日々の泡

書きたいときに書きたいことを書きます。

FabCafeトークイベント「パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く」によせて

こんにちは。
先日FabCafe*1さんにてイベント「パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く*2」に行ってきました。

とってもたのしく、感情の振れ幅がすごかったので、備忘録&みんなsrecetteさんのパフェたべよ! という気持ちもこめて、ブログを書きます。


まずはイベントの話の前に、わたしの思い出話にすこしだけおつきあいください。

わたしがsrecetteさんのパフェに出会ったのは、2017年の6月のことでした。
この時期は、わたしの大好きな踊り子さんである、石原さゆみさんの引退週でもありました*3。引退週、渋谷道頓堀劇場にてさゆみさんの引退興行が行われていて、わたしは足しげく渋谷に通っていました。

突然ですが、わたしはいわゆるチョコミン党です。
アイスは好きですが、それほど甘党ではないのもあって、マフィンなどにはあまり手をだしません。こだわりがつよく、食べていないチョコミントアイスもおおいです。地元名古屋のビストロで提供されるチョコミントアイス(とてもおいしいです)に思いをはせながら、赤城乳業の箱チョコミントアイスをセブンイレブンで購入するのが主な活動でした。
そこに飛び込んできたのが、Mintopiaの告知でした。かわいくて上品でいかにもおいしそうなチョコミントアイスは、Twitterを見ていてもなかなか人気が高そうで、ストリップを見る前にパフェ行くかなぁと同居人を誘って、渋谷の坂をのぼったのでした(そして大好きなさゆみさんの、ちょうちょうちょう好きな演目、ウェディングを一回見逃しました。)。

Mintopiaがどういう構造のパフェなのか、ご存じないかたもいるかと思うので、srecetteさんのInstagramを引用しつつ、紹介します。

www.instagram.com

まずはこちらのたいへんかわいいパフェの写真をご覧ください。

一番上にたいへんかわいらしく座っているのがチョコミントアイスです。それを鳥の巣みたいにかこっている棒状のものがミントのメレンゲです。その下でグラスの蓋のような役割をしているのが、今度はまるいミントのメレンゲと、クリームです。そしてその下にピンクグレープフルーツのソルベと、ピスタチオのアイスクリームが仲良く並んでいます。いちばん下が、ショコラムースです。

ものすごくざっくりした説明になってしまいましたが、Mintopiaはおおよそこういう構造のパフェでした。

ところで、みなさんがパフェと聞いて思い浮かべるのは、どんなパフェでしょうか。
わたしは今までパフェというと、フルーツパーラーなんかででてくるような、果物がふんだんに乗せられたパフェや、もっと安いかんじの、コーンフレークと生クリームがごりごりはいったすぐに胃もたれするパフェしか知りませんでした。
そして、Mintopiaはわたしが今まで出会ったどのパフェともちがうパフェでした。

まず、srecetteさんのパフェは、ひとつひとつのアイテムが異常においしいです。
あわあわチョコミントアイスランキングを更新した、Mintopiaのチョコミントアイスを例にあげて説明させてください。
チョコミントアイスに重要なのは、ミルク感とミント感とチョコレートの食感、この三要素とそれらのバランスである、とわたしは考えています。
チョコミントアイスは、まずアイスクリームであるからして、ミルク感のつよいリッチな味わいのものがわたしはすきです(そして市販されているカジュアルチョコミントアイスは、この条件を満たせない場合がとても多いです…)。その意味で、ハーゲンダッツのチョコミントアイスはあわあわチョコミントランキングのなかでなかなか上位にいます。
そして、フレッシュなミントの味わいもとっても大事です。だいすきなビストロのチョコミントアイスはさわやかなミント感がつよいチョコミントアイスです。
最後に、チョコレートのざくざく感も重要です。チョコレートの味だけでなく、食感のよい、ある程度粒感のあるチョコレートがはいっているほうがうれしいです。
Mintopiaのチョコミントアイスは、この条件を満たしているばかりか、最高のバランスでもってわたしの前にあらわれました。

そして、そういった異常においしい食べもの同士がセンスよく組み合わさった、相乗効果でさらにさらにおいしいパフェがMintopiaでした。
このパフェを食べるまで知らなかったんですが、チョコミントアイスって、グレープフルーツのソルベなど、ほかの素材と一緒に食べることで言葉にできないくらいおいしくなるんですね…。
初回は同居人と食べたんですが、わたしたちはチョコミントとグレープフルーツがあわさるとこんな味になるの!? ピスタチオもやばい! なにこのメレンゲこんなのはじめて…などと、大騒ぎしたりしばらく黙り込んだりしながら食べていました。
おいしいものとおいしいものの組み合わせがこんなにも新鮮かつ色鮮やかに感じられたあまいものは、Mintopiaがはじめてでした。

パフェってこんな魅力があるんだ! と気付かされると同時に、これまでパフェをおおきなあまいもの*4程度にしかとらえていなかったわたしにとって、めちゃめちゃな衝撃でした。

また、わたしには、夢の中で食べる食べ物は異常においしい、という持論があります(夢で食べた完璧な紅茶のババロアのこと、今でも忘れられません)。
Mintopiaは夢の中のたべものと言っても差し支えないくらいおいしく感じました。わたしにはとても想像がつかない食べ物だったという意味では、夢よりおいしいパフェだったのかもしれません。

このように、Mintopia初体験は、あわあわ人生上チョコミントアイスランキングが更新された瞬間で、わたしにとってのパフェの目覚めでもありました。
そうしてわたしは、すっかりsrecetteさんのファンになってしまいました。新作を食べながら、これまでのパフェの復刻および、Mintopiaとの再開を夢見る毎日がはじまったのです。


思い出話はこれくらいにして、そろそろイベント当日の話をしますね。
そんなわたしにある日舞い込んできたのが、Fabcafeでのイベントのお知らせでした。

Mintopia新規*5のわたしは、Mintopiaを愛しているのはもちろん、これまでのパフェにも並々ならぬ興味を抱いていました。当日が休日だったのもあって即座に参加を決めると、チケットを購入しました。
これは余談ですが、わたしはこのときミニパフェの提供がこのイベントにふくまれていることを知りませんでした。けれど、srecetteさんのインスタにてパフェの提供があることに気付き、そして、そのときの画像がMintopiaにソルベとしてはいっていたピンクグレープフルーツだったこともあり、当日までソワソワどきどきしていました。


今回のイベントの登壇者は、srecetteのパティシエ小関さん、パフェ評論家*6でsrecetteのパフェを全制覇されている斧屋さん、いかつめの雰囲気なのにちょう物腰穏やかなデザイナーの山田APACHE悠太さん、司会進行は年齢がそう変わらなくてびびったFabCafeバリスタ大西さん、以上の4人です。

イベントの流れはおおよそこんなかんじでした。
・登壇者紹介
・パティシエ小関さんよりパフェの解説
・3つのパフェを取り上げて討論
・パフェ実食

イベントレポブログを書く予定はなく、自分用としてメモをとっていたので、気になった話を雑にかいつまんで書いていこうと思います。
ニュアンスにぶれがあったり、そもそも間違っているんだけど…みたいなところがある可能性があります。ご指摘があればどんどん直すので遠慮なくご連絡ください。すみません…。


それではまず、登壇者紹介のところから。
srecetteのパティシエ、小関さんはもともと写真を撮る方だそうです。
そんななかで食べるものを見せるとこから食べてもらうところまでできるパティシエに興味を持ち、当時求人を募集していたパティスリーにかたっぱしから行き、いちばんおいしかったところに応募して製菓を学びはじめたとのこと。
はじめからパフェをつくっていたわけではなく、FabCafeで以前はスイーツ担当をしていたところ、パフェをつくってみないかと言われて現在にいたる…というようなかんじだったと思います。

ほかにはパフェ評論家の斧屋さんがパフェの単位は「本」だとおっしゃっていたのが印象に残っています(もともとタカノフルーツパーラーの方が言われていたそうです)。


続いて、パフェの解説です。
のちに討論で取り上げられる、9作目のMintopia、10作目のTatin、11作目のbasiqueをのぞいた8本のパフェの解説をだだーっと聞くことができました。作り手の方によるパフェの解説、豪華すぎる…。

斧屋さんからのツッコミでなるほど! と思ったのが、解説の順番について。
小関さんもそうだったんですが、パフェの作り手のかたはパフェを下から、つまり作る際に入れいていく順番にお話しされるんだそうです。
反対に食べ手のわたしたちはパフェを上から、つまり食べる順に話します。
このツッコミをうけて、小関さんも話せるものについては上から解説してくださいました。

わたしは8作目のMintopiaからsrecetteさんのパフェを食べているので、1作目~7作目までは食べたことがありません。
もちろんどれもすべて食べる機会があれば食べたいと考えているのですが(リバイバルお待ちしています)、なかでも気になったのが3作目の「魅惑のチョコレートパフェ」、7作目の「Basic」です。

魅惑のチョコレートパフェは、チョコレートの蓋がパフェグラスのうえにあるパフェです。ここに席で熱いチョコレートをかけて蓋を溶かし、それでもグラスのなかにはアイスクリームがはいっているので、流し込んだチョコレートは再度グラス内でかたまる、といった仕組みになっています。
このパフェにはキルシュが使われているそうで、お酒だいすきなわたしにとっては絶対食べてみたいパフェです。熱いチョコレートを流し込む仕組みも、わくわくしそう…。
また、斧屋さんはアルコールが得意ではないそうですが、このパフェを食べるときに「そのパフェにそれ(アルコール)が必要だったら、僕は食べたいです」と言ったという逸話がめっちゃかっこいいな…と思いました。笑

そして7作目Basicは、チョコバナナのパフェです。
小関さんにとって、パフェの基本となるような題材がチョコバナナだそうで、それに取り組んだのがこのBasicです。
わたしはたまに家でバナナを食べるので、とくに気にしたことはなかったのですが、バナナが苦手なひとはあのもそっとした食感がどうにも苦手だそうです。その課題を解決するためバナナの表面をキャラメリゼされたとのことで…食べたい…。
斧屋さんがまさにバナナのもっそり感が苦手なひとで、キャラメリゼされたバナナになっていることにより、斧屋さんもおいしく食べられたそうです。
Basic、ビジュアルがシックでこれまでのパフェのなかでもかなり気になっていたのですが、こういう話を聞くとますます口の中がよだれでびしょびしょになってしまいます。


ほかにもいろいろ気になる話はありましたが、次のコーナー、パフェを取り上げた討論の話にうつらせてください。
こちらのコーナーでは、前述のとおり8作目のMintopia、10作目のTatin、11作目のbasiqueを取り上げて、それぞれのテーマにそったお話を聞くことができました。

まずは8作目、わたしが世界一愛しているパフェであるMintopiaです。
このパフェの討論テーマは「マイナスをプラスにする」でした。
チョコミント、苦手なひとも多いですよね。そういったひとに対してアプローチすることで、‐3が+3になれば、0から+3にするよりもインパクトがあるのでは? という主旨の討論でした。

もともと小関さんもチョコミントはそう得意じゃないとのことで、ただ妹さんが強火のチョコミン党だったことから、苦手な自分でもおいしいチョコミントを目指したパフェだったそうです。
ちなみにこのパフェのインタビュー記事*7はふだんのFabCafeブログ記事にくらべ、かなり多くシェアされたそうです。また、斧屋さんのTwitterにおいてもMintopiaのpostはsrecette関連のpostのなかでももっとも多くRTされているそうで、チョコミント強火の圧が感じられます。

Mintopiaはsrecetteさんのパフェのなかでもちいさめなワイングラスを使用したパフェです。
ここにはチョコミントが苦手なひとにもとっつきやすい、ちいさくてかわいいグラスを用いるという視点がふくまれているそうです。
パフェはふつう縦長で、食べる順番のある構造になっていることが多いたべものです。おおきくなればなるほど最後まで楽しく食べさせることがむずかしくなるという話が、パフェはおおきいあまいものであるという先入観を抱いていたわたしにとって、とても印象的でした。
チョコミントが苦手なひとにむけたMintopiaの構造が、結果的に甘党ではないわたしをもsrecetteさんのパフェにひきこむ要素になったのだと思います。


次に10作目、Tatinです。
このパフェの討論テーマは「素材の輪郭を協調する」でした。
Titinはタルトタタンの上、キャラメリゼしたりんごを題材としたパフェですが、りんごのかたちは上に乗っているりんごのメレンゲしかありません(このメレンゲも、はじめはランダムに折られたかたちで、りんごのかたちになったのはかなり最後の段階だそうです)。りんごそのものをほとんど見せないことで、かえってりんごを強調しているのでは? という主旨の討論でした。

ここで斧屋さんが、二種類のフルーツパフェの話をされていました。
まず斧屋さんいわく、フルーツを題材とするパフェには、おおきく二種類あります。
ひとつはフルーツをそのまま使うもの、もうひとつは加工してパティシエの手中におさめたかたちで使うものです。Tatinはこの分類でいう、後者のフルーツパフェです。
りんごに手をくわえることで、かえってりんごらしさを凝縮したパフェになっているのが、Tatinなのでは…といったかんじだったかと思います。

わたしにとってのパフェは、Mintopiaに出会うより前、前者のフルーツそのものを用いたパフェでした。srecetteさんによってパフェに目覚め、これまでのパフェ観をおおきくくつがえすパフェに出会えたことをとってもしあわせに思っています(ただTatinは、わたしにはすこしおおきかったな~とちょっと思っています…。もうすこしちいさいパフェだったら、きっともっと好きでした)。


最後に11作目、ちょうど3/11まで販売されていて、そしてイベント当日の段階では販売期間中だったbasiqueです。
このパフェの討論テーマは、「不透明による想像」でした。
basiqueはwasaraという、紙でできたお皿にはいっているパフェです。また、これまで(すくなくともMintopia以降は)、srecetteさんのパフェにはなにがはいっているかわかるお品書きのような紙が一緒に運ばれていましたが、basiqueにはこのお品書きもありません。中にどんなものがはいっているかわからないことで、食べ手の想像力をかきたてることができるパフェなのでは、という主旨の討論だったと思います(wasaraが不透明なところまでがはじめに設定された主旨だったのか、お品書きがないところまでもふくめて主旨だったのか、思い出せません…)。

前述のとおり、srecetteさんのパフェにはお品書きがついています。このお品書きを見ることで、そのパフェがどういう構造で中になにがはいっているか、食べる前におおよそ確認することができていました。
けれど、字面を追って考えながら食べることは、ほんとうの味わいなのだろうか? ということを考えたのが、中身の見えないパフェの出発点だったそうです。

中身がわからないことで、食べ手の味覚や想像力を使ってパフェを感じてもらおうという試みで、小関さんいわく食べているものがなんなのか考えることが大切で、その答えが当たっていても当たっていなくても大丈夫だそうです。

APACHEさんが、イベント前日に行われた打ち合わせの際に男性3人でパフェを食べたのが、ミニ四駆を集まってつくるような、複数人いるにも関わらず孤独な行為に似ていて楽しかった、とお話しされていたのも印象的でした。

また、パフェのにおいの話を斧屋さんがされていました。斧屋さんいわくいいパフェは香りもすごいそうで、昨夜の打ち合わせにおいても、斧屋さんはbasiqueのにおいをかいでいたそうです。


このあたりでbasiqueの話の途中から離席してイベント会場の中にあるオープンキッチンにてミニパフェを作っていた小関さんから、半分ほど完成したとの伝言がはいります(そしてわたしは小関さんがパフェをつくりはじめたあたりから気が気ではなくなり、キッチンをちらちら見ながらお話しを聞いていました…)。
今回出されるパフェがMintopiaですとの発表に会場はおおいに沸き、わたしはよろこびで死にそうになっていました。

イベント用に用意されたMintopiaがこちらです。

 

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棒状のメレンゲ*8だったところがbasiqueに使用されているメレンゲの型を使ったと思われるお花のメレンゲになっているなど、変更点はありましたが、わたしが恋焦がれていたMintopiaとの再会でした。

わたしはMintopiaを2回食べているのですが、2回目のMintopiaを食べたとき、コンディションが悪く*9、1回目ほどおいしく食べられませんでした。それがMintopiaとの関わりのなかで、とっても心残りでした。もう一度、あの最終日をやりなおせたら、とずっと思っていました。

それがこんなかたちで、サプライズ的に訪れるなんて正直思っていませんでした。
久しぶりに食べるMintopiaは当時の記憶どおり繊細でおいしく、わたしのいちばんすきなチョコミントで、チョコミントアイスはグレープフルーツのソルベとの相性が最高でした。
最後のひとくちがこんなにも悲しいたべものは、その限定性もあいまって、おそらくほかにないと思います。

イベント終了後、小関さんとすこしお話しできたのですが、あのチョコミントアイスはチョコミント強火からするとミント感が物足りないという意見もあったそうです。ただそれでも、Mintopiaがわたしにとって最愛のチョコミントであるということは、もうしばらく変わりません*10


と、こんなかんじの非常に興味深く、たのしく、感動的においしいイベントでした。
おそらく提供されるパフェがMintopiaでなくても、とてもしあわせなきもちで帰れたかと思います。でも、Mintopiaだったからこそ、こんなに長いブログを書く情熱を抱かせるイベントになったような気もします。
いずれにしても、またパフェのイベントに参加できたらうれしいです。次回開催をお待ちしています!


最後に、もう一度思い出パートです*11
このイベントの翌週、3/10にわたしは一週間ぶりのFabCafeに足を運びました。お目当てはもちろん、srecetteさんのbasiqueです。

 

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この日は開店から閉店の21時までパフェを提供できるよう準備をしています、と小関さんが宣言してくださっていた日で、FabCafeも大変な混雑でした。
席に座るまでにもすこし待ちましたし、席についてからもパフェが来るまで2時間くらい待ちました*12

でもbasiqueは、待つ価値のある、というか、待ち時間なんてどちらでもいいくらいおいしいパフェでした。

basiqueはいちごのパフェです。
でも、生のいちごがはいっている部分は、ひとつもありません。ソースやソルベでははいっていますが、これも果物そのものを用いたパフェではなく、いちごが加工されて小関さんの手中にあるパフェと言えるでしょう。

すごくおいしくて、わたしはsrecetteさんでこれまで食べたなかでは、basiqueがMintopiaの次にすきだなと思いました。
このパフェは、グラスの口と並行に、丸いメレンゲで蓋がされています。Mintopiaもこの構造でしたが、この構造のパフェは、スプーンでメレンゲを砕いて下に行くとき、すごくどきどきして好きです。
メレンゲの蓋の下に行くとき、メレンゲにはまだいちごのソルベやお花のメレンゲなどが、のこっていると思います。メレンゲはもろい素材ではありますが、上から砕こうとすると意外とかたいです。メレンゲを砕くとき、力を入れすぎると上のソルベやメレンゲは、ともすると崩れてこぼれてしまう気がして、食べたかたはおそらくスプーンで軽く叩くようにしてメレンゲを割ったのではないでしょうか。
わたしはこのとき、ドアをそーっとノックしているような気持ちになります。まっしろなメレンゲと生クリームのドアをノックすると、その下のおいしいものたちが顔をのぞかせます。どきどきそわそわする瞬間です。

また、このパフェは上のwasaraにはいっている部分と、パフェ台になっている部分が取り外し可能です。
先週ちょうどにおいの話をイベントで聞いたこともあって、食べながらにおいをかぐことはもちろん、食べおわってから空のwasaraに鼻をつっこんでみたんですが、めちゃめちゃいいにおいがしました…。
食べてすぐはまだひんやりしているのもあって、すこしつめたいにおいがするんですが、しばらく待つと器やすくいきれなかったソルベやソースがあったまって、食べているときより深くてあまいにおいがするんですね。その香りがほんとうによくて、同行者の友人としばらく鼻をつっこんでいました。あの香りをいつでもかげる環境がほしい…。

このパフェの中身がいったいなんだったのか、srecetteさんからの答え合わせが発表されるのかされないか、わたしにはまだわからないので、パフェの中身は憶測です。いちごのソルベの下にあったゼリーなんて、2回食べてもなにかわかりませんでした…。ただ、なにがはいっているかにかかわらず、basiqueはおいしいパフェで、すてきな体験でした。

basiqueがどうおいしいのか、上手に伝えらないのがかなしいです…。できれば好きかもしれないかた全員に食べてほしかったです…。


さて、これまで「わたしとMintopia」、FabCafeイベントレポ、「わたしとbasique」について、つらつら書いてきましたが、最後に今後srecetteさんのパフェを食べたいかたに向けて、今後もパフェの提供がFabCafeで行われるという前提ですこしだけお伝えしたいことがあります。

まずFabCafeは、公式サイトを見ていただければわかるとおり、デジタルものづくりパフェです。お茶をする、あるいは食事をすることに特化した、いわゆるカフェではありません。ので、カフェとしての機能にはそんなに期待しないほうが、リラックスして過ごせると思います。
最終日に伺ったときに、basiqueをバシックと読まれているスタッフのかたがいたり(本来の読みはバジックです)、Mintopiaのときにも飲み物を間違えられてしまったりと、全体的にカフェとしてはゆるめである、というこころづもりで行くほうがいいのかな、とわたしは感じています。

また、途中に待ち時間についてすこし触れましたが、srecetteのパフェは小関さんがおひとりでひとつずつ作っています。オープンキッチンの近くの席に座って気付いたのですが、冷凍庫がオープンキッチンにはないため、パフェをつくる際のオペレーションもあまりよくはできない構造です。タイミングによっては、かなり待つことがあるので、時間に余裕をもって、できればはやめの時間帯に行けるといいと思います。

以上のことに注意していただければ、あまり気を悪くせずパフェを楽しめるのではないでしょうか(パフェを作るスピードについてはともかく、FabCafeの運営については改善してほしさもありますが…)。


最後の最後でちょっとだけ書いてしまいましたが、わたしは今後もsrecetteさんのパフェを追いかけていきたい気持ちでいますし、次のパフェもとってもたのしみにしています(5月か6月と伺いました)。

毎回おいしいパフェをたのしみに、いつかMintopiaをこえる感動を得られることを祈って、今後も足を運びます。

この記事を読んだかたが、srecetteさんのパフェを食べに行っていただけますように。
いつも深夜にFabCafeスタッフの方とメールのやりとりをされるという小関さんが長く健康で、よりよい暮らしができますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

*1:渋谷の道玄坂をのぼった上にある、デジタルものづくりカフェです。くわしくはこちら:FabCafe Tokyo | 3Dプリンタとレーザーカッターが使える渋谷のカフェ

*2:パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く

*3:さゆみさんについては、こちらの記事にいろいろ書いてます:

merryberrymerry.hatenablog.com

*4:前述のとおり甘党ではないわたしは、おおきなサイズのあまいものを最後までたのしく食べられないことが多いです。

*5:このはいった時期から~新規というオタク用語、便利すぎてすぐ使ってしまいます。Mintopiaをきっかけにsrecetteさんに出会い、その後ファンですという意味です。

*6:パフェ評論家、商標登録されているそうです。

*7:チョコミントが好きな人も苦手な人も虜にするパフェ「Mintopia」

*8:ちなみに棒状のメレンゲ、Mintopia発表時はたばこみたいと言われたことがあったそうです。わたしもココアシガレットみたいだな~と当時思っていました。

*9:道玄坂の途中にある丸亀製麺に行ったらテンションがあがって食べすぎました…。丸亀製麺、たまに行くとたのしくなって天ぷらを食べて後悔します。

*10:ナンバーワンチョコミントを塗り替えるチョコミントに出会いたいきもちもなくはないですが、それ以上にMintopiaを安定供給されたいという気持ちがおおきいです。

*11:この構造は斧屋さんのいうパフェのABA構造とも言えるので、もしかするとこのブログも実質パフェなのかもしれません(たぶんちがいます)。

*12:srecetteのパフェは、小関さんがおひとりでひとつずつ作っているので、タイミングによってはけっこう待ちます。わたしは小関さんがパフェを作っているオープンキッチンに近い席だったのと、同行者の友人を置いてHMVに月刊根本宗子のチケットを買いに行ったりしていたのでそう退屈しませんでした(…)。

意識ひくい人間が白鳥エステに通い出して半年経った

こんばんは、あわあわです。

 

同居人がとある理由*1でインスタパワーを貯めるべく、いいかんじの写真を撮ったりタグ付けしてみたりジオタグつけたりなんかいろいろしています。

それを見て、よーしわたしもインスタパワー貯めっぞと思っていたら、インスタと食べログの両方からフォローしてたパワーありげなひとから食べログのほうにリフォローが来て、あっわたし戦うフィールド間違えてた…? もっと文章書けってこと…? となりました。食べログ、5年前くらいに5記事くらい書いたっきり読み専なのに…。

ので、最近はちょっと生活に余裕もあるし、食べロガーとしての第一歩を…踏み出すかどうかはわからないんですが、もうちょっと文章書こうと思っています。

前置きが長いですね。

 

というわけで、今回はレストランではなく白鳥エステの話をします。

 

 

白鳥エステ、言うまでもなくインターネットで有名ですよね。わたしのブログを読んでくださってるかたはもう9割くらい聞いたことあるのではと思います。

 

わたしが白鳥エステを知ったのは、Twitter経由だったと記憶しています。創業者のかたが安く、より良いサービスを提供できるよう取り組まれていることと、LGBTにたいする配慮がしっかりしていたのが印象に残ったような…。

それからしばらくして、実際に行かれたかたの声をたくさん、これもまたTwitterで見るようになりました。これくらいよぶんなお肉がへりました〜とか、こういう顔にしてもらえました〜とか、そういうかんじの口コミです。

 

TLで見かける白鳥エステの評判は、いいかんじの顔をつくったり、いいかんじの身体にしてもらったり、というものが多いです。

ただ、正直わたしは自分の顔やら身体、あとファッションに、たぶん自分のTLの平均以下の興味しかもっていないと思います…。なので、はじめて行ったのもこのひどい首〜背中のコリどうにかならないかな…できたらお姉さんに優しくされたいな…というきもちでした。

 

そういう意識低空飛行な人間が白鳥エステのなにに魅力を感じててどういうふうに通っているの〜っていうかんじの話をします。

 

 

まず、白鳥エステがどういったエステなのか、ちょっとだけ説明します。

このへんはもう知ってるひとも多いと思うので読み飛ばしてくださって大丈夫です。

 

白鳥エステとは、HS bodydesignというエステサロンです。

www.hsbd.jp

 

リンクにも記載がありますが、60分3000円というお手頃価格でエステを受けられるエステサロンです。東京都内からはじまり現在は千葉、神奈川、名古屋、大阪梅田にも店舗があります。

完全予約制、完全会員制ということで、すこしとっつきづらく感じるかたがいるかもしれませんが、上のリンクを踏んでいただければどなたでも登録や予約ができると思います。

いろいろコースやら時間やらありますが、そのあたりはこのブログのもうちょっとあとの記述か、あとはホームページにいろいろ詳しく書いてあるので、そちらをご参照ください。

 

 

さて、意識ひくいひくーい人間の考える白鳥エステのよいところは以下の3点です。

①なんかよくなった気がする

②意識がちょっと高くなる

③ポジティブなパワーをもらえる

 

 

①なんかよくなった気がする

あまりにも雑な感想で申し訳なくなってきました。これも自分の体型や顔を厳密には意識してないせいだと思います。すみません。

 

初めて白鳥エステに行ったとき、あまりの痛さにびっくりしました。いまいち自分でイメージができてなかったのもあると思うんですが、白鳥エステは痛いです。

もちろん、痛くて無理ですと訴えると優しくしてもらえるんですが、これくらいならがまんできますか? と耐えられる痛みに調整する、というアプローチです。初めて行ったときには痛みの逃しかたを教えてもらって必死に呼吸をしていました…。

 

でも、そのときのスタッフさんにも教えてもらったんですが、通っているうちにだんだん痛くなくなるんですね。やってくる痛みにたいする慣れであると同時に、身体が改善されていることのあらわれでもあると思います。痛い場所は、身体の調子がよくない場所でもあるので…。

実際、先月痛くてギエ…となった部分の張りを、触れてもらう前から減ってますね〜! と指摘されて、実際前回より痛くないみたいなことが先日起こりました。

わたしはいろんなスタッフさんの施術を受けているので、継続した変化は気付かれにくいほうな気がします。それでも自分以外からの指摘でこういうことがあると、変わってるんだな〜とあらためて思えてうれしいですね。

定期的に行きたいなと思えるよさです。

 

あとはもちろん、実際受けた直後もなんかちがうな、というのがわかります。

スタッフさんによっては施術の合間にここが変わりましたよ〜と触れさせてくれることがあります。たとえばそのときに右脚は終わっていて、左脚は終わっていない状態だと、右脚と左脚の太さというか高さ? が、ちょっとびっくりするくらい変わってるんです…。また、スタッフさんの手が触れている感触からも自分の身体の変化がわかることがあって、正直ギョッとします…。

自分に無頓着なこともあって、実際の身体が半年前からこう変わっています! みたいなことはあまり言えないんですが、「数日後から変わってくるので観察してみてくださいね〜」と言われて帰って、実際3日後に鏡をふと見てびっくりしたこともありました。

Twitterビフォーアフターの写真をあげてらっしゃるスタッフさんもいたりするので、興味があったら調べてみてほしいです。意識ひくいひくい人間の文章より信憑性たかいと思います。

 

 

②意識がちょっと高くなる

当然のことだとは思いますが、エステにただ行っていれば身体が最高によくなる、というのはたぶん幻想です。

60分週に1回身体をながしてもらうだけでむくんだりこったりしない美しい身体になれたら夢みたいですよね。でも現実はさすがにそこまで甘くないです。

 

前述のとおり意識ひくいひくーい人間だったわたしの意識もそうそう高くはなりません。それでも、白鳥エステのスタッフさんに身体に触れてもらうと、だめなかんじの生活習慣をばしばし言い当てられるので自然と背筋がのびます…。

それと、エステに通うということは、自分の身体にお金をかけてあげるということでもあります。そうすると、自然と自分の身体に手間をかけてあげようというきもちになれる…気がします。

 

冷水ではなくレンチン白湯を飲むようになったり、まるまってた背中をのばしたり、ヒールを履く日を減らしたり…、という、ひとつひとつはほんとうにちいさいことばかりです。でも、自分の身体の反応は以前よりよくなっている気がします。気がするレベルでも、続けることが大事なんだろうな、ということがわかるようになってきました。

というように、意識底辺の人間の意識を5cmくらい浮かせるパワーを、白鳥エステ(と、自分の身体にお金をかけているぞという事実)は持っているのです。

 

 

③ポジティブなパワーをもらえる

個人的にはかなり大事だと思っています。

まず、白鳥エステで趣味の話をスタッフさんとされるかたは多いと思うのですが、わたしはあんまり趣味の話をしないタイプです。どっちかというと、美容院でもだまってるタイプの人間で、施術中ずっとしゃべりっぱなし…ということはほとんどないです。

でも、ここが凝ってますね〜とか、このへんが疲れてるんですよ〜とか、生活習慣まわりの話はちょいちょいします。

 

そして、白鳥エステのスタッフさんは、あんまりネガティブな話をしません。あほみたいに疲れていてぐだぐだな場所があっても、「今こうなっている+こういう対策をするとよくなりますよ」という事実+アドバイスのかたちで教えていただけます。

さらに、最近こういうところを心がけているんです、という話をすると、めっちゃほめてもらえます。前回のアドバイスを実行してますよ、という話をすると、喜んでもらえます。

 

つまり白鳥エステのスタッフさんは、生活を前向きにする話をしてくれます。

わたしには自意識というやつがあって、おそらくみなさんにもそういうやつがちょっとでもあるひとは多いと思います。意識たかいたかーい人間だと思われるのははずかしいとか、たいしてかわいくもないのに美容のこと気をつけちゃってうんぬんみたいな…。

でも、白鳥エステではそういうこと気にしなくていいんだなと思えています。

女優のだれだれさんに顔を寄せてください♡ とか恥じらいなく言ってもスタッフさんは張り切ってくれます。こういうふうに自分に気を使っていますと胸を張って話せます。

これは②であげたことにもつながってくるとは思いますが、そういう場所があると、自分も前より前を向けるような気がするんです。

白鳥エステが「ブス減」という言葉をかかげていた(そういえば最近HPからその記述がなくなった気がしますが)のも、そういう自意識への救済策だったのかな、とわたしは思ってます。

 

 

というわけで、「わたしのかんがえた白鳥エステのさいきょうな点」をあげてみましたが、行ったことがないかたは、行ってみないとわからないと思うんですよね。

まずはぜひ一度お試しいただきたいなというきもちもこめて、わたしのふだんのコース&おすすめコースをちょっとだけ書きます。

 

・まずはお安くお試しコース

ボディデザイン ラベンダースタンダード60分

お値段 3000円〜(スタッフさんのランクによってお値段がすこし変動します)

たぶん白鳥エステにおいていちばん基本のコースで、なにはともあれ60分揉まれてみるコースです。いいにおいとともに痛みがあなたをおそい、これまでの不摂生を悔やむことでしょう…。

このコースでは背面全体と、60分の場合は顔、上半身、下半身から前面のパーツをひとつ選んで施術してもらえます。顔はさわったときのシュッと感がつたわりやすいのと、目があくかんじがして気分がいいのでわたしは顔を選ぶことをおすすめします。

 

・コリをとにかくどうにかしたいコース

ドライリンパケアコース90分+ドライヘッドエステコース30分

お値段 6500円〜

ドライリンパケアは、オイルを使わない、着衣のままで受けられるコースです(ただ、わたしは身体がすごくぽかぽかしてしまって汗をすごくかくので、脱いでうけます)。コリによいらしいので、肩こりがひどいかた、腰がキてるかたにはおすすめかと思います。

あと、わたしはドライヘッドエステがとにかくすきで、予約の時間に余裕があれば積極的にねじこんでいます。

美容院でシャンプー時やたらあたまを揉むのがうまい美容師さんがたまにいますが、あれをずっと受けられます。あとあたま〜首を揉まれているだけなのに顔もシュッとします。

 

・わたしが月2回受けたいコース

ボディデザイン アロマアドバンス 120分+ドライヘッドエステ 30分

お値段 12000円〜

ラベンダースタンダードのコースはラベンダーのオイルを使った施術になりますが、アロマアドバンスより上(つまりアロマアドバンスとプレミアム)のコースでは、部位によってちがうオイルを使い分けてもらえます。

わたしは腕・胸のオイルのにおいがすき…。

よいオイルを使うことで効果が出やすくなるだけではなく、痛みも感じにくくなるみたいなので、痛いのこわいな〜というかたは勇気を持ってすこし出すお金を積むのも手かと思います。

また、120分以上の時間で全身くまなく施術を受けることが可能になるので、ぜーんぶやってほしいかたには長時間コースをおすすめします! わたしはしばらく60分ばかり受けていましたが、あるとき120分のコースを受けたところ、はじめて受ける部分の痛みが段違いだったために、ぜんぶやってもらわないとだめだ…! と気付きました。

 

・富豪なら毎週受けたいコース

ボディデザイン プレミアム 120分+ドライリンパケア 90分+ドライヘッドエステ 30分

お値段 かなしいので計算してません…

これくらいやってもらえたらめちゃめちゃ変わるんだろうなコースです。ちょっとわたしのおちんぎんではむつかしいので白鳥エステにさける可処分所得のおおいかたにおすすめします。

 

 

と、こんなかんじで三段階の組み合わせを紹介しました。ちなみに予約をしておいて、当日スタッフさんに時間内でコースを組み直してもらうことも可能です。

こういう目的で来ましたとお話しすると、それだったらこういうコースがいいかもしれないとか、こういう組み合わせに変更してみてはとか、ご提案いただくこともあります。わたしは基本それに遠慮なくのっかっていますが、予約のときよりお安くなるコースを提案していただいたことが2回ほどあり、より効果のでるように考えていただいてるのに安くなるなんて…! と感動しました…。

 

ちなみに、わたしのすきなオプションは置き石です。

あっためた石を身体にのっけながら施術していただけるオプションで、身体がほぐれやすくなると同時にぽかぽかしてきもちがいいです。そしてわたしはめちゃめちゃ汗をかきます…。

500円で石を乗せてもらうことができるので、よかったらお試しください。

 

 

最後に、自分が宣伝したいのも込みで、すきなスタッフさんを3人ほど挙げさせてください。

 

まず、小江戸理衣さん。

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よく出勤される店舗は、アキバ浅草橋店、北千住店だと思います。

おそらく白鳥エステによく行かれるかたで知らないひとはいないだろうという凄腕ナンバーワンスタッフさんです…。

小江戸さんはあまりにも予約が取れないためか、いちばんお高いプレミアムオイルのコースだけの対応となっております。でも、あんまりにもお値段以上なので、おそらく満足していただけるのではと思います。

小江戸さんの施術をはじめて受けたとき、いちばん驚いたのが痛くないという点でした。よいオイルになればなるほど痛みは減らせるという噂を聞いたことがあるので、プレミアムオイルでの施術だから、という点ももちろんあると思います。それにしても、痛みがすくないんです…。

また、小江戸さんからは、結果出します! という実力からくる自信と圧をめちゃめちゃ感じます。ちょくちょくここ変わりましたよ♡ と教えていただけるんですが、これ自分の身体かな…? という驚きがそのたびあります。

そして記憶力がちょういい…。わたしは前述のとおりスタッフさんをふらふら渡り歩くタイプなので、初回と2回目ですこし時間があいていたのですが、びっくりするくらい前回の身体の状態を覚えてくださってて、そして変化をたくさんほめていただけて、しゅごい…となりました。もともと記憶力のあるかただそうで、「2回おなじこと言うのもったいなくないですか?」ともおっしゃっており、プロを感じました。

小江戸さん、とってもおすすめです。

 

次に、宍田真純さん。

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よく出勤される店舗は代々木店と中野店だと思います。

宍田さんは、わたしがすきで時間があえば行きたいなリストにいれているスタッフさんのなかで、いちばん痛いです…。前回の記事の福岡食い倒れツアーの直後に予約をいれていたんですが、そのときそれはもう身体がぐちゃぐちゃだったので、あまりの痛みにベッドのふちを掴んでいました。

でもそのとき、暴飲暴食&ひたすら歩いて疲れた身体がいっきに楽になったのと、あと顔がすきなので、宍田さん…すき…ってなりました。宍田さんの顔、クールビューティ系で、めっちゃすきです。

たぶん物静かめなスタッフさんだと思うのですが(しゃべりたがらないわたしの気持ちを汲んでくださっていたのかもしれない)、声も落ち着いたトーンでとてもすきなんです。わたしが「いたい…」と言うと、「痛いですね〜^^」と静かに返してくださるところもめちゃめちゃすきですね。

あとはドライリンパケアコースに対応してくださるスタッフさんです。以前はTwitterにてドライリンパの講師をされている旨も書かれていたので、その実力はたしかだと思います。わたしは地味にドライリンパすきなので、ついついドライリンパ+オイルのコースでスタッフさんを長時間独占したくなります…。

ダメなところを的確にぎゅぎゅっと押して、結果を出してくださるスタッフさんです。

好きです。

 

最後に、矢口桃子さん。

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よく出勤される店舗は、浅草橋店、北千住店、代々木店だと思います。

矢口さんはほんわかした雰囲気がとてもかわいらしいスタッフさんです。わたしに置き石オプションの魅力を教えてくださったスタッフさんでもあります。おなかに石を乗せてくださるとき、「おなかに猫ちゃんが乗っていると思って…」と言ってくださったのがめちゃめちゃツボでした。

ご本人が痛いのが苦手ということで、痛みにたいしてかなり柔軟な対応をしてくださるスタッフさんだと思います。わたしの痛がりにいちばん気づいてくださるスタッフさんで、ご本人のゆったりした口調もあいまってリラックスしやすいと思います。

矢口さんもドライリンパケアに対応してくださるスタッフさんです。アキバ浅草橋店はドライリンパをやってくださるスタッフさんがあまりいないので *2、貴重な存在と言えます。

あとは、ご本人も白鳥エステで施術をうけることがかなりすきとのことで、わたしみたいにスタッフさん渡り歩きタイプのかたはスタッフさんについていろいろお話しできるかもしれません。痛みのすくない施術をするスタッフさんとかも、聞くと教えてくださいます。笑

 

以上、スタッフさんおすすめコーナーでした! ほんとは西山さんのバブみがすごい件とかもっと書きたいスタッフさんはいるんですが、きりがいい3人でやめておきます…。

 

 

と、こんなかんじでいろいろ書いてきましたが、たぶん行けばわかるし、通えばわかってくると思います。

 

自分の予約が今よりさらに取りづらくなるのはなかなかつらいですが、白鳥エステってなんかいいな〜と思うひとができると、わたしみたいな自意識ガチガチ人間ももうちょっと呼吸しやすくなるかななんて…。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

 

*1:本人に聞いたらすぐ教えてもらえると思うので気になったら聞いてみてください。

*2:どうも講師ができるスタッフさんが出勤している店舗では、ドライリンパできるスタッフさん率が高いとのことです。

福岡最高セイヤーの話

お久しぶりです。

去年の夏、さゆみさんの引退後なんだか燃え尽き気味になり、結果現場にたいする比重が下がったまま新規ハイのない生活を送っているあわあわです。

 

そんななか、テニミュの比嘉公演で久しぶりに遠征らしい遠征というか、旅行らしい旅行をして、アッめっちゃたのし! ブログ書こ! と思えたので、久しぶりにブログを書いています。

思えばここ半年くらい旅行や観光をしておらず、むやみに遠くへ行きたがっていたので、念願叶っての遠征でした…。

 

さて、そんな福岡遠征の同行者を軽く紹介しておきます。

月に一回「おいしい会」というおいしいごはんを食べる会を一緒に開いているいごろうさんと、おなじくおいしい会のメンバーでもある同居人のメィー、そして京都からのスペシャルゲスト、なれなれしいひとまつげもやすちゃんことあいりちゃんです。

もともとおいしい会の福岡編として考えていた福岡遠征に、あいりちゃんがゲスト出演してくれるかたちで開催されました。

 

 

1日目

9:00 成田空港集合(いごろうさん、メィー、あわあわ)

うちはけっこう成田から遠いので、9時に集合するため5時半ごろ起きました…。ふだん7時に起きれば会社に余裕で間に合う人間なので、早起きはなかなかつらいです。

すこしはやめに家を出られたので成田でごはんを食べる? などとメィーと話していたですが、日本橋で乗りたい電車まで時間があいてしまったので、神戸屋でサンドイッチを買って食べました。これはこれでおいしかったです。

福岡へはジェットスターで行きました。ほんとLCC安くて助かります。

 

13:30 福岡1食目 ラーメン

予約したホテルの近い天神に移動して、まずはこちらのお店でお昼にしました。

1食目は餃子を食べようと言っていたのですが、昼からやっている餃子屋さんがあまりないということで急遽ラーメン+餃子のコースに。
わたしはワンタン麺を食べて、ラーメン+餃子+小チャーハンのセットを頼んだいごろうさんとメィーにチャーハンをすこしわけてもらいました。ワーイ。
ここのラーメン、麺の硬さはふつうでと頼んだんですが、出てきた麺がめっちゃやわらかくてにゅうめんみたいな食感で、めっちゃ好みでした…。ワンタンもめっちゃにんにくはいっててジューシーでおいしかった。
あと卓上にすりごまが置いてあったので、ラーメンにもチャーハンにもめちゃめちゃごまをかけて食べれられて最高だった…。すべての飲食店に卓上ごまがあったらいいのにな。
 
16:00 福岡2食目 カフェ
ホテルにチェックイン後、すこし遅い時間の飛行機で来たあいりちゃんと合流、おさんぽがてらお茶をしに行きました。

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メィーが見つけてきたお店だったのですが、前回メィーと福岡に行ったときに気になっていた「梅山鉄平食堂*1」と仲間のお店でびっくりした…。

理性がある人間ぶって(なにせ夕飯は19時に予約してあった)自分ではさむタイプの最中を頼みました。でもだされたアイスとあんこと求肥を一度にはさもうとしてお姉さんに笑われた…。ぜんぜん理性ないです。

一緒に頼んだ昆布茶、急須のふたを開けたら干し椎茸がはいっていて、すごく味がしておいしかったです…。旨味でなぐられている…。

 

17:00 岩田屋ウロウロ

岩田屋ホームページ |IWATAYA

行ったことないデパート行こう〜と岩田屋に行って、化粧品フロアでお姉さんのまわしものの係*2をしたり、デパ地下をウロウロして知らない魚を見たりしました。

ふだん行かない土地の食料品売り場たのしい。

ところで今調べたら、岩田屋って三越の仲間なんですね。天神駅三越もおおきくてきれいだったし、あのあたりは三越がつよいのかな〜。

 

19:00 福岡3食目 もつ鍋

腹ごなしもすんだところでもつ鍋です。

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わたしのすきな水炊きタイプのもつ鍋やさんです。水炊きタイプのもつ鍋屋さん、名古屋でしかたべたことがなかったのですが、本場福岡でもめぐりあえてとてもうれしい…。キャベツがあまくて無限に食べたい野菜でした。

このお店にも卓上ごまがあり、とてもしあわせになりました。無限ごま最高…。

そして、〆がちゃんぽん麺に大量のごまをワーッとやってあえるやつで、ちょうしあわせでした…。はじめ二玉注文したのですが、「今なら追加できますが大丈夫ですか?」と聞かれたときに食いしん坊ゆえの沈黙が流れてお姉さんを戸惑わせてしまった…。

 

21:00 福岡4食目 バー

いい具合におなかがいっぱいになり、二軒目はバーです。

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中洲の歓楽街にあるバーでした。スナックやちいさいバーがたくさんはいったビルにあったのですこしびびりながらはいりましたが、めっちゃ雰囲気のいいお店だった…。

店員さんもみんなやさしくてよかったです。おいしいおいしい言いながらカクテル飲んでたらバーテンダーのお兄さんがカウンター越しににこにこ声かけてくれたりしました。4人中3人がVAPEもくもくしてたので空気清浄機は怒っていました。

ここではいちごとシャンパーニュのカクテルと、りんごのカクテルを飲みました。どちらもちょーおいしかったです。ちゃんとしたフルーツカクテルだいすき…。

1日目、わたしといごろうさんはここで観光終了です。帰ってお風呂にはいって0時前に寝ました。あいりちゃんとメィーはこのあともおでん食べたり濃いお湯割を飲んだりしていたらしいです。

 

2日目

9:00 福岡5食目 おうどん

2日目はテニミュでふたたび集合するまでふたてに別れて行動です。わたし・いごろうさんグループは8時に起きてしたくをすませ、朝ごはんは24時間営業のおうどんやさんに行きました。

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たまごとじうどん、出汁がおいしくて最高だった…。お店のひとがおにぎりをずっとつくっていて、なんであれ食べなかったんだろうと今になって思います。このあと15時まで次の食事をとらなかったので食べられたはず…。

 

11:30 マリンワールド

この日のメインそのいち、マリンワールドです!

マリンワールド海の中道

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マリンワールド、内容が充実していたのはもちろん、とてもすいていてまわりやすかった! 写真も撮り放題で、インスタストーリーをたくさんあげました。福岡、全体的にひとがすくなくてとてもよかったです*3

個人的にいちばんアガったのがアシカとアザラシにえさをやれるコーナーです。300円の冷蔵ロッカーにさかなが5匹くらいはいったボウルがひとつずつはいっていて、こんなに安くえさやり体験が…!?!?!???! となりながらえさやりしました。

みんなえさのボウルを持って近づくと、ごはんほしいよアピールをしてくれてよかった…。GW最終日夕方に奈良公園に行ったら鹿せんべいを持っていても鹿に塩対応されたのにくらべると、神対応が過ぎます。なかでもアシカがおおきい声を出してアピールしてきたのがよすぎました。

 

15:00 福岡6食目 香港ハイティー

天神にもどり、昼兼軽食みたいな感覚でおなかをすかせておしゃハイティーしにいったら、ハイティーは15時からですと言われるの巻(このとき14時)。1時間おなかすいた〜と言いながら徘徊するはめになりました。

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ちまちましたものをちんまりちんまり食べていると優雅な気持ちになってよいです。ココナッツのおもちがとくにすきだったかな…。お茶もいいにおいだった。

わたしたちは下調べが雑だったので1時間後にまたきますと店員さんに席をおさえてもらいましたが、お店はけっこう予約のお客さんも多く、席がなくて帰っているひともいました。事前に予約したほうがいいかもしれません。

 

16:00 福岡7食目 ぎょうざ

食い倒れグループのあいりちゃんとメィーが食べていたぎょうざが気になって、腹八分目でしたがパルコに移動してぎょうざです。

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ひとりワンオーダー制だったので、馬刺しと焼きぎょうざを食べました。馬刺し、おしょうゆがあまくて九州を感じた…。あまいしょうゆ最高。

鉄なべ餃子は当たり前だけどなかなか冷めなくて、最後までやけどしそうになりながら食べていました。

どうでもいいですがこのお店、わたしたちの右隣がジャニオタ、左隣がLDHの民で、さまざまな沼から集った感がありたのしかったです。LDHの民のほうのグループがけんじろうさんと結婚する妄想をずっとしていて、つい聞き耳を立ててしまった…。

 

16:30 福岡8食目 むっちゃん万十

いごろうさんの食べたがっていたむっちゃん万十がバス停近くだったので、覗いて行く? と立ち寄ったら思っていたよりちいさく、食べて行く流れになりました(行ったお店のぐるなびが見つからなかったので公式貼っておきます)。

あなたの町のおやつの店!元祖ムツゴロウのむっちゃん万十

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大判焼きみたいなかんじかな〜と思っていたらおかず系の具もいろいろあったので、わたしはウインナーのやつを食べました。ウインナーとキャベツとマヨネーズがはいっていておいしかったです。ウインナー、けっこうしっかり太くてよかった。

ひとくちめでマヨネーズがびゃっと出てきてコートが盛大に汚れました…。目のしたのところに穴が空いていて、かじりつく場所によってはマヨネーズがびゃっとなりやすいと思うので、気をつけてください。わたしが食べ終わった直後にもおなじようにびゃっとなっている女の子を見かけました。

かわいいし正しいおやつというかんじがしておいしかったな〜。ハムエッグのも食べてみたかったです。

 

18:00 テニミュ 福岡初日

あいりちゃん、メィーと合流して、この日のメインふたつめ、テニミュです!

www.tennimu.com

近年稀に見る席のよさだったのもあり、とてもよかったです。あっあとテニミュ成人式的なやつを見られてうれしかったです。正直ノーマークだったのであっそういえばそんなのあったな…! と思いました…。

わたしはTDCの1バルセンターブロックで見るテニミュがいちばんすきなのですが、席が前だとリョーマくんの顔がよく見えるのがいいなと最近気付きました…。にちかちゃんはとにかく顔がすきなのでなおよいです。

比嘉公演は全体曲がおおくぶち上がりポイントが多いのでとてもすきです。立海の新曲ちょーかっこいいです。サエさんもかっこいいです…。いっぱいちゅき…。

遠征観劇、どうしても疲れから注意力散漫になりがちなのがネックなのですが、前日しっかり寝られたことでいい具合に集中できました。マリンワールドがちょっととおくだったことで、移動という名の休憩時間をとれたのも体力温存の秘訣だったかなと…(遠征で体力を温存することがだいじな体力ナイナイ人間になって久しいです)。

席がとにかくよかったのでセイヤーでたくさん接触しましたが、興奮しすぎてハイタッチできたひとが誰だったのか全員思い出せない…。知念寛と大石しか覚えていない…。

お見送りでブンちゃんにハート返してもらってきゃっきゃとしました。将来はブンちゃんの妹になりたいです。

 

21:00 福岡9食目 鯖!!!

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ずっと行きたかった鯖料理屋さんです!

とにかく生っぽい鯖がすきで、この日を心待ちにしていました…。

お通しも上品な味でおいしかったし、鯖のおさしみもごま鯖もとってもおいしかった…。新鮮な鯖、ねっちりしていてとてもよかったです。鯖コロッケもおいしかったし、かにみそ豆腐の揚げ出しもおいしかったし、鯖チャーハンもおいしかったし、ぜんぶおいしかったです。

蛇口のついたかめに焼酎がはいっているやつ(表現力のなさ…)を頼んでお湯割にして飲んだのが、エンタメ性が高くてよかったです。

この日は時間も遅かったので一軒目で解散してホテルに戻りました。…と思いきや、あいりちゃんとメィーはそのあとラーメンを食べに行っていたみたいです。わたしといごろうさんは1日目同様さっさとお風呂にはいって、0時すぎに寝ました。

 

3日目

7:00 福岡10食目 めんたい重

目覚ましもかけずに6時に目が覚めてしまったので、すこし狙っていためんたい重のお店でひとり朝ごはんをしました。

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白いご飯だいすき人間なのに昨日一昨日と白いご飯を食べていなかったので、ごはんがめっちゃしみました…。お米は最高です。

朝もはやく、単価が安いとは言えないお店なので、店内は落ち着いていて居心地がよかったです。このお店が福岡定番になっちゃってるわね、なんてお話ししているご夫婦が近くの席にいてこっそりにこにこしました。ちょっとぜいたくして追加した温泉卵がとてもめんたいご飯にあっていておいしかった…。

 

11:00 福岡11食目 回転寿司

おすしだいすきです。わざわざ7時からめんたい重を食べたのは回転寿司にむけておなかをあけておくためでした。

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あのね…。ここすっごいおいしかった…。

福岡のひとってここにいつでも来れるの…?

鯖がぶあつくて、ねっちりしてた…。のどぐろ溶けた…。カニクリームコロッケみっしりしてた…。

ふだん150円均一の回転寿司をひいきにしていて、月に2回くらいそこで回転寿司を食べているのですが、ちょっとびっくりするくらいおいしくてびっくりしました。いつもの回転寿司屋さんも150円均一とは思えないくらい安定しておいしくて、ライブ感があって、世界でひとつだけお寿司屋さんを残すとしたらそこかなってくらいすきなんですが、びっくりしたね…。

素材で殴られているかんじがしました。ごはんを動機にした引っ越し、ある気がします。福岡テニミュ来るしね…。 

今回行ったお店の中で一軒だけ再訪していいよってなったらここにすると思う。

 

12:00  THE 天神

予定していた天神での行程もほぼ終わり、お土産探しです。

THE 天神 | 福岡PARCO

福岡空港ふくめ、行ったお土産買える系のお店のなかではPARCOにはいっていたここがいちばんすきだったな〜。もちろん品揃えはトータルで見ると福岡空港のほうがあると思うんだけど、福岡空港はなんか殺風景に感じました。改築中とかだったのかも…?

ゆずすこ(液体の柚子胡椒らしいです)のおやつを家に買いました。

ちなみにわたしのおすすめ福岡土産はさんまめんたいとかいわしめんたいとかの、お魚の腹に明太子をいれたやつです。つまみにもおかずにも最高なのでぜひどこかの明太子屋さんで買ってほしいです…。ちょっと高いけど…。

 

12:30 福岡12食目 あまおう加工おやつ

Twitterでみかけて気になっていたいちごのおかしやさんでお茶をしました。

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わたしはどらきんぐなる、あまおうがまるごとはいっているどらやき的なおやつを食べました。いちごがじゅんじゅわでとてもよかったです。

メィーの食べてたいちごけずり的なやつがすごくいちごでおいしかったですが、一瞬で腹冷える -harahie- になってしまうので胃腸よわい方はむかないと思います。あいりちゃんの飲んでた苺みるくサイダーも、いちごのコンポートみたいなやつがはいっていてめちゃすきなかんじでした。

お店のいろんなところにあるキャッチがいちいち自信満々というかたのしそうで、iMac Proのページを思い出しました… *4。書いているひとがたのしそうだなと思えるキャッチ、きらいじゃないです。

あとこのお店もそうなんですが、福岡でサイフォンを見かける機会が何度かありました。サイフォンで出汁をとるラーメン屋さん*5もあるらしいし、福岡ではサイフォンがはやっているんでしょうか。

 

15:00 福岡13食目 ラストラーメン

福岡空港のラーメン屋さんが集まっているラーメン滑走路なる場所にて、最後の福岡食です(ここもぐるなび見つからなかったので空港公式にあったPDFを雑に貼ります)。

ラーメン滑走路

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このなかから、福岡のラーメンを最後に食べようということで一幸舎に行きました。

ここも卓上ごまがあってよかったです。1日目に食べた元祖赤のれん 節ちゃんラーメンのラーメンよりも、前回福岡に行ったときに食べたShinShin*6のラーメンにニュアンスが近かったです。あーあの一昨日食べたにゅうめんみたいなラーメンはメインストリームじゃないのか…と、わかっていながらちょっと残念になりました。

ラーメンを食べて、わたしたちよりすこし遅い飛行機だったあいりちゃんとお別れしました。スペシャルサンクスあいりちゃん…。

その後メイプル超合金を見かけたりしながら飛行機に乗って、福岡から成田に帰りました…。こんなにも現実がつらいことってあるのかなってくらい帰るのがいやだった…。帰りの飛行機はPeachを使いました。チェックインが携帯でできるぶんジェットスターのほうが融通がきくかんじがしてすきですが、Peachジェットスターよりも椅子がちょうどいいかんじがしました。

 

23:00 帰宅 ただいま現実…

成田から新宿まではバスを使いました。運転手さんが漫談の使い手でよかったです。新宿でごはんをたべて、ノロノロ帰宅して、ノロノロ寝ました。

 

 

というかんじで現実に戻ってきたわたしがお送りしています。

しっかり観光するタイプの旅行はほんとうに久しぶりで、楽しかった…。

今回の旅行が成功した勝因はみっつあると思っていて、

・全員おいしいものに執着があり、方向性もちかい

・朝型で水族館に行きたいわたし&いごろうさんと、夜型で飲みたいあいりちゃん&メィーのいさぎよい班行動

・適度な予定と適度な自由

というかんじなのかな。

いつもこういうかんじの旅行ができたら最高だな〜と思います。

 

福岡、前回もごはんがとにかくおいしい街だなと思ったけど、

・ごはんがおいしくてお酒が濃い(どこに行っても濃かった)

・信号が変わるのが異常に早い(びっくりするほど早くてびっくりした)

・みんな鼻がたかーーーーい(鼻がギャッとしている…)

というふうにあらためて思いました。

東京でも名古屋でもない、日本のどこかに引っ越さないといけなくなったとき、わたしは福岡を選ぶかもしれない…。田舎者なので東京はひとがおおすぎるし道がせまくかんじる…。適度に車社会のほうがすきです…。

 

あんまりにも楽しくてよかった福岡旅行へのきもちを残しておきたくてガーッとブログにしましたが、読んだ人に楽しんでもらえたり、今後福岡に行くひとの参考になったり、福岡行きたいなって思ってもらえたりしたらうれしいなと思います。

最後になりますが、今回一緒に楽しんでくれたいごろうさん、メィー、あいりちゃん、ありがとうございました。またたのしいこととおいしいことがしたいです。

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

*1:梅山鉄平食堂 - ぐるなび こちらのお店はまだ行けていないのでいずれ行きたい…。

*2:タッチアップしてもらっているひとをべたぼめして、お財布をゆるめる係です。

*3:とここまで書いてから急にハッとなって調べたら福岡の人口、名古屋とくらべても70万人くらい少なかったです。ふだんひとの多すぎる東京に住んでいるので感覚がおかしいのでは…。

*4:iMac Pro - Apple(日本) わたしがとくにすきなのは「最大18コアを搭載したiMac。誤植ではありません」のところです。

*5:

サイフォンで出汁をとったスープが信じられないほど旨い…!福岡「大重食堂」のラーメンに感動した - ぐるなび みんなのごはん

*6:博多らーめん Shin Shin 天神本店 - ぐるなび 案内された席が仮面ライダー鎧武のキャストのサインがずらっと並んでいる壁の横で盛り上がったおぼえがあります。

石原さゆみさんという踊り子さんのこと

こんにちは。
石原さゆみさんという踊り子さんのことをすきになって、8ヵ月とすこし経ちました。


夏の終わりにストリップという新しい現場に手を出して、自分なりのレポ的なものを3回更新していたのですが、実は書き終わったまま更新していない4回目というものが存在しています(そのあとはかくかくしかじかでブログ記事というかたちに残すのをやめています)。
さゆみさんをはじめて見たのはその、更新していない4回目になる予定だった、10頭の道劇でした。

 

さゆみさんはその日、くのいちとアニメドレーのふたつの演目を出していました。
くのいちの演目の時点では、かわいいな、すてきだな、と思っているくらいでした*1が、アニメドレーで、というよりはアニメドレーのラストにかけられていた曲で、わたしはさゆみさんにズドンと落っこちてしまったのでした。


ストリップでは、基本的に既存の曲を組み合わせて演目がつくられています*2。なので当然、自分がすきだった曲、すきな曲、思い出の曲が演目に使われることもあります。
アニメドレーのラストの曲は、わたしにとって、そういう思い出の曲でした。

 

そうして感情をめちゃめちゃに揺さぶられたわたしは、アニメドレーをもう一度(あとラムちゃんのポラ着の写真を撮りたい…*3)、の気持ちでさゆみさんのいる香盤に足を運ぶうち、アニメドレーが観たいのか、さゆみさんが観たいのか、はたまたほかの演目が観たいのか、あるいはそのすべてが渾然一体となり、わたしはこのひとを推す、と思うようになりました。

 


さゆみさんの2年半という歴史にたいして、わたしはぜんぜん新規だな、と感じています。
当然ながら、ぜんぶの演目を見ることもできませんでした。*4

 

そんななかでわたしがいちばんすきな演目は、クリスマスの演目です。
かわいらしいコートとベレー帽であらわれるさゆみさんは定番のクリスマスソングで1曲踊ったあと、デート服をお客さんに選んでもらって着たり、サンタさんのようにプレゼント*5を配ったりします。
一転してベッドはさみしげです。小さいクリスマスツリーを舞台上に置き、ワンピースを脱いださゆみさんはエアセックスをしますが、流れている曲や照明とあいまって、すこしさみしい雰囲気です。
そして、ポピュラーな、でもやっぱりさみしいクリスマスソングにあわせてポーズをきったさゆみさんは一度はけ、デート服のワンピースを着てほほえみながら踊ります。
ラスト、しあわせそうな顔でそこにいるのであろう恋人にキスをして、終わりです。

 

わたしはこの演目を、別れてしまった恋人の演目だと思っています。
最後、デート服をふたたび着てあらわれるさゆみさんは、記憶のなかのさゆみさんで、とっくに失われてしまってもう戻ってこない女の子です。
この演目を見るたびかなしい気持ちになって、でもまたかなしい気持ちになりたくなります。

 

この演目をはじめに見たのは道劇で、今はもうないTSミュージックと、4頭のミカド劇場でも見ることができました。
ミカドで見納めになったであろうクリスマスですが、わたしはこの演目を道劇で見るのがとくに好きでした。

ベッドの1曲目と2曲目の間には、すこし間があります。その間劇場の照明は落とされて、しずかな劇場で、ちいさなクリスマスツリーだけが光っています。
ミカドとTSの盆はまわりませんが、道劇の盆はまわります。道劇で見るクリスマスの演目では、真っ暗な中に光るツリーだけがしずかにまわっている時間がありました。
あのものがなしさは、まわらない盆だとすこし減ってしまう、とわたしは思っています。

 

わたしにとってストリップの魅力は、圧倒的な生命力です。盆の上で自分の身体を自由に扱ってダイナミックなポーズを次々きめていく踊り子さんは美しく、つよく、豊かで自由な存在に見えます。盆の上の踊り子さんは客体ですが、同時に主体です。わたしはストリップに希望を見出しています。
でも同時に、さみしい演目にどうしようもなく惹かれてしまう部分もあります。
さゆみさんのクリスマスは、わたしのそういう、さみしくなりたがりの部分にとても刺さりました。

 


さゆみさんの演目の特徴としてぱっと思い浮かぶのは、衣装と選曲でしょうか。
まず、衣装。引退発表の際のインタビュー*6でも「親しみやすいような私服や職業のコスチュームが多い」、と話していた*7とおり、さゆみさんの衣装はほとんどが私服っぽかったり、コスプレっぽかったりと、ドレスなどのきらきらした衣装らしい衣装がすくないです*8
そういう衣装は、さゆみさんのいい意味でのふつうっぽさがとても生きます(めちゃめちゃにかわいいという意味です)。そして、ストリップをはじめて見る女性にもとっつきやすいんじゃないかと思っていて、わたしはおすすめの踊り子さんにさゆみさんをあげていました。
とにかくセルフプロデュースがうまくて、自分がどう見えているのか、どう見せたらよく見えるのか、わかっているんだろうな、という気がします。

 

そして、選曲。しばらく前にさゆみさんのブログをさかのぼって読んでいて、そのときにさゆみさんはお客さんが知っている曲を使うように心がけているのかな、と感じました*9
わたしがアニメドレーのラストの曲で盛大にさゆみさんへ落っこちたように、知っている曲には、知っているというだけで感情を動かす力があります。CMでも、映画の主題歌でも、そのへんの有線でかかっていた曲でも、曲に付随する感情や思い出をまったく持っていないひとはいないと思います。
ポピュラーな曲を選んでかけているさゆみさんの演目で、知っている曲と出会い直して感情を動かされているお客さんは多いのではないでしょうか。


もちろん、ストリップにはまったく知らない曲とはじめて出会う楽しみもあります。とにかく情報量が多い娯楽なので(裸体はとても情報量が多いと常々感じています)、ストリップではじめて聞いた曲はなかなか忘れません。まだ1年もストリップを見ていないわたしでも、ふいに外で劇場で出会った曲を聞いてハッとすることがしばしばあります。
さゆみさんは引退前が決まってから、好きな曲を使った、という演目を複数出しています。パン屋さんのと、パートタイムラバー、天使をこれまで見ることができました*10
さゆみさんの好きな曲で構成された演目を見ることができるのは楽しいです。

 


最後に、さゆみさん自身について。
さゆみさんのことを、想像上の初恋の女の子みたいだと思うことがあります。
さゆみさんは、白くてスタイルがよくて笑顔がかわいいです。身長がけっこう高いほうなのではと思うのですが、顔が幼くみえるのと表情筋がかわいいので威圧感はありません。

さゆみさんは写真の時間、いつもニコニコ笑っています。変顔をしておどけてみたり、親しげにお客さんにくっついてツーショットを撮っていたりします。さゆみさんがほかのお客さんとツーショットを撮っているのを見ると、つられてこちらもにこにこしてしまうことが多かったです。

 

わたしはさゆみさんがベッドですこし口を開けて斜め上を見ているときの表情がとてもすきです。

だれとも目が合っていない、とおくを見るさゆみさんの後ろにリボンがかかるとき、それはそれはきれいな一枚絵のようになりました。

 

つくっている演目がノスタルジックですこしさみしいこともあって、さゆみさんは目の前で踊っているときも記念写真やアルバムみたいだったり、遠い日の思い出みたいだったりします。

ずっと視線の先や、伸ばした手の先をおいかけていきたい。すごく近くに来てくれるのに、とおいところにいて手が届かない。さゆみさんは、そういうきもちになる踊り子さんです。

 

また、以前劇場で、初見っぽい男の子が「このひとの魅力はなんですか?」とさゆみさんの写真列に並んでいるさゆみさんのファンに聞いているのを見かけました。それに対してファンの男性が「わけわかんないとこだよ」と言っていたのがすごくグッときて、わたしは「わかる!」と思いました。男の子はわかんなそうな顔をしていましたが…。
最後までなにを考えてるのかよくわからないまま、さゆみさんは舞台から降りてしまうような気がしています。

 


細々とストリップを見ていくつもりだったわたしに、ギュンとギアをかけたのがさゆみさんの引退発表でした。
ストリップの話を友人にするとき、転げ落ちるはやさにいつも驚かれます。
でも、ブログに書き散らかしているこれまでの記事を読めばなんとなくわかっていただけると思いますが、わたしは趣味にお金を使うために働いている人間です。そういう生活のなかで、今ここでお金も時間も惜しまず使う、というギアをかけることが何度かありました。
そういうことを繰り返していると、ギアをかけるべきと思われるようなタイミングが来たとき、ためらわずにギアをかけることができるようになります。ギアのかけかたを知っているからです。
さゆみさんの引退発表はわたしにとって、今ギアをかけないと、と思う出来事でした。

 

さゆみさんは明日、彼女にとってのホームの劇場である、渋谷道頓堀劇場で引退します。

さゆみさんが無理なく引退まで輝けるよう、そして引退後の道にさゆみさんの幸せがあることを、祈っています。

*1:あとあの演目は、ぱんつを脱いだあと両手首にひっかけるところに行間を感じてとてもすき

*2:オリジナル曲で演目をつくっている踊り子さんがいたらぜひ見たい…と思っていたら葵うさぎさんがおそらく自作の曲で踊っていてすごかったのを5結の上野で見ました

*3:無事撮れました、うれしいね!

*4:くのいち、アニメドレー、クリスマス、空飛ぶさゆみんさくらんぼ、2周年作、ウェディング、セーラー服、夏のビーチボール、旅ガール、パン屋さんのやつ、パートタイムラバー、デビュー作、天使の14演目を見ることができています。ももクロ、ずっと気になっていましたがきっと見れないままさゆみさんは引退してしまう…。

*5:1回もらえたことがあって、小袋の柿の種でした。好きです

*6:俺の旅 2017年3月号に掲載されています https://www.amazon.co.jp/dp/B01NGYM5ZX/ref=cm_sw_r_cp_api_BoEozbTAZ1WXE

*7:「貯金のために衣装にもダンスレッスンにもお金かけられないステージだった」ともブログで書いていましたが http://ameblo.jp/sayusayusayu92/entry-12250794941.html

*8:ウェディングドレスを着る演目はあって、それもとても好きです。一度でいいからヴェールをあげる役のできる席に座りたかった…

*9:新作について、「知らない曲だらけになっちゃうけどごめんね」って書かれていたり(https://t.co/k0YJkBElAK )「これはみんな知らないから演目には使えない」って書かれていたり(https://t.co/E5AY56TWLU

*10:さらに引退作がもうひとつあるそうです

女性のためのストリップ入門

こんにちは。

もう2017年度なのに昨年のまとめすら書けていません。いろいろ書きたいことがたまっているんですが、まずはということで入門的な記事をあげます。

 

いろんなひとにおすすめしたり誘ったときに、毎回このあたり気をつけてくださいとか、ここはこういう仕組みですとか、お話ししているのですが、そういうときにしおり的なものがあったらいいなと前から思っていたのがひとつ。

あとは、女性で行きたいけど大丈夫かな〜みたいなひとのきっかけになれたらうれしいなというのもひとつ。

個人的にまとめておきたいなというのもひとつ。

 

そんなかんじの記事です。

 

内容としては、

とまあこういうかんじでいこうと思います。

 

どんどんいきます。

 

 

 

1. ストリップ劇場ってどんなところ?

いわずもがな、ストリップを見るところです。

新宿や渋谷、上野や浅草などの東京都内にあるのはもちろん、東海地方では岐阜、九州は小倉、愛媛の道後温泉など、いろんなところにあります。

ストリップ劇場は、30席ほどのちいさいハコが多いです*1
そして、前方のステージとは別に、ステージ中央からのびる花道と、でべそ的なステージがあります。でべそ的なステージを盆と言い、盆のかたちは丸かったり四角かったりします。演目のクライマックスは盆で行われることが多く、盆が回ったりせりあがったり光ったりする劇場もあります。

客層はほとんどが男性で、女性は数えらえるほどしかいないか、女性は自分たちだけ、なんてこともしばしばあります。女性用のお手洗いがなかったり、あっても「関係者以外立ち入り禁止」という札がかかっている劇場もあります。男性は、大学生くらいの若い子もいますし、サラリーマンからおじいちゃんまでさまざまです。
一部のスタッフさんが女性の劇場もあります。
ものめずらしいものを見る目で見られることもまあなくはないですが、お客さんの関心はステージの上と踊り子さんに向いていることがほとんどです。

ストリップ劇場はだいたいそんなかんじの、時間が経つのがやたらはやい現場です。

 

 

2. ストリップって、いつやってるの?

おおよそ毎日、12時前後から23時前後までやっている劇場が多いです。

いちおう性風俗なので、夜にやっていると思われる方もおおいみたいですが、お休みの日中でも、お仕事帰りでも、深夜〜朝をのぞけばほとんどいつでも見られます*2

というわけで、昼にストリップを見て夜に舞台やライブなどの別の現場に行く、なんてことも可能ですし、仕事終わりに行くことも可能です。入れ替えがないので、朝から晩まで劇場にいることもできます。

 

 

3. 時間の流れはどんなかんじ?

2時間弱〜3時間くらいを1回の公演として、4〜5回まわしている劇場が多いです。なので、進行の押し状況にもよりますが、だいたい3時間強見ておけばその日出ている踊り子さんがすべて見られます。

1日に出演する踊り子さんは5〜6人です*3

踊り子さんは香盤という、出順やタイテにあたるものにそってひとりずつ順番に演目を披露します。トップの踊り子さんからトリの踊り子さんまでの演目と、最後に全員が登場するフィナーレをあわせて1回の公演になっています。

この香盤は、劇場で確認できるのはもちろん、劇場のサイトやTwitterでも見られます。あとは各劇場の香盤をまとめたサイト*4があって、わたしはそこから確認することが多いです。

 

踊り子さんひとりの持ち時間は、だいたい以下のようなかんじです。

演目は、おおよそひとつ20分くらいです。

それが終わると、写真を撮れるコーナーがあります。お客さんが多かったり人気の踊り子さんが多かったりするとここが長くなり、時間がどんどん押します。

最後にオープンショーという、Tシャツやはっぴをはおった踊り子さんが1ハーフ〜1曲踊る時間があって、終わりです。

 

進行通りにいけば、この繰り返しが5〜6人分あって1回の公演になるのですが、前述のとおり写真の時間がのびると進行を巻く必要がでてきます。

その場合、写真の時間を飛ばして演目とオープンショーを2〜3人の踊り子さんが行ったあと、2〜3人同時に写真の時間になったりします。これをダブルとか、トリプルとか呼びます。

ここからさらに押すとオープンショーがカットされたり、踊り子さんが二人同時にステージで踊ることもあるみたいです。

また、ダブル進行、トリプル進行のとき、オープンショーをまとめて複数人の踊り子さんで行う劇場もあります。

 

ちなみに、香盤は10日に一回変わります。

たとえば4月だと、4/1〜4/10の香盤、4/11〜4/20の香盤、4/21〜4/30の香盤があり、それぞれ4月頭、4月中(なか)、4月結、と呼んだりします*5

また、この10日間の単位を1週2週と数えます。今週と言ったとき、通常は月曜から金曜の7日間ですが、ストリップでは10日間の場合がある、というかんじです。

 

 

4. お金はいくらくらい持っていったらいいの?

入場料は劇場によってさまざまですが、5000円が上限かな、と思っています。

わたしの知ってる限りでは最安値が岐阜県にあるまさご座*6の女性料金1000円です。

このように、ストリップ劇場には早割や女性料金など、時間帯や性別、あとはイベントなどによる割引があるところがほとんどです。
目当ての劇場のサイトで確認してみてください*7

 

また、写真を撮ってみたい場合、1枚500~1000円で撮ることができます。写真を撮る場合、大きいお札だとおつりに時間がかかることがあるので、1000円札くらいまでお金を崩していくと時間押しを防げます。

ちなみに踊り子さんから直接買う写真は、衣装でも脱いでてもお値段据え置きで、ポーズ指定あり、ツーショットあり、握手もついてくるとってもお得なやつです。

次の回のおなじ踊り子さんの写真のコーナーまで劇場にいられる場合、サインをお願いすることができます。その旨踊り子さんに伝えると、次の写真のコーナーのときにサインと簡単なメッセージのはいったものを返却してもらえます。

また、次の回まではいない場合は、番号札的なものをもらって、受付で引き換えることができます。
踊り子さんから直接買う写真のほかに、ステージ写真やその香盤の集合写真を購入できたり、フィナーレ時に集合写真を購入できたりする劇場もあります。そういった写真も、500~1000円であることがほとんどです。


オープンショーではチップを渡すこともできます(まったくチップを見ない劇場もこれまでにあったので、まわりを見て空気を読む必要があるかもしれません…)。チップはほとんどが1000円札です。


もちろん、写真を撮らなかったりチップを渡さなかったりしてもまったく問題ないです。

 

そして、劇場内には食べ物や飲み物を持ち込むことができます。パンやおにぎり、お菓子を食べているお客さんがほとんどですが、お寿司やお弁当、からあげも見たことがあります…*8。飲み物に関しては、缶ビールや缶チューハイなどのお酒をよく見かけますし、劇場内にお酒の自販機がおいてあったり、売店のある劇場もあります。
演目の間は食べず、写真の時間に別のお客さんが写真を撮っているのを眺めながら食べるのが演目に集中できていいかんじにごはんやおやつが食べられるかな、と考えています。

 

そんなかんじで、「入場料+撮りたい / 渡したいのであれば写真代とチップ代+食べ物や飲み物を買う料金」を持っていけば楽しめると思います。

 

 

5. 知っておいたほうがいいルールやマナーはある?

ストリップ劇場に入る前に、留意しておきたいルールがひとつあります。
それは、携帯電話は使用禁止、ということです。

盗撮や録音を防止する理由ですが、通常劇場やライブハウスではマナーモードで、だったり、電源をオフで、というようにアナウンスされるかと思います。
ストリップ劇場では、かばんやポケットから取り出すのも禁止、とされています。

これ以外はふだん観劇や、ライブに行くときとそう変わりません。
演目中はおしゃべりをするのはやめましょうね、とか、
ほかのお客さんの迷惑になることはやめましょうね、とか、それくらいです。

 

また、マナーというほどではないですが、ストリップ劇場では演目中、こういうところで拍手や手拍子をする、という、暗黙の了解みたいなものがあります。 

まず、踊り子さんがステージに登場すると拍手。また、曲終わりにはけたり、次の曲がはじまって再登場したときにも拍手します。このあたりはほかのライブなどでも一般的な拍手のタイミングかもしれません。

わたしが独特だな、と思うのは、演目の後半、服を脱いで盆にあがるタイミングでの拍手です。これは演目の流れによって、あるときとないときがあって、何回か見ると空気感がわかってくると思います。

また、クライマックス、服を脱いだ踊り子さんがめちゃめちゃかっこよくポーズを決めるときがあります。ここでも拍手です。技が決まったときの気持ち良さがある拍手です。

あとはノリのいい曲のときに手拍子をしたり、オープンショーのときにも手拍子をします。

 

そして、外出について。

ストリップ劇場は、一度はいったあとで外出が可能な劇場も多いです。女性のお手洗いがない劇場の場合、外出のシステムを使うことで近くのコンビニなどでお手洗いを借りることができます。
外出に関するルールは劇場によって違います。指定のスリッパを貸し出されて10分ほどで帰ってきてくださいね、と言われる劇場や、1時間後の時間が書かれた外出券をもらって出る劇場や、完全に出入りが自由で飲み屋さんと劇場を行ったり来たりしているお客さんがいる劇場など、さまざまです。
ただ、あまり長時間荷物を置いて席を取ったまた外出するのはよくないとされています。荷物で席を取ったまま外出する場合、写真のコーナーでサッと席を立ち、写真のコーナーが終わるまでに戻ってくるのが理想だな、とわたしは思っています。

 

最後に、劇場を出たあとのルールについて。

ストリップはその性質上、グレーにしておくべき部分があります。

踊り子さんを撮った写真をSNSなどインターネットに載せたり、かかってた曲をインターネットに書いたりするのはやめましょう。

 


6. 必要な持ち物はある?

基本的に、お財布さえあれば問題ありません。
その他持っていたほうがいいなとふだん思うものは、
・時計
・耳栓
・小さい懐中電灯
この3つです。

 

まず、時計です。劇場には、たまに時計のないところがあります。場内では携帯を出すことができないので、時計を持っていくと外に出ないで時間を確認することができます。


次に、耳栓です。劇場で、あまり音がよくないな、と感じることがしばしばあります。そういうところで耳を守るために、ライブ用の耳栓などあれば持っていくと楽だと思います。お客さんで耳栓をつけているひとを見かけることもあります。


最後に、これはなくてもなんとかなることのほうが多いですが、小さい懐中電灯です。劇場によっていろいろですが、暗転するときかなり暗くなる劇場があります*9。暗転のすきに出たいとき、小さい懐中電灯的なものがあると足元を照らすことができます。お客さんの懐中電灯所持率は耳栓より確実に高く、わたしも親切なひとに足元を照らしてもらったことがあります…。

 

もちろん、絶対に持っていく必要はありませんが、あると便利だな~と思うものでした。
また、写真の時間などで暇を持て余すことがあるので、文庫本など、携帯がなくても暇がつぶせるものがあってもいいと思います。

 


7. おすすめの劇場や踊り子さんは?

わたしが初見の女性客におすすめしている劇場は、圧倒的に渋谷道頓堀劇場(道劇)です。

ストリップシアター 渋谷道頓堀劇場

まず、女性料金が2000円で、都内では女性がもっとも安く見られる劇場だと思います。
また、場所柄なのか外国人観光客の方や、一見っぽい大学生のグループなど、ストリップ慣れしていないひとも多い印象で、初見の人間が浮きにくい気がします。
女性用のお手洗いもロビーにありますし、スタッフさんも親切です。
そして、劇場のつくりもおすすめポイントです。道劇は盆をかこうように円形に椅子がつくられているので、どこに座っても盆が比較的見やすくなっています。また、盆が回って光って上がります! 道劇のピンクに光る盆で、ピンクのライトに照らされた踊り子さんはとってもきれいですてきなので、別の劇場からストリップをはじめたひとも、ぜひ見てほしいです。

 

そして、おすすめの踊り子さんなのですが…。
8月結~4月頭まで、20回弱しか足を運んでいない初心者の意見だと思って聞いてください。だいたいこのひとがいたらひとを誘いやすいな~とか、おすすめしやすいな~という踊り子さんリストです。わかりやすく顔がきれいだったり、踊りがうまかったり、女性のファンが多かったり、あと個人的にすきな踊り子さんを挙げます。

 

まず、わたしがめちゃめちゃ推していて、6月頭で引退してしまう石原さゆみさん。
さゆみさんは体型がきれいで顔がかわいいのでとっつきやすいのはもちろん、選曲がよくて演目のエモみがすごいところがすきです。石原さゆみ像が本人のなかにありそうなところもとてもすき。語彙が死ぬので上手に魅力を伝えられる気がとてもしませんが、さゆみさんについては引退までにひと記事挙げたいなと思っています。

すきな演目はクリスマスのやつです。道劇の回る盆で見るクリスマスはさらなり。

 

次に、女性ファンが多いな~と思う踊り子さん。

ストリップについて、BLストリップ*10という言葉が思い浮かぶひともいるのではと思います。BLストリップに関わっている踊り子さんは、やっぱり女性ファンが多い印象です。

わたしはBLストリップを見たことはありませんが、BLストリップに関わっている踊り子さんは、美月春さんと京はるなさんを見たことがあって、どちらもすきな踊り子さんです。

美月春さんは、バブみがあって、おっぱいのかたちがきれいで、イマジネーションのある演目をされているところがすきです。

すきな演目は12月頭に見たネバーランドの演目ですが、まだ見たことのないけど噂に聞く演目がたくさんあるので、はやくまた見たいな〜と思ってます。

京はるなさんは、笑顔がとっても印象的な、あと女性客をわりとひいきしてくれる踊り子さんです*11

すきな演目は9月中に見たたぶんアンドロイドモチーフの演目で、京はるなさんの笑顔が物悲しくも思える、感情をちょう揺さぶられるやつですごくよかった…。

この二人の踊り子さんがいる劇場では、たいていわたし以外にも女性のお客さんがいたので、初見の女性向きかな〜と思います。

 

あと、わたしがこっそり「圧倒的美」とあがめている多岐川美帆さん。

多岐川さんはお顔も身体もわかりやすく美! というかんじで、基本無表情で踊るのもあいまって、めちゃめちゃなオーラをはなっている踊り子さんです。

かと思えばオープンショーでは表情豊かに振る舞われているので、そういうギャップもたのしめるかな、と思います。

 

踊りがうまくて表現力があって、惚れ惚れしてしまうのが望月きららさんと、真白希美さん。

望月きららさんは先日2周年を迎えられたばかりの若手の踊り子さんですが、そんなふうにはとても思えないくらい表現力があって、客あしらいが上手な踊り子さんです。

きららさんの、どんな世界もひっくり返してハッピーエンドにできそうな力を感じるところがすきです。

すきな演目は「雨に唄えば」的なやつと、去年の11月結に道劇で見たやつ…。どういうのだったか、ちょっと形容ができないのですが。

真白希美さんは、顔がきれいでスタイルが良くて踊りがうまくて圧倒的に華がある踊り子さん。芸能人を見た…! とはじめて見たとき思いました。

まだ峰不二子モチーフの演目しか見たことがないんですが、パワーと華をめちゃめちゃに感じたので絶対絶対また見たいです。

 

最後に、いちばん最近見たみおり舞さんがとってもとってもよかったので、おすすめさせてください。

ローザンヌ国際バレエコンテストでセミファイナリストになったこともあるバレエ歴24年の踊り子さんで、経験に裏打ちされたスキルと表現力がめちゃめちゃあります。

今週川崎ロック座にて出されていた「DREAMS COME TRUE」もとてもよかったのですが、バレエ好きとしてはいつか「ボレロ」を見てみたいのきもちでいっぱいです。

 

もっとすきな踊り子さん、すきな演目はたくさんあるんですが、あんまり書いてもあれなので、これくらいにしておきます。

またストリップについてもっと主観で話す記事も書きたいなと考えているので、そっちのほうで話したいです。

 

 

 

ここまでいろいろ書きましたが、まずは実際に見てほしい、の一心です。

やっぱりはじめは女性だけで突撃するのは不安だと思います。でも群れでいけば大丈夫だし、なんならわたしに声をかけてください。おすすめの香盤をピックアップして、予定を調整しますので…。

スタッフさんも、踊り子さんも、とっても優しいです。お客さんはいろんなひとがいますが、もしなにかあったら場所を変えたり、スタッフさんに相談してもいいと思います(とはいえ、わたしはそこまでの経験をしたことはありませんが)。

 

わたしは本アカウントではストリップの話をあんまりしないかもしれませんが、ブログではこういうふうに発信していけたらな〜と思っています。

インターネットにおおっぴらに書けないことを書くストリップ用アカウントもあるので、ちまちました具体的な感想とか劇場めもが見たいかたは、そっちをフォローしていただくといいかもしれないです(男性からのフォローを受け付けないのは劇場でアカウントと結びつけられることをあんまり望まないからです、すみません)。

 

この記事を読んだひとりでもおおくのひとが、劇場に足を運んでくれたらとってもうれしいです。

 

*1:浅草ロック座には129席もあるらしいですが、おそらく例外です

*2:もちろん例外もあって、たとえば愛媛県道後温泉にあるニュー道後ミュージックは17時開演です

*3:浅草ロック座のように、バックダンサーという概念のある劇場もあります

*4:香盤情報、いつもお世話になっています

*5:これについては派生がいろいろあるのでニュアンスで感じてください。わたしは4中とか4結とか書いたりもします

*6:まさご座

*7:サイトに書いていない割引料金が現地で適用されることもあります

*8:渋谷道頓堀劇場の近くにはテイクアウトできるからあげ居酒屋があります

*9:たとえば渋谷道頓堀劇場は暗転時かなりまっくらになります

*10:二人で組んで行なうチームショーの一種です。二人ともが男装のコスプレをして、ストーリー仕立てになっているので、BLストリップと言われているのではないかと思います…。

*11:ひいきの模様は過去の記事に書きましたが、毎回されてるわけではないと思うのでご注意ください。:http://merryberrymerry.hatenablog.com/entry/2016/09/21/215015

CHaCK-UPはE.T.L. extraでアナザーワールドを確立した

みなさんお元気ですか。

わたしは毎週ドルステという麻薬を打っていて、とても元気です。
 
いつもは公演が終わってから書こうとか、ある程度落ち着いたら書こうとか、考えるんですが、今回は公演が折り返す前にばばーんと書いてしまいます。
タイトルのわりにアナザーワールドをごりごり壊しながら進んでいくのでお気をつけください。あとネタバレもするので、まだ観ていない方もご注意ください。
 
そもそもCHaCK-UPとはなんぞ? アナザーワールドとはなんぞ? というひとには、前回のドルステ記事でアナザーワールド入門を書いているので、そちらをご参照いただければうれしいです。
でも前回記事ネガティヴであんまり気に入ってないので、途中まで読んだらアッパーなこっちの記事に戻ってきてくれたらも〜っとうれしいです。
 
さて、10/1から横浜のDMM VR THEATERではじまったCHaCK-UPのE.T.L. extraですが。
 
 
こちらの劇場は公式によると、
"DMM VR THEATER"は、最新鋭の映像表現「ホログラフィック」によるステージ演出ができる世界初の常設劇場です。まるでそこに浮かび上がっているかのような映像により驚きと迫力のあるステージを体験できます。

だそうで、3DCGを使うことによってそこにいる感のあるライブを作ることができます。

CHaCK-UP以外だと、最近は「テニスの王子様」の原作者であり、ハッピーメディアクリエイターの許斐剛先生がソロライブを行い、3DCGの跡部や手塚、リョーマなどのキャラクターと共演しました*1
 
今回のE.T.L. extraは、いる感のある映像を上映し、3DCG映像に客席から声援を送るバーチャルLIVEで、応援上映とライブの間のようなイベントです(というようにわたしは捉えています)。
 
そして、そのE.T.L. extraには、CUFとアンクラが、一部の日程にゲストとして来てくれています。彼らはトークをするでもなく、一曲踊るでもなく、客席にてわたしたちと一緒にアイドルを応援しています(とはいえ彼らはマイクを持って応援しているので、彼らの発言は遠くに座っていても聞くことができます)。
彼らは今まで、アナザーワールド(AW)準拠の世界ではアイドルを応援し、広めるための存在として、AWを取り払った世界ではアイドルを演じる役者として、ドルステに関わっていました。
つまり、今までは公演中ステージの上にいましたが、今回のライブではわたしたちと客席に座っています。
この3DCGのバーチャルライブであるE.T.L. extraと、一緒に応援してくれるCUF、アンクラの存在によって、AWが確立された、とわたしは感じました。
 
 
そもそも今まで、CUFやアンクラは、わたしたちと一緒にアイドルを応援する存在でありながら、彼らが舞台の上にいるかぎり、わたしたちは客席で応援している彼らを認識することができませんでした。AW設定をはずせば、CHaCK-UPとCUFはおなじ一人の人間なので、あたりまえのことです。
 
また、彼らはわたしたちと一緒にCHaCK-UPやアンプラネットを応援しているようで、まったくおなじものを見ていたわけではありませんでした。
たとえば、CHaCK-UPの初めての本公演、「CHaCK-UP*2」や、その後2015年1月に行われた「CHaCK-UP ねらわれた惑星*3」、今年2016年のGWに行われた「アンプラネット*4」がそのわかりやすい例です。
 
わたしたちが先ほど例にあげたような、一部が舞台で二部がアイドルライブの本公演を観るとき、CUFやアンクラは二部のアイドルライブのみを見ています。
ですので、CUFやアンクラはアイドルたちの正体がSOJ学園の生徒であるとは知りません。また、どういう経緯でCHaCK-UPやアンプラネットが結成されたのかも知りません。二部のアイドルライブにしばしば登場するSOJ学園生徒も、アイドルたちとは違う存在だと思っているふしがあります(そして、今回CHaCK-UPとしての彼らと、SOJ学園生徒としての彼らが同時にステージ上に存在する曲があります。これによって、アイドル≠SOJ学園生徒はむしろAWの設定のひとつに組み込まれた気さえします)*5
 
つまり、わたしたちとCUFやアンプラは、おなじCHaCK-UPやアンプラネットのライブを観に行っているようで、実は別のものを見ていたのです。
 
 
けれど、E.T.L. extraは、バーチャルライブです。ステージの上のアイドルたちは映像で、その場にいません。そしてそれによって、CUFやアンクラはわたしたちと一緒の客席でアイドルを応援することができるのです。わたしたちとCUF、アンクラは、今回初めておなじものを見ているのかもしれません。
 
今回のE.T.L. extraは、CHaCK-UP、アンプラネットと、CUF、アンクラ(そしてSOJ学園生徒)をおなじ場所へ別々に存在させることに成功しました。
現実とAWはより切り離された世界になり、AWはE.T.L. extraによって、より強固に確立されたと言っていいでしょう。
 
現実を見ないでいることはむずかしいです。でも、より夢想に近付くための装置を、今回CHaCK-UPの運営は作り出してくれました。CHaCK-UPとアンプラネットを全員揃えるための苦肉の索だったとしても、わたしはとても嬉しいし、AWを信じ続けていきたいと思うことができました。
 
 
いろいろごちゃごちゃと書きましたが、ライブ自体もやっぱりとてもいいです!
今回は映像なので、お着替えタイムが発生せず、テンポよくライブをすすめられるのが気持ちいいですね〜。
CUFとアンクラが応援に来ている回は、わたしはまだ1回しか見れていないのですが、ちょっと物足りなく思っていた曲と曲の間の暗転も彼らのおしゃべりで埋まってたのしいです。
 
ずっと見たい見たいと行っていた、ミナミ兄弟をはべらすジョーカーゲームが実現したのも…!
今回は映像にならないので、いつか映像化するライブでもぜひやってほしいです。よろしくお願いします。
ジョーカーゲーム、ドルステ客席恒例の振りコピ芸がかなり極まってる気がします(みんな光る棒を持たない手も使って踊ってるので…)。
脳内麻薬がばしゃばしゃ出ます…。
 
そして、初恋シチュエーションをもう一度スクールバージョンで、しかもSOJ学園生徒のミノルとヴィーちゃんにやってもらう演出を考えた人、天才だと思う…。途中でアイドルのドットくんとヴィーちゃんが合流することを考えた人も、天才だと思う…。
CHaCK-UPのときとSOJ学園生徒のときで、ふたりとも表情がちがって見えるのが芸が細かくて、そういうところめっちゃすきだよ…。
 
あとはSOJ学園生徒といえば、去年のドルフェスぶりにアルタイルが聞けたのも最高で最高です。
ほんとマルちゃんとポミィちゃんって少女まんがみたい…。ヒヤマの遅刻癖ひさしぶりに見れてあ〜変わってないんだな〜って思いました。
アルタイル軸にした本公演が見たい、来年の夏とかでいいから…アルタイル夏の大三角形だし…。
 
でも、なにより、アルタイルにおでかけ中だったマルちゃんとスリープモードだったミミタが合流して、ヘルプクールのポミィも残ったまま7人揃ってのCHaCK-UPが見られることがとってもうれしいです!
マルちゃんを応援しているCUFの中尾暢樹くんが今回ゲストとしても来られないみたいなのは残念ですが、今はしょうがないのかなとも思うので、気長に待ちたいです。
 
いろいろ不安に思うこともあります。でも、マルちゃんがライブの最後に「また遊ぼうね〜!」ってきらきらお目目で言ってくれるので、その一言で前向きになるよ…! と赤チャームは思います。
また遊ぼうね!!!!!
 
 
 
鉄を熱いうちに打つぞ! と思ってががががっと書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか!
なんかとりあえずばーん! とおっきいことを言ってみるのがすきなので、おっきいことを言いました。でも、また不安になることもたくさんあると思います。
そのときはマルちゃんの「また遊ぼうね〜!」を大事に胸に抱えて、またCHaCK-UPが揃う日を待っています。
 
明日はアンプラネットのDVDが届くので、とりあえずライブを見ながらサイリウムを振りたくる予定です。
今回アンプラちゃんの曲が1曲しかないのが地味に残念ですが、またアンプラちゃんも本公演ありますように!
 
それでは、ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

ストリップに行ったよ 3週目

こんにちは。

またまたストリップに行ってきたので、その話をします。今回は見てからすこしタイムラグがあいてしまった…。
毎回新しい発見があるし、またこの踊り子さんを見たときのために以前の感想に立ち返りたい、とつよく思ってしまうので、ストリップブログも3記事目となってしまいました。あとはあれかな、リアルタイムにpostできないので(ストリップ劇場は劇場内で携帯を出してはだめなので)、書きたいことが溜まって、ばーっと出してしまうというのもあるのかもしれないです。
 
今回も前回同様用語に関する解説はあまりしないかんじでいくので、もしこれってどういうこと? と思ったら、前回や前々回の記事を読んでいただくとわかるかもしれないです。
 
 
さて、今回行った劇場は、前回前々回で足を運んだ渋谷道頓堀劇場(以下道劇)から場所を変えて、新宿歌舞伎町にあるTSミュージック(以下TS)です。ロボットレストランとかの近くにあります。
 
道劇は女性割引があり、女性は1人2000円と異常に安いのですが、TSは女性割引がなく、一律5200円です。ただ、公式を見ていただければわかるとおり、クーポンが存在していたり、早朝(~12時までの入場)割引や、深夜(~22時半からの入場)割引があるので、そのあたりをうまく使えばもうすこしリーズナブルに入場できるのではないかと思います。
窓口でチケットを買い、受け付けの人に見せて入場する際、お目当ての踊り子さんを聞かれます。このシステム、道劇にはないんですよね…。
この踊り子さんを見に来た人がこれくらいいるよ! と劇場にアピールするには写真を買うしかないのかな、と思っていたので、入場時にお目当てを聞かれるのはとってもありがたいです。
 
また、道劇は盆*1がまわったり上がったりするのですが、TSは単純にT字型のステージでした。盆の先端にはポールがあって、踊り子さんたちはポールを使ったショーをしたり、オープンショーのときにポールを支えにして足を上げたりしていました。
盆の幅がそんなにひろいわけではなかったので、最前(というよりは盆沿い…?)の席に座ったお客さんたちが踊り子さんたちの動きにあわせてよけたりのけぞったりする動作が道劇よりたくさん見られて、おもしろかったです。
 
椅子が野球場とかドームとかの椅子に似ていて、一人一人のスペースが明確に区切られているため、お客さんも詰めて座っていた印象です。道劇はソファにうすく線がはいった電車の椅子(といっても電車の椅子とは生地がちがいますが)なので、パーソナルスペースを広く取りがちな気がします。
お手洗いが男女兼用で、まずドアを開けると男性用のお手洗いがあり、その奥のドアに洋式のお手洗いがある作りになっているので、女性が行くときはいったん劇場を出て歌舞伎町のてきとうなコンビニとかTOHOシネマとかのお手洗いを借りるのがいいかもしれません。
 
あと、前回の記事で音があまりよくないので耳栓が必要かも、と書きましたが、TSは道劇さんより音がよくて、5時間くらいいても耳がいたいな~と感じることはありませんでした。
 
 
 
今回の香盤は、こんなかんじでした。
 
1 五木麗菜 
2 天羽夏月 
3 美里麻衣 
4 雛形ひろ子 
5 六花ましろ 
6 きよ葉
 
わたしは五木麗菜さんのデジ中にはいって、天羽夏月さんから、次の回のきよ葉さんまで(つまり1.8回ぶんくらい)いました。前回記事で香盤を2周するのはつらいと書きましたが、書いたそばからほぼ2周してしまった…。
 
 
 
まず、今回いちばん印象に残ったのは、六花ましろさんです。
顔は柏木由紀さん寄りですが、ストリップ界の西野七瀬さんだ…! とめちゃめちゃな衝撃を受けました(このニュアンスがどれくらいのひとに通じるのかはかなり未知数ですが…)。
 
2回見たうちのどちらもおなじ演目でした。
チャイムと時計の針のカチコチ音とともに制服を着て登場する六花ましろさんは、まず制服のまま1曲踊ります。次に、一度はけて制服を脱ぐと、制服の下に来ていたチアの衣装でもう1曲。客席に微笑んだりにこっとしながら踊ります。
そして、椅子に座ったりしながら1曲。チアの衣装を脱ぎ、ブラジャーをはずして白いベビードールを着ます。下着が上下白、ベビードールも透け感のある白なんですが、六花ましろさんの透明感にとても似合っていてすごく素敵でした…。
ベッドは1.5曲です。0.5にあたる1曲目も西野七瀬さん感があってとてもよかったのですが、最後の曲がすごく強くて…。
サビフレーズにあわせてゆっくりと脚を上げ、ポーズを取る六花ましろさんを見ていると、あたたかくてやわらかい布でつつまれているようで、思わず涙腺がゆるみました。
ストリップを見ていると、わたしは基本的に日本語しかわからないのもあって、邦楽は言葉がすごく強くはいってきますが、さらにフレーズが強いとそのぶんがつんと殴られるなと感じます。言葉が強くはいってくるぶん、選曲がかなり大変なんだなとも思いますが…。
曲の終盤、客席に背を向けてゆっくり歩いていく六花ましろさんは、すこしずれて斜めになったベビードールをはおった背中からものすごいメッセージを発している気がして、あの日いちばん印象に残ったシーンかもしれません。
最後はいちばんはじめのチャイムと時計のカチコチ音とともに椅子に座り、首をかしげて微笑んで終わりです。一連のことは授業中のうたた寝なのか、物思いなのかわかりませんが、現実に揺り戻されるようなはっと感があります。
 
ベッドの時がかなり行間のある演技で、振り付けらしい振り付けは少ないと思うのですが、もの言いたげな視線とゆったりした動きにやられてしまいました…。ものすごく感情を揺さぶられました。
六花ましろさん、また見に行きたいです。
 
 
 
そして、今回のお目当てだったきよ葉さんも、とても素敵でした。
 
2つの演目を見ることができました。
1つめは白いおおきい羽根扇子を持って和装ではじまる演目、2つめはヘッドドレスをつけてスカートを持って走ったりぺろんとしたりする曲からはじまる演目です(語彙が足りてない…)。
きよ葉さんはすっきりした顔だちをされているので、派手な和装がとてもはえると思います。デザイア―とても似合ってました…。
2つめに見たほうはおそらくわたしが前回道劇で見たのとおなじ演目だったような…気がするんですが、ストリップはとにかく記憶の過ぎ去り方がすさまじいのでちょっとはっきりは言えません、すみません…。
きよ葉さんのことを調べているとベッドの演技に言及しているひとが多いように感じます。そしてきよ葉さんのベッドはほんとうにすごい、とわたしも思います。
 
2つともベッドではオナベ*2を見せてくださいましたが、性ファンタジーと現実の区別をある程度つけているつもりのわたしでも、境界がわからなくなってしまうくらい、きよ葉さんのオナベは真にせまったファンタジーです。
2つめの演目、ストリップデビューのときの道劇感想記事でも書きましたが、曲と曲の間にかすかに声が聞こえるのがほんっとすごいです、わかっていてもびくっとしてしまう…。
友人が「心に雄を飼っていないとあれはできない」と言っていたのが印象に残っているので、ここで引用させてください。
 
ステージの上ではものすごいオーラを放っているのに、いざデジになるとあっけらかんとした雰囲気でお客さんと話しているのが、不思議だ…と思いました。演目とデジ~オープンで見られる踊り子さんのギャップは、たぶんもうしばらく不思議に思い続けると思います。
 
きよ葉さんは9月結でしばらく休業されるそうですが、踊り子さんの休業と引退ってどれくらいニュアンスに差があるものなんでしょうか…?無期限活動休止が実質的な解散になる話はばんぎゃる界隈だとよく聞きますが、ストリップ界の休業が言葉どおりの休業で、きよ葉さんのことをまた見られたらいいな、と思っています。
 
 
 
ところで、劇場によってどのくらい香盤に特色があるのかはまだ初心者なのでわかりませんが、9月結のTSは踊りのすごい踊り子さんが多かった…!
 
なかでもずばーんとやられてしまったのが、天羽夏月さんのダンスです。
1つめの演目が懐メロ多めな邦楽で構成された演目だったのですが、今まで見た踊り子さんで踊りがいちばん好き…! と思いました。けなしてるわけじゃないのでさらっと読んでほしいんですが、ダンススキルがあっても曲がうまく組み合わさってないな~と思う踊り子をしばしば見ていたので、天羽夏月さんのばちっとしたはまりぐあいは見ていてかなり気持ちよかったです。
お客さんとのやりとりにも慣れている様子で、かぶっていたぼうしをお客さんにかぶせて踊るところとか、あったかくていいな~と思って見ていました。
ベッドでも、サビにあわせてゆったりとポーズが取られていくのが感動的で、すこし涙腺がゆるみました…。曲にあわせてばしっとポーズが決まっていくのを見るのもすきですが、余裕のある雰囲気でゆっくりポーズが決まるのを見ているのがとてもすきなんだと思います…。
ゆっくりとした動きにはバブみが産まれます。
 
また、2つめの演目は盆の先にあるポールと、フープをカナビラで天井にかけて使うものでした。エアリアルをする踊り子さんがいるとか、そういった身体能力や技術のすごいストリップの話は聞いたことがありました。でも、そういう演目を見るのははじめてで、とっても楽しかったし、衝撃でした。
まず、演目前にポールを拭きに来た天羽夏月さんが「首もげちゃうから顔近づけないでね」と最前のお客さんにいたずらっぽく言っていたときからわくわくしていましたし、演目がはじまってからも驚きの連続でした。
ポールを使う演目と聞いて、みなさんはどんな踊りを思い浮かべますか?
天羽夏月さんの演目は、「首もげちゃうから」という言葉がとても冗談ではないくらい激しいものでした。ヒールを履いた脚がぐるぐるまわるのを、最前のお客さんが首をのけぞらせるのを、見ながらわたしは自分の口があいているのを感じていました。
また、フラフープを使うパートもすごかった…! フラフープは靴を脱いでの演技でしたが、ものすごいはやさでぐるぐるまわっている天羽夏月さんを見ながらめちゃめちゃ拍手するしかなかったです。
全編通して身につけていた、滑り止めの手袋もその演目のガチさみたいなものを物語っていて、すごい…すごかったです。
ひとつめの演目を見たときに、この踊り子さんは踊りがうまい…! と感じたのに確信の持てるすごさでした。
わたしのなかのスキル厨の血が騒ぐ踊り子さんです。バブみもすごいのでめちゃめちゃにオギャってしまいそうにもなります。
 
 
 
また、天羽夏月さんとはまたすこしちがうベクトルですごさを感じたのが雛形ひろ子さんです。
雛形ひろ子さんの演目を、今回わたしはふたつ見ましたが、とくにすきだったのはひとつめの演目です。
わたしは踊りながらこちらに視線を投げかけてくれる踊り子さんがすきだなというふうに思っていたのですが、ひとつめの演目で、雛形ひろ子さんはほとんど客席を見ていないように感じました。
それなのに、めちゃめちゃなオーラが身体からばしばし発せられていて、圧倒されてしまうし、視線がひきよせられてしまうんです。ショービジネスだ…! とつよく感じました。
雛形ひろ子さんはわりとふくよかな体験で、おっぱいもとってもある踊り子さんです。たぶんご本人もそれをわかってか、ひとつめの演目でもふたつめの演目でも、2曲目にはデコルテがたゆんたゆんする衣装を着てらっしゃいました。わたしの視線は釘付けでした…。
おっぱいのパワーはすごい、すごいんです。
ふたつめの演目は、お客さんに衣装のリボンをといてもらったり、客席と絡みのある演目でした。ふだんはそういう演目のほうがどきどきするんですが、雛形ひろ子さんに限っては目のあわない演目でまぶしさを感じていたいかな、と思ってしまいました。
 
 
踊りがうまいという点では、五木麗菜さんもブレイクダンスっぽい振り付けがあって、めちゃめちゃびっくりしたしすごい…! となりましたが、五木麗菜さんだけ1回しか見られてないこともあって、記憶がかなりあいまいです…すみません…。
 
 
ちなみに、顔がいちばんかわいいなと感じたのは、この日の香盤では美里麻衣さんでした。
ミニーちゃんみたいな衣装(語彙がないのでぜんぜんちがうイメージでつくられてるなら申し訳ないです…)で、客席を指差しながら踊るの、ちょうキュートだった…。
でもなんていうか、彼女のなかでやりたいことと、やらないといけないことが、ごちゃごちゃになってうまくいっていないのかも…? という印象を受けました。
ウ〜ン…うまく言えないですが。
 
 
 
そういえば、TSのフィナーレは客席降りなしでした。
道劇さんの握手ありフィナーレは一瞬であたまが爆発するので、ないほうがいいのかもしれない…。
 
 
 
と、そんなかんじのストリップ3回目でした。
毎回いろんなことが新鮮に感じるのでとてもたのしい…これは新規ハイ…。
 
今回は、六花ましろさんの演目がほんとうにすごくよくって、今までストリップで見た演目のなかではいちばんすきかも…!? とすら思っているのでとってもまた見たいです…。
使われた曲調べて何曲かiTunesで買ったくらい思い出してるし好きです。
 
毎回思うのですが、ストリップ劇場では記憶のなくなりかたがすごいです。
情報量が異常に多く感じるのか、見たそばから忘れていくので、それもあってまた見たい、と思うのかもしれません…。
ストリップ、また行きます。
 
それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました!
 
 

*1:客席側に張り出したステージです。ベッドはここで行われることが多い気がします

*2:オナニーをするベッドはこう書くと美月春さんのうすいほんで学んだので使います