日々の泡

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はじめての台湾ひとり旅 3日目後編 狼茶&饒河街観光夜市

こんにちは、あわあわです。

書きだめがなくなって次まで更新あきそう、と思っていたらほんとにあいてしまいました…。長かった3日目も今回で終了です。

寄り道をしつつ饒河街観光夜市に行く回です。

前回の様子はこちら。 

merryberrymerry.hatenablog.com

 

今回の行程はこんなかんじです。

 

 

17:00 狼茶で“コミュニケーション”をする

誠品信義店を出たら三越の食料品売り場をひやかしつつ、バスに乗って次の目的地へ向かいます。

 

次の目的地はおしゃれティーバッグが購入できるという狼茶です。

フォロワーさんのひとりが犬のアイコンで、お店のロゴにめちゃめちゃ顔が似ていたので、ぜひお土産に購入したいなと考えていました。

wolftea.com

乗ったバスが次の目的地を電光掲示板に表示しないタイプのバスでしたが、Googleマップとにらめっこして無事降りたかったバス停で降りることができました。

 

さて、無事狼茶に到着したところまではよかったのですが、そこからがたいへんでした…。

こちらのお店には、4種類のティーバッグの取り扱いがあり、さらにそれが詰め合わせになっている商品があります。

wolftea.com

わたしは茶葉でなくティーバッグを、ばらして友人に配りたいと考えていました。

そして、封のされた紙のパッケージにどのようなかたちでティーバッグがはいっているのかわからないため*1、パッケージの中がどうなっているのか、確認する必要がありました。

店頭にあったのは封のされた商品だったので開けるわけにもいかず、確認する方法は店員さんに口頭でたずねるのみです。が、おたがい母国語ではない英語(しかもわたしの英語力はかなりゆるふわです)を駆使して、意思疎通をするのは思っていた以上に労力のかかることでした。

結果、紙袋のなかに4種類のティーバッグが、3つずつ小包装になって合計12個はいっていると確信できたときはとてもうれしかったですし、ふしぎな達成感がありました。

今回の台湾旅行でいちばん真剣にコミュニケーションを取ろうとした瞬間だと思います。ふだんのコミュニケーションでもこんなにどう伝えるか、どう読みとるか、考えながらおこなうことはないんじゃないでしょうか…。

 

一安心してさてお会計、というタイミングでもう一度トラブルが発生します…。

わたしは今回の旅行にクレジットカードを1枚だけ持参しており、それを旅のなかではじめて使用しようとしたところ、エラーが出てはじかれてしまったのです。

店員さんは何度も挑戦してくださいましたが、最寄りのコンビニまで出てATMに通してもまたエラー…。いろいろ調べてみたところ、カードの設定が海外で使うことのできないようになっており、どうもこの場ではその設定を変更できないことがわかりました。

えーんとなりながらとりあえずお店にもどり、カードがちょっとアレなので使えませんという旨をまたあやしい英語で店員さんにお伝えし、現金の持ち合わせの関係で買う予定だった半量のティーバッグを購入することとなりました…。

店員さんがまた台湾に来るときはぜひまたお店に来て、と言ってくださって、わたしも絶対行きますと約束してその場をあとにしたのでした。めちゃめちゃ体力のいる客だったことは間違いないのに、よくしていただけてほんとうにありがたかった…。

今週また台北に行く際には、絶対に再訪したいと考えています。

 

18:30 生活に密着したライモちゃんと遭遇

カロリーの高いコミュニケーションでくたくたになりながらも、ふたたびバスに乗って向かったのは饒河街観光夜市です。

 

こちらの夜市で夜ごはん…のつもりでしたが、まだライモちゃんのことを諦めきれなかったわたしは、ごはんの前にドラッグストアに寄ることにしました。文具店やドラックストアにもライモちゃんがいる、というのはしつこく検索した結果手にしたライモちゃん情報のひとつです。

 

というわけで寄ったのが、饒河街観光夜市のすぐ近くにある POYA 松山饒河店です。

こちらはいわゆるマツキヨとか、ココカラファインのような、ドラッグストアです。お化粧品や文房具、お菓子など、いろいろなものが手に取りやすい価格で売っている印象でした。

そして、わたしはここでついにライモちゃんらしいライモちゃんと出会うことになります*2

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ドラックストアでFeel So Aliveしている*3ライモちゃんを感慨深く見つめながら、わたしは気づきました。

ライモちゃんは、日本でいう蔦屋書店のような、おしゃれなお店にいるマレーバクではありません。ライモちゃんは、ドンキホーテのようなディスカウントストアにいる、生活に根ざしたマレーバクだったのです。

とはいえ、さすがに玄関マット(?)を日本に買って帰るわけにはいきません。ようやく会えたライモちゃんと別れをおしみながら、わたしはPOYAをあとにしました。

ちなみにこちらのお店ですが、2階にとてもきれいなお手洗いがありました。饒河街観光夜市に行く前、あるいは行った後にお手洗いに寄りたい場合、なかなか穴場なのではないかと思いました。

 

19:00 饒河街観光夜市で藥燉羊肉と胡椒餅

そんなこんなで寄り道をしながら饒河街観光夜市です。

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POYAからの最短ルート、松山市場を通り抜ける行きかたで向かいました。

2日目に行った寧夏夜市がひらけた道路につくられているのにたいし、饒河街観光夜市は比較的ぎゅうぎゅうに建物と隣接しています。ひとも多く、ほとんど一方通行でした。

台湾に来るとたいへん、とさんざんおどされていた臭豆腐のにおい、わたしはここまでそうたいしたことないな、と思っていたのですが、蒸した道でかぐとややしんどかったです…。熱気とこもった空気が原因かもしれませんが、慣れるまではちょっと気分がわるくなってしまいました。

とはいえ、人波に流されながらすこし歩くうちに、空気のわるさはすぐ改善されました。おそらく松山市場と夜市の接続するあたりが、通気性の問題で空気がわるくなりやすくなっているのかなと思います。

 

そうして到着したのが金林三兄弟藥燉排骨です。

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こちらのブログで藥燉羊肉と魯肉飯がおいしいと読んで、行程に入れていました。

r923e.blog109.fc2.com

前述した狼茶でとったコミュニケーションがこの旅行でいちばん丁寧だったとするならば、こちらのお店でとったコミュニケーションはその対局とも言えるものでした。

そのとき英語を話すかたがいらっしゃらなかったのかもしれません。お店のお兄さんはどこかに案内したがっていたようにも見えましたが、なにぶん言葉のわからないわたしは、とにかくここで食べたい、と床を指差して"ヒアー!"と言うほかありませんでした。

おそらく根負けしたお兄さんに案内されて、大きなテーブルで相席です。机に貼ってあるメニューを指差して、藥燉羊肉と魯肉飯を注文しました。

到着したのがこちら。

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お代はメニューを確認して準備しておいて、注文した商品が到着したときにお渡ししました。

この藥燉羊肉、とてもおいしかった…! 羊の骨つき肉がごろごろはいった薬膳スープで、羊のクセと薬膳のうすあまい味がすきなかたはマストで食べてほしいです。すごーくやさしいのに野性味のあるふしぎなスープ、半年経った今でも写真を見ると味が思い出せるくらいすきな味です…。

一方魯肉飯、こちらはわたしの経験値が足りず、フーンおいしいね〜というかんじで食べてしまいました。口に入れると豚肉の脂がじわーっととけてごはんに絡むのがよかったです。魯肉飯、いつかはいろいろ食べくらべて自分の好みを知りたいですね。

上に貼った写真ではメニューがみっつしかありませんが、途中ちょっといい回転寿司屋さんのように*4、お兄さんが直接なにかのお皿を売りに来るシーンもありました。観光客より現地のひとがおおいお店なのだと思います。

お店を出る際、席に着くときにディスコミュニケーションが発生したお兄さんに「はおちー!」と声をかけたら、ほほえんでもらえてうれしかったです。

 

ふたたび夜市を歩きながら向かったのは、福州世祖胡椒餅です。

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夜市の入り口にあり、行列ができているのですぐわかりました。

こちらの福州世祖胡椒餅、とても有名なお店です。台湾グルメについていろいろ調べたことのあるかたなら、一度はどこかで見ているのではないでしょうか。

胡椒餅とは、簡単にいうと焼いた肉まんのようなものです。胡椒たっぷりの肉餡とネギがくるまれた生地を、釜で皮がパリパリになるまで焼き上げます。

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ツレヅレハナコさんも以前からおすすめしているお店で、お料理教室で台湾のおすすめごはんを聞いたときにも教えていただきました*5

turehana.exblog.jp

これまで行ってきたお店もそうでしたが、行列ができていても回転がはやいのでそれほど待つことなく購入できます。

夜市を出てすぐのところにベンチがいくつか並んでいる場所があったので、そちらに座っていただきました。

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胡椒餅、皮がパリパリで肉汁がすごく、ネギの甘みとスパイスがおいかけてきておいしくないわけがないです。が、かなり熱くてはじめのほうはやけどを回避することに必死でした。猫舌のかたは気をつけて食べましょう。

 

食べ終わったあとおなかを落ち着けるためにぼんやり座っていたら、母娘で旅行中という日本人のおばあさんに話しかけられてすこしお話ししました。日本で他人に話しかけられるのはあんまり好きじゃないのですが、海外だとなぜかオープンマインドでおしゃべりができます。

 

20:30 知らない電車こと台湾鉄道

しばらくのんびりしたのちホテルに帰るぞ、と重い腰をあげたわたしは、しばらく夜市の最寄駅である松山駅で立ち尽くすはめになります。

というのも、Googleマップ台北駅までの経路を調べて表示された台北鉄道を使う経路を、バスを使う経路だと勘違いしていたからです。これまでMRT(台北メトロ)とバスだけで移動していたことと、Googleマップにおいて、台北鉄道を使う表示とバスを使う表示がとてもよく似ていたことが原因です。

簡単な比較画像をつくりましたが、ぱっと見誤解してもおかしくないことはわかっていただけるはず…。

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どんどん終バスが出ていくバスターミナルで、来るはずもない台北駅行きのバスを探すこと15分ほど。諦めて松山駅の駅舎にはいり、警備員さんにGoogleMapを見せてたずねたところ、地下に通じるエスカレーターを案内されました。

案内されるがままきっぷ売り場できっぷを買い(ちなみに台湾鉄道の切符売り場では悠遊卡が使えませんでした)、わけのわからないままそれらしき電車に乗り込み、ぼうぜんとしているうちに台北駅に到着です。

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この時点のわたしは”台北鉄道”という言葉すら知らず*6、有料特急のようなちょっといいかんじの車内にとまどっていました。

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とはいえ、無事台北駅に着いてさえしまえばこっちのものです。車両から出るにあたってボタンで開けるドアをこじあけようとするトラブルはありましたが(後ろにいた男性がボタンを押してくれました)、三越の地下をすこし冷やかしながらホテルに帰りました。

この日はそのままベッドでごろごろしているうちに23時ごろ寝落ちしたと思います。

 

というわけで、ずいぶん間があいてしまいましたが3日目がこれで終了です。

次回、最終日4日目編はお買い物と梁記嘉義鶏肉飯、桃園空港の美食市場で最後のフードファイトです。

今週18日にはふたたび台湾に旅立つわたしが、旅の前にこの旅行記を書ききることができるのか、乞うご期待です…!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

*1:紙袋のなかにティーバッグを種類ごとにまとめた袋が4つはいっている可能性も捨て切れませんでした…。

*2:前回の記事をご覧いただければわかるかと思いますが、台湾で出会ったファーストライモちゃんは虚無感のつよいライモちゃんでした…。

*3:三代目J SOUL BROTHERSの曲からわたしが勝手につくった言葉です。「イキイキ feel so alive」という歌詞から、生き生きしている対象について形容するときに「Feel So Alive感がある」と言ったり「Feel So Aliveしている」と言ったりします。

*4:板前さんが「本日のおすすめ本マグロだよ〜」とか言ってトレイにお皿並べて売るやつです。

*5:とてもビールにあうので、夜市近くのファミリーマートでビールを購入してから行くのがよい、というおすすめの食べかたもそのときうかがいました。笑

*6:ブログを書くにあたってようやく調べました…。半年放置されていた知識…。