがぎゅうぎゅうになっている屋台です。
実際ここで食べる勇気はないけどお客さんがいたらじっと見てしまう気がします…。
10:30 カルフール&迪化街でお買い物
ふたたび腹ごなしにお散歩しながらお買い物です。
カルフールの通りにお茶っ葉を量り売りするお店が何軒かありました。家はティーバック派なのでここでは購入しませんでしたが、お茶のいいかおりが道を歩いていてもただよってくるのでたのしかったです。
カルフールでは、おでん用のねりもの(キティちゃんの顔の練り物があってかわいかった)を見たり、あまりお土産を買う気のないまわりかたをしてしまった気がします…。
いごろうさんに頼まれていたホタテ味の味の素があったので、それだけ購入しました。
わたしはすっかり忘れていましたが、基本台湾のスーパーでは買い物袋がもらえないのでエコバックを持っていくと便利です。
カルフールをあとにしたら迪化街へ。
迪化街は、乾物屋さんがたくさんある問屋街です。歩いている間ずっと漢方のような、すこし薬っぽいかおりがしていました。きくらげや干し椎茸がうずたかく積まれている光景は圧巻で、歩いているだけでたのしいです。
うろうろしながらまず向かったのは印花楽というおしゃれファブリック屋さん。
スーパーで袋がもらえないように、台湾ではレジ袋撤廃の流れがあるそうで、そこから生まれたタピオカホルダーがほしかった…のですが、ぴんと来る柄がなくてなにも買わずに出てしまいました。
お店はにゃあコラボをやっていて、にゃあと台湾ごはんのランチョンマットがあったのがかわいかったです。
ちなみにこちらのお店、最近知ったのですが日本の蔵前にもお店があります。ちょっと前にLAIMOちゃんコラボがやっていて、もしかしたらまだLAIMOちゃん柄のティッシュケースやサコッシュがあるかもしれません…。とてもかわいかったのでよかったらぜひ。
続いて向かったのが、日本語が話せるスタッフさんがおおいために日本人観光客だらけになっているという新點子茶舖。
ほんとうにスタッフさんが日本語で話しかけてくださるので、店内ほぼ日本語しか聞こえない状態でした。わたしは今どこに…? という気持ちになるお店です。
ここで購入したのがお湯をそそぐとお花がひらくジャスミン茶(家で飲んでみたらお花というよりマリモみたいになっておもしろかったです)と、ごま油と生姜のやばい調味料です。
やばい調味料、こちらのお店について調べているときにやばいやばいと話題だったので、カルフールでも存在を確認していました。もちろんカルフールよりこちらのお店のほうがすこし値段はたかかった*3のですが、味見させてもらったそれがとてもおいしかったのと、丁寧な接客がとてもよくて、こちらのお店で購入しました。卵かけごはんにかけたり、塩水意麺にあえたり、レンチンしたナスにかけたりと家で活躍しています。おいしすぎるので、わたしはすくったあとのスプーンも舐めています…。
最後に向かったのが…というかウロウロしていたらたどりついたのが、正元参薬行という漢方屋さんです。
このお店もこちらのブログで知りました(この記事の後半に漢方屋さんについての記述があります)。
濃い漢方の肉骨茶がつくれるということで、お店の中をうかがっていたらほかのお客さんが気づいてお店のかたを呼んでくださいました(台湾、そういうやさしいムーブがとてもおおい…)。お店のかたにこれがほしいですと示すと、100元です、と1と0と0を手で示してくださったので、お支払いして購入。
日本に帰ってから大根とスペアリブを煮込んで肉骨茶をつくったところ、お砂糖をいれないのに漢方のうすあまーい味がして、めちゃめちゃおいしかったです…。また台湾に行ったら絶対家に購入したいお土産ですね…。
13:00 施家鮮肉湯圓にてやばい肉の丼とやばいスープ
うろうろしているうちにおなかもいいかんじになってきたので、迪化街を北上して施家鮮肉湯圓に向かいます。
準備編*4でも紹介した、私的台北好味帖で紹介されていて気になったお店です。
お目当ては店名にもなっている湯圓(白玉スープのことですね)ではなく、焢肉飯と鳳梨苦瓜雞湯です。お店にはいって席につくと注文用紙が渡されるので、それに必要な数を正の字で記入して注文します。
ほどなくして到着した焢肉飯と、鳳梨苦瓜雞湯がこちら。
このお店がたぶん今回の台湾旅行でいちばん好きなお店だった気がします…。焢肉飯もポーションがおおきめなので食べられるかなと思いましたが、おいしすぎてスルスルはいってしまいました。
まず焢肉飯はどん、と乗った角煮がはしでほぐれるやわらかさでおいしく、手前のメンマもかなりわたし好みの味でおいしく、さらには下に野沢菜や魯肉(魯肉飯のうえの肉のことをこう言うらしいです)がかくれている豪華さで、下をささえるお米がきちんとおいしい*5! 台湾で食べたお米部門では暫定1位くらいに気に入っています。
そして鳳梨苦瓜雞湯! スープ! 台湾のスープ…! どうも私的台湾好味帖の作者である内田さんは、台湾のスープにこだわりがあるようだな、と本を読んでいるときから気になっていましたが、こちらで完全にわかってしまいました。台湾のスープはおいしいです。今回食べたのは澄んだなかに白苦瓜の苦味やパイナップルの酸味がさわやかにひろがる滋味深すぎる味で、骨つきの鶏肉がごろんとはいっているほか、頭を落とした煮干しが何尾も沈んでいて、食べ進めるたび仕事の丁寧さと、あ~~~~これはおいしくないはずがないですわ~~~~という説得力のあるとんでもないしろものでした…。
やばい丼を食べ、やばいスープを飲みながら、うすうすわかっていたとはいえわたしは確信します。台湾、とてもおいしいです。色の濃い魯肉飯が台湾グルメの代表のような顔をしているためか、訪れるまでがっつり系とばかり思っていましたが、台湾料理の味付けはうすめです。そして、迪化街のような乾物問屋街が発達する、出汁文化の非常に栄えた美食の街だったのです…。
今度台湾に来るときは、もっと調べてスープ巡りの旅をしたい、とわたしはここで心に誓いました。
15:00 ホテルで一時休戦
やばい丼とやばいスープをおなかにおさめたら、睡眠不足でうごいていることもあってじわじわ疲れがやってきました。いったんホテルでおやすみすることにして、台北駅方面に南下しながらお散歩を再開します。
途中コンビニによって無糖のお茶チャレンジ(20元でした いろはすより安い)をしつつ、1時間半くらい歩いてホテルに戻ります。休むためにホテルに戻るのに、そんなに歩いて大丈夫なの? とこれを書いている現在のわたしは思っていますが、とにかく台湾の街歩きはたのしかった思い出があります…。
というわけで、きりのいいところで2日目前編はおしまいです。
移動日だった1日目から一変、ゴリゴリ観光に繰り出している様子をやっと更新できました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
はじめての台湾ひとり旅 1日目 深夜到着便で桃園空港へ
こんにちは、あわあわです。
長らく書く書く詐欺をしておりました台湾ひとり旅記事、重い腰をあげましてようやく更新します。というのも、行きました記事を更新する前に、次回の台湾行きの航空券とホテルをおさえてしまいまして…。これはいい加減書かないと、というわけなのです。
わりとだらだらした旅行記になる予感がしますが、お付き合いいただけるとさいわいです。
出発前日にわーいとあげていた準備編はこちらです。
merryberrymerry.hatenablog.com
それでは、さかのぼること5ヶ月前 、10月12日の夜から書いていきたいと思います。
この日は移動日なので観光はなし、行程は以下のようなかんじです。
19:00 成田空港着 フライトチェックイン
たいへんすばやく会社を離脱したのち、フライトの2時間弱前に空港に到着です。
この日のために数日前から退社シュミレーションを行なっていました。シュミレーション通りの到着時刻です。
さて、行く前ブログにも書いているとおり、ここでの懸念点は機内持ち込みの荷物の重量です。朝にパッキング完了して荷物をはかってみたところ、思ったとおりVanilla Airの機内持ち込み可能重量、7kgを余裕でオーバーしていたので、マイナスからのスタートでした。
できれば追加料金を支払いたくないわたしがとったのが、重そうなものをポケットに入れてごまかす作戦です。荷物をはかるとき、持ち物すべてを出す必要はありません。つまり、ポケットにはいっていたり身につけたりしているものは、機内持ち込み荷物の重量にカウントされないのです。
ちなみに、わたしがこの方法を知ったのは、こちらのブログです。バックパッカーのかたはしばしば用いる抜け道だそうです。
というわけで、スマホはもちろん、カメラ、バッテリー、ポケットWiFi一式などを詰め込めるだけアウターやスカートのポケットに入れて、チェックインカウンターに進みました。が、スーツケースが5.5kgだった時点で、もうひとつ持っていたボディバッグを出すより前にスタッフのかたが通してくださり、無事きりぬけることができました。
おそらくスーツケースがもうすこし重かったらボディバッグの重さもはかるはめになっていたと思います…。
昼を食べたきりなにも食べずにここまで来たので、夜ご飯は成田空港で食べたいと思っていました。LCCの発着する成田空港の第3ターミナルは、フードコートこそあれ選択肢はすくなめです。自分の食欲を見失ったままウロウロしたのちおうどん屋さんでしらす丼を頼むという結論にいたったのですが、これがとても正解でした。
ミニというわりにお茶碗一杯強のおおきさ、お米もおいしい、しらすもしっかりのっている…というかんじで、おそらくわたしは今後成田空港第2ターミナルごはんをしらす丼に設定すると思います。しらす丼、むかしから好物なので、むしろデイリーに食べたいです…。
24:05 桃園空港到着&バスに乗って台北市内へ
そんなこんなで無事Vanilla Airに搭乗、現地時間24時過ぎに桃園空港到着です。このとき直近の飛行機が福岡帰りのジェットスターだったのですが、おなじLCCなのにVanilla Airのほうがだいぶ座席のせまさがましに感じました。
到着後人波に乗って入国審査にすすみ、その後外貨両替もすませてしまいます。台湾旅行記的なブログには入国審査より手前の外貨両替所がよく案内されていましたが、そちらはすでに営業時間が終了していました。入国審査を終えたあとにも外貨両替所はいくつかあるので、ご安心ください。
外貨両替所には15人程度の列ができていましたが、それほど待たずに両替することができました。とっさに言葉が出てこなかったので、無言で日本円を出しましたがわかっていただけてよかったです…。
外貨両替がすんだら機内預け荷物の受け取り所を横目に台北駅までのバス乗り場へ向かいます。深夜の桃園空港にはひとがすくなく、みんなバス乗り場にむかっているからすぐわかる、と書いてある記事を複数読んだので、それを信じて雑に外に出ようとしたところ、ツアーのガイドと思われるひとがたくさんいるどころか、バス乗り場に向かいそうなひともほとんどおらず混乱しました。結局ひとしきりきょろきょろしたのち、「高速バス」と書いてありそうな表示を見つけてことなきをえました。
機内預け荷物の受け取り所を背にななめ左、くだりエスカレーターに乗って通路をすすみ、途中あらわれるセブンイレブンを背にもうすこし行くとそこがバス乗り場です。案内板を見て台北駅行きのバスを取り扱う窓口に行って、チケットを買いました。「台北ステーション」とつたえたところ、「ワン?」と聞かれてとまどいましたが、人数を聞かれているとすぐに気づけてよかったです。
台北駅までのバス運賃は140元です。1時間くらいかかる深夜高速バスの料金が日本円にして500円もしないってめちゃめちゃ安いですよね…?
バスは何分かに1回発車しているようで、わたしの待ち時間は15分くらいでした。バス停が外にあるので待機列も外に形成されていて、このときとこのあと乗るバス車内が今回の旅行でいちばんさむかったです…。
バスのトランクにおおきい荷物を乗せられますが、ぶっきらぼうなスタッフのかたにどこまで行きますか? といったことを聞かれました。わたしはこのバスが途中停留所なく空港と台北駅をむすぶだけのものだと思いこんでいたのでコミュニケーションにつまずきましたが、台北ステーションと伝えられたら問題ないと思います。
26:30 無印の置いてあるセブンイレブン経由ホテル行き
さむいバス車内を45分ほどやりすごして(どうも深夜の便は予定よりはやく目的地に着くケースがあるようです)、台北駅に到着したらホテルまで歩きます。台北駅まで来たらタクシーでホテルへ向かいましょう、と書いてある旅行記もおおく見かけましたが、外国語でのコミュニケーションにかなり不安があったので台北駅徒歩圏内のホテルを予約していました。
さて、今回の旅のために無印良品の基礎化粧品を新しく購入したことは前回の記事にも書いたとおりですが、わたしは乳液が足りないのに化粧水を買う、という痛恨のミスをおかしていました。会社ちかくのファミリーマートには無印良品の取り扱いがすくなく、空港のセブンイレブンにも代替できそうな商品がないということで、なかば諦めていたわたしを救ったのがホテルへの道すがら通りかかったセブンイレブン鑫大孝門市店です。
旅のミッションのひとつだったLAIMOちゃんの悠遊卡を探すべく入店したそのセブンイレブンには、無印良品の基礎化粧品がずらりとならんでいたのです…! すこし割高でしたが、どたんばで目当ての乳液を購入することができました。命の恩人 感謝永遠に…。
無事基礎化粧品をそろえ、到着したのが今回旅の拠点となるポッシュパッカーホテルです。
費用をやすくおさえるため、ドミトリーやカプセルも選択肢にありましたが、部屋のかたちをした鍵のかかるパーソナルスペースが必要な気がして、こちらのホテルを予約しました。
シャワーとお手洗いが共同で、部屋はただ寝に帰るためだけの部屋、とってもうすい壁、というかぎりなくカプセルにちかいホテルでしたが、清潔でわるくなかったです。立地もいろいろなところに歩いて行きやすく、今後常宿になる予感がします。
せまいシャワールームに若干とまどいつつもしっかり寝支度をすませ、この日は3時半に就寝しました。
と、ここまでが1日目です。
1日目は観光もしていないので旅行記としてはあまりおいしくない気がしますが、未来の自分のためにも書き残しておきます。
2日目からは歩いては食べ歩いては食べの旅になりますので、引き続き読んでいただけたらうれしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
はじめての台湾ひとり旅 準備編
こんばんは、あわあわです。
よそではさんざん騒いでおりますが、今夜から来週月曜の15日まで台湾に行ってまいります。なにかをする前にブログを更新するのは今回がはじめてかと思いますが、ずっと行きたかった台湾、そして海外ははじめてのひとり旅ということで、はしゃぎたおしております。
これでわたしにあわなかったりなにかあったりして楽しめなかったらどうしよう…とびびりつつ、旅直前記事をはじめます。
台湾行きたいわんのはじまり
そもそもわたしが台湾に行きたがりはじめたのは、2015年からでした*1。おそらくそれは旅好きな友人の影響だったり、まだ見ぬ台湾料理へのあこがれだったり…したような気がします。
2015年の11月には一度Vanilla Airのセールを利用して台湾行きを試みたのですが、アクセス集中にはじかれ続けて目当ての飛行機が取れず、断念することになります。
次に台湾に行く話がやや具体的に浮上したのは、ちょうど去年の夏頃でした。かくかくしかじかでたいへんまいっていたわたしは、とにかくどこか遠くへ行きたがっており、仕事を辞めて台湾に行く算段を同居人とたてていました*2。けれどそのときは結局仕事を辞めることはせず、台湾に行く話もそのまま流れてしまったのでした。
そして今回です。今回の台湾行きも、きっかけはLCCのセールでした。スクートのセールを通勤中の電車で見つけたわたしは、そのまま台湾ひとり旅の安全性について雑に調べ、仕事中に飛行機をおさえるにいたります。帰りはセール価格のスクートを、行きはいい時間がなかったのでVanilla Airでそれぞれおさえ、その日のうちに宿泊するホテルも決めました。それが7月上旬のことです。
ここからわたしの怒涛の検索がはじまります。
食べたいもの洗い出し&旅程の整理
いつから台湾料理が食べたいと思うようになったのか、具体的にはよく覚えていませんが、わたしはいつからか台湾料理を食べたいと思うようになりました。
2016年には食べたことがないのに想像上の魯肉飯を家でつくってみたり(なかなかいい線いってておいしかったと思う)、月刊根本宗子「忍者、女子高生(仮)」を下北沢で見た帰りに池ノ上の台湾料理やさん光春に行ったりしているので、たぶんこのころには台湾料理を食べたい気持ちはあったのだと思います。
そもそもわたしは食べたことのないものを食べるのが好きです。それでベトナム料理やタイ料理のようなエスニック料理にはまったこともあるし、最近ちょくちょくビリヤニを食べたりジビエ的なものを食べたりしているのもその延長です。
中華料理とはすこしちがう、けれどなんとなく知っているような雰囲気もする台湾の食文化は、わたしをそわそわわくわくさせるものでした。
というわけでわたしの台湾旅行の目的は、第一に食事です。そんな旅行の準備は、インターネットでひたすら検索しながらさまざまなひとの旅の記録を読み漁り、現地で食べたいものを洗い出すところからはじまりました。
もともと人の旅行記や、そもそもブログだったりエッセイを読むのがすきなので、この作業はとってもたのしかったです(たのしかった、というか、今日までずっと継続してたのしいです)。
まず、ブログからブログに渡り歩きながら、食べたいもの、行ってみたいお店をピックアップしていきます。ある程度たまったところで朝ごはん/昼ごはん/おやつ/夜ごはん、のようにカテゴリわけしていって、最終的に地図を見ながら旅程を考えていく、といったかんじです。
今回ここで参照していたのはおもにブログですが、Instagramも見ていました。行きたい店のジオタグから、このひととは食の好みがあいそうだな~というひとのホームに飛んで食べたものを確認したり、あとはこの夜市ってなにがあるの? というのを確認するのが便利でした。たとえばわたしは香腸ともち米がすきなので、いわゆるライスホットドッグである大腸包小腸*3は食べてみたいと思っていました。しかしながら、士林夜市に行かない予定なのに、大腸包小腸の検索上位は士林夜市がおおいです。そういうときに、自分が行く予定の夜市をジオタグやタグで検索すると、実際にそこでひとがなにを食べているのかを、メジャーなものからマイナーなものまで一覧することができます。今回の検索でジオタグとタグの有用性に気づくことができ、わたしも最近はInstagramでタグをつける人間に宗旨替えしています。
そんなこんなで、なによりも食べたいものが優先、その合間に行ってみたいところ(主にスーパーや市場、LAIMOちゃん*4探しです)を追加しながら旅程の整理はすすんでいきました。ちなみにこの段階で、有名な観光地である九份や、国立故宮博物院、宮原眼科などは行き帰りに時間がかかり、食べたいものが食べられなくなるといった理由で旅程からはずされていきました…。
この作業をしていて気づいたんですが、台湾って行きはじめると何度も行くひとがけっこういるような気がします。しかも、ほとんど観光をせず食べてばかりいるのでは…? と思ってしまうような、わたしとおなじタイプの旅程を立てているひともちらほら見かけます。近いし治安もそうわるくなさそうだし、食の好みがあうとはまってしまうんでしょうか。沼の気配を感じました。
ここで、旅程を整理するのに使用した地図について、すこしだけお話しします。
はじめはグーグルマップにリストをつくり、ピンを立てていましたが、行きたい場所が増えていくにしたがって、自分がなぜここにピンを立てたのか、ここでなにをしたいのかがわからないという事態が頻発してしまいました。そこで、Googleマップの機能のひとつである、マイマップ*5に移行しました。
マイマップは、ひとつマップをつくるとその中で追加した場所をカテゴリ(レイヤ)わけしたり、自分のメモを追加することができるサービスです。マイプレイス上でリストを作っても、そのなかでこまかくカテゴリわけすることや、メモをつけておくことができません。マイマップには、紙の地図に色ペンでしるしをつけてふせんを貼っていくようなたのしさがありました。
ただ、不便な点もあります。まず、マイマップ上で登録した場所を選択しても、Googleマップ上で検索したときに表示されるような、定休日や営業時間の情報が表示されません。Googleマップにもどって表示する必要があります。また、閲覧自体は携帯でもできますが、編集はPCでないとできません。
旅行後、わたしがピンを立てた場所がわかるようななにかを公開する予定でいますが、Googleマップのリスト機能もマイマップも一長一短であり、どのようなかたちで公開するかはすこしまよっています…。
さて、ある程度旅程が整理されてからは、本屋さんにも行きました(いわゆる一般的なガイドブックは、モデルコースがバランスよくつくられているため、知りたい情報がかたよりすぎている今回のわたしの目的にはあいません…)。
いろいろな本を立ち読みしましたが、一冊だけ購入したのが内田真美さんの「私的台北好味帖」です。複数のひとによってマイルドに編集されたものよりそのひとの好きがギュッと詰まったもののほうが好きなこと、きれいな写真と文章、以前からほしがっていたお料理本の作者*6だったことが決めてです。行きたかった飲食店の気にしていなかったメニューや、ノーマークだったおしゃれオーガニックスーパーをおさえることができました。
ぱらぱらながめているだけでもしあわせなきもちになるので、とてもおすすめです。
ちなみにこちらの「私的台北好味帖」ですが、内田真美さんはこの本の前にもう一冊台湾の本を出版されています。それが「私的台湾食記帖」です。わたしは今回行くのが台北だけということもあってスルーしてしまいましたが、もしかしたらこちらのほうが入門的なことも書いてある…のかもしれません。よかったら両方を手に取ってみてください。
こうして組んだ旅程と、実際のわたしの足取りについては、また後日台湾行ってきました記事を書く予定です。そちらにてご確認ください。
移動手段や通信、持ちものなど
さて、旅程を組んだらその隙間を埋めていく作業にはいります。
具体的には、行きたい場所と行きたい場所の間の移動手段はなにを使うのか、移動手段はどのように利用するか、といったことや、寝ている間以外はiPhoneを手放せない生活をしているわたしのための通信まわり、あとは持ちものなどです。
こちらも基本的にはブログを渡り歩いて情報を得ていました。
まず移動手段について、今回は順当に電車とバスを使って移動することを考えています。台北はバス交通網がとても発達しているようで、バスのリアルタイム運行状況がわかるアプリ*7をダウンロードしてみました。東京に引っ越したことでバス利用に躊躇のない人間になれてよかったなと思っています。
公共レンタサイクルであるYouBikeもかなり気になりましたが、こちらはSIMフリーの携帯がないと利用難易度があがってしまうので諦めました…。知らない街を自転車で走るの、きっとたのしいのでいつかSIMフリー携帯に変えるときは動機のひとつになってしまうかもしれない…と思っています。
そして通信手段については、グローバルWifi*8を契約しました。
台北は公共Wifiもたくさんあるそうなので、たぶんうまくやればWifiなしでも生活できるかと思います。ただ、今回はじめての海外一人旅ということ、とにかくネット環境がないと不安なこともあり、Wifiを契約しました。
アルコールがはいった状態で雑に調べて、価格コム経由でグローバルWiFiに申し込むことにしました。単純に他社より安く感じたのと、出発前日に新宿で受け取りができること(当日成田空港受取はタイムトライアルの可能性があるため…)が決め手です。…が、いかんせんそのときお酒がはいっていたので、きちんと考えたらもっと安くすむかもしれないです。4日間、4G大容量プランで4000えん弱でした。
最後に持ちものです。
かれこれ7年くらい、外泊時の持ちものリストを流用していましたが、今回は忘れ物や抜けがあると詰み度があがりそうなので、持ちものリストを刷新しました(ただし、すでに忘れ物も抜けも発見されています)。
まず、LCCの注意点を調べればいくらでも出てくるかと思いますが、現在ほとんどのLCCで機内持ち込み荷物に合計7kgの重量制限があります。また、液体についても、たとえばVanilla Airではひとつ100mlまで、合計2Lまでと決められているように、こまかな規則がいろいろとあります。
ちょうど2018年のあたまに行った福岡旅行でもLCCをつかいましたが、そのときはそういうことをほとんど意識していなかったので、なぜ大丈夫だったのか不思議なくらいです…(ウェブチェックインを使ったため…?)。
LCCは基本の航空券が安いぶん、手荷物を機内持ち込みではなく、受諾手荷物にする場合など、オプションを追加することで料金が増えてしまいます。そこのところをうまく切り抜けたいなと思ってはいるのですが、今朝はかったら、わたしの手荷物は7㎏制限を軽々オーバーする8㎏*9でした…。ここからわたしが行きの飛行機に追加料金なく乗れるよう、祈っていてください。うまくいったらまた次回以降の記事に、どのような手をつかったのか書きますね…。
ちなみに帰りのスクートは行きのVanilla Airより3㎏重い10㎏までの荷物を手荷物として機内に持ち込むことができます。が、帰りに関しては重さや規則を気にせずお土産を購入したいこともあり*10、受諾手荷物オプションを追加しました。
というわけで、7月上旬から今日まで、わたしがしてきた準備について書いてまいりました。
準備編だけでけっこうな文字数になりそう&はしゃぎすぎて行くまで待っていられない! ということで書きはじめた台湾ひとり旅準備編、こうしてまとめてみると書いてよかったなという気がします…(ここまでで5000字です…)。
今回は結果にいたるまでの道すじの話ですが、次回以降どんな結果になったのか、たのしい記事を書けるよう、祈っていていただけるとうれしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました! 行ってきます!
*1:ちょうど昨日Twitterのログを見ていたら、2015年に「台湾行きたいわん」と初めて発言していました。
*2:わたしと同居人は休日がずれているので、どちらかが休日を捻出するか、どちらかが仕事を辞めてニート期間をつくるかしないとなかなか二人で旅行に行けません。
*3:中身にもち米が使われた腸詰めに切れ目をいれて、ホットドッグのようにソーセージや、パクチーなどをはさむ料理です。
*4:台湾出身のマレーバクです。同居人が現在とてもかわいがっているキャラクターで、お土産にいろいろグッズを買ってきてと頼まれました。くわしくはこちらの日本公式サイトをご覧ください。: LAIMO (ライモ) - LAIMO JAPAN公式ホームページ
*5:マイマップについては、こちらの記事が詳しくてわかりやすいと思いました。: 【Googleマップ】マイマップの作り方。食べ歩きやショッピング、旅行で大活躍! | できるネット
*6:すこし前にインターネットで爆発的にはやり、現在は夏の定番にもなりつつある桃モッツアレラの生みの親と言われている方です。
*7:こちらの記事がダウンロード方法や使い方についてわかりやすいと思います。:台北でバスを乗りこなす!便利なアプリ&使い方マニュアル | ライフスタイリングログ
*8: 海外WiFi レンタル | 海外でWiFiを使うならグローバルWiFi
*9:今回は持っていくキャリーケースやかばんが重めなのが原因だと思います。キャリーケース、2.9㎏もあるので…。
*10:たとえばお土産としてメジャーな魯肉飯の缶詰は、100ml以上あるので機内持ち込みができません。
フレンチブルドッグと暮らしはじめて半年が経ちました
こんにちは、あわあわです。
ご存じのかたもいらっしゃるかと思いますが、半年ほど前からフレンチブルドッグを家族の一員として迎え入れました。わたしも同居人のメィーも彼女にめろめろで、もう彼女のいない生活は考えられません。
このしあわせを誰かに話したくてしょうがないので、今回は新しい家族であるフレンチブルドッグの話をします。
つくしちゃんのことを紹介させてください
さて、わたしたちが愛してやまないフレンチブルドッグの名前はつくしちゃんと言います。つくしのようにすくすく育つように、という願いをこめて、二人で考えた名前です。が、ふだんはつくちゃんと呼ばれています(ので、記事でもつくちゃんと表記します)。
つくちゃんは白にちかいクリームのフレンチブルドッグです。お耳がおおきくて、黒目がちな瞳はとろんとしていたりきらきら輝いていたり、彼女の気持ちをわたしたちに伝えてくれます。彼女という表現からもわかっていただけるかと思いますが、つくちゃんは女の子です。2月の頭に、茨城のブリーダーさんのおうちで生まれました。
おっとりした性格で、わたしに似たのかすこしびびりです*1。つくしというよりは春のはらっぱに咲いたたんぽぽのような存在かもしれません。わたしが実家で飼っていた犬のようなはげしい感情表現*2はあまりありませんが、わたしたちからの愛はたしかに彼女に伝わっているし、彼女からもわたしたちにたいする穏やかな愛情を感じる気がします。生き物に好意ではなく愛を伝えること、ずっとないような気がしていたので、つくちゃんはほんとうに奇跡のような存在です…。
つくちゃんはわたしか同居人の足元や座椅子、ソファ、あとはわたしのおなかの上にいることが多いです。マウントを取られるので犬をおなかにのせることはよくないらしいですが、つくちゃんの可愛さの前にわたしの人権などあってないようなものです。カースト最下位になってもおなかにのせたいという気持ちで、つくちゃんをおなかの上でかわいがっています。つくちゃんの重みと体温を感じながら、びろうどのような手触りの毛並みに触れているとき、脳内麻薬がだばだばに出てあたまがとろけていくような感覚におちいります。
つくちゃんは、お風呂はすきですが水たまりはきらいです。汚れるのがいやなのか、冷たいのがいやなのかはまだわかっていません。そんなつくちゃんの影響を受けてか、わたしたちも湯舟にお湯をはることが増えた気がします。とはいえ一緒に湯舟につかることはありませんが、わたしたちが入浴していると、つくちゃんはときおり脱衣所でうとうとしています。お風呂のドアを開けてまるくなっているつくちゃんを見つけたとき、よい暮らしをしみじみと実感します。
そして、わたしたちの家族ということでお察しのかたもいらっしゃるかもしれませんが、つくちゃんはとても食べることがすきな犬です。日々のごはんはもちろん、おやつに果物をあげるととてもよろこぶので、ついつい甘やかしてしまっています…。果物の味をおぼえたのか、野菜室をあけるとこっちをじっと見るのがかわいくてしょうがないです。今のところ体重は大丈夫みたいですが、つくちゃんの健康のためにも、甘やかしすぎないよう気をひきしめて甘やかしていくつもりです。
ここ半年ほどで知ったつくちゃんについてのことは、おおよそこんなかんじです。これからもっとずっと長い年月を一緒に過ごしていくなかで、もっとつくちゃんのことを知っていきたいし、もちろん現状から変化もあると思います。
ひとまずはこれくらいを、つくちゃんの紹介とさせてください。
フレンチブルドッグを飼うまで
ところで、わたしは犬派か猫派かで言うともともと犬派で、けれど柴犬やラブラドールレトリバー、シェルティみたいな鼻の高い犬がすきでした。フレンチブルドッグやパグのような、いわゆる鼻ぺちゃ犬がすきなのは同居人で、フレンチブルドッグを飼いたいな、と思うようになったのは、同居人の影響です。
インスタグラムに投稿されているかわいらしいフレンチブルドッグたちのなかから、この子の顔が好きとか、この子の表情筋がいいとか、同居人とそんな雑談を交わすうちに、いつしかわたしもフレンチブルドッグの穏やかな雰囲気のとりこになっていたのでした。
フレンチブルドッグを家族として迎え入れる話がおおきく進んだのは、これまでペット禁止だった我が家がペット可になったことがきっかけです。築年数は長いわりに大家さんが手を入れてくださっているおかげできれいな我が家は、ずっとペットを飼うことが禁止されていました。爬虫類ですら相談が必要なため、この家で犬を飼うことはほとんどあきらめていたのですが、今年のあたまにペット飼育が解禁されました。
今まで夢のまた夢、のような気持ちで、でもブリーダーさんやペットショップのホームページをながめていたわたしたちの熱は加速し、あれよあれよという間にブリーダーさんにアポイントメールを送っていたのでした。
フレンチブルドッグをほしがっていたとはいえ、お顔にたいするジャッジがきびしかったわたしたちが、一緒に暮らしたいと思えるお顔の子犬にすぐに出会えたのも、運命なのかなという気がします。
ただ、フレンチブルドッグと暮らすことを、迷うことがなかったとも言えません。
わたしの人生にフレンチブルドッグが入り込んできたのは、ほんとうにここ1年くらいのことですが、調べれば調べるほど、フレンチブルドッグはなにかと気がかりなことのおおい犬種です。
たとえば、皮膚病やヘルニアなど、病気がちなところ。それのために病院代がとてもかかるところ。あたまが大きいため、ほとんどが帝王切開で生まれてくるところ。暑さ・寒さにとてもよわいところ。ほかの犬種にくらべて短命なところ。
わたしは実家の犬も10歳で亡くしているため、次に飼う犬は長生きしてほしい、という気持ちがなんとなくですがありました。そんなわたしにとって、フレンチブルドッグの身体のよわさは、すこしネックでした。
お金はそもそも出費がおおい家なので、いろいろ削っていくことでなんとかなります。でも、せっかく一緒に過ごすことになった犬を、はやくに亡くしてしまうのはあまりにもかなしいです。
けれど、結局わたしたちはフレンチブルドッグと暮らす選択をしました。彼女ができるだけ健康でしあわせに生きられるよう力を尽くすことが、我が家で暮らしてくれている彼女にできる恩返しかな、と思っています。
つくちゃんのいる生活
最後に、つくちゃんと暮らすわたしたちの生活や、つくちゃんのために購入しているものなどを紹介させてください。
まずはおおよそのタイムスケジュールにそって、書いていきたいと思います。
朝がよわいわたしたちは夜に予定のあるときをのぞいて、夜にお散歩に行くことにしています。だから朝はつくちゃんにしてあげられることがほとんどありません。
同居人よりもはやく起きるわたしが朝ごはん係で、自分のしたくをしながらすこし遊んであげるのが朝の日課になりました。夜の間はケージのなかで寝ているつくちゃんは、わたしの足音に気づくとゆっくり目を開けます。深くねむっていると声をかけるまで気づかないこともあって、わたしはつくちゃんがわたしの声で目を覚ますのがすきなので、足をしのばせてリビングへ向かいます。
ほんとうは手作りのフードをあげたい…と思いつつ、そこまで手をかけてあげられる余裕が現状ないので、市販のフードをあげています。手作りフードをあげると肌荒れしにくくなるという話を聞いたので、いずれ試してみたいな、と考えてはいます。
ちなみに現在つくちゃんにあげているフードは、PERORIという国産・無添加のフードです。自分の食事では産地なんてほとんど気にしていないのに、つくちゃんに関してはどれだけ過保護になっても悪くない気がしています。すこし前まではふやかしてからあげていましたが、最近ドライフードをそのままあげられるようになってきました。今のところ肌トラブルもなく、つくちゃんもおいしく食べているようです。
また、おやつをあたえてもいい時期になってきたので、おやつもPERORIのものを購入しています。もちろんおやつも安心できそうな素材でできていて、つくちゃんも喜んでくれるのでしばらくこのままいく予定です。
あとは前述のとおり、果物もおやつにあげています。ただ最近のわたしたちはおもにシャインマスカットなど、ぶどうを食べていて、ぶどうはつくちゃんにあげられないので切なげな視線がかわいそうでつらいです…。
後ろ髪をひかれる思いで家を出て仕事をしている間、つくちゃんがどのように過ごしているのか、同居人から連絡がない場合は現状知るすべがありません。一緒に過ごせば過ごすほど、親ばかが加速してそのぶん心配になってくるので、同居人にはまだ相談していませんが*3、おやつをあげられるペットカメラである、Furboの購入をこっそり検討しています。職場からつくちゃんに声をかけたりしてみたい…。
わたしたちとつくちゃんの時間でもっとも密度が濃い時間が、仕事から帰ったあとの夜の時間です。
お散歩は同居人と三人で行くこともあれば、わたしが行くことも、同居人が行くこともあります。フレンチブルドッグはあんまり運動をさせることも関節によくないみたいなのでお散歩は短めで、10分~15分くらい歩いていることが多いです。
ただ、今でこそつくちゃんにとっても歩きやすい気候になってきましたが、今年の夏は夜でも外に出すのが不安な気温の日がおおく、そういうときはお散歩はおやすみした日もありました。夜中まで気温が下がるのを待ったり、アスファルトは抱っこして歩いて公園の土の上だけをお散歩したりと、工夫はしていましたが、それでも無理な日は無理でした。
そういう日が続いたときのためのつくちゃんのストレス対策が、来年の夏の課題かなと思っています。
お散歩から帰ったら、蒸しタオルで全身を拭いてあげながらマッサージします。単純に汚れを取る以外にも、肌荒れやにおいの防止になるようで、つくちゃんも気持ちがよさそうにしています。あんまりたくさんシャンプーしてあげるのも肌にわるいそうなので、お風呂は最大でも週1回くらいです。
フレンチブルドッグは肩が凝りやすい犬種のようで、つくちゃんも触られるのがきらいではないのか、マッサージをしてあげているとどんどんふにゃふにゃになっていくのがほんとうにかわいいです…。
そのあとは一緒にだらだらしたり、おもちゃで遊んだりしながら時間を過ごすことがおおいです。夜は今のところケージで寝ているので、わたしも同居人もリビングからいなくなるタイミングでつくちゃんにもケージにはいってもらっています。
わたしたちとつくちゃんの毎日は、こんなかんじに進んでいます。
さて、なんとなくこの記事を読んでいただいただけでも、つくちゃんのためにいろいろとお金を使っているのがばれてしまっていると思います。
数々のつくちゃん用品のなかでもわたしがいちばん気に入っているのが、つくちゃんがおうちでつけている首輪です*4。インスタグラムでひとめぼれしてからずっとこれを付けてあげたい、と心に決めていたもので、PIPOLLIで購入しました。
この画像を見ていただければ想像できると思うのですが、つくちゃんのやさしい色にこのピンクが似合いすぎるのです…。とくに背中のリボンがよく見えるうしろすがたが好きで、ソファや座椅子でまるくなっているつくちゃんの背中をにこにこ眺めているとしあわせになります。
つくちゃんがわたしたちの家に来てくれてから、すべきことが増えて大変に感じることもありますが、それを圧倒的な多幸感がうわまわり、穏やかな気持ちでいられることが増えました。
今後もつくちゃんと過ごすしあわせな暮らしのため、生活をきちんとやっていく所存です。
それでは、現在もペット禁止物件に住んでいるわたしと同居人の、妄想ブログ記事に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
つくちゃんはわたしたちとあなたの心のなかで、たしかに存在しています。今後も実在性の強化にお付き合いいただけますと幸いです。