srecetteさんからはじまる豪徳寺お散歩ツアー
こんにちは、あわあわです。
昨年末にだいすきパフェ屋さんことsrecetteさんが、豪徳寺にお店をオープンされました。
以前からわたしのブログを読んでくださっている方はすでにご存知とはおもいますが、srecetteさんは以前から渋谷のFabCafeというカフェで日数限定のパフェを提供されています。
パフェの情報が発表されるたびせっせと渋谷の坂をのぼりながらわたしは、いつかsrecetteさんにはsrecetteさんのためだけのすてきなお店を開いてほしい…とこっそりおもっていました。
そんな長年の(?)夢が叶い! しかも場所がわたしのすきな豪徳寺! と小躍りしていた昨年末でした。
そう、いま住んでいるおうちからは若干行きづらい豪徳寺ですが、これまでも何度か訪れたことがありました。なぜなら、世界一おいしいネパール料理が食べられる(と、わたしが勝手におもっている)OLD NEPALさんがあるからです。
そんな豪徳寺にsrecetteさんがお店をオープンされることが決まり、写真展やオープン記念のMintopiaのために豪徳寺に足を運んでいるうちに、わたしは豪徳寺のことがますます好きになっていったのでした。
そんななかでフォロワーさんが、ふだん行かないエリアだからsrecetteさん以外にも行ってみたい、とpostされてるのを見かけ、これは豪徳寺お散歩ツアーブログを書かねばならぬ…と重い腰をあげたのが今回の記事です。
ちなみに今回のツアーは食い道楽のわたしが豪徳寺周辺ですきなお店と行ってみたいお店からコースを組み立てています。本来であればお店を出たら、地名の由来になっている豪徳寺や世田谷八幡宮へ参拝するのがいわゆる観光コースなのかもしれませんが、そのあたりはご自身で自由に目的地を追加していただけるとうれしいです。
さて、わたしはパフェをいちばんおいしく食べるためにすべきことは、パフェをその日の一食めにすることだとだとおもっています。
srecetteさんのパフェの会期中、毎回ありがたいことに何度かパフェを食べられているのですが、朝からなにも食べずに食べるパフェと、朝ごはんや昼ごはんを食べてからその日の二食めに食べるパフェでは、自分の味覚があきらかににぶっているのを感じます…。
というわけで、今回の豪徳寺お散歩ツアーはスタートをsrecetteさんのお店に設定しました。
いまこの記事を読んでくださっているあなたは、朝一番の11時ごろかそのすこしあと、12時過ぎくらいの枠でパフェを予約したことを想定してください。
まずは商店街に目もくれずsrecetteさんへたどり着き、パフェとお茶をぞんぶんにたのしみ、すてきな時間を堪能したところからお散歩ツアーははじまります。
豪徳寺には駅をはさんでふたつの商店街があり、たくさんのちいさなお店が並んでいます。駅の南側が豪徳寺商店街、北側が山下商店街です。
srecetteさんのお店は豪徳寺商店街に位置しているので、今回のコースはまず豪徳寺商店街を歩き、山下商店街へ進んでいくルートになります。
srecetteさんのお店を出たらまずは向かって右へ進み、おそばやさんの角を右へ曲がってください。
線路沿いにすこし歩くと、紅色の看板とおおきな焼き芋オブジェが見えてくるとおもいます。
焼き芋専門店ふじさんです。
写真にも看板がうつっているのでお分かりいただけるとおもうのですが、こちらのお店、お芋の種類が何種類もあります。わたしは焼き芋専門店をほかに知らないので、ほかの焼き芋屋さんもこんなに種類があるのか、こちらのお店がとくべつ多いのかはわかりませんが、はじめて気づいたときは看板をまじまじと眺めてしまいました。
看板と店内の品揃えは必ずしも一緒ではなく、季節や在庫状況であったりなかったりするみたいです。
いつも気になっているお店です。
ちなみにふじさんの右隣には、今年にはいってからbulbさんというちいさなお花屋さんがオープンしました。
いつか伺ってみたい、と思いながら前を通るばかりでしたが、先日お花を買う機会があり、お店にはいることができました。
お願いしたのは人に贈るためのちいさな花束です。
すっきりしたかわいすぎないかんじで…というふわっとした希望に対し、テキパキご対応いただきたいへんありがたかったです。みるみるうちに店頭のお花たちが花束らしく組みあがっていく様子は、見ていてとてもわくわくするものでした。
渡すまでの短い時間、お花を持って歩くのもたのしく、わたしにまでお花を添えてもらったような気持ちになれました(とってもすてきな花束をつくっていただいたのに、スマホで雑に撮った写真しか残せずブログに載せられないのが悔やまれます…)。
ふじさんとbulbさんを通りすぎ、140mほど進んだ先にあるのが九百屋旬世さんです。
世田谷線付近で数店舗展開している八百屋さんの豪徳寺店で、農家レストラン旬世というビュッフェ形式で野菜が食べられるお店も併設されています。
がやがやした八百屋さんのディスプレイがだいすきで、いつも立ち止まって眺めてしまいます。
こちらのお店はやすくお野菜が買えることもおおく、過去にはぴんしゃんの小松菜をひと束60円ほどで買ったり、太くて立派な長ねぎを3本100円で買ったりもしました。
また、店内ではサンドイッチやフルーツサンド、フルーツタルト、サラダやバインミーも購入することができます。
www.instagram.com具材たっぷりでまるまるとしたサンドイッチが目を引きますが、まだ挑戦したことがありません。
わたしはバインミーを買ったことがあり、八百屋さんならではのしゃきしゃきなますがとてもおいしかったです。
さらに駅方面に向かって北へ向かうと、青い看板が見えてくるとおもいます。sakana baccaさんというお魚屋さんです。
都内で複数店舗展開されており、エキュート品川や中目黒にもお店があるので、ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません。豪徳寺店は2021年7月にできました。
わたしも先日sakana baccaさんでお魚を購入しました。ぶりの切り身と、ぶりの西京漬けを一回ずつの合計二回です。脂ののったふわふわしっとりのぶりはたいへんおいしく、とくに西京漬けが気に入りました。購入以来、ひっそり西京漬けブームが続いています。
一尾丸ごとのお魚や切り身以外にも、えんがわユッケなどのおつまみや練り物などの加工品、sakana baccaさんのオリジナル商品だという魚を楽しむビールなんかも売られていて、たいへんたのしいお店です。
店内のおつまみとビールを開けて、その場で飲めたらしあわせなのに…とおもっています。
こちらのお店では定期的にまぐろの解体も行われていて、解体の日にはカマや目玉などの希少部位をふくむ、さばきたてのまぐろを購入することもできます。
srecetteさんの写真展の初日がちょうど解体の日だったので、わたしもすこしだけ見ることができました。いわゆる解体ショーのような声を出しておこなうものではなく、スタッフのかたが黙々とさばいている様子を見守るようなかたちのものでした。
おおきな魚をさばいているさまはなかなか見ごたえがあったので、もしタイミングがあえばぜひのぞいてみてください。
sakana baccaさんまでたどりついたら、豪徳寺の駅ももうすぐです。駅の看板も見えていることとおもいます。そのまま線路の下をくぐって道なりに進むと、山下商店街がはじまります。
日高屋を横目に通りすぎて、70mほど進んだ先にあるのがAtelier de Terrine maison okeiさんです。
こちらも2021年の8月にオープンした、新しいお店です。
名前のとおりテリーヌがメインのお店で、いろいろな種類のテリーヌを食べることができるそうです。
テリーヌをはじめとするお惣菜のテイクアウトもやられていて、写真にもうつっているショーケースはずらっと並んだテリーヌが圧巻です。
土日はお昼から店内営業されているようなので、パフェを食べたあとテリーヌを食べながら軽く一杯…なんてたのしみかたもいいかもしれませんね。
伺う機会をずっと狙っています。
Atelier de Terrine maison okeiさんの角を左にまがると、左手にあらわれる黒い建物が目をひくとおもいます。MYE blend tea atelierさんです。
江戸時代から続く大佐和老舗さんというお茶屋さんの八代目の方が立ち上げたお店で、お茶の販売、試飲はもちろん、自分のこのみにあわせた茶葉をブレンドしていただけるYOUR BLENDというサービスが提供されています。
完全予約制のYOUR BLENDの日と、予約なしで入れるOPEN DAYがわかれているので、ホームページで予定をご確認のうえ伺ってみてください。
わたしも先日YOUR BLENDの予約を入れて、お店に伺ってみました。
ふだん中国茶を飲むこと、洋菓子と飲みたいのでお菓子に負けない味わいがほしいことをお伝えして、ぐりという製法の茶葉をメインとしたブレンドのお茶を作っていただきました。かなりじっくりお話しを聞いていただけるので、緑茶についてほとんど知識のないわたしでもとてもたのしく、興味深い時間が過ごせました。
作っていただいたお茶はふだん飲むお茶のひとつに仲間入りし、お菓子とあわせて飲んだり、在宅勤務のおともに飲んだりしています。
最近これは! とおもったのは、srecetteさんの金柑スパイスフロマージュのマカロンとの組み合わせです。マカロンを食べたあとお茶を飲むと、口の中にふわっとスパイスの香りがひろがってたいへんしあわせでした。
MYE blend tea atelierさんから緑道をはさんですぐ向こうに見えるのが、冨永オリジナルデリカテッセンさんです。
手作りのハム、ソーセージを販売されているお店です。
わたしは骨がついていてかわいいリブフランクと、5種類のウインナーがセットになっているMIXウインナーをいただいたことがあり、どちらもおいしかったです。
MIXウインナーはどれが何味なのかきちんと確認するのをおこたっており、おいしいし知ってる味なのになに味だろう…! とおもいながら食べてしまったのでいつかリベンジしたいです…。
ギフトセットの販売もされているので、実家への贈りものにもいいなあとおもっています。
冨永オリジナルデリカテッセンさんをのぞいたら、来た道をもどってふたたびAtelier de Terrine maison okeiさんの通りを進んでください。
北へ70mほど行くと右手になにやら雰囲気のあるお店が見えてくるとおもいます。冒頭にも触れたOLD NEPALさんです。
話は過去にさかのぼりますが、わたしは2020年を自分にとってのカレー元年だとおもっています。
これまでも食べたことがないものが食べたいという気持ちで北インドカレーを食べ、タイカレーを食べ、スパイスカレーを食べてきたものの、自分はまだ自分のすきなカレーをわかっていないというきもちがこれまでずっとありました。
そんななかでとつぜん、これだ! とおもうカレーに立て続けに出会うことができたのが2020年で、この年にわたしのカレー解像度はぐぐっとあがりました。
そんなわたしのカレー元年を象徴する3店舗が千歳船橋のkalpasiさん、田町のゼロワンカレーA.o.Dさん、そして豪徳寺のOLD NEPALさんです。
OLD NEPALさんは、ランチは予約なしのダルバートを、ディナーは完全予約制のコースを提供されているネパール料理店です。
ダルバートとは、ネパールにおける定食のようなもので、ダールという豆のスープとごはん、カレー、副菜がセットになったものです。ディナーでもコースの最後に登場するので、ランチで伺ってもディナーで伺っても食べることができます(画像は昨年の春に提供されていたディナーのダルバートです)。
当時ネパール料理に興味はあったもののまだほとんど体験したことがなかったわたしは、絶対においしいお店でダルバートを食べたいと心に決めてOLD NEPALさんへ伺いました。
OLD NEPALさんのダールのやさしい味はそのあと都内で伺ったどのネパール料理店ともちがい、わたしを魅了し続けています。
しかしながら、わたしは今回のツアー行程にOLD NEPALさんを入れるのはあまりおすすめしません。
なぜならダルバートはとてもたっぷりあり、たいへんおなかがいっぱいになるのでパフェのあとに食べられる気がしないからです…。
OLD NEPALさんへはぜひ、srecetteさんとは日を分けて足を運んでいただくのをおすすめします。
さて、今回のツアーでご案内したいのはOLD NEPALさんの2階にある、sunyaさんというスパイス屋さんです。OLD NEPALさんが運営されており、入口の右手にある階段をのぼった先にあります。
店内にはスパイスのパッケージがずらりと並び、たくさんのスパイスの香りがまざったなんともいえない香りが立ち込めています。
シナモンやクローブ、ナツメグなどのよく知っているスパイスから、はじめて聞く名前のスパイス、バスマティライスやダールに使う豆、お皿や精油セットの雑貨などなど、ネパール料理やスパイスにまつわる商品を購入することができます。
わたしのおすすめはこちらのお店の1番人気の商品、ティムルコチョップです。
唐辛子とネパール山椒、にんにくやオイルをあわせた調味料で、OLD NEPALさんでもランチのダルバートに追加することができます。
一見からそうなのですがほとんどからくなく、お料理に使うと旨味と風味がぐっとつよまります。
個人的にすきな食べかたは、ケンミンの焼きビーフンにかける食べかたです。
もともとケンミンの焼きビーフンに山椒をかけるとおいしいとおもっていたのの延長でかけてみたところ、旨味ましましになってたいへんおいしかったのですっかり定番になってしまいました。ぜんぜんおしゃれな使いかたではなく恐縮ですが、気になったらぜひ試していただきたいです。
余談ですが、ケンミンの焼きビーフンは袋の裏のレシピより野菜もお肉も2〜3倍いれたほうがおいしいとつねづねおもっています。そのぶん調理時間がかかるので、火がとおったかはきちんと見てください。
わたしはいつもひとりあたり小松菜1/2わ、ねぎ1本、しいたけ2個、豚肉切り落とし120g、たまごひとつとかでつくっています。
本題にもどって豪徳寺ツアーの続きです。sunyaを出たら、先ほどまでの道をまた進みます。
100mほど北へ行くと、なんともおもむきのある店構えと黄色の看板が目をひくお店があらわれます。旬菜魚 いなださんです。
こちらは孤独のグルメでも紹介されたこともある人気の定食屋さんで、これまで2回伺いましたが2回とも並んでいる方がいました。
OLD NEPALさんでダルバートは食べるのはちょっとおなかの容量的にきびしいですが、和食の定食ならはいるかな…とおもって紹介させていただきます。
そもそもパフェっていったんおなかは満たされますが、ほとんど水分みたいなものだし、すぐおなかがすく…とおもうわたしは少数派でしょうか。ちょっと前にsrecetteさんのパフェを食べたあとちかくでパンを買って、あ〜おなかすいた、と言ったら笑われたことがあります…。
お店の外に洋食メニューとその日のおすすめ定食が出ていて、そのなかでも迷うのに、店内にはいると焼き魚や煮魚の定食、一品メニューまであってますます迷います。こころして入店してください。
わたしがこの日注文したのは、アジフライとお刺身の定食でした(定食は写真が撮りづらいので完全にミスチョイスでしたが、食欲には勝てないのでしょうがないです)。
ザクザクの衣のなかにしっとりしたアジが閉じ込められたアジフライも、一般的なお刺身の1.5〜2倍はあろうかというぶあついお刺身もおいしかったです。
付き合ってくれた家族がたのんだ海鮮丼が有名なようで、この日も海鮮丼をたのんでいるかたがほかにも数人いらっしゃいました。
別の日に食べたカレイの煮付けがめちゃめちゃおいしかったので、つぎに行くときはゴローちゃんリスペクトもかねてぶりの照り焼きを食べたいです。
いなださんでおなかがいっぱいになったら、つぎが最後の目的地です。来た道をすこし戻って最初の角を右へ曲がり、世田谷線の線路方面へぐぐーっと北西へ住宅街をつっきってください。
500mほどいくと踏切があるので渡ってすぐ、左手にあわいラベンダー色の壁がかわいいお店が見えるとおもいます。最後の目的地、yerîtさんです。
お昼はお菓子屋さん、夜はビストロのお店です。
お菓子屋さんは16時までですが、売り切れ仕舞いの日もあるようなので、絶対買いたいものがあるかたはお気をつけください。
店内はショーケースがなく、お皿に並んだお菓子たちがかわいいです。
この日はsunyaさんのスパイスを使われているというチョコレートサンドクッキーを購入しました。
別日に購入したキャロットケーキがいまのところいちばんこのみです。ほろほろしっとりでとってもおいしかった…。
夜のビストロ営業にもぜひ伺ってみたいです。
yerîtさんでお菓子を買ったら今回のツアーは終了です。線路沿いに南下すれば豪徳寺駅に戻れます。
おつかれさまでした!
ちなみに、今回はまず豪徳寺、ということで、srecetteさんのお店から豪徳寺周辺をぐるっとまわるコースを案内いたしましたが、srecetteさんのお店からちょっとしたお散歩圏内で遊びに行けるお店はたくさんあります。
松陰神社前の大人気パン屋さんことBoulangerie Sudoへは徒歩20分ほどで行けますし(写真はモンブラン界でいちばんすきかもとおもっているモンブランデニッシュです。ウインナーとナスが乗ったタルティーヌもおすすめです)、
もうすこし足をのばして2.5kmほど田園都市線方面に南下すればクラシックなケーキがおいしいパティスリービガローもあります(写真はラムがきいていておいしかった栗のフランです。焼き強めのザクザク生地がおいしいミルフィーユがだいすきです)。
予約困難店なのでsrecetteさんと同時に予約を取るのはむずかしいかもしれませんが、カレー元年を象徴する店舗として触れた千歳船橋のカレー屋さん、kalpasiへも2kmほどです(写真は昨年食べたChinese Thaliです。めちゃめちゃおいしかった…)。
そしてもちろん、豪徳寺は今回紹介したお店以外にもたのしいお店がたくさんある場所です。行程に入りきらなかったお店や、まだまだ知らないお店もあるとおもっています。
ぜひsrecetteさんだけでなく、お店の周辺でもいい思いをして帰っていただけたらうれしいです。
開店記念Mintopiaの人気ぶりを見るに、次回以降も豪徳寺のお店はたいへんな予約困難が予想されます。
プレミアチケットを勝ち取ったかたに、豪徳寺のこともすきになってもらえるといいな、といちsrecetteさんファン、いちOLD NEPALさんファン、いち豪徳寺好きとしておもっています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
匿名ながらsrecetteさんらしいパフェ、Anonyme
こんにちは。
寒い日が続きますがみなさまいかがおすごしでしょうか。
先月15日から今月13日にかけて、だいすきパフェ屋さんことsrecetteさんが23作目の”Anonyme”というパフェを、渋谷のFabCafeにて提供されていました。
わたしは例によってせっせと予約をとり、せっせと渋谷の坂をのぼっていたので、今回はその話をさせてください。
Anonymeは、"今村秋"という和梨をメインに使用したソルベからはじまるパフェです。
梨をトップに据えたsrecetteさんのパフェといえば、2018年の秋に提供されていたMétaphoreを思い出すかたも多いのではないでしょうか。
わたしはMétaphoreがそれはそれはすきで、Métaphoreから派生した(という表現が適切かはわかりませんが)いちじくのパフェbrume、りんごのパフェSimileのこともとても愛しています。
今回のAnonymeもすてきなパフェにちがいない…とたのしみにしていたのでした。
今回使われている"今村秋"という梨は、市場にはほとんど出回らない、主に受粉用として使用されている梨だそうです。おしりのぷくっとした、いびつでかわいいかたちをしています(上にリンクを貼ったポスターにも写真が使用されています)。
梨のソルベとプリン、キャラメルナッツからはじまる構成は、Métaphoreに近いものを感じます。けれどまったりした洋梨のソルべからはじまるMétaphoreとちがい、和梨をメインに使用したソルベがトップのAnonymeは、ざらりとした食感がまさに和梨を思い起こさせる、まったく違う手触りのパフェでした。
こちらの梨のソルベ、はじめの3週間は今村秋と洋梨*1を使ったものでしたが、後半2週間はさらに王秋という和梨が追加されました。
わたしはとくにこの、王秋のはいった和梨のソルベがたいへんすきでした…。はなやかで濃厚な洋梨のかおりにくらべて和梨のかおりはさわやかでとても繊細だとおもうのですが、その繊細なかおりがすごく豊かになっていて、とってもおいしかった…。
王秋は冬のはじめに旬をむかえる梨だそうです。名前に"秋"をもつ今村秋から、冬のはじまりを知らせる王秋へ、季節の移ろいとともに品種が変化するの、すごくすてきで、調べておもわずうなってしまいました。
梨のソルベの下にかくれただいすきなかたいプリン、ラムのかおるクリーム、クリームの下に散らされたキャラメルナッツはどれもたいへんおいしく、グラスの上だけですでに最高です。
キャラメルナッツはクリームのしたにかくれていて一見わからないので、クリームをすくったはずなのにガリっとした食感と香ばしいかおりに出会う初回の印象がとにかくよかったです。また、アルコールのきいたお菓子がだいすきなわたしにとってラムのクリームは、無限になめていたい味でした…。
メレンゲのふたを壊した先には凍頂烏龍茶のソルベと栗のアイスクリームがあります。メレンゲのふたを壊す展開、前回前々回は花びらメレンゲ*2だったので、すごく懐かしくかんじました。
21作目のzéphyrから中国茶づいているsrecetteさんの凍頂烏龍茶のソルベがおいしいのはもちろん(はなやかさもありながら香ばしく、秋らしいお茶のソルベだったとおもいます)、とてもおいしくてだいすきになってしまったのが栗のアイスクリームです。
芋栗南瓜系、くちのなかの水分がすいとられるかんじがして、調理法によってはウーンとおもうこともありますが、srecetteさんの栗のアイスクリームは香り高くなめらかながらほろっとした食感もほのかにのこる、栗のおいしいところだけ集めたようなアイスクリームでした…。はじめて食べたとき、あまりのおいしさに「栗!」とうなり声をあげてしまったほどです。
凍頂烏龍茶のソルベと栗のアイスクリームの下には、クランブル、ほうじ茶クリーム、ほうじ茶ジュレがはいっています。
アイスをむぎゅっと押したとき*3に押し出されてくるのか、メレンゲのふたを割った瞬間ほうじ茶クリーム、という回もあり、今回はどうかな? とたのしく食べ進めていました。
そしてsrecetteさんのパフェでよく登場するパーツのひとつでもあるクランブルはほろほろ感がつよくなり、以前よりおいしくなった気がしています。アイスで冷えたくちにやさしい食感と温度でほどけるのが毎回うれしく、焼き菓子らしい香ばしさは深まる秋のようでした。
いちばん底のほうじ茶ジュレも、やさしい味でとってもおいしかった…。おなじほうじ茶でもクリームとジュレで味の角度がまったくちがって、どちらも入れる意味があるとおもえる構成でした。
うえから順に書きましたが、今回20作目のSimileぶりに底のひろいグラスで提供されていることで、底に到達したあともまだまだ食べられるのがうれしかったです。縦に長いグラスも横にひろいグラスも、どちらもよさがありますが、おいしさを何周も味わえるのは横にひろいグラスなのかもしれません。
メレンゲのしたが香ばしいお茶のソルベとまったりとした栗のアイスクリームというまろやかな構成だったこともあり、おいしい展開を何度もくりかえしながら、時間がゆっくり流れるパフェのように感じました。
個人的に秋冬は時間の速度が遅いと感じているので、まさに秋冬らしいパフェだとおもいます。
ちなみに今回、スプーンがこれまでのパフェスプーンから、うすくてちいさいチタンスプーンに変更されました。
フォルムがシャープでめちゃめちゃかっこいいですね…。
はじめて使ったときは底のクリームがすくいづらく、むずかしい…とおもっていましたが、回を重ねてスルスルと扱えるようになってからは食べごこちのよさに驚くばかりでした。
わたしは今回のパフェではじめて、チタン製のカラトリーを意識して使いました。調べたところによると、チタン製のカラトリーはほかの金属のものにくらべて金属の味を感じづらく、素材そのままの味を楽しむことのできるカラトリーなんだそうです。
そしてこのスプーンはとってもうすい! チタン製のカラトリーがすべてうすいのか、このカラトリーがとくべつそうなのかはわかりませんが、ソルベをそーっとけずる自分の手にこれほどしっくりくるスプーンはなかなかないなとおもいました。
とはいえ今回このうすくてちいさいスプーンで違和感なく食べられたのは、背の低いSimileグラスで提供されたパフェだったから、というのもおおいにあるはずです。Vert(最近では22作目のPiègeに使われていましたね)のようなすこし背の高いグラスだったらまた食べごこちがちがうかも…と、いまから次回以降のスプーンのことを考えてはそわそわしてしまっています。
さて、これまでAnonymeについてあれこれお話ししてきましたが、Anonymeとはフランス語で”匿名”という意味なのだそうです*4。
srecetteさんのパフェはふだんからとてもシンプルな見た目をしています。そして今回のAnonymeは、白く高潔な見た目でメレンゲや果肉、パルフェのかざりもなく、いつもよりさらにそぎ落とされた印象でした。
わたしがパフェのおいしさに目覚めたのは、srecetteさんのMintopiaを食べたときです。それからずっとsrecetteさんを追いかけ続けているわたしのパフェ観は、srecetteさんに育てられたと言っても過言ではありません。
そんなわたしにとっておいしいパフェとは、以下の3点を満たしたパフェです。
まず、ひとくちめがおいしいこと。
つぎに、グラスにのっているものすべてがおいしさにつながる要素であること。
最後に、素材と素材が打ち消しあったり邪魔しあったりしないこと。
もちろんsrecetteさんのパフェはいつだってこの3点を満たした、たいへんおいしいパフェです。
また、srecetteさんらしさについて考えたとき、わたしが考えるのは以下の3点です。
まず、素材のよいところをぎゅっとつめこんだような、おいしさの密度が高いパーツ(たとえば繊細なかおりがひろがる和梨のソルベや、なめらかで濃厚な栗のアイスクリーム)。
つぎに、初めて食べたときにメレンゲの概念をつくがえされた、繊細な口溶けのあますぎないメレンゲ(わたしはとくに6作目Basicのカカオマスメレンゲと、7作目Mintopiaや8作目bouquet、最近だと22作目のPiègeにも使われているミントメレンゲがすきです)。
最後に、ちょっとした罠のように仕込まれた、遊び心を感じる仕掛け(Piègeの最下層にはいっていたパッションフルーツの種や、今回クリームのなかに隠してあったひとかけのメレンゲなど)。
srecetteさんがパフェによってもたらす驚きや感動は、そのときどきによっていろんな角度からやってきます。けれどわたしにとってはそのどれもが、やっぱりsrecetteさんのパフェがいちばんすき、とつよくおもえるものなのです。
Anonymeも、個を隠した名前でありながらsrecetteさんらしさのぎゅっとつまった、すきを更新できるすてきなパフェでした。
いろいろあった2020年、srecetteさんもきっといろいろなことを考えたとおもいます。
srecetteさんがパフェを作り続けてくださっていること、わたしが毎回食べに行けていることはあたりまえのことではないんだな、とあらためて感じる1年でした。
来年もsrecetteさんのパフェをたのしく食べられる日々を過ごせることを祈りながら、今回の記事はこれでおしまいにします。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
srecetteさんの21作目"zéphyr"によせて
こんばんは、あわあわです。
あいかわらずしんどいニュースのおおい毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、だいすきパフェ屋さんことsrecetteさんの21作目"zéphyr"が、6月27日から本日7月24日までの1ヶ月、渋谷のFabCafeにて提供されていました。
いつもは当日枠を設けたうえで一部予約制とされていますが、今回は新型コロナウイルスの感性拡大防止のため、完全予約制での提供です。
わたしもせっせと予約を取り、お友達を誘い、全8日間のうちの4日間、以前にくらべてぐっと人の減った渋谷の坂をのぼりました。
さて、zéphyrとは、フランス語でそよ風という意味だそうです。
そんなやさしい名前をつけられた今回のパフェは、四季春茶という台湾の烏龍茶がメインの素材としてつかわれた、お茶のパフェでした。
zéphyrには、bouquet*1を思い出させるような花びらを模したメレンゲがあしらわれ、"これまででもっとも小さなグラス"で提供されたbrume*2とおなじグラスが用いられています。
zéphyrを食べるとき、わたしは(わたし以外のおおくのかたもそうだとおもいますが)最初のひとくちに四季春茶のソルベをくちに運んでいました。
以前にもこのブログに長い長い旅行記をあげているとおり、わたしには一昨年くらいから台湾ブームがおとずれています。その流れで渋みがすくなくかろやかな中国茶もすきで、現地でたのしむのはもちろん、茶葉を買ってきて飲むこともありました。
srecetteさんのソルベは、どれも素材のいちばんおいしいところを丁寧にすくいとってきたような味がします。四季春茶のソルベも例外ではなく、お茶のもつふくよかな甘味と苦味が、ぶわっとくちのなかにひろがるおいしさでした。
四季春茶のソルベのふちをいろどるのは、グレープフルーツのコンフィチュールです。コンフィチュールにかくれて、グレープフルーツのジュレもそっと置かれていました。
四季春茶ソルベと一緒にジュレやコンフィチュールをくちにはこぶと、あじわいがぐっとしまるのをかんじます。グレープフルーツの酸味ややさしい苦味が、四季春茶のはなやかなかおりに深みをあたえていました。
ひとしきり四季春茶のソルベと、ジュレやコンフィチュールをあじわったあたりで、メレンゲの花びらをそっとつまんで1枚ずつ食べます。
srecetteさんのパフェの特徴のひとつに、繊細でほろほろのメレンゲがあげられるとおもいます。srecetteさんはこのメレンゲに、口内の温度調整の役割もあたえているのだそうです。
たしかに、ずっとつめたいものを食べているとくちのなかが冷えて、だんだんあじがわからなくなってくることってありますよね。そんなときに常温のメレンゲは、冷えたくちのなかをやさしく常温にもどし、ソルベなどのほかのパーツをあじわいやすくしてくれています。
zéphyrのメレンゲは、四季春茶の茶葉を粉砕したものが練りこまれているそうです。ちいさなつぶつぶ模様のかわいらしいメレンゲは、後味にお茶のさわやかなかおりがただようおいしいメレンゲでした。
グラスの内側、生クリームの層の下には、グレープフルーツのソルベとキウイのソルベが並んでいます。ふたつのソルベはどちらも酸味がつよく、目の覚めるようなおいしさでした。
グレープフルーツはコンフィチュールとジュレとしても使われていますが、もっとも酸味をつよくかんじるのがソルベでした。
そしてキウイのソルベ、こちらはグリーンキウイとゴールデンキウイを混ぜてつくられているそうで、これまたキウイよりもキウイらしい、おいしいソルベです。種のつぶつぶ食感もよく、生のキウイにそれほど興味のないわたしもだいすきでした。
最下層にかくれているのが四季春茶の茶葉をつかったプリンと、マスカルポーネクリームです。わたしはsrecetteさんのプリンがたいへんすきなので、前回のSimile*3に続きプリンが食べられてとってもうれしかったです。
これまでsrecetteさんのパフェにはいっていたプリンは、卵感がつよくカラメルの苦味でぐっとしまったおいしいかたいプリンでしたが、今回のプリンはカラメルのない、茶葉を使用したプリンです。卵感のつよさはそのままに、茶葉のかおりがふわっとひろがるこちらもおいしいかたいプリンで、プリンのひとくちめは毎回どきどきわくわくしていました。
そしてその下のマスカルポーネクリームも、すこし酸味をかんじるまったりしたおもめのあじわいで、まろやかなプリンとの相性がとてもよかったです。
最後までバチバチにきまった構成で、これだからsrecetteさんのパフェがいちばんすき…! といつもおもっていました。
と、このようにてっぺんからつまさきまでたいへんおいしいパフェが、srecetteさんの21作目、zéphyrです。
今回わたしは冒頭にも書いたとおり、そしていつもsrecetteさんのパフェを食べるときはそうしているように、お友達を誘って一緒に食べました。
これまで、お友達とはパフェはもちろんですが、夜ごはんを誘いあって食べることがおおかったようにおもいます。あのお店いま気になっているんですよね、ああじゃあ今度一緒に行きませんか、誰々さんもさそいますか、そういう会話をいくどとなく交わしてきました。
けれどコロナ禍にはいり、そんなことは当然できなくなりました。誘ったけれど実現しなかった食事会や、お店を予約までしたのに結局やめになったままの食事会もあります。
もちろんニュースやSNSから流れてくる情報で、わたしはこのコロナ禍がながく続くことを理解していました。前回の記事でアフターコロナという言葉を用いたように、いままでどおりの生活がもどってこないことも、重々わかっているつもりでした。
けれどやっぱり、そういう現実はわたしには耐えがたく、6月上旬までのわたしは、自分がこれまでなにをたのしみに生きていたのか、どういうことをうれしいとおもう人間なのか、わからなくなっていたようにおもいます。
zéphyrの初日、ひさしぶりに会うお友達とパフェを食べながら、わたしはひどく緊張していました。
srecetteさんのパフェをひさしぶりに食べることで自分の感情がどううごくのかわからずにいたのと(一昨年パフェ構造学のイベントでMintopia*4を食べて号泣した人間なので…)、お友達と一緒の時間の過ごしかたが、いまいちわからなくなっていたからです。
けれど、毎週末だれかと会って、パフェを食べておしゃべりする1ヶ月を過ごして、わたしはふたたび自分のことがわかってきたような気がします。
食べたことのないものを食べるのがすきなこと、すきなお店やつぎに行きたいお店、本屋さんで過ごす時間のたのしさ、つくってみたいお料理、ひとりで知らない道を歩くときのわくわく感、かわいいかわいい埼玉のコアラたち。
ステイホームしているうちに忘れてしまったたくさんの自分のかけらが、お友達との会話や、パフェを食べる前後の時間にありました。
いま、ふたたび1日の感染者数が増えています。検査が増えていると言っても、陽性率だってあがっていて、感染がふたたび拡大していることは、まちがいないとおもいます。
そんななかで、以前のように夜ごはんをお友達と食べに出かけるのは、まだすこしむずかしいとかんがえています。マスクをはずしておしゃべりをしたり、おなじお皿をつついたりするのに、ハードルを感じます。
けれどパフェなら、パフェを食べている間だけだまっているのもそうむずかしくありません。パフェが来るまでマスクして、パフェを食べ終わったらマスクして、もちろんきゅうくつではありますが、それならおしゃべりもたのしめます。FabCafeは机がおおきいので、それも安心材料のひとつになりました。
おそらくsrecetteさんも、ふたたび感染が拡大するなかでパフェを作り続けることについて、かんがえたりまよったりしただろうとおもいます。けれどわたしは、srecetteさんがふたたびパフェを食べる機会を設けてくださってほんとうによかったなとかんがえています。
zéphyrはそよ風という名前のとおり、ながく続いた梅雨と、まだまだ続きそうなコロナ禍の、じめじめしてしんどい毎日にやさしい風を吹き込んでくれるパフェでした。
だいすきなsrecetteさんのパフェとともに、自分をとりもどす1ヶ月でした。
やっぱり日常はもう戻らないのかもしれません。けれどわたしはまたsrecetteさんの新作パフェを食べたいし、あたらしくできるFabCafe Nagoyaでもお友達みんな誘ってパフェを食べたいし、なんならsrecetteさんin FabCafe Taipeiあわせの台湾旅行だって、いつかしたいとかんがえています。
だからわたしは、ずっと祈っています。
終わりの見えないたいへんな日々が、せめてもうすこしましになりますように。
srecetteさんが、これからもたのしくパフェを作り続けられますように。
パフェの不自由さに関する一考察
こんばんは、あわあわです。
先日srecetteさん*1のTwitter経由で、こんなpostを見かけました。パフェの不自由さに関するお話ですね。
今パフェ食べてるんだけど、上から順番にしか食べれないし、フルーツ落ちないように気を使うし、食べる体験としては結構ストレス感じるんだけどみんなはどう思ってるのかしら???
— タムさん🧀(Koji Tamura )Food Expander (@Tam30929) 2019年9月21日
以前からわたしのSNSを見てくださっているかたはすでにご存知かと思いますが、わたしは2年ほど前にsrecetteさんのパフェに出会ってから、いままでじぶんの人生からすこしとおいところにあったパフェと向きあうこととなりました。
先に引用したMr.CHEESECAKEの田村さんのパフェに関する一連のpostを読んですこし考えたので、ちょっと文章にまとめてみます。
そもそもわたしも、現在わたしがしつこくSNSで推しているsrecetteさんのパフェを食べるまでは、パフェと聞いて思い浮かべるのは、フルーツパーラーのおおきくてあまい、食べきるのがすこししんどいパフェでした。
田村さんがpostされているような、"フルーツとアイスと生クリームにコーンフレークみたいな構成"のパフェが、まさに2年前までわたしのいだいていたパフェのイメージにあたると思います。
なんかフルーツとアイスと生クリームにコーンフレークみたいな構成が多いから、パフェって名前が付いてるだけで、ただ重ねてるだけっていうのも解せん。
— タムさん🧀(Koji Tamura )Food Expander (@Tam30929) 2019年9月21日
あとアイスが固すぎて食べにくいしなぁ
けれど、いまのわたしは、パフェとは"フルーツとアイスと生クリームにコーンフレークみたいな構成"のものだけのものではないことを知っていますし、かわいさやうつくしさ*2だけがパフェではないことも知っています。
フルコースの料理を組み立てるとき、たぶん一皿目に味の濃いソースのかかったかたまりのお肉を持ってくる料理人のかたはそういないのではないかと思います。それとおなじで、複数の素材を組み合わせてつくるパフェにも、よりよい食べかたや、口の中で出会ったときにおいしくなる組み合わせがあるとわたしはかんがえています。
お皿盛りのデザートにくらべて、グラスに盛られたパフェはたしかに自由度がひくいですが、そのぶんパティシエのかたが食べ手の動線をコントロールすることができます。
縦長のグラスに盛られていることのおおいパフェの、上から順番にしか食べられないという特徴は、わたしにとってパティシエのかたによるすてきなナビゲーションなのです。
もちろん、ナビゲーションの道すじや、そもそも食べ手の動線になにを配置するかは、パティシエのかたの技量やセンスによっておおきく変わると思います。
わたし自身、この夏いくつかのお店の"フルーツとアイスと生クリームにコーンフレークみたいな構成"ではないパフェを食べましたが、これだ! と思うようなパフェにめぐりあうことのむずかしさをあらためてかんじました*3。
しかしながら、上述したように複数のお店のパフェを食べたうえでも*4、わたしはsrecetteさんのパフェにかなりの信頼を寄せている、と宣言していいと思っています。
ありがとうございます😊
— タムさん🧀(Koji Tamura )Food Expander (@Tam30929) 2019年9月21日
口の中で素材が一緒に入ってきた時の他にはない美味しさをパフェで体験出来たらめちゃくちゃ良いはずなので、ちょっとイベントとかでやってみたいなーと!
上記のpostで田村さんがおっしゃっている、"口の中で素材が一緒に入ってきた時の他にはない美味しさ"、これはまさに2年前にsrecetteさんのMintopia*5を食べたわたしがかんじたものです。
srecetteさんのパフェは、ほかのおおくのパフェとおなじで、上から順番に食べていくことしかできないパフェです。
けれど同時に、上から順番に食べていくことでおいしさの発揮されるパフェでもあると思っています。
まだsrecetteさんのパフェに出会ったことのないすべてのかたに、srecetteさんのパフェに出会ってほしいなあとあらためて思い、簡単ですが文章にまとめてみました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
*1:すでにわたしのSNSを見てくださっているかたには説明不要のだいすきパフェ屋さんです。:srecette (@srecette) on Twitter
*2:わたしは芸術点と勝手に言っています。
*3:パフェめぐりのあれこれについては、#あわあわパフェ勉強中 というタグでTwitterに書いています。ちなみに、インターネットではわざわざ悪口を書かないようにしていますが、オフラインではざっくばらんにお話しできるので聞きたい友人はお問い合わせください…。
*4:とは言えまだ食べるべきパフェのお店があることもわかっています。
*5:わたしがはじめて食べたsrecetteさんのパフェです。とってもおいしいチョコミントパフェで、今年10月にFabCafe Kyotoでも提供されます。:【満席】Fabパフェ in FabCafe Kyoto by Srecette | FabCafe Kyoto
はじめての台湾ひとり旅 4日目 聖地巡礼的鶏肉飯&美食廣場食い倒れ
こんにちは、あわあわです。
いろんな意味で長くかかった台湾旅行記もこれで最終回。今回は帰国日である4日目編です。
前回の様子はこちら。
merryberrymerry.hatenablog.com
今回の行程はこんなかんじです。
- 8:00 カルフール&新東洋でだめ押しお土産探し
- 9:00 チェックアウト&聖地巡礼的梁記嘉義鶏肉飯
- 11:00 バスと空港MRTで空港へ&桃園空港美食廣場で食べおさめ
- 14:00 搭乗そして日本へ&お肉の缶詰の持ち帰りかた
8:00 カルフール&新東洋でだめ押しお土産探し
ほんとうはもうひと観光してから帰るつもりで日程を立てていました。が、さすがに体力が赤ゲージすぎる…ということでのんびりお買い物をしたりどうしても行きたい飲食店に行くコースに予定を変更です。
目覚ましをかけずに寝たのに5時半に目が覚めて、ノロノロしたくをしてから8時ごろホテルを出発しました。
バスで向かったのがカルフール桂林店です。
こちらのブログで読んで気になっていた、曾拌麵という乾麺の香蔥椒麻味がおめあてでした。
しかしながら、広い店内をうろうろしてもおめあての乾麺を見つけることができず…。じつは2日目に行ったカルフール重慶店では見かけていた*1ので、あのとき買えばよかったな、と後悔するはめになりました。
しょうがないのでひととおりうろうろしてから次の目的地へ。
時間に余裕があったので途中のコンビニなどをひやかしつつ、新東洋武昌店に向かいました。
いろんなブログでおすすめお土産として紹介されていた、魯肉飯の缶詰がおめあてでした*2。
こちらでは無事棚に積んである缶詰を発見、買って帰ることができました。
お土産としてくばったほかにおうちでも食べましたが、ごろごろはいっているしいたけがとてもおいしく、やさしい味でとても気に入っています。常備缶詰として置いておきたいくらいすきでした。
9:00 チェックアウト&聖地巡礼的梁記嘉義鶏肉飯
突然重くなった荷物をかかえてホテルにもどり、パッキングとチェックアウトです。
ふだんあまりいろいろお土産を買い込む習慣がないため、なかなか閉まらないスーツケースにちょっと冷や汗が出ました。
無事押しこみ、スーツケースとともにバスに乗って台北市内でラストの目的地に向かいます。スーツケースをひいているといやおうなしに旅の終わりを意識させられて、それがとても不自由なきもちになりました…。
Googleマップ通りに走らないバスにちょっとどきどきしつつ、最後の目的地である梁記嘉義鶏肉飯に到着しました。
こちらのお店は男子ごはん台湾編で太一くんと心平ちゃんが訪れたお店かつ、何度かこの旅行記に登場している私的台北好味帖にも紹介されているお店です。今回の旅行のなかでも優先度がかなり高いお店でした。
お店が土日休みなので、月曜のこの日臨時休業だともうチャレンジできない、という状況だったので、無事やっていて安心しました…。
外の壁にあったメニュー、かわいかったです。
注文票と赤いペンを店員さんが渡してくれるので、そちらに書き込んで注文、お会計は料理の提供時にお支払いする形式です。以前は並んでいるおかずを見ながら注文する形式でしたが、2018年の改装後から注文票形式に変わったそうです。
店名にもはいっている鶏肉飯と、卵好きとしてはずせない荷包蛋(目玉焼きです)、しいたけと鶏肉のスープである香茹鶏湯を注文しました。
到着したのがこちら。
鶏肉飯は、2日目に寧夏夜市で食べた方家*3のものよりもパンチのある味、という印象です。方家のものはエシャロットをつよくかんじましたが、梁記嘉義鶏肉飯はにんにく推しにかんじました。
荷包蛋を鶏肉飯にのせて崩しながら食べるのが通の食べかた、というふうに聞いていたので、わたしもやってみた…のですが、荷包蛋にかかっているタレの味がつよくて鶏肉飯が負けてしまいました。鶏肉飯の味を楽しみたいなら、荷包蛋は載せないほうがいいような気がします。わたしが中国語の堪能な人間なら、タレのかかっていない荷包蛋を鶏肉飯にのせて食べてみたいです…。
台湾は基本的にうすあじのものがおおく、味が濃いなと思うことはほとんどありませんでしたが、荷包蛋はちょっと味が濃くかんじました。
そして香茹鶏湯、これが期待以上にとてもおいしかったです…。
写真を見ていただければわかるとおり、干し椎茸と骨つきの鶏肉がごろっとはいったスープです。このスープ、蒸湯という種類で、一食分を金属の容器に入れて蒸してつくるスープだそうです*4。つまり、このちいさいスープのなかに、たくさんはいっている干し椎茸と鶏肉の出汁がぜんぶ出ているんです…。そんなのおいしくないわけないですよね。干し椎茸の出汁がだいすきなわたしにとっては、スープジャーに入れて持ち歩きたいくらいすきなスープでした。
11:00 バスと空港MRTで空港へ&桃園空港美食廣場で食べおさめ
最高の台北市内食べおさめを終え、桃園空港に向かいます。
台北駅から空港MRTに乗って桃園空港にいく予定でしたが、時間に余裕があったのと、そちらのほうが運賃が若干安かったため、バスで新北産業園区駅まで出て、空港MRTに乗り換える経路に変更しました。旅が名残惜しく、決めていた旅程に変化球を投げてみたかったのも理由のひとつです。
が、前日からバスを乗りこなしていた(つもりの)わたしは車内でぼんやりしてしまい、どのバス停で降りたらいいかがわからなくなってしまう痛恨のミス…。なんとなくあれだろうな、という駅舎はわかったため、あわてて近くで降りましたが、おそらくもうすこしちかいバス停があったのだと思います…。
Googleマップは開きっぱなしにして、自分が走っている経路と、どのバス停で降りるかはきちんと確認しつづけるのがバス攻略でいちばん大事だと痛感しました。
バス停のちかくにはバイク屋さん? バイクの修理屋さん? のようなガレージがあり、そこで飼っている犬に吠えられてお店のかたに笑われたのが印象に残っています。
車がビュンビュン走る大通りの、ガタガタした舗装の道をしばらく歩いて、無事新北産業園区駅に到着しました。
ちょっと古びた街並みのなかに突然近代的な駅舎が建っているの、名古屋っぽくてきらいじゃないです。
駅舎はがらんとしていて、ほとんどひとがいませんでした。空港MRTは15分に一本走っているので、ホームまであがって電車をぼんやり待ちます。
どうでもいいですが、プラットホームのことを”月台”と書くの、ロマンチックですてきですよね。
空港MRTは2017年の3月に開業した、新しい路線です。電車もあたらしくてきれいでしたが、わりと混んでいて空港まで座れませんでした。台北駅が始発駅なので、冒険せずに台北駅から乗れば座れたかもしれません…。
桃園空港には30分ほどで到着しました。
チェックインカウンターに向かいましたが、チェックインは12時半から、現在時刻は12時…というわけで、先に卵を捕獲しに向かいます。台湾のコンビニにはたいてい八角の香りのする茶葉蛋という煮卵があり、それをフォロワーさんにおすすめされていたのでした。
3日前に台湾に到着したときにも寄ったセブンイレブンで茶葉蛋を買うと、ふたたびチェックインカウンターに並んでチェックインを先にすませてしまいます。行きは機内持ち込みで荷物を運びましたが、帰りはお土産でかさばったキャリーケースは重量オーバーなので、このときに預けました。
身軽になって向かったのは新東陽美食廣場です。
第1ターミナルの地下にあるフードコートで、ここでほんとうに最後の食い倒れをしよう、というわけです。
まず向かったのは熊厚呷。
鹽酥雞という、揚げ物のお店です。有名な巨大フライドチキンはもちろん、魚のつみれやしいたけなど、いろいろなものが揚げてもらえます。
台北にいた間はたのしくたくさん食べるために揚げもの禁止令を自分に出していました。帰る間際くらいは食べてもいいでしょう、というわけです。
注文したのは無骨塩酥鶏と、深海魷魚です。無骨塩酥鶏はひとくちサイズの唐揚げ、深海魷魚はイカフライです。大小2サイズがあって、どちらも小サイズを注文しました。
注文はこちらのブログを参考にしました。
注文と会計がすむと日本のフードコートでももらえるようなできあがるとブザーが鳴るベルが渡されます。鳴ったら商品を取りに行くかたちです。
到着したのがこちら。かわいい袋にはいっていました。
こちらの揚げたやつ、わたしはそれほどぴんとこなかったです。たぶん味…? なにがぴんとこなかったのかはちょっとわからなかったのですが、うーんと思いながら食べてしまいました。ただ、ちらほらはいっている台湾バジルはとてもおいしかったです。台湾バジルだけかじってたい…。
東京に戻ってから行った台湾料理屋さんで食べた揚げた鶏もおなじようにぴんとこなかったので、なにかがだめなんだと思います。
このタイミングで先ほどセブンイレブンで買ってきた茶葉蛋も食べました。こちらも思ったより漢方の香りがしなかったです…。揚げもので舌が終わっていた可能性と、漬かりが浅いやつを買ってきてしまった可能性を考えているので、またいつかリベンジしたいと考えています。
気を取り直して2軒目に向かったのは海瑞摃丸。
ここでは炒米粉という魯肉飯のうえのような肉餡がのったビーフンを食べました。
これがとてもおいしかった! にんにくががつんときいています。これまで食べてきた台湾料理のなかでは味がすこし濃いめかなという気もしましたが、日本人はこれくらいのほうが口にあうというかたも多いように思います。
そしてもうちょっとだけ食べられるな…とふたたび熊厚呷にもどってタピオカミルクティー。
お店の名前はおなじですが、揚げもの屋さんとタピオカ屋さんは隣り合う別のお店のようなつくりになっていて、レジもわかれていました。わたしがいたときはタピオカ屋さんのほうが混雑していました。
タピオカを買っている間にそろそろ保安検査場に行かないといけない時間が近づいてきたので、タピオカを飲みながら美食廣場を後にしました…。さよなら台湾のごはん…。
ちなみに、わたしが行った新東陽美食廣場は、LCCの発着ターミナルである第1ターミナルにありますが、第2ターミナルの地下2階にもおなじようなフードコートがあります。そちらには魯肉飯の有名店である鬍鬚張がある…のですが、これを書いている2019年の4月現在改装工事中だそうです。2019年5月末に営業再開だそうで、わたしが鬍鬚張の魯肉飯が食べられるのはもうすこし先になりそうです。
14:00 搭乗そして日本へ&お肉の缶詰の持ち帰りかた
無事保安検査場を通過し、搭乗口へ向かいます。
空港内にお買い物施設があるのは見慣れた光景ですが、桃園空港はお店とお店の間にいきなり搭乗口があらわれます。搭乗口がかたまっている空港ばかり行っていたので、ちょっとびっくりしました。
最後に自販機であまくないお茶を買って搭乗、あっという間に成田空港に到着です。
さて、この記事の最初のほうでわたしが魯肉飯の缶詰を購入していたことは覚えていらっしゃいますか?
基本的に、肉製品などは海外から日本へ持ち込めないことになっています。口蹄疫やアフリカ豚コレラなど、家畜の病気を持ち込まないようにすることが理由です。
が、缶詰など一部の商品は、機内預けの荷物を受け取ったあと、税関を通る前にある動物検疫所の検査を通過すれば持ち込むことが可能です。
わたしも魯肉飯の缶詰を動物検疫所に持ち込んで、検査を受けました。缶詰はおなじものをいくつか購入していましたが、1種類の缶詰につき1つずつ出して検査を受ければ大丈夫のようです。
検査済スタンプの押されたふせんを缶詰に貼ってもらって、検査完了です。
なお、検査の際に、今後また規制が厳しくなったら持ち込めないことになる可能性もあるので、と釘をさされました。上記のリンクによると、ちょうど今夜から行く旅の帰国日である4月22日から規制がきびしくなるようなので、今回もまた購入したら動物検疫所に持ち込んでみようと思います(また結果はどこかに書きますね!)。
下記のリンクにも動物検疫所の検査について詳しく書いてあるので、ご参考までに。
そんなこんなで動物検疫所と税関を無事通過し、帰国です。
台北にくらべてひとのおおい東京と、その寒さにヨロヨロしながらおうちに帰りました。
というわけで、ながいながい台湾旅行記も今回でおわりです。
が、ちらっと書いたとおり、わたしはふたたび今夜から台湾に行ってまいります。
俺たちの台湾旅行はまだはじまったばかり…!
次の旅行もこうしてブログに書くかはちょっとわかりませんが、どっかしらでなにかしら発信していると思います。準備編に書いていたマップの件もやりたいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
*1:2日目前半の記事には書いていませんが、カルフール重慶店には観光客向けにお土産になるような商品をまとめたコーナーがあります。そちらに曾拌麵のような乾麺もいろいろ置いてありました。
*2:肉製品は日本に持ち込むことができないとされていますが、動物検疫所で検査していただき、持って帰ることができました。詳しくは後述します。
*3:
はじめての台湾ひとり旅 2日目後編 阿宗麺線&寧夏夜市 - 日々の泡
*4:わたしが2日目に食べて大感動した鮮肉湯のスープもこれとおなじ製法です。:はじめての台湾ひとり旅 2日目前編 雙連朝市〜迪化街 - 日々の泡
はじめての台湾ひとり旅 3日目後編 狼茶&饒河街観光夜市
こんにちは、あわあわです。
書きだめがなくなって次まで更新あきそう、と思っていたらほんとにあいてしまいました…。長かった3日目も今回で終了です。
寄り道をしつつ饒河街観光夜市に行く回です。
前回の様子はこちら。
merryberrymerry.hatenablog.com
今回の行程はこんなかんじです。
17:00 狼茶で“コミュニケーション”をする
誠品信義店を出たら三越の食料品売り場をひやかしつつ、バスに乗って次の目的地へ向かいます。
次の目的地はおしゃれティーバッグが購入できるという狼茶です。
フォロワーさんのひとりが犬のアイコンで、お店のロゴにめちゃめちゃ顔が似ていたので、ぜひお土産に購入したいなと考えていました。
乗ったバスが次の目的地を電光掲示板に表示しないタイプのバスでしたが、Googleマップとにらめっこして無事降りたかったバス停で降りることができました。
さて、無事狼茶に到着したところまではよかったのですが、そこからがたいへんでした…。
こちらのお店には、4種類のティーバッグの取り扱いがあり、さらにそれが詰め合わせになっている商品があります。
わたしは茶葉でなくティーバッグを、ばらして友人に配りたいと考えていました。
そして、封のされた紙のパッケージにどのようなかたちでティーバッグがはいっているのかわからないため*1、パッケージの中がどうなっているのか、確認する必要がありました。
店頭にあったのは封のされた商品だったので開けるわけにもいかず、確認する方法は店員さんに口頭でたずねるのみです。が、おたがい母国語ではない英語(しかもわたしの英語力はかなりゆるふわです)を駆使して、意思疎通をするのは思っていた以上に労力のかかることでした。
結果、紙袋のなかに4種類のティーバッグが、3つずつ小包装になって合計12個はいっていると確信できたときはとてもうれしかったですし、ふしぎな達成感がありました。
今回の台湾旅行でいちばん真剣にコミュニケーションを取ろうとした瞬間だと思います。ふだんのコミュニケーションでもこんなにどう伝えるか、どう読みとるか、考えながらおこなうことはないんじゃないでしょうか…。
一安心してさてお会計、というタイミングでもう一度トラブルが発生します…。
わたしは今回の旅行にクレジットカードを1枚だけ持参しており、それを旅のなかではじめて使用しようとしたところ、エラーが出てはじかれてしまったのです。
店員さんは何度も挑戦してくださいましたが、最寄りのコンビニまで出てATMに通してもまたエラー…。いろいろ調べてみたところ、カードの設定が海外で使うことのできないようになっており、どうもこの場ではその設定を変更できないことがわかりました。
えーんとなりながらとりあえずお店にもどり、カードがちょっとアレなので使えませんという旨をまたあやしい英語で店員さんにお伝えし、現金の持ち合わせの関係で買う予定だった半量のティーバッグを購入することとなりました…。
店員さんがまた台湾に来るときはぜひまたお店に来て、と言ってくださって、わたしも絶対行きますと約束してその場をあとにしたのでした。めちゃめちゃ体力のいる客だったことは間違いないのに、よくしていただけてほんとうにありがたかった…。
今週また台北に行く際には、絶対に再訪したいと考えています。
18:30 生活に密着したライモちゃんと遭遇
カロリーの高いコミュニケーションでくたくたになりながらも、ふたたびバスに乗って向かったのは饒河街観光夜市です。
こちらの夜市で夜ごはん…のつもりでしたが、まだライモちゃんのことを諦めきれなかったわたしは、ごはんの前にドラッグストアに寄ることにしました。文具店やドラックストアにもライモちゃんがいる、というのはしつこく検索した結果手にしたライモちゃん情報のひとつです。
というわけで寄ったのが、饒河街観光夜市のすぐ近くにある POYA 松山饒河店です。
こちらはいわゆるマツキヨとか、ココカラファインのような、ドラッグストアです。お化粧品や文房具、お菓子など、いろいろなものが手に取りやすい価格で売っている印象でした。
そして、わたしはここでついにライモちゃんらしいライモちゃんと出会うことになります*2。
ドラックストアでFeel So Aliveしている*3ライモちゃんを感慨深く見つめながら、わたしは気づきました。
ライモちゃんは、日本でいう蔦屋書店のような、おしゃれなお店にいるマレーバクではありません。ライモちゃんは、ドンキホーテのようなディスカウントストアにいる、生活に根ざしたマレーバクだったのです。
とはいえ、さすがに玄関マット(?)を日本に買って帰るわけにはいきません。ようやく会えたライモちゃんと別れをおしみながら、わたしはPOYAをあとにしました。
ちなみにこちらのお店ですが、2階にとてもきれいなお手洗いがありました。饒河街観光夜市に行く前、あるいは行った後にお手洗いに寄りたい場合、なかなか穴場なのではないかと思いました。
19:00 饒河街観光夜市で藥燉羊肉と胡椒餅
そんなこんなで寄り道をしながら饒河街観光夜市です。
POYAからの最短ルート、松山市場を通り抜ける行きかたで向かいました。
2日目に行った寧夏夜市がひらけた道路につくられているのにたいし、饒河街観光夜市は比較的ぎゅうぎゅうに建物と隣接しています。ひとも多く、ほとんど一方通行でした。
台湾に来るとたいへん、とさんざんおどされていた臭豆腐のにおい、わたしはここまでそうたいしたことないな、と思っていたのですが、蒸した道でかぐとややしんどかったです…。熱気とこもった空気が原因かもしれませんが、慣れるまではちょっと気分がわるくなってしまいました。
とはいえ、人波に流されながらすこし歩くうちに、空気のわるさはすぐ改善されました。おそらく松山市場と夜市の接続するあたりが、通気性の問題で空気がわるくなりやすくなっているのかなと思います。
そうして到着したのが金林三兄弟藥燉排骨です。
こちらのブログで藥燉羊肉と魯肉飯がおいしいと読んで、行程に入れていました。
前述した狼茶でとったコミュニケーションがこの旅行でいちばん丁寧だったとするならば、こちらのお店でとったコミュニケーションはその対局とも言えるものでした。
そのとき英語を話すかたがいらっしゃらなかったのかもしれません。お店のお兄さんはどこかに案内したがっていたようにも見えましたが、なにぶん言葉のわからないわたしは、とにかくここで食べたい、と床を指差して"ヒアー!"と言うほかありませんでした。
おそらく根負けしたお兄さんに案内されて、大きなテーブルで相席です。机に貼ってあるメニューを指差して、藥燉羊肉と魯肉飯を注文しました。
到着したのがこちら。
お代はメニューを確認して準備しておいて、注文した商品が到着したときにお渡ししました。
この藥燉羊肉、とてもおいしかった…! 羊の骨つき肉がごろごろはいった薬膳スープで、羊のクセと薬膳のうすあまい味がすきなかたはマストで食べてほしいです。すごーくやさしいのに野性味のあるふしぎなスープ、半年経った今でも写真を見ると味が思い出せるくらいすきな味です…。
一方魯肉飯、こちらはわたしの経験値が足りず、フーンおいしいね〜というかんじで食べてしまいました。口に入れると豚肉の脂がじわーっととけてごはんに絡むのがよかったです。魯肉飯、いつかはいろいろ食べくらべて自分の好みを知りたいですね。
上に貼った写真ではメニューがみっつしかありませんが、途中ちょっといい回転寿司屋さんのように*4、お兄さんが直接なにかのお皿を売りに来るシーンもありました。観光客より現地のひとがおおいお店なのだと思います。
お店を出る際、席に着くときにディスコミュニケーションが発生したお兄さんに「はおちー!」と声をかけたら、ほほえんでもらえてうれしかったです。
ふたたび夜市を歩きながら向かったのは、福州世祖胡椒餅です。
夜市の入り口にあり、行列ができているのですぐわかりました。
こちらの福州世祖胡椒餅、とても有名なお店です。台湾グルメについていろいろ調べたことのあるかたなら、一度はどこかで見ているのではないでしょうか。
胡椒餅とは、簡単にいうと焼いた肉まんのようなものです。胡椒たっぷりの肉餡とネギがくるまれた生地を、釜で皮がパリパリになるまで焼き上げます。
ツレヅレハナコさんも以前からおすすめしているお店で、お料理教室で台湾のおすすめごはんを聞いたときにも教えていただきました*5。
これまで行ってきたお店もそうでしたが、行列ができていても回転がはやいのでそれほど待つことなく購入できます。
夜市を出てすぐのところにベンチがいくつか並んでいる場所があったので、そちらに座っていただきました。
胡椒餅、皮がパリパリで肉汁がすごく、ネギの甘みとスパイスがおいかけてきておいしくないわけがないです。が、かなり熱くてはじめのほうはやけどを回避することに必死でした。猫舌のかたは気をつけて食べましょう。
食べ終わったあとおなかを落ち着けるためにぼんやり座っていたら、母娘で旅行中という日本人のおばあさんに話しかけられてすこしお話ししました。日本で他人に話しかけられるのはあんまり好きじゃないのですが、海外だとなぜかオープンマインドでおしゃべりができます。
20:30 知らない電車こと台湾鉄道
しばらくのんびりしたのちホテルに帰るぞ、と重い腰をあげたわたしは、しばらく夜市の最寄駅である松山駅で立ち尽くすはめになります。
というのも、Googleマップで台北駅までの経路を調べて表示された台北鉄道を使う経路を、バスを使う経路だと勘違いしていたからです。これまでMRT(台北メトロ)とバスだけで移動していたことと、Googleマップにおいて、台北鉄道を使う表示とバスを使う表示がとてもよく似ていたことが原因です。
簡単な比較画像をつくりましたが、ぱっと見誤解してもおかしくないことはわかっていただけるはず…。
どんどん終バスが出ていくバスターミナルで、来るはずもない台北駅行きのバスを探すこと15分ほど。諦めて松山駅の駅舎にはいり、警備員さんにGoogleMapを見せてたずねたところ、地下に通じるエスカレーターを案内されました。
案内されるがままきっぷ売り場できっぷを買い(ちなみに台湾鉄道の切符売り場では悠遊卡が使えませんでした)、わけのわからないままそれらしき電車に乗り込み、ぼうぜんとしているうちに台北駅に到着です。
この時点のわたしは”台北鉄道”という言葉すら知らず*6、有料特急のようなちょっといいかんじの車内にとまどっていました。
とはいえ、無事台北駅に着いてさえしまえばこっちのものです。車両から出るにあたってボタンで開けるドアをこじあけようとするトラブルはありましたが(後ろにいた男性がボタンを押してくれました)、三越の地下をすこし冷やかしながらホテルに帰りました。
この日はそのままベッドでごろごろしているうちに23時ごろ寝落ちしたと思います。
というわけで、ずいぶん間があいてしまいましたが3日目がこれで終了です。
次回、最終日4日目編はお買い物と梁記嘉義鶏肉飯、桃園空港の美食市場で最後のフードファイトです。
今週18日にはふたたび台湾に旅立つわたしが、旅の前にこの旅行記を書ききることができるのか、乞うご期待です…!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
*1:紙袋のなかにティーバッグを種類ごとにまとめた袋が4つはいっている可能性も捨て切れませんでした…。
*2:前回の記事をご覧いただければわかるかと思いますが、台湾で出会ったファーストライモちゃんは虚無感のつよいライモちゃんでした…。
*3:三代目J SOUL BROTHERSの曲からわたしが勝手につくった言葉です。「イキイキ feel so alive」という歌詞から、生き生きしている対象について形容するときに「Feel So Alive感がある」と言ったり「Feel So Aliveしている」と言ったりします。
*4:板前さんが「本日のおすすめ本マグロだよ〜」とか言ってトレイにお皿並べて売るやつです。
*5:とてもビールにあうので、夜市近くのファミリーマートでビールを購入してから行くのがよい、というおすすめの食べかたもそのときうかがいました。笑
*6:ブログを書くにあたってようやく調べました…。半年放置されていた知識…。
srecetteさんのパフェを食べてください
こんばんは、あわあわです。
ふだんわたしのTwitterやInstagramを見てくださっているかたのなかには、ここ2年くらい、わたしがたくさんパフェを食べている様子が目に入るな~と思うかたがいるかもしれません。
あるいは、直接会った際にわたしからちょっとやばめの熱量でパフェの話をされたかもしれません。
そんなふうに、ふだんしょっぱいものしか食べないわたしが突然はまったあまいものが、srecetteというパフェやさんのパフェです。
ほんとうは毎回新しいパフェが発表されると、目についたフォロワーさんひとりひとりの胸ぐらをつかんで「パフェ発表されましたよ!? ご都合いかがですか!??!? よかったらご一緒しませんか!!!!」と勧誘しにうかがいたいところですが、テニミュみたいに3ヶ月とか連続してやっているわけではないので*1、来ていただきたいすべてのかたとご一緒するのはむずかしいです。
なので今回は、まだsrecetteさんのパフェに出会っていないかた、ひとりで行くにはハードルが高いかたにむけた、どうやってsrecetteさんのパフェにたどりついたらいいの~? という話です。
この話、srecetteさんご本人が書かれたnoteもあるんですが、わたしはこういうのをブログにしたためるのがすきなので…。あとはひとにくわしくはわたしのこの記事読んでください! って言えるので、自分でも書きます。
というわけで、こちらはあくまで非公式の、srecetteさんのファンによる、2019年3月現在の情報として手にとっていただけるとありがたいです。
srecetteさんの書いた冷静な文章はこちらです。
今回の内容は以下のとおりです。
そもそもsrecetteさんとは? どんなところがすきなの?
さて、この記事を読んでくださっているかたのなかには、そもそもsrecetteさんのことを知らないよ! というかたもいらっしゃるかもしれません。
srecetteさんとは、ざっくり言ってしまうとパフェやさんです。年に何回か、土日を中心に数日間限定で毎回新作のパフェを数量限定で提供されています。もともとは渋谷のFabCafeにてスイーツを担当されていたかただそうで、パフェの提供はおなじくFabCafeにて、2015年からはじまりました。
ちなみにsrecetteさんについては、以前更新したパフェ構造学のイベントの際書いた記事が若干詳しい…かもしれません*2。
そしてわたしは、srecetteさんのパフェがとてもすきです。人生において食べられるパフェの本数がsrecetteさんのパフェですべて埋まってもそれが本望…と思えるくらいすきです。
srecetteさんのパフェの魅力のひとつだとわたしが考えているのが、果物系のソルベです。たとえば2018年の11月から提供されたMétaphoreというパフェには、洋梨のソルベがはいっていました(わたしはこの洋梨のソルベが、たぶんこれまで食べたsrecetteさんの果物系ソルベのなかでいちばんすきです…)。
この洋梨のソルベ、洋梨のいちばんおいしいところの味がします。果物ってひとつひとつ味がちがうし、たとえばいちごも先はあまいけれどへたのところは味がうすい…みたいに、ひとつの果物のなかでもおいしいところとそうでもないところがありますよね。でもsrecetteさんの洋梨のソルベは、最初から最後まで洋梨のいちばんおいしいところがぎゅーっと詰まっているんです…。
もちろん洋梨のソルベにかぎらず、srecetteさんのソルベはおいしいです。2018年の12月と、2019年1月末からバレンタインにかけて提供されたApprocheというパフェには、フランボワーズのソルベとブラックベリーのソルベがはいっていました。
ふたつのベリー系のソルベは、味がぜんぜんちがって、わたしは度肝を抜かれました。正直、フランボワーズはこんな味、ブラックベリーはこんな味、なんて考えながら食べたことは一度もなかったです。こんなふうに驚くたび、わたしはsrecetteさんのパフェ、精度が高い…とうなってしまうのです…。
そんなsrecetteさんのパフェはもちろん、ソルベ以外のパーツもとってもおいしいです。Approcheにはいっていたカマンベールとクリームチーズのアイスクリームは、ふわっと奥に白カビが香って、今までたべたチーズ系のアイスでいちばんすきでした。いちばん下のクランブルとフランボワーズソースも、塩っけとザクザクした食感、フランボワーズの種のぷちぷちしたかんじがアクセントになっていて、食べながらにこにこしてしまいました。
こんなふうに、srecetteさんのパフェには、ソルベをはじめとしたとってもおいしいパーツがとってもおいしい組み合わせとバランスで組み立てられています。おいしくないわけがないんです…。
いつどこでパフェが食べられるの?
そろそろsrecetteさんのパフェを食べたくなってきませんか?
なんと、この記事を書いている2019年3月23日現在、次回のパフェは明日からはじまります。次回のパフェはレモンとハーブのパフェだそうです。たのしみですね!
このように、srecetteさんのパフェはInstagram、Twitter*3、あとtumblr*4にて情報が更新されます(個人的にInstagramがいちばんすきなので、Instagramのリンクをおおきく貼りました)。大事な次回パフェの告知はどのSNSにも更新されるので、お好きなSNSをフォローして、更新通知をオンにしておくのがおすすめです(更新通知をオンにする理由については後述します)。
そして、いつ・どこで、についても、SNSを眺めていればわかる仕組みになっています。
まず、いつ、について。次回のパフェは3月24日から4月14日までの7日間です。このように、土日を中心に平日夜もまじえつつ、6〜7日間提供されることがおおいです。土日は10時から、平日は18時からの提供です。
また、ふわっとした感覚ですが、土曜の夜は日曜の夜にくらべてラストオーダーが遅めな気がします(とはいえその日のぶんが売り切れ次第になるので、売り切れてしまった場合はその限りではありません)。このあたりの細かいことは日付が近くなってからか当日、SNSに更新されます。
次に、どこで、について。上記のInstagramを見ていただければジオタグがついているのがわかると思います。次回のパフェがそうであるように、srecetteさんのパフェの大半は*5渋谷にあるFabCafe Tokyoにて提供されています。
道玄坂をのぼりきった、その名も道玄坂上という交差点にFabCafeはあります。
渋谷のハチ公らへんから10分弱かかるので、すこしとおくかんじるかもしれませんが、パフェのカロリーを消化すると思ってがんばりましょう。夏など暑い日や、渋谷にひとが多すぎる日にはマークシティを通り抜けていくと体力温存できます。
予約できるの? 予約しないとだめ?
srecetteさんのパフェについてすこしでも知っているかたのなかには、このパフェを予約して食べに行くことができることをご存知のかたもいらっしゃると思います。
srecetteさんのパフェはすべてお一人で組み立てが行われているため、数量限定で、かつ、日にちや時間帯によっては提供までしばらく待つ必要があります。その待ち時間を比較的みじかくできて、かつ、売り切れないかな…という不安から解放されるためのたったひとつの方法が、パフェの予約をすることです。
SNSの更新通知をオンにしたほうがよい、と前述しましたが、それはパフェの予約が開始された旨をすばやくキャッチするためです。過去、Twitterとインスタストーリーにて予約開始のお知らせがされたこともあったため、より確実にお知らせを受け取りたい場合はTwitterの更新通知をオンにしておくのがおすすめです(インスタストーリーは更新されても通知が飛ばないので…)。
上記の記事にもあるように、今回パフェの予約はPeatixにて行われました。以前は電話での受け付けがおこなわれていたこともあり、今後も予約方法は変わる可能性があります。
なお、現在販売されている予約枠はすべて完売となってしまっていますが、4月の土曜夜の枠については来月にはいってからの受け付けとなるそうです。つまり、これからパフェを予約して食べたいと考えているかたで、4月の土曜夜の予定がまだあいているかたは、SNSの更新通知を受け取っておくのが賢明です。
ここまで予約について書いてきましたが、もちろん予約しなくてもsrecetteさんのパフェを食べることはできます。予約なしのかたのためのパフェもたくさん用意してくださっており、わたしは前回のパフェであるApprocheを土曜の18時ごろに予約なしで行って食べました。
とはいえ、せっかく行って売り切れてしまってはかなしいです。srecetteさんのパフェをあまり待たず、比較的確実に食べられる時間として、個人的におすすめしたいのが土日の12時過ぎ〜13時ごろです(あくまで個人の見解です)。
土日のパフェの提供は、FabCafeが開店する10時から開始されます。まず、この10時をめがけて来ているお客さんが一定数いる印象です。パフェの予約枠にも10時の時間帯があり、もっとも一度にパフェの注文がはいるのが10時ごろなのでは、とわたしは思っています。この朝一の注文の波がひいて、比較的落ち着いてくるのが12時すぎ〜13時なのかな…というのが、13時ごろ、という数字の根拠になります*6。
ちなみに、これよりおそい14時〜15時ごろになると、過去完売のお知らせがはいったこともある時間にさしかかるため、それ以降はsrecetteさんのTwitterやInstagramを確認しながらFabCafeに向かうのがいいと思います。前述したように、わたしは土曜の18時ごろパフェにありついたこともあるので、あくまで希望は捨てず、諦めずに渋谷の坂をのぼりましょう。
また、もし平日夜がご都合あうようでしたら、過去に平日夜のFabCafeがパフェのお客さんで混み合うところはまだ見たことがないので、もしかしたら穴場かもしれません(わたしのフォロワーさんがラストオーダー間近に来てくださって、無事パフェを注文された様子も以前確認しています)。
せっせと書いていたら5000字ちかいボリュームになってしまいました…。
この記事を読んだみなさまの行動になにか影響があればとてもうれしいです。よりたくさんのひとに、srecetteさんのパフェと出会っていただけますように。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
*1:結局一緒に予定を立てて約束するのがいちばんの勧誘と思っているので、テニミュはそれで何度もフォロワーさんと遊びに行っています。さゆみさんが一度引退する前まではストリップにもたくさん足を運んでいただきうれしかったです。
*2:ちょっと長いので時間と気持ちに余裕のあるとき読んでください。:FabCafeトークイベント「パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く」によせて - 日々の泡
*3:srecette (@srecette) | Twitter
*4:http://srecette-fabcafe.tumblr.com/
*5:過去、荻窪のwood good brothersというカフェでもパフェが提供されたことがあります。: https://www.instagram.com/p/BXVgBYEBxG9/
*6:また、srecetteさんが12時過ぎ現在、波が落ち着きました、という旨のpostをされていたこともあります。 https://twitter.com/srecette/status/1068704090060840961