はじめての台湾ひとり旅 準備編
こんばんは、あわあわです。
よそではさんざん騒いでおりますが、今夜から来週月曜の15日まで台湾に行ってまいります。なにかをする前にブログを更新するのは今回がはじめてかと思いますが、ずっと行きたかった台湾、そして海外ははじめてのひとり旅ということで、はしゃぎたおしております。
これでわたしにあわなかったりなにかあったりして楽しめなかったらどうしよう…とびびりつつ、旅直前記事をはじめます。
台湾行きたいわんのはじまり
そもそもわたしが台湾に行きたがりはじめたのは、2015年からでした*1。おそらくそれは旅好きな友人の影響だったり、まだ見ぬ台湾料理へのあこがれだったり…したような気がします。
2015年の11月には一度Vanilla Airのセールを利用して台湾行きを試みたのですが、アクセス集中にはじかれ続けて目当ての飛行機が取れず、断念することになります。
次に台湾に行く話がやや具体的に浮上したのは、ちょうど去年の夏頃でした。かくかくしかじかでたいへんまいっていたわたしは、とにかくどこか遠くへ行きたがっており、仕事を辞めて台湾に行く算段を同居人とたてていました*2。けれどそのときは結局仕事を辞めることはせず、台湾に行く話もそのまま流れてしまったのでした。
そして今回です。今回の台湾行きも、きっかけはLCCのセールでした。スクートのセールを通勤中の電車で見つけたわたしは、そのまま台湾ひとり旅の安全性について雑に調べ、仕事中に飛行機をおさえるにいたります。帰りはセール価格のスクートを、行きはいい時間がなかったのでVanilla Airでそれぞれおさえ、その日のうちに宿泊するホテルも決めました。それが7月上旬のことです。
ここからわたしの怒涛の検索がはじまります。
食べたいもの洗い出し&旅程の整理
いつから台湾料理が食べたいと思うようになったのか、具体的にはよく覚えていませんが、わたしはいつからか台湾料理を食べたいと思うようになりました。
2016年には食べたことがないのに想像上の魯肉飯を家でつくってみたり(なかなかいい線いってておいしかったと思う)、月刊根本宗子「忍者、女子高生(仮)」を下北沢で見た帰りに池ノ上の台湾料理やさん光春に行ったりしているので、たぶんこのころには台湾料理を食べたい気持ちはあったのだと思います。
そもそもわたしは食べたことのないものを食べるのが好きです。それでベトナム料理やタイ料理のようなエスニック料理にはまったこともあるし、最近ちょくちょくビリヤニを食べたりジビエ的なものを食べたりしているのもその延長です。
中華料理とはすこしちがう、けれどなんとなく知っているような雰囲気もする台湾の食文化は、わたしをそわそわわくわくさせるものでした。
というわけでわたしの台湾旅行の目的は、第一に食事です。そんな旅行の準備は、インターネットでひたすら検索しながらさまざまなひとの旅の記録を読み漁り、現地で食べたいものを洗い出すところからはじまりました。
もともと人の旅行記や、そもそもブログだったりエッセイを読むのがすきなので、この作業はとってもたのしかったです(たのしかった、というか、今日までずっと継続してたのしいです)。
まず、ブログからブログに渡り歩きながら、食べたいもの、行ってみたいお店をピックアップしていきます。ある程度たまったところで朝ごはん/昼ごはん/おやつ/夜ごはん、のようにカテゴリわけしていって、最終的に地図を見ながら旅程を考えていく、といったかんじです。
今回ここで参照していたのはおもにブログですが、Instagramも見ていました。行きたい店のジオタグから、このひととは食の好みがあいそうだな~というひとのホームに飛んで食べたものを確認したり、あとはこの夜市ってなにがあるの? というのを確認するのが便利でした。たとえばわたしは香腸ともち米がすきなので、いわゆるライスホットドッグである大腸包小腸*3は食べてみたいと思っていました。しかしながら、士林夜市に行かない予定なのに、大腸包小腸の検索上位は士林夜市がおおいです。そういうときに、自分が行く予定の夜市をジオタグやタグで検索すると、実際にそこでひとがなにを食べているのかを、メジャーなものからマイナーなものまで一覧することができます。今回の検索でジオタグとタグの有用性に気づくことができ、わたしも最近はInstagramでタグをつける人間に宗旨替えしています。
そんなこんなで、なによりも食べたいものが優先、その合間に行ってみたいところ(主にスーパーや市場、LAIMOちゃん*4探しです)を追加しながら旅程の整理はすすんでいきました。ちなみにこの段階で、有名な観光地である九份や、国立故宮博物院、宮原眼科などは行き帰りに時間がかかり、食べたいものが食べられなくなるといった理由で旅程からはずされていきました…。
この作業をしていて気づいたんですが、台湾って行きはじめると何度も行くひとがけっこういるような気がします。しかも、ほとんど観光をせず食べてばかりいるのでは…? と思ってしまうような、わたしとおなじタイプの旅程を立てているひともちらほら見かけます。近いし治安もそうわるくなさそうだし、食の好みがあうとはまってしまうんでしょうか。沼の気配を感じました。
ここで、旅程を整理するのに使用した地図について、すこしだけお話しします。
はじめはグーグルマップにリストをつくり、ピンを立てていましたが、行きたい場所が増えていくにしたがって、自分がなぜここにピンを立てたのか、ここでなにをしたいのかがわからないという事態が頻発してしまいました。そこで、Googleマップの機能のひとつである、マイマップ*5に移行しました。
マイマップは、ひとつマップをつくるとその中で追加した場所をカテゴリ(レイヤ)わけしたり、自分のメモを追加することができるサービスです。マイプレイス上でリストを作っても、そのなかでこまかくカテゴリわけすることや、メモをつけておくことができません。マイマップには、紙の地図に色ペンでしるしをつけてふせんを貼っていくようなたのしさがありました。
ただ、不便な点もあります。まず、マイマップ上で登録した場所を選択しても、Googleマップ上で検索したときに表示されるような、定休日や営業時間の情報が表示されません。Googleマップにもどって表示する必要があります。また、閲覧自体は携帯でもできますが、編集はPCでないとできません。
旅行後、わたしがピンを立てた場所がわかるようななにかを公開する予定でいますが、Googleマップのリスト機能もマイマップも一長一短であり、どのようなかたちで公開するかはすこしまよっています…。
さて、ある程度旅程が整理されてからは、本屋さんにも行きました(いわゆる一般的なガイドブックは、モデルコースがバランスよくつくられているため、知りたい情報がかたよりすぎている今回のわたしの目的にはあいません…)。
いろいろな本を立ち読みしましたが、一冊だけ購入したのが内田真美さんの「私的台北好味帖」です。複数のひとによってマイルドに編集されたものよりそのひとの好きがギュッと詰まったもののほうが好きなこと、きれいな写真と文章、以前からほしがっていたお料理本の作者*6だったことが決めてです。行きたかった飲食店の気にしていなかったメニューや、ノーマークだったおしゃれオーガニックスーパーをおさえることができました。
ぱらぱらながめているだけでもしあわせなきもちになるので、とてもおすすめです。
ちなみにこちらの「私的台北好味帖」ですが、内田真美さんはこの本の前にもう一冊台湾の本を出版されています。それが「私的台湾食記帖」です。わたしは今回行くのが台北だけということもあってスルーしてしまいましたが、もしかしたらこちらのほうが入門的なことも書いてある…のかもしれません。よかったら両方を手に取ってみてください。
こうして組んだ旅程と、実際のわたしの足取りについては、また後日台湾行ってきました記事を書く予定です。そちらにてご確認ください。
移動手段や通信、持ちものなど
さて、旅程を組んだらその隙間を埋めていく作業にはいります。
具体的には、行きたい場所と行きたい場所の間の移動手段はなにを使うのか、移動手段はどのように利用するか、といったことや、寝ている間以外はiPhoneを手放せない生活をしているわたしのための通信まわり、あとは持ちものなどです。
こちらも基本的にはブログを渡り歩いて情報を得ていました。
まず移動手段について、今回は順当に電車とバスを使って移動することを考えています。台北はバス交通網がとても発達しているようで、バスのリアルタイム運行状況がわかるアプリ*7をダウンロードしてみました。東京に引っ越したことでバス利用に躊躇のない人間になれてよかったなと思っています。
公共レンタサイクルであるYouBikeもかなり気になりましたが、こちらはSIMフリーの携帯がないと利用難易度があがってしまうので諦めました…。知らない街を自転車で走るの、きっとたのしいのでいつかSIMフリー携帯に変えるときは動機のひとつになってしまうかもしれない…と思っています。
そして通信手段については、グローバルWifi*8を契約しました。
台北は公共Wifiもたくさんあるそうなので、たぶんうまくやればWifiなしでも生活できるかと思います。ただ、今回はじめての海外一人旅ということ、とにかくネット環境がないと不安なこともあり、Wifiを契約しました。
アルコールがはいった状態で雑に調べて、価格コム経由でグローバルWiFiに申し込むことにしました。単純に他社より安く感じたのと、出発前日に新宿で受け取りができること(当日成田空港受取はタイムトライアルの可能性があるため…)が決め手です。…が、いかんせんそのときお酒がはいっていたので、きちんと考えたらもっと安くすむかもしれないです。4日間、4G大容量プランで4000えん弱でした。
最後に持ちものです。
かれこれ7年くらい、外泊時の持ちものリストを流用していましたが、今回は忘れ物や抜けがあると詰み度があがりそうなので、持ちものリストを刷新しました(ただし、すでに忘れ物も抜けも発見されています)。
まず、LCCの注意点を調べればいくらでも出てくるかと思いますが、現在ほとんどのLCCで機内持ち込み荷物に合計7kgの重量制限があります。また、液体についても、たとえばVanilla Airではひとつ100mlまで、合計2Lまでと決められているように、こまかな規則がいろいろとあります。
ちょうど2018年のあたまに行った福岡旅行でもLCCをつかいましたが、そのときはそういうことをほとんど意識していなかったので、なぜ大丈夫だったのか不思議なくらいです…(ウェブチェックインを使ったため…?)。
LCCは基本の航空券が安いぶん、手荷物を機内持ち込みではなく、受諾手荷物にする場合など、オプションを追加することで料金が増えてしまいます。そこのところをうまく切り抜けたいなと思ってはいるのですが、今朝はかったら、わたしの手荷物は7㎏制限を軽々オーバーする8㎏*9でした…。ここからわたしが行きの飛行機に追加料金なく乗れるよう、祈っていてください。うまくいったらまた次回以降の記事に、どのような手をつかったのか書きますね…。
ちなみに帰りのスクートは行きのVanilla Airより3㎏重い10㎏までの荷物を手荷物として機内に持ち込むことができます。が、帰りに関しては重さや規則を気にせずお土産を購入したいこともあり*10、受諾手荷物オプションを追加しました。
というわけで、7月上旬から今日まで、わたしがしてきた準備について書いてまいりました。
準備編だけでけっこうな文字数になりそう&はしゃぎすぎて行くまで待っていられない! ということで書きはじめた台湾ひとり旅準備編、こうしてまとめてみると書いてよかったなという気がします…(ここまでで5000字です…)。
今回は結果にいたるまでの道すじの話ですが、次回以降どんな結果になったのか、たのしい記事を書けるよう、祈っていていただけるとうれしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました! 行ってきます!
*1:ちょうど昨日Twitterのログを見ていたら、2015年に「台湾行きたいわん」と初めて発言していました。
*2:わたしと同居人は休日がずれているので、どちらかが休日を捻出するか、どちらかが仕事を辞めてニート期間をつくるかしないとなかなか二人で旅行に行けません。
*3:中身にもち米が使われた腸詰めに切れ目をいれて、ホットドッグのようにソーセージや、パクチーなどをはさむ料理です。
*4:台湾出身のマレーバクです。同居人が現在とてもかわいがっているキャラクターで、お土産にいろいろグッズを買ってきてと頼まれました。くわしくはこちらの日本公式サイトをご覧ください。: LAIMO (ライモ) - LAIMO JAPAN公式ホームページ
*5:マイマップについては、こちらの記事が詳しくてわかりやすいと思いました。: 【Googleマップ】マイマップの作り方。食べ歩きやショッピング、旅行で大活躍! | できるネット
*6:すこし前にインターネットで爆発的にはやり、現在は夏の定番にもなりつつある桃モッツアレラの生みの親と言われている方です。
*7:こちらの記事がダウンロード方法や使い方についてわかりやすいと思います。:台北でバスを乗りこなす!便利なアプリ&使い方マニュアル | ライフスタイリングログ
*8: 海外WiFi レンタル | 海外でWiFiを使うならグローバルWiFi
*9:今回は持っていくキャリーケースやかばんが重めなのが原因だと思います。キャリーケース、2.9㎏もあるので…。
*10:たとえばお土産としてメジャーな魯肉飯の缶詰は、100ml以上あるので機内持ち込みができません。