日々の泡

書きたいときに書きたいことを書きます。

はじめての台湾ひとり旅 4日目 聖地巡礼的鶏肉飯&美食廣場食い倒れ

こんにちは、あわあわです。

いろんな意味で長くかかった台湾旅行記もこれで最終回。今回は帰国日である4日目編です。

前回の様子はこちら。 

merryberrymerry.hatenablog.com

 

今回の行程はこんなかんじです。

 

8:00  カルフール&新東洋でだめ押しお土産探し

ほんとうはもうひと観光してから帰るつもりで日程を立てていました。が、さすがに体力が赤ゲージすぎる…ということでのんびりお買い物をしたりどうしても行きたい飲食店に行くコースに予定を変更です。

目覚ましをかけずに寝たのに5時半に目が覚めて、ノロノロしたくをしてから8時ごろホテルを出発しました。

 

バスで向かったのがカルフール桂林店です。

こちらのブログで読んで気になっていた、曾拌麵という乾麺の香蔥椒麻味がおめあてでした。

shafan.blog.fc2.com

しかしながら、広い店内をうろうろしてもおめあての乾麺を見つけることができず…。じつは2日目に行ったカルフール重慶店では見かけていた*1ので、あのとき買えばよかったな、と後悔するはめになりました。

 

しょうがないのでひととおりうろうろしてから次の目的地へ。

時間に余裕があったので途中のコンビニなどをひやかしつつ、新東洋武昌店に向かいました。

いろんなブログでおすすめお土産として紹介されていた、魯肉飯の缶詰がおめあてでした*2

lovetaiwan.hatenadiary.jp

こちらでは無事棚に積んである缶詰を発見、買って帰ることができました。

お土産としてくばったほかにおうちでも食べましたが、ごろごろはいっているしいたけがとてもおいしく、やさしい味でとても気に入っています。常備缶詰として置いておきたいくらいすきでした。

 

9:00 チェックアウト&聖地巡礼的梁記嘉義鶏肉飯

突然重くなった荷物をかかえてホテルにもどり、パッキングとチェックアウトです。

ふだんあまりいろいろお土産を買い込む習慣がないため、なかなか閉まらないスーツケースにちょっと冷や汗が出ました。

無事押しこみ、スーツケースとともにバスに乗って台北市内でラストの目的地に向かいます。スーツケースをひいているといやおうなしに旅の終わりを意識させられて、それがとても不自由なきもちになりました…。

 

Googleマップ通りに走らないバスにちょっとどきどきしつつ、最後の目的地である梁記嘉義鶏肉飯に到着しました。

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こちらのお店は男子ごはん台湾編で太一くんと心平ちゃんが訪れたお店かつ、何度かこの旅行記に登場している私的台北好味帖にも紹介されているお店です。今回の旅行のなかでも優先度がかなり高いお店でした。

私的台北好味帖

私的台北好味帖

 

お店が土日休みなので、月曜のこの日臨時休業だともうチャレンジできない、という状況だったので、無事やっていて安心しました…。

外の壁にあったメニュー、かわいかったです。

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注文票と赤いペンを店員さんが渡してくれるので、そちらに書き込んで注文、お会計は料理の提供時にお支払いする形式です。以前は並んでいるおかずを見ながら注文する形式でしたが、2018年の改装後から注文票形式に変わったそうです。

店名にもはいっている鶏肉飯と、卵好きとしてはずせない荷包蛋(目玉焼きです)、しいたけと鶏肉のスープである香茹鶏湯を注文しました。

到着したのがこちら。

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鶏肉飯は、2日目に寧夏夜市で食べた方家*3のものよりもパンチのある味、という印象です。方家のものはエシャロットをつよくかんじましたが、梁記嘉義鶏肉飯はにんにく推しにかんじました。

荷包蛋を鶏肉飯にのせて崩しながら食べるのが通の食べかた、というふうに聞いていたので、わたしもやってみた…のですが、荷包蛋にかかっているタレの味がつよくて鶏肉飯が負けてしまいました。鶏肉飯の味を楽しみたいなら、荷包蛋は載せないほうがいいような気がします。わたしが中国語の堪能な人間なら、タレのかかっていない荷包蛋を鶏肉飯にのせて食べてみたいです…。

台湾は基本的にうすあじのものがおおく、味が濃いなと思うことはほとんどありませんでしたが、荷包蛋はちょっと味が濃くかんじました。

そして香茹鶏湯、これが期待以上にとてもおいしかったです…。

写真を見ていただければわかるとおり、干し椎茸と骨つきの鶏肉がごろっとはいったスープです。このスープ、蒸湯という種類で、一食分を金属の容器に入れて蒸してつくるスープだそうです*4。つまり、このちいさいスープのなかに、たくさんはいっている干し椎茸と鶏肉の出汁がぜんぶ出ているんです…。そんなのおいしくないわけないですよね。干し椎茸の出汁がだいすきなわたしにとっては、スープジャーに入れて持ち歩きたいくらいすきなスープでした。

 

11:00 バスと空港MRTで空港へ&桃園空港美食廣場で食べおさめ

最高の台北市内食べおさめを終え、桃園空港に向かいます。

台北駅から空港MRTに乗って桃園空港にいく予定でしたが、時間に余裕があったのと、そちらのほうが運賃が若干安かったため、バスで新北産業園区駅まで出て、空港MRTに乗り換える経路に変更しました。旅が名残惜しく、決めていた旅程に変化球を投げてみたかったのも理由のひとつです。

が、前日からバスを乗りこなしていた(つもりの)わたしは車内でぼんやりしてしまい、どのバス停で降りたらいいかがわからなくなってしまう痛恨のミス…。なんとなくあれだろうな、という駅舎はわかったため、あわてて近くで降りましたが、おそらくもうすこしちかいバス停があったのだと思います…。

Googleマップは開きっぱなしにして、自分が走っている経路と、どのバス停で降りるかはきちんと確認しつづけるのがバス攻略でいちばん大事だと痛感しました。

 

バス停のちかくにはバイク屋さん? バイクの修理屋さん? のようなガレージがあり、そこで飼っている犬に吠えられてお店のかたに笑われたのが印象に残っています。

車がビュンビュン走る大通りの、ガタガタした舗装の道をしばらく歩いて、無事新北産業園区駅に到着しました。

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ちょっと古びた街並みのなかに突然近代的な駅舎が建っているの、名古屋っぽくてきらいじゃないです。

駅舎はがらんとしていて、ほとんどひとがいませんでした。空港MRTは15分に一本走っているので、ホームまであがって電車をぼんやり待ちます。

どうでもいいですが、プラットホームのことを”月台”と書くの、ロマンチックですてきですよね。

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空港MRTは2017年の3月に開業した、新しい路線です。電車もあたらしくてきれいでしたが、わりと混んでいて空港まで座れませんでした。台北駅が始発駅なので、冒険せずに台北駅から乗れば座れたかもしれません…。

 

桃園空港には30分ほどで到着しました。

チェックインカウンターに向かいましたが、チェックインは12時半から、現在時刻は12時…というわけで、先に卵を捕獲しに向かいます。台湾のコンビニにはたいてい八角の香りのする茶葉蛋という煮卵があり、それをフォロワーさんにおすすめされていたのでした。

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3日前に台湾に到着したときにも寄ったセブンイレブンで茶葉蛋を買うと、ふたたびチェックインカウンターに並んでチェックインを先にすませてしまいます。行きは機内持ち込みで荷物を運びましたが、帰りはお土産でかさばったキャリーケースは重量オーバーなので、このときに預けました。

 

身軽になって向かったのは新東陽美食廣場です。

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第1ターミナルの地下にあるフードコートで、ここでほんとうに最後の食い倒れをしよう、というわけです。

 

まず向かったのは熊厚呷。

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鹽酥雞という、揚げ物のお店です。有名な巨大フライドチキンはもちろん、魚のつみれやしいたけなど、いろいろなものが揚げてもらえます。

台北にいた間はたのしくたくさん食べるために揚げもの禁止令を自分に出していました。帰る間際くらいは食べてもいいでしょう、というわけです。

注文したのは無骨塩酥鶏と、深海魷魚です。無骨塩酥鶏はひとくちサイズの唐揚げ、深海魷魚はイカフライです。大小2サイズがあって、どちらも小サイズを注文しました。

注文はこちらのブログを参考にしました。

ltspace.net

注文と会計がすむと日本のフードコートでももらえるようなできあがるとブザーが鳴るベルが渡されます。鳴ったら商品を取りに行くかたちです。

到着したのがこちら。かわいい袋にはいっていました。

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こちらの揚げたやつ、わたしはそれほどぴんとこなかったです。たぶん味…? なにがぴんとこなかったのかはちょっとわからなかったのですが、うーんと思いながら食べてしまいました。ただ、ちらほらはいっている台湾バジルはとてもおいしかったです。台湾バジルだけかじってたい…。

東京に戻ってから行った台湾料理屋さんで食べた揚げた鶏もおなじようにぴんとこなかったので、なにかがだめなんだと思います。

このタイミングで先ほどセブンイレブンで買ってきた茶葉蛋も食べました。こちらも思ったより漢方の香りがしなかったです…。揚げもので舌が終わっていた可能性と、漬かりが浅いやつを買ってきてしまった可能性を考えているので、またいつかリベンジしたいと考えています。

 

気を取り直して2軒目に向かったのは海瑞摃丸。

ここでは炒米粉という魯肉飯のうえのような肉餡がのったビーフンを食べました。

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これがとてもおいしかった! にんにくががつんときいています。これまで食べてきた台湾料理のなかでは味がすこし濃いめかなという気もしましたが、日本人はこれくらいのほうが口にあうというかたも多いように思います。

 

そしてもうちょっとだけ食べられるな…とふたたび熊厚呷にもどってタピオカミルクティー

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お店の名前はおなじですが、揚げもの屋さんとタピオカ屋さんは隣り合う別のお店のようなつくりになっていて、レジもわかれていました。わたしがいたときはタピオカ屋さんのほうが混雑していました。

タピオカを買っている間にそろそろ保安検査場に行かないといけない時間が近づいてきたので、タピオカを飲みながら美食廣場を後にしました…。さよなら台湾のごはん…。

 

ちなみに、わたしが行った新東陽美食廣場は、LCCの発着ターミナルである第1ターミナルにありますが、第2ターミナルの地下2階にもおなじようなフードコートがあります。そちらには魯肉飯の有名店である鬍鬚張がある…のですが、これを書いている2019年の4月現在改装工事中だそうです。2019年5月末に営業再開だそうで、わたしが鬍鬚張の魯肉飯が食べられるのはもうすこし先になりそうです。

 

14:00 搭乗そして日本へ&お肉の缶詰の持ち帰りかた

無事保安検査場を通過し、搭乗口へ向かいます。

空港内にお買い物施設があるのは見慣れた光景ですが、桃園空港はお店とお店の間にいきなり搭乗口があらわれます。搭乗口がかたまっている空港ばかり行っていたので、ちょっとびっくりしました。

最後に自販機であまくないお茶を買って搭乗、あっという間に成田空港に到着です。

 

さて、この記事の最初のほうでわたしが魯肉飯の缶詰を購入していたことは覚えていらっしゃいますか?

基本的に、肉製品などは海外から日本へ持ち込めないことになっています。口蹄疫アフリカ豚コレラなど、家畜の病気を持ち込まないようにすることが理由です。

www.maff.go.jp

が、缶詰など一部の商品は、機内預けの荷物を受け取ったあと、税関を通る前にある動物検疫所の検査を通過すれば持ち込むことが可能です。

わたしも魯肉飯の缶詰を動物検疫所に持ち込んで、検査を受けました。缶詰はおなじものをいくつか購入していましたが、1種類の缶詰につき1つずつ出して検査を受ければ大丈夫のようです。

検査済スタンプの押されたふせんを缶詰に貼ってもらって、検査完了です。

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なお、検査の際に、今後また規制が厳しくなったら持ち込めないことになる可能性もあるので、と釘をさされました。上記のリンクによると、ちょうど今夜から行く旅の帰国日である4月22日から規制がきびしくなるようなので、今回もまた購入したら動物検疫所に持ち込んでみようと思います(また結果はどこかに書きますね!)。

下記のリンクにも動物検疫所の検査について詳しく書いてあるので、ご参考までに。

www.tabetaiwan.com

 

そんなこんなで動物検疫所と税関を無事通過し、帰国です。

台北にくらべてひとのおおい東京と、その寒さにヨロヨロしながらおうちに帰りました。

 

というわけで、ながいながい台湾旅行記も今回でおわりです。

が、ちらっと書いたとおり、わたしはふたたび今夜から台湾に行ってまいります。

俺たちの台湾旅行はまだはじまったばかり…!

次の旅行もこうしてブログに書くかはちょっとわかりませんが、どっかしらでなにかしら発信していると思います。準備編に書いていたマップの件もやりたいです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

*1:2日目前半の記事には書いていませんが、カルフール重慶店には観光客向けにお土産になるような商品をまとめたコーナーがあります。そちらに曾拌麵のような乾麺もいろいろ置いてありました。

*2:肉製品は日本に持ち込むことができないとされていますが、動物検疫所で検査していただき、持って帰ることができました。詳しくは後述します。

*3:

はじめての台湾ひとり旅 2日目後編 阿宗麺線&寧夏夜市 - 日々の泡

*4:わたしが2日目に食べて大感動した鮮肉湯のスープもこれとおなじ製法です。:はじめての台湾ひとり旅 2日目前編 雙連朝市〜迪化街 - 日々の泡