日々の泡

書きたいときに書きたいことを書きます。

はじめての台湾ひとり旅 2日目前編 雙連朝市〜迪化街

こんにちは、あわあわです。

前回更新しました台湾旅行記の続き、本格的に観光に繰り出す2日目編の、さらに前編です。1日1記事で更新していくつもりでしたが、たいへん長くなってしまったので2日目は前後編、3日目は前中後編にわけることにしました。

前回、1日目の様子はこちら。

merryberrymerry.hatenablog.com

 

というわけで、前回同様時系列にそって、ちまちま書いていきます。

今回の行程は以下のようなかんじです。

 


7:00 起床&雙連朝市で白玉スープ

前日3時半に寝るのになぜこんなスケジュールを立てていたのか、ちょっと不思議でしたがとにかく7時に起きる予定で目覚ましをかけていたので、30分ほど二度寝してから8時半ごろ出発しました。ホテルから30分ほど北に向かうと目的地である雙連朝市です。このとき小雨がぱらついていましたが、傘をさしているひとはあまりいませんでした。

途中道を歩いていて思ったのですが、台北駅周辺、駅舎自体はとてもぴかぴかで近代的なのに、一本大通りをはさむと旧市街というかんじで、名駅の道向かいに高岳があるような*1、いかにも再開発しましたという街並みに感じました。わたしはちょっとふるい街並みのほうがすきなので、街の中心からすぐそういう場所にアクセスできるのは楽しいです。

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雙連朝市には9時ごろ到着しました。

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まずは腹ごしらえ…というわけで、台湾1食目と決めていた燕山湯圓に向かいます。

Instagramで見かけて気になっていたお店で、鹹湯圓という、肉餡のはいった白玉のスープがお目当てでした。

席付きの屋台かなと事前に確認していた写真の印象で思っていましたが、屋台は調理スペースで、屋台の裏にある建物が飲食スペースになっていました。

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わたしがお店の前できょろきょろしていたところ、スタッフさんが「だんご!? 肉だんご!???」と声をかけてくださり、必死にうなずいてひとまず注文完了です。おそらく本来はあいている席についてから注文するシステムだと思います…。テーブルは4人がけのものがいくつか置いてあり、わたしはひとり客の女性に声をかけて相席しました。

常連さんの連れていた黒いツヤツヤの犬が味のついていない内臓を食べさせてもらっているのを見ていると、白玉スープはすぐ到着しました。

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これがとてもおいしかった…。白玉はむちむち、肉餡はちょっとあまくておいしい、そしてスープはとってもやさしい味…。緑の葉っぱがセロリなのですが、このセロリがうすーい味のスープにとてもおいしい味を出していて最高でした。

セロリすきなかた、白玉すきなかたにはとてもおすすめです。ホルモンがはいったタイプもあるみたいなので、今度はきちんと注文してそちらも食べてみたいです。

お会計はお店を出るときにスタッフさんに渡します。自分が出されたのがほんとうに自分の目当てにしていた鹹湯圓なのか、若干自信がなくてすこしどきどきしましたが壁のメニュー表通りのお値段で安心しました。


鹹湯圓を食べたら腹ごなしがてら雙連朝市をうろうろします。小雨が降るなかでしたが、常にひとが流れているくらいの混雑度でした。

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ひとしきりうろうろしたあと購入したのがもうひとつのお目当て、塩水意麺です。料理研究家のツレヅレハナコさんがこよなく愛している台湾の乾麺(その情熱は、製造工場に見学に行ったほど*2)で、ぜひお土産に買って帰りたいと思っていました。雙連朝市には塩水意麺が売られているお店がわたしの見たかぎりでは2店舗あり、より観光客にやさしそうな屋台で購入。一袋に10食ぶんくらいはいって240元でした。

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日本に帰ってからたびたび茹でて食べていますが、ツルツルしこしこしたなんとも言えない食感で、くせになります。

 

10:00 屋台の群れでしらすチャーハン

雙連朝市を出て西のほうにてくてく歩いて、朝食2食目です。慈聖宮というお寺(?)の横に、ずらっと屋台の並んだ道があり、そこで食べるしらすチャーハンがここでのお目当てです。

チャーハンが食べられるのは屋台の中でも阿蘭大鼎魩仔魚蛋炒飯というお店です。店名のとおりおおきい鉄板でつくるチャーハンが名物だそうです。

こちらのブログで絶賛されていて、しらすもチャーハンもすきなのでスルーできませんでした…。

kumi1204.blog.fc2.com

店先の看板を指差しながら魩仔魚蛋炒飯が食べたいですとお店のかたにアピールすると、席に通していただけました。

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ほどなくして提供されたチャーハンは奥にあまい味がするのと、卵がやわらかいのがおいしかったですが、理想のチャーハンとはすこしちがいました…。たぶんお米の食感がひっかかったんだと思います。

このあたりは完全にこのみなので、しらすチャーハンがすきなかたはトライしてみてもいいと思います。

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お会計タイミングがよくわからずべつのお客さんがお金を払っているタイミングでわたしもそっと小銭を渡してみました。本来注文待ちの間にお支払いすべきものだったかもしれない…。

 

この屋台街、なかなかディープな雰囲気がただよっていておもしろかったです。わたしが気になったのは営業しているのかしていないのかわからない、ショーケースがぎゅうぎゅうになっている屋台です。

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実際ここで食べる勇気はないけどお客さんがいたらじっと見てしまう気がします…。

 

 

10:30 カルフール&迪化街でお買い物

ふたたび腹ごなしにお散歩しながらお買い物です。

まずはお茶屋さんをひやかしたりしながらカルフールへ。

カルフールの通りにお茶っ葉を量り売りするお店が何軒かありました。家はティーバック派なのでここでは購入しませんでしたが、お茶のいいかおりが道を歩いていてもただよってくるのでたのしかったです。

カルフールでは、おでん用のねりもの(キティちゃんの顔の練り物があってかわいかった)を見たり、あまりお土産を買う気のないまわりかたをしてしまった気がします…。

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いごろうさんに頼まれていたホタテ味の味の素があったので、それだけ購入しました。

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わたしはすっかり忘れていましたが、基本台湾のスーパーでは買い物袋がもらえないのでエコバックを持っていくと便利です。

 

カルフールをあとにしたら迪化街へ。

迪化街は、乾物屋さんがたくさんある問屋街です。歩いている間ずっと漢方のような、すこし薬っぽいかおりがしていました。きくらげや干し椎茸がうずたかく積まれている光景は圧巻で、歩いているだけでたのしいです。

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うろうろしながらまず向かったのは印花楽というおしゃれファブリック屋さん。

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スーパーで袋がもらえないように、台湾ではレジ袋撤廃の流れがあるそうで、そこから生まれたタピオカホルダーがほしかった…のですが、ぴんと来る柄がなくてなにも買わずに出てしまいました。

お店はにゃあコラボをやっていて、にゃあと台湾ごはんのランチョンマットがあったのがかわいかったです。

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ちなみにこちらのお店、最近知ったのですが日本の蔵前にもお店があります。ちょっと前にLAIMOちゃんコラボがやっていて、もしかしたらまだLAIMOちゃん柄のティッシュケースやサコッシュがあるかもしれません…。とてもかわいかったのでよかったらぜひ。

 

続いて向かったのが、日本語が話せるスタッフさんがおおいために日本人観光客だらけになっているという新點子茶舖。

ほんとうにスタッフさんが日本語で話しかけてくださるので、店内ほぼ日本語しか聞こえない状態でした。わたしは今どこに…? という気持ちになるお店です。

ここで購入したのがお湯をそそぐとお花がひらくジャスミン茶(家で飲んでみたらお花というよりマリモみたいになっておもしろかったです)と、ごま油と生姜のやばい調味料です。

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やばい調味料、こちらのお店について調べているときにやばいやばいと話題だったので、カルフールでも存在を確認していました。もちろんカルフールよりこちらのお店のほうがすこし値段はたかかった*3のですが、味見させてもらったそれがとてもおいしかったのと、丁寧な接客がとてもよくて、こちらのお店で購入しました。卵かけごはんにかけたり、塩水意麺にあえたり、レンチンしたナスにかけたりと家で活躍しています。おいしすぎるので、わたしはすくったあとのスプーンも舐めています…。


最後に向かったのが…というかウロウロしていたらたどりついたのが、正元参薬行という漢方屋さんです。

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このお店もこちらのブログで知りました(この記事の後半に漢方屋さんについての記述があります)。

kumi1204.blog.fc2.com

濃い漢方の肉骨茶がつくれるということで、お店の中をうかがっていたらほかのお客さんが気づいてお店のかたを呼んでくださいました(台湾、そういうやさしいムーブがとてもおおい…)。お店のかたにこれがほしいですと示すと、100元です、と1と0と0を手で示してくださったので、お支払いして購入。

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日本に帰ってから大根とスペアリブを煮込んで肉骨茶をつくったところ、お砂糖をいれないのに漢方のうすあまーい味がして、めちゃめちゃおいしかったです…。また台湾に行ったら絶対家に購入したいお土産ですね…。

 


13:00 施家鮮肉湯圓にてやばい肉の丼とやばいスープ

うろうろしているうちにおなかもいいかんじになってきたので、迪化街を北上して施家鮮肉湯圓に向かいます。

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準備編*4でも紹介した、私的台北好味帖で紹介されていて気になったお店です。

私的台北好味帖

私的台北好味帖

 

お目当ては店名にもなっている湯圓(白玉スープのことですね)ではなく、焢肉飯と鳳梨苦瓜雞湯です。お店にはいって席につくと注文用紙が渡されるので、それに必要な数を正の字で記入して注文します。

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ほどなくして到着した焢肉飯と、鳳梨苦瓜雞湯がこちら。

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このお店がたぶん今回の台湾旅行でいちばん好きなお店だった気がします…。焢肉飯もポーションがおおきめなので食べられるかなと思いましたが、おいしすぎてスルスルはいってしまいました。

まず焢肉飯はどん、と乗った角煮がはしでほぐれるやわらかさでおいしく、手前のメンマもかなりわたし好みの味でおいしく、さらには下に野沢菜や魯肉(魯肉飯のうえの肉のことをこう言うらしいです)がかくれている豪華さで、下をささえるお米がきちんとおいしい*5! 台湾で食べたお米部門では暫定1位くらいに気に入っています。

そして鳳梨苦瓜雞湯! スープ! 台湾のスープ…! どうも私的台湾好味帖の作者である内田さんは、台湾のスープにこだわりがあるようだな、と本を読んでいるときから気になっていましたが、こちらで完全にわかってしまいました。台湾のスープはおいしいです。今回食べたのは澄んだなかに白苦瓜の苦味やパイナップルの酸味がさわやかにひろがる滋味深すぎる味で、骨つきの鶏肉がごろんとはいっているほか、頭を落とした煮干しが何尾も沈んでいて、食べ進めるたび仕事の丁寧さと、あ~~~~これはおいしくないはずがないですわ~~~~という説得力のあるとんでもないしろものでした…。


やばい丼を食べ、やばいスープを飲みながら、うすうすわかっていたとはいえわたしは確信します。台湾、とてもおいしいです。色の濃い魯肉飯が台湾グルメの代表のような顔をしているためか、訪れるまでがっつり系とばかり思っていましたが、台湾料理の味付けはうすめです。そして、迪化街のような乾物問屋街が発達する、出汁文化の非常に栄えた美食の街だったのです…。

今度台湾に来るときは、もっと調べてスープ巡りの旅をしたい、とわたしはここで心に誓いました。

 


15:00 ホテルで一時休戦

やばい丼とやばいスープをおなかにおさめたら、睡眠不足でうごいていることもあってじわじわ疲れがやってきました。いったんホテルでおやすみすることにして、台北駅方面に南下しながらお散歩を再開します。

途中コンビニによって無糖のお茶チャレンジ(20元でした いろはすより安い)をしつつ、1時間半くらい歩いてホテルに戻ります。休むためにホテルに戻るのに、そんなに歩いて大丈夫なの? とこれを書いている現在のわたしは思っていますが、とにかく台湾の街歩きはたのしかった思い出があります…。

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というわけで、きりのいいところで2日目前編はおしまいです。

移動日だった1日目から一変、ゴリゴリ観光に繰り出している様子をやっと更新できました。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

*1:名古屋市内の例えなので、通じるひとはすくないと思います…

*2:https://www.instagram.com/p/BDBBUdvIRb6/

*3:カルフールでは220元、新點子茶舖では250元でした。

*4:はじめての台湾ひとり旅 準備編 - 日々の泡

*5:日本ですらこの米ははずれだな…と思うこともおおいのに、今回の台湾旅行はお米が打点高めで最高でした

はじめての台湾ひとり旅 1日目 深夜到着便で桃園空港へ

こんにちは、あわあわです。

長らく書く書く詐欺をしておりました台湾ひとり旅記事、重い腰をあげましてようやく更新します。というのも、行きました記事を更新する前に、次回の台湾行きの航空券とホテルをおさえてしまいまして…。これはいい加減書かないと、というわけなのです。

わりとだらだらした旅行記になる予感がしますが、お付き合いいただけるとさいわいです。

 

出発前日にわーいとあげていた準備編はこちらです。

merryberrymerry.hatenablog.com

 


それでは、さかのぼること5ヶ月前 、10月12日の夜から書いていきたいと思います。

この日は移動日なので観光はなし、行程は以下のようなかんじです。

 


19:00 成田空港着 フライトチェックイン

たいへんすばやく会社を離脱したのち、フライトの2時間弱前に空港に到着です。

この日のために数日前から退社シュミレーションを行なっていました。シュミレーション通りの到着時刻です。

さて、行く前ブログにも書いているとおり、ここでの懸念点は機内持ち込みの荷物の重量です。朝にパッキング完了して荷物をはかってみたところ、思ったとおりVanilla Airの機内持ち込み可能重量、7kgを余裕でオーバーしていたので、マイナスからのスタートでした。

できれば追加料金を支払いたくないわたしがとったのが、重そうなものをポケットに入れてごまかす作戦です。荷物をはかるとき、持ち物すべてを出す必要はありません。つまり、ポケットにはいっていたり身につけたりしているものは、機内持ち込み荷物の重量にカウントされないのです。

ちなみに、わたしがこの方法を知ったのは、こちらのブログです。バックパッカーのかたはしばしば用いる抜け道だそうです。

tokyobentolife.com

というわけで、スマホはもちろん、カメラ、バッテリー、ポケットWiFi一式などを詰め込めるだけアウターやスカートのポケットに入れて、チェックインカウンターに進みました。が、スーツケースが5.5kgだった時点で、もうひとつ持っていたボディバッグを出すより前にスタッフのかたが通してくださり、無事きりぬけることができました。

おそらくスーツケースがもうすこし重かったらボディバッグの重さもはかるはめになっていたと思います…。

 

昼を食べたきりなにも食べずにここまで来たので、夜ご飯は成田空港で食べたいと思っていました。LCCの発着する成田空港の第3ターミナルは、フードコートこそあれ選択肢はすくなめです。自分の食欲を見失ったままウロウロしたのちおうどん屋さんでしらす丼を頼むという結論にいたったのですが、これがとても正解でした。

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ミニというわりにお茶碗一杯強のおおきさ、お米もおいしい、しらすもしっかりのっている…というかんじで、おそらくわたしは今後成田空港第2ターミナルごはんをしらす丼に設定すると思います。しらす丼、むかしから好物なので、むしろデイリーに食べたいです…。

 


24:05 桃園空港到着&バスに乗って台北市内へ

そんなこんなで無事Vanilla Airに搭乗、現地時間24時過ぎに桃園空港到着です。このとき直近の飛行機が福岡帰りのジェットスターだったのですが、おなじLCCなのにVanilla Airのほうがだいぶ座席のせまさがましに感じました。

到着後人波に乗って入国審査にすすみ、その後外貨両替もすませてしまいます。台湾旅行記的なブログには入国審査より手前の外貨両替所がよく案内されていましたが、そちらはすでに営業時間が終了していました。入国審査を終えたあとにも外貨両替所はいくつかあるので、ご安心ください。

外貨両替所には15人程度の列ができていましたが、それほど待たずに両替することができました。とっさに言葉が出てこなかったので、無言で日本円を出しましたがわかっていただけてよかったです…。

 

外貨両替がすんだら機内預け荷物の受け取り所を横目に台北駅までのバス乗り場へ向かいます。深夜の桃園空港にはひとがすくなく、みんなバス乗り場にむかっているからすぐわかる、と書いてある記事を複数読んだので、それを信じて雑に外に出ようとしたところ、ツアーのガイドと思われるひとがたくさんいるどころか、バス乗り場に向かいそうなひともほとんどおらず混乱しました。結局ひとしきりきょろきょろしたのち、「高速バス」と書いてありそうな表示を見つけてことなきをえました。

機内預け荷物の受け取り所を背にななめ左、くだりエスカレーターに乗って通路をすすみ、途中あらわれるセブンイレブンを背にもうすこし行くとそこがバス乗り場です。案内板を見て台北駅行きのバスを取り扱う窓口に行って、チケットを買いました。「台北ステーション」とつたえたところ、「ワン?」と聞かれてとまどいましたが、人数を聞かれているとすぐに気づけてよかったです。

台北駅までのバス運賃は140元です。1時間くらいかかる深夜高速バスの料金が日本円にして500円もしないってめちゃめちゃ安いですよね…?

 

バスは何分かに1回発車しているようで、わたしの待ち時間は15分くらいでした。バス停が外にあるので待機列も外に形成されていて、このときとこのあと乗るバス車内が今回の旅行でいちばんさむかったです…。

バスのトランクにおおきい荷物を乗せられますが、ぶっきらぼうなスタッフのかたにどこまで行きますか? といったことを聞かれました。わたしはこのバスが途中停留所なく空港と台北駅をむすぶだけのものだと思いこんでいたのでコミュニケーションにつまずきましたが、台北ステーションと伝えられたら問題ないと思います。

 


26:30 無印の置いてあるセブンイレブン経由ホテル行き

さむいバス車内を45分ほどやりすごして(どうも深夜の便は予定よりはやく目的地に着くケースがあるようです)、台北駅に到着したらホテルまで歩きます。台北駅まで来たらタクシーでホテルへ向かいましょう、と書いてある旅行記もおおく見かけましたが、外国語でのコミュニケーションにかなり不安があったので台北駅徒歩圏内のホテルを予約していました。


さて、今回の旅のために無印良品の基礎化粧品を新しく購入したことは前回の記事にも書いたとおりですが、わたしは乳液が足りないのに化粧水を買う、という痛恨のミスをおかしていました。会社ちかくのファミリーマートには無印良品の取り扱いがすくなく、空港のセブンイレブンにも代替できそうな商品がないということで、なかば諦めていたわたしを救ったのがホテルへの道すがら通りかかったセブンイレブン鑫大孝門市店です。

旅のミッションのひとつだったLAIMOちゃんの悠遊卡を探すべく入店したそのセブンイレブンには、無印良品の基礎化粧品がずらりとならんでいたのです…! すこし割高でしたが、どたんばで目当ての乳液を購入することができました。命の恩人 感謝永遠に…。


無事基礎化粧品をそろえ、到着したのが今回旅の拠点となるポッシュパッカーホテルです。

www.expedia.co.jp

費用をやすくおさえるため、ドミトリーやカプセルも選択肢にありましたが、部屋のかたちをした鍵のかかるパーソナルスペースが必要な気がして、こちらのホテルを予約しました。

シャワーとお手洗いが共同で、部屋はただ寝に帰るためだけの部屋、とってもうすい壁、というかぎりなくカプセルにちかいホテルでしたが、清潔でわるくなかったです。立地もいろいろなところに歩いて行きやすく、今後常宿になる予感がします。


せまいシャワールームに若干とまどいつつもしっかり寝支度をすませ、この日は3時半に就寝しました。

 


と、ここまでが1日目です。

1日目は観光もしていないので旅行記としてはあまりおいしくない気がしますが、未来の自分のためにも書き残しておきます。

2日目からは歩いては食べ歩いては食べの旅になりますので、引き続き読んでいただけたらうれしいです。

 


最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

はじめての台湾ひとり旅 準備編

こんばんは、あわあわです。

よそではさんざん騒いでおりますが、今夜から来週月曜の15日まで台湾に行ってまいります。なにかをする前にブログを更新するのは今回がはじめてかと思いますが、ずっと行きたかった台湾、そして海外ははじめてのひとり旅ということで、はしゃぎたおしております。

これでわたしにあわなかったりなにかあったりして楽しめなかったらどうしよう…とびびりつつ、旅直前記事をはじめます。

 

 

台湾行きたいわんのはじまり

そもそもわたしが台湾に行きたがりはじめたのは、2015年からでした*1。おそらくそれは旅好きな友人の影響だったり、まだ見ぬ台湾料理へのあこがれだったり…したような気がします。

2015年の11月には一度Vanilla Airのセールを利用して台湾行きを試みたのですが、アクセス集中にはじかれ続けて目当ての飛行機が取れず、断念することになります。

次に台湾に行く話がやや具体的に浮上したのは、ちょうど去年の夏頃でした。かくかくしかじかでたいへんまいっていたわたしは、とにかくどこか遠くへ行きたがっており、仕事を辞めて台湾に行く算段を同居人とたてていました*2。けれどそのときは結局仕事を辞めることはせず、台湾に行く話もそのまま流れてしまったのでした。

そして今回です。今回の台湾行きも、きっかけはLCCのセールでした。スクートのセールを通勤中の電車で見つけたわたしは、そのまま台湾ひとり旅の安全性について雑に調べ、仕事中に飛行機をおさえるにいたります。帰りはセール価格のスクートを、行きはいい時間がなかったのでVanilla Airでそれぞれおさえ、その日のうちに宿泊するホテルも決めました。それが7月上旬のことです。

ここからわたしの怒涛の検索がはじまります。

 

 

食べたいもの洗い出し&旅程の整理

いつから台湾料理が食べたいと思うようになったのか、具体的にはよく覚えていませんが、わたしはいつからか台湾料理を食べたいと思うようになりました。

2016年には食べたことがないのに想像上の魯肉飯を家でつくってみたり(なかなかいい線いってておいしかったと思う)、月刊根本宗子「忍者、女子高生(仮)」を下北沢で見た帰りに池ノ上の台湾料理やさん光春に行ったりしているので、たぶんこのころには台湾料理を食べたい気持ちはあったのだと思います。

そもそもわたしは食べたことのないものを食べるのが好きです。それでベトナム料理やタイ料理のようなエスニック料理にはまったこともあるし、最近ちょくちょくビリヤニを食べたりジビエ的なものを食べたりしているのもその延長です。
中華料理とはすこしちがう、けれどなんとなく知っているような雰囲気もする台湾の食文化は、わたしをそわそわわくわくさせるものでした。

 

というわけでわたしの台湾旅行の目的は、第一に食事です。そんな旅行の準備は、インターネットでひたすら検索しながらさまざまなひとの旅の記録を読み漁り、現地で食べたいものを洗い出すところからはじまりました。
もともと人の旅行記や、そもそもブログだったりエッセイを読むのがすきなので、この作業はとってもたのしかったです(たのしかった、というか、今日までずっと継続してたのしいです)。

まず、ブログからブログに渡り歩きながら、食べたいもの、行ってみたいお店をピックアップしていきます。ある程度たまったところで朝ごはん/昼ごはん/おやつ/夜ごはん、のようにカテゴリわけしていって、最終的に地図を見ながら旅程を考えていく、といったかんじです。

今回ここで参照していたのはおもにブログですが、Instagramも見ていました。行きたい店のジオタグから、このひととは食の好みがあいそうだな~というひとのホームに飛んで食べたものを確認したり、あとはこの夜市ってなにがあるの? というのを確認するのが便利でした。たとえばわたしは香腸ともち米がすきなので、いわゆるライスホットドッグである大腸包小腸*3は食べてみたいと思っていました。しかしながら、士林夜市に行かない予定なのに、大腸包小腸の検索上位は士林夜市がおおいです。そういうときに、自分が行く予定の夜市をジオタグやタグで検索すると、実際にそこでひとがなにを食べているのかを、メジャーなものからマイナーなものまで一覧することができます。今回の検索でジオタグとタグの有用性に気づくことができ、わたしも最近はInstagramでタグをつける人間に宗旨替えしています。

そんなこんなで、なによりも食べたいものが優先、その合間に行ってみたいところ(主にスーパーや市場、LAIMOちゃん*4探しです)を追加しながら旅程の整理はすすんでいきました。ちなみにこの段階で、有名な観光地である九份や、国立故宮博物院、宮原眼科などは行き帰りに時間がかかり、食べたいものが食べられなくなるといった理由で旅程からはずされていきました…。

この作業をしていて気づいたんですが、台湾って行きはじめると何度も行くひとがけっこういるような気がします。しかも、ほとんど観光をせず食べてばかりいるのでは…? と思ってしまうような、わたしとおなじタイプの旅程を立てているひともちらほら見かけます。近いし治安もそうわるくなさそうだし、食の好みがあうとはまってしまうんでしょうか。沼の気配を感じました。

 

ここで、旅程を整理するのに使用した地図について、すこしだけお話しします。

はじめはグーグルマップにリストをつくり、ピンを立てていましたが、行きたい場所が増えていくにしたがって、自分がなぜここにピンを立てたのか、ここでなにをしたいのかがわからないという事態が頻発してしまいました。そこで、Googleマップの機能のひとつである、マイマップ*5に移行しました。

マイマップは、ひとつマップをつくるとその中で追加した場所をカテゴリ(レイヤ)わけしたり、自分のメモを追加することができるサービスです。マイプレイス上でリストを作っても、そのなかでこまかくカテゴリわけすることや、メモをつけておくことができません。マイマップには、紙の地図に色ペンでしるしをつけてふせんを貼っていくようなたのしさがありました。

ただ、不便な点もあります。まず、マイマップ上で登録した場所を選択しても、Googleマップ上で検索したときに表示されるような、定休日や営業時間の情報が表示されません。Googleマップにもどって表示する必要があります。また、閲覧自体は携帯でもできますが、編集はPCでないとできません。

旅行後、わたしがピンを立てた場所がわかるようななにかを公開する予定でいますが、Googleマップのリスト機能もマイマップも一長一短であり、どのようなかたちで公開するかはすこしまよっています…。

 

さて、ある程度旅程が整理されてからは、本屋さんにも行きました(いわゆる一般的なガイドブックは、モデルコースがバランスよくつくられているため、知りたい情報がかたよりすぎている今回のわたしの目的にはあいません…)。

いろいろな本を立ち読みしましたが、一冊だけ購入したのが内田真美さんの「私的台北好味帖」です。複数のひとによってマイルドに編集されたものよりそのひとの好きがギュッと詰まったもののほうが好きなこと、きれいな写真と文章、以前からほしがっていたお料理本の作者*6だったことが決めてです。行きたかった飲食店の気にしていなかったメニューや、ノーマークだったおしゃれオーガニックスーパーをおさえることができました。

ぱらぱらながめているだけでもしあわせなきもちになるので、とてもおすすめです。

私的台北好味帖

私的台北好味帖

 

 

ちなみにこちらの「私的台北好味帖」ですが、内田真美さんはこの本の前にもう一冊台湾の本を出版されています。それが「私的台湾食記帖」です。わたしは今回行くのが台北だけということもあってスルーしてしまいましたが、もしかしたらこちらのほうが入門的なことも書いてある…のかもしれません。よかったら両方を手に取ってみてください。

私的台湾食記帖

私的台湾食記帖

 

 

こうして組んだ旅程と、実際のわたしの足取りについては、また後日台湾行ってきました記事を書く予定です。そちらにてご確認ください。

 

 

移動手段や通信、持ちものなど

さて、旅程を組んだらその隙間を埋めていく作業にはいります。

具体的には、行きたい場所と行きたい場所の間の移動手段はなにを使うのか、移動手段はどのように利用するか、といったことや、寝ている間以外はiPhoneを手放せない生活をしているわたしのための通信まわり、あとは持ちものなどです。

こちらも基本的にはブログを渡り歩いて情報を得ていました。

 

まず移動手段について、今回は順当に電車とバスを使って移動することを考えています。台北はバス交通網がとても発達しているようで、バスのリアルタイム運行状況がわかるアプリ*7をダウンロードしてみました。東京に引っ越したことでバス利用に躊躇のない人間になれてよかったなと思っています。

公共レンタサイクルであるYouBikeもかなり気になりましたが、こちらはSIMフリーの携帯がないと利用難易度があがってしまうので諦めました…。知らない街を自転車で走るの、きっとたのしいのでいつかSIMフリー携帯に変えるときは動機のひとつになってしまうかもしれない…と思っています。

 

そして通信手段については、グローバルWifi*8を契約しました。

台北は公共Wifiもたくさんあるそうなので、たぶんうまくやればWifiなしでも生活できるかと思います。ただ、今回はじめての海外一人旅ということ、とにかくネット環境がないと不安なこともあり、Wifiを契約しました。

アルコールがはいった状態で雑に調べて、価格コム経由でグローバルWiFiに申し込むことにしました。単純に他社より安く感じたのと、出発前日に新宿で受け取りができること(当日成田空港受取はタイムトライアルの可能性があるため…)が決め手です。…が、いかんせんそのときお酒がはいっていたので、きちんと考えたらもっと安くすむかもしれないです。4日間、4G大容量プランで4000えん弱でした。

 

最後に持ちものです。

かれこれ7年くらい、外泊時の持ちものリストを流用していましたが、今回は忘れ物や抜けがあると詰み度があがりそうなので、持ちものリストを刷新しました(ただし、すでに忘れ物も抜けも発見されています)。

まず、LCCの注意点を調べればいくらでも出てくるかと思いますが、現在ほとんどのLCCで機内持ち込み荷物に合計7kgの重量制限があります。また、液体についても、たとえばVanilla Airではひとつ100mlまで、合計2Lまでと決められているように、こまかな規則がいろいろとあります。

ちょうど2018年のあたまに行った福岡旅行でもLCCをつかいましたが、そのときはそういうことをほとんど意識していなかったので、なぜ大丈夫だったのか不思議なくらいです…(ウェブチェックインを使ったため…?)。

LCCは基本の航空券が安いぶん、手荷物を機内持ち込みではなく、受諾手荷物にする場合など、オプションを追加することで料金が増えてしまいます。そこのところをうまく切り抜けたいなと思ってはいるのですが、今朝はかったら、わたしの手荷物は7㎏制限を軽々オーバーする8㎏*9でした…。ここからわたしが行きの飛行機に追加料金なく乗れるよう、祈っていてください。うまくいったらまた次回以降の記事に、どのような手をつかったのか書きますね…。

ちなみに帰りのスクートは行きのVanilla Airより3㎏重い10㎏までの荷物を手荷物として機内に持ち込むことができます。が、帰りに関しては重さや規則を気にせずお土産を購入したいこともあり*10、受諾手荷物オプションを追加しました。

 

 

というわけで、7月上旬から今日まで、わたしがしてきた準備について書いてまいりました。
準備編だけでけっこうな文字数になりそう&はしゃぎすぎて行くまで待っていられない! ということで書きはじめた台湾ひとり旅準備編、こうしてまとめてみると書いてよかったなという気がします…(ここまでで5000字です…)。

今回は結果にいたるまでの道すじの話ですが、次回以降どんな結果になったのか、たのしい記事を書けるよう、祈っていていただけるとうれしいです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました! 行ってきます!

 

 

*1:ちょうど昨日Twitterのログを見ていたら、2015年に「台湾行きたいわん」と初めて発言していました。

*2:わたしと同居人は休日がずれているので、どちらかが休日を捻出するか、どちらかが仕事を辞めてニート期間をつくるかしないとなかなか二人で旅行に行けません。

*3:中身にもち米が使われた腸詰めに切れ目をいれて、ホットドッグのようにソーセージや、パクチーなどをはさむ料理です。

*4:台湾出身のマレーバクです。同居人が現在とてもかわいがっているキャラクターで、お土産にいろいろグッズを買ってきてと頼まれました。くわしくはこちらの日本公式サイトをご覧ください。: LAIMO (ライモ) - LAIMO JAPAN公式ホームページ 

*5:マイマップについては、こちらの記事が詳しくてわかりやすいと思いました。: 【Googleマップ】マイマップの作り方。食べ歩きやショッピング、旅行で大活躍! | できるネット 

*6:すこし前にインターネットで爆発的にはやり、現在は夏の定番にもなりつつある桃モッツアレラの生みの親と言われている方です。

*7:こちらの記事がダウンロード方法や使い方についてわかりやすいと思います。:台北でバスを乗りこなす!便利なアプリ&使い方マニュアル | ライフスタイリングログ

*8: 海外WiFi レンタル | 海外でWiFiを使うならグローバルWiFi 

*9:今回は持っていくキャリーケースやかばんが重めなのが原因だと思います。キャリーケース、2.9㎏もあるので…。

*10:たとえばお土産としてメジャーな魯肉飯の缶詰は、100ml以上あるので機内持ち込みができません。

フレンチブルドッグと暮らしはじめて半年が経ちました

こんにちは、あわあわです。

ご存じのかたもいらっしゃるかと思いますが、半年ほど前からフレンチブルドッグを家族の一員として迎え入れました。わたしも同居人のメィーも彼女にめろめろで、もう彼女のいない生活は考えられません。

このしあわせを誰かに話したくてしょうがないので、今回は新しい家族であるフレンチブルドッグの話をします。

 

つくしちゃんのことを紹介させてください
さて、わたしたちが愛してやまないフレンチブルドッグの名前はつくしちゃんと言います。つくしのようにすくすく育つように、という願いをこめて、二人で考えた名前です。が、ふだんはつくちゃんと呼ばれています(ので、記事でもつくちゃんと表記します)。

つくちゃんは白にちかいクリームのフレンチブルドッグです。お耳がおおきくて、黒目がちな瞳はとろんとしていたりきらきら輝いていたり、彼女の気持ちをわたしたちに伝えてくれます。彼女という表現からもわかっていただけるかと思いますが、つくちゃんは女の子です。2月の頭に、茨城のブリーダーさんのおうちで生まれました。

おっとりした性格で、わたしに似たのかすこしびびりです*1。つくしというよりは春のはらっぱに咲いたたんぽぽのような存在かもしれません。わたしが実家で飼っていた犬のようなはげしい感情表現*2はあまりありませんが、わたしたちからの愛はたしかに彼女に伝わっているし、彼女からもわたしたちにたいする穏やかな愛情を感じる気がします。生き物に好意ではなく愛を伝えること、ずっとないような気がしていたので、つくちゃんはほんとうに奇跡のような存在です…。

つくちゃんはわたしか同居人の足元や座椅子、ソファ、あとはわたしのおなかの上にいることが多いです。マウントを取られるので犬をおなかにのせることはよくないらしいですが、つくちゃんの可愛さの前にわたしの人権などあってないようなものです。カースト最下位になってもおなかにのせたいという気持ちで、つくちゃんをおなかの上でかわいがっています。つくちゃんの重みと体温を感じながら、びろうどのような手触りの毛並みに触れているとき、脳内麻薬がだばだばに出てあたまがとろけていくような感覚におちいります。

つくちゃんは、お風呂はすきですが水たまりはきらいです。汚れるのがいやなのか、冷たいのがいやなのかはまだわかっていません。そんなつくちゃんの影響を受けてか、わたしたちも湯舟にお湯をはることが増えた気がします。とはいえ一緒に湯舟につかることはありませんが、わたしたちが入浴していると、つくちゃんはときおり脱衣所でうとうとしています。お風呂のドアを開けてまるくなっているつくちゃんを見つけたとき、よい暮らしをしみじみと実感します。

そして、わたしたちの家族ということでお察しのかたもいらっしゃるかもしれませんが、つくちゃんはとても食べることがすきな犬です。日々のごはんはもちろん、おやつに果物をあげるととてもよろこぶので、ついつい甘やかしてしまっています…。果物の味をおぼえたのか、野菜室をあけるとこっちをじっと見るのがかわいくてしょうがないです。今のところ体重は大丈夫みたいですが、つくちゃんの健康のためにも、甘やかしすぎないよう気をひきしめて甘やかしていくつもりです。

 

ここ半年ほどで知ったつくちゃんについてのことは、おおよそこんなかんじです。これからもっとずっと長い年月を一緒に過ごしていくなかで、もっとつくちゃんのことを知っていきたいし、もちろん現状から変化もあると思います。
ひとまずはこれくらいを、つくちゃんの紹介とさせてください。

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フレンチブルドッグを飼うまで

ところで、わたしは犬派か猫派かで言うともともと犬派で、けれど柴犬やラブラドールレトリバーシェルティみたいな鼻の高い犬がすきでした。フレンチブルドッグやパグのような、いわゆる鼻ぺちゃ犬がすきなのは同居人で、フレンチブルドッグを飼いたいな、と思うようになったのは、同居人の影響です。

インスタグラムに投稿されているかわいらしいフレンチブルドッグたちのなかから、この子の顔が好きとか、この子の表情筋がいいとか、同居人とそんな雑談を交わすうちに、いつしかわたしもフレンチブルドッグの穏やかな雰囲気のとりこになっていたのでした。

 

フレンチブルドッグを家族として迎え入れる話がおおきく進んだのは、これまでペット禁止だった我が家がペット可になったことがきっかけです。築年数は長いわりに大家さんが手を入れてくださっているおかげできれいな我が家は、ずっとペットを飼うことが禁止されていました。爬虫類ですら相談が必要なため、この家で犬を飼うことはほとんどあきらめていたのですが、今年のあたまにペット飼育が解禁されました。

今まで夢のまた夢、のような気持ちで、でもブリーダーさんやペットショップのホームページをながめていたわたしたちの熱は加速し、あれよあれよという間にブリーダーさんにアポイントメールを送っていたのでした。

フレンチブルドッグをほしがっていたとはいえ、お顔にたいするジャッジがきびしかったわたしたちが、一緒に暮らしたいと思えるお顔の子犬にすぐに出会えたのも、運命なのかなという気がします。

 

ただ、フレンチブルドッグと暮らすことを、迷うことがなかったとも言えません。

わたしの人生にフレンチブルドッグが入り込んできたのは、ほんとうにここ1年くらいのことですが、調べれば調べるほど、フレンチブルドッグはなにかと気がかりなことのおおい犬種です。

たとえば、皮膚病やヘルニアなど、病気がちなところ。それのために病院代がとてもかかるところ。あたまが大きいため、ほとんどが帝王切開で生まれてくるところ。暑さ・寒さにとてもよわいところ。ほかの犬種にくらべて短命なところ。

わたしは実家の犬も10歳で亡くしているため、次に飼う犬は長生きしてほしい、という気持ちがなんとなくですがありました。そんなわたしにとって、フレンチブルドッグの身体のよわさは、すこしネックでした。

お金はそもそも出費がおおい家なので、いろいろ削っていくことでなんとかなります。でも、せっかく一緒に過ごすことになった犬を、はやくに亡くしてしまうのはあまりにもかなしいです。

けれど、結局わたしたちはフレンチブルドッグと暮らす選択をしました。彼女ができるだけ健康でしあわせに生きられるよう力を尽くすことが、我が家で暮らしてくれている彼女にできる恩返しかな、と思っています。

 

つくちゃんのいる生活

最後に、つくちゃんと暮らすわたしたちの生活や、つくちゃんのために購入しているものなどを紹介させてください。

 

まずはおおよそのタイムスケジュールにそって、書いていきたいと思います。

朝がよわいわたしたちは夜に予定のあるときをのぞいて、夜にお散歩に行くことにしています。だから朝はつくちゃんにしてあげられることがほとんどありません。

同居人よりもはやく起きるわたしが朝ごはん係で、自分のしたくをしながらすこし遊んであげるのが朝の日課になりました。夜の間はケージのなかで寝ているつくちゃんは、わたしの足音に気づくとゆっくり目を開けます。深くねむっていると声をかけるまで気づかないこともあって、わたしはつくちゃんがわたしの声で目を覚ますのがすきなので、足をしのばせてリビングへ向かいます。

ほんとうは手作りのフードをあげたい…と思いつつ、そこまで手をかけてあげられる余裕が現状ないので、市販のフードをあげています。手作りフードをあげると肌荒れしにくくなるという話を聞いたので、いずれ試してみたいな、と考えてはいます。

 

ちなみに現在つくちゃんにあげているフードは、PERORIという国産・無添加のフードです。自分の食事では産地なんてほとんど気にしていないのに、つくちゃんに関してはどれだけ過保護になっても悪くない気がしています。すこし前まではふやかしてからあげていましたが、最近ドライフードをそのままあげられるようになってきました。今のところ肌トラブルもなく、つくちゃんもおいしく食べているようです。

natural-food.jp

 

また、おやつをあたえてもいい時期になってきたので、おやつもPERORIのものを購入しています。もちろんおやつも安心できそうな素材でできていて、つくちゃんも喜んでくれるのでしばらくこのままいく予定です。

あとは前述のとおり、果物もおやつにあげています。ただ最近のわたしたちはおもにシャインマスカットなど、ぶどうを食べていて、ぶどうはつくちゃんにあげられないので切なげな視線がかわいそうでつらいです…。

 

後ろ髪をひかれる思いで家を出て仕事をしている間、つくちゃんがどのように過ごしているのか、同居人から連絡がない場合は現状知るすべがありません。一緒に過ごせば過ごすほど、親ばかが加速してそのぶん心配になってくるので、同居人にはまだ相談していませんが*3、おやつをあげられるペットカメラである、Furboの購入をこっそり検討しています。職場からつくちゃんに声をかけたりしてみたい…。

shopjp.furbo.com


わたしたちとつくちゃんの時間でもっとも密度が濃い時間が、仕事から帰ったあとの夜の時間です。

お散歩は同居人と三人で行くこともあれば、わたしが行くことも、同居人が行くこともあります。フレンチブルドッグはあんまり運動をさせることも関節によくないみたいなのでお散歩は短めで、10分~15分くらい歩いていることが多いです。

ただ、今でこそつくちゃんにとっても歩きやすい気候になってきましたが、今年の夏は夜でも外に出すのが不安な気温の日がおおく、そういうときはお散歩はおやすみした日もありました。夜中まで気温が下がるのを待ったり、アスファルトは抱っこして歩いて公園の土の上だけをお散歩したりと、工夫はしていましたが、それでも無理な日は無理でした。

そういう日が続いたときのためのつくちゃんのストレス対策が、来年の夏の課題かなと思っています。

 

お散歩から帰ったら、蒸しタオルで全身を拭いてあげながらマッサージします。単純に汚れを取る以外にも、肌荒れやにおいの防止になるようで、つくちゃんも気持ちがよさそうにしています。あんまりたくさんシャンプーしてあげるのも肌にわるいそうなので、お風呂は最大でも週1回くらいです。

フレンチブルドッグは肩が凝りやすい犬種のようで、つくちゃんも触られるのがきらいではないのか、マッサージをしてあげているとどんどんふにゃふにゃになっていくのがほんとうにかわいいです…。

 

そのあとは一緒にだらだらしたり、おもちゃで遊んだりしながら時間を過ごすことがおおいです。夜は今のところケージで寝ているので、わたしも同居人もリビングからいなくなるタイミングでつくちゃんにもケージにはいってもらっています。

わたしたちとつくちゃんの毎日は、こんなかんじに進んでいます。

 

さて、なんとなくこの記事を読んでいただいただけでも、つくちゃんのためにいろいろとお金を使っているのがばれてしまっていると思います。

数々のつくちゃん用品のなかでもわたしがいちばん気に入っているのが、つくちゃんがおうちでつけている首輪です*4。インスタグラムでひとめぼれしてからずっとこれを付けてあげたい、と心に決めていたもので、PIPOLLIで購入しました。

https://www.pipolli.com/

 

www.instagram.com

この画像を見ていただければ想像できると思うのですが、つくちゃんのやさしい色にこのピンクが似合いすぎるのです…。とくに背中のリボンがよく見えるうしろすがたが好きで、ソファや座椅子でまるくなっているつくちゃんの背中をにこにこ眺めているとしあわせになります。

 

つくちゃんがわたしたちの家に来てくれてから、すべきことが増えて大変に感じることもありますが、それを圧倒的な多幸感がうわまわり、穏やかな気持ちでいられることが増えました。

今後もつくちゃんと過ごすしあわせな暮らしのため、生活をきちんとやっていく所存です。

 

それでは、現在もペット禁止物件に住んでいるわたしと同居人の、妄想ブログ記事に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

つくちゃんはわたしたちとあなたの心のなかで、たしかに存在しています。今後も実在性の強化にお付き合いいただけますと幸いです。

*1:びっくりして縦にビョンと飛ぶことが何度かありました。かわいすぎるので、動画が撮れていないのをとても悔いています…。

*2:外犬だったからか、家族が姿を見せるとビョンビョン跳ねて大喜びする犬でした。

*3:この記事を読んでさらなる親ばかアイテムが検討されていることを知ると思います。ご検討のほどよろしくお願いいたします。

*4:お散歩のときは身体への負担も考えて、ハーネスで出かけています。

FabCafeトークイベント「パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く」によせて

こんにちは。
先日FabCafe*1さんにてイベント「パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く*2」に行ってきました。

とってもたのしく、感情の振れ幅がすごかったので、備忘録&みんなsrecetteさんのパフェたべよ! という気持ちもこめて、ブログを書きます。


まずはイベントの話の前に、わたしの思い出話にすこしだけおつきあいください。

わたしがsrecetteさんのパフェに出会ったのは、2017年の6月のことでした。
この時期は、わたしの大好きな踊り子さんである、石原さゆみさんの引退週でもありました*3。引退週、渋谷道頓堀劇場にてさゆみさんの引退興行が行われていて、わたしは足しげく渋谷に通っていました。

突然ですが、わたしはいわゆるチョコミン党です。
アイスは好きですが、それほど甘党ではないのもあって、マフィンなどにはあまり手をだしません。こだわりがつよく、食べていないチョコミントアイスもおおいです。地元名古屋のビストロで提供されるチョコミントアイス(とてもおいしいです)に思いをはせながら、赤城乳業の箱チョコミントアイスをセブンイレブンで購入するのが主な活動でした。
そこに飛び込んできたのが、Mintopiaの告知でした。かわいくて上品でいかにもおいしそうなチョコミントアイスは、Twitterを見ていてもなかなか人気が高そうで、ストリップを見る前にパフェ行くかなぁと同居人を誘って、渋谷の坂をのぼったのでした(そして大好きなさゆみさんの、ちょうちょうちょう好きな演目、ウェディングを一回見逃しました。)。

Mintopiaがどういう構造のパフェなのか、ご存じないかたもいるかと思うので、srecetteさんのInstagramを引用しつつ、紹介します。

www.instagram.com

まずはこちらのたいへんかわいいパフェの写真をご覧ください。

一番上にたいへんかわいらしく座っているのがチョコミントアイスです。それを鳥の巣みたいにかこっている棒状のものがミントのメレンゲです。その下でグラスの蓋のような役割をしているのが、今度はまるいミントのメレンゲと、クリームです。そしてその下にピンクグレープフルーツのソルベと、ピスタチオのアイスクリームが仲良く並んでいます。いちばん下が、ショコラムースです。

ものすごくざっくりした説明になってしまいましたが、Mintopiaはおおよそこういう構造のパフェでした。

ところで、みなさんがパフェと聞いて思い浮かべるのは、どんなパフェでしょうか。
わたしは今までパフェというと、フルーツパーラーなんかででてくるような、果物がふんだんに乗せられたパフェや、もっと安いかんじの、コーンフレークと生クリームがごりごりはいったすぐに胃もたれするパフェしか知りませんでした。
そして、Mintopiaはわたしが今まで出会ったどのパフェともちがうパフェでした。

まず、srecetteさんのパフェは、ひとつひとつのアイテムが異常においしいです。
あわあわチョコミントアイスランキングを更新した、Mintopiaのチョコミントアイスを例にあげて説明させてください。
チョコミントアイスに重要なのは、ミルク感とミント感とチョコレートの食感、この三要素とそれらのバランスである、とわたしは考えています。
チョコミントアイスは、まずアイスクリームであるからして、ミルク感のつよいリッチな味わいのものがわたしはすきです(そして市販されているカジュアルチョコミントアイスは、この条件を満たせない場合がとても多いです…)。その意味で、ハーゲンダッツのチョコミントアイスはあわあわチョコミントランキングのなかでなかなか上位にいます。
そして、フレッシュなミントの味わいもとっても大事です。だいすきなビストロのチョコミントアイスはさわやかなミント感がつよいチョコミントアイスです。
最後に、チョコレートのざくざく感も重要です。チョコレートの味だけでなく、食感のよい、ある程度粒感のあるチョコレートがはいっているほうがうれしいです。
Mintopiaのチョコミントアイスは、この条件を満たしているばかりか、最高のバランスでもってわたしの前にあらわれました。

そして、そういった異常においしい食べもの同士がセンスよく組み合わさった、相乗効果でさらにさらにおいしいパフェがMintopiaでした。
このパフェを食べるまで知らなかったんですが、チョコミントアイスって、グレープフルーツのソルベなど、ほかの素材と一緒に食べることで言葉にできないくらいおいしくなるんですね…。
初回は同居人と食べたんですが、わたしたちはチョコミントとグレープフルーツがあわさるとこんな味になるの!? ピスタチオもやばい! なにこのメレンゲこんなのはじめて…などと、大騒ぎしたりしばらく黙り込んだりしながら食べていました。
おいしいものとおいしいものの組み合わせがこんなにも新鮮かつ色鮮やかに感じられたあまいものは、Mintopiaがはじめてでした。

パフェってこんな魅力があるんだ! と気付かされると同時に、これまでパフェをおおきなあまいもの*4程度にしかとらえていなかったわたしにとって、めちゃめちゃな衝撃でした。

また、わたしには、夢の中で食べる食べ物は異常においしい、という持論があります(夢で食べた完璧な紅茶のババロアのこと、今でも忘れられません)。
Mintopiaは夢の中のたべものと言っても差し支えないくらいおいしく感じました。わたしにはとても想像がつかない食べ物だったという意味では、夢よりおいしいパフェだったのかもしれません。

このように、Mintopia初体験は、あわあわ人生上チョコミントアイスランキングが更新された瞬間で、わたしにとってのパフェの目覚めでもありました。
そうしてわたしは、すっかりsrecetteさんのファンになってしまいました。新作を食べながら、これまでのパフェの復刻および、Mintopiaとの再開を夢見る毎日がはじまったのです。


思い出話はこれくらいにして、そろそろイベント当日の話をしますね。
そんなわたしにある日舞い込んできたのが、Fabcafeでのイベントのお知らせでした。

Mintopia新規*5のわたしは、Mintopiaを愛しているのはもちろん、これまでのパフェにも並々ならぬ興味を抱いていました。当日が休日だったのもあって即座に参加を決めると、チケットを購入しました。
これは余談ですが、わたしはこのときミニパフェの提供がこのイベントにふくまれていることを知りませんでした。けれど、srecetteさんのインスタにてパフェの提供があることに気付き、そして、そのときの画像がMintopiaにソルベとしてはいっていたピンクグレープフルーツだったこともあり、当日までソワソワどきどきしていました。


今回のイベントの登壇者は、srecetteのパティシエ小関さん、パフェ評論家*6でsrecetteのパフェを全制覇されている斧屋さん、いかつめの雰囲気なのにちょう物腰穏やかなデザイナーの山田APACHE悠太さん、司会進行は年齢がそう変わらなくてびびったFabCafeバリスタ大西さん、以上の4人です。

イベントの流れはおおよそこんなかんじでした。
・登壇者紹介
・パティシエ小関さんよりパフェの解説
・3つのパフェを取り上げて討論
・パフェ実食

イベントレポブログを書く予定はなく、自分用としてメモをとっていたので、気になった話を雑にかいつまんで書いていこうと思います。
ニュアンスにぶれがあったり、そもそも間違っているんだけど…みたいなところがある可能性があります。ご指摘があればどんどん直すので遠慮なくご連絡ください。すみません…。


それではまず、登壇者紹介のところから。
srecetteのパティシエ、小関さんはもともと写真を撮る方だそうです。
そんななかで食べるものを見せるとこから食べてもらうところまでできるパティシエに興味を持ち、当時求人を募集していたパティスリーにかたっぱしから行き、いちばんおいしかったところに応募して製菓を学びはじめたとのこと。
はじめからパフェをつくっていたわけではなく、FabCafeで以前はスイーツ担当をしていたところ、パフェをつくってみないかと言われて現在にいたる…というようなかんじだったと思います。

ほかにはパフェ評論家の斧屋さんがパフェの単位は「本」だとおっしゃっていたのが印象に残っています(もともとタカノフルーツパーラーの方が言われていたそうです)。


続いて、パフェの解説です。
のちに討論で取り上げられる、9作目のMintopia、10作目のTatin、11作目のbasiqueをのぞいた8本のパフェの解説をだだーっと聞くことができました。作り手の方によるパフェの解説、豪華すぎる…。

斧屋さんからのツッコミでなるほど! と思ったのが、解説の順番について。
小関さんもそうだったんですが、パフェの作り手のかたはパフェを下から、つまり作る際に入れいていく順番にお話しされるんだそうです。
反対に食べ手のわたしたちはパフェを上から、つまり食べる順に話します。
このツッコミをうけて、小関さんも話せるものについては上から解説してくださいました。

わたしは8作目のMintopiaからsrecetteさんのパフェを食べているので、1作目~7作目までは食べたことがありません。
もちろんどれもすべて食べる機会があれば食べたいと考えているのですが(リバイバルお待ちしています)、なかでも気になったのが3作目の「魅惑のチョコレートパフェ」、7作目の「Basic」です。

魅惑のチョコレートパフェは、チョコレートの蓋がパフェグラスのうえにあるパフェです。ここに席で熱いチョコレートをかけて蓋を溶かし、それでもグラスのなかにはアイスクリームがはいっているので、流し込んだチョコレートは再度グラス内でかたまる、といった仕組みになっています。
このパフェにはキルシュが使われているそうで、お酒だいすきなわたしにとっては絶対食べてみたいパフェです。熱いチョコレートを流し込む仕組みも、わくわくしそう…。
また、斧屋さんはアルコールが得意ではないそうですが、このパフェを食べるときに「そのパフェにそれ(アルコール)が必要だったら、僕は食べたいです」と言ったという逸話がめっちゃかっこいいな…と思いました。笑

そして7作目Basicは、チョコバナナのパフェです。
小関さんにとって、パフェの基本となるような題材がチョコバナナだそうで、それに取り組んだのがこのBasicです。
わたしはたまに家でバナナを食べるので、とくに気にしたことはなかったのですが、バナナが苦手なひとはあのもそっとした食感がどうにも苦手だそうです。その課題を解決するためバナナの表面をキャラメリゼされたとのことで…食べたい…。
斧屋さんがまさにバナナのもっそり感が苦手なひとで、キャラメリゼされたバナナになっていることにより、斧屋さんもおいしく食べられたそうです。
Basic、ビジュアルがシックでこれまでのパフェのなかでもかなり気になっていたのですが、こういう話を聞くとますます口の中がよだれでびしょびしょになってしまいます。


ほかにもいろいろ気になる話はありましたが、次のコーナー、パフェを取り上げた討論の話にうつらせてください。
こちらのコーナーでは、前述のとおり8作目のMintopia、10作目のTatin、11作目のbasiqueを取り上げて、それぞれのテーマにそったお話を聞くことができました。

まずは8作目、わたしが世界一愛しているパフェであるMintopiaです。
このパフェの討論テーマは「マイナスをプラスにする」でした。
チョコミント、苦手なひとも多いですよね。そういったひとに対してアプローチすることで、‐3が+3になれば、0から+3にするよりもインパクトがあるのでは? という主旨の討論でした。

もともと小関さんもチョコミントはそう得意じゃないとのことで、ただ妹さんが強火のチョコミン党だったことから、苦手な自分でもおいしいチョコミントを目指したパフェだったそうです。
ちなみにこのパフェのインタビュー記事*7はふだんのFabCafeブログ記事にくらべ、かなり多くシェアされたそうです。また、斧屋さんのTwitterにおいてもMintopiaのpostはsrecette関連のpostのなかでももっとも多くRTされているそうで、チョコミント強火の圧が感じられます。

Mintopiaはsrecetteさんのパフェのなかでもちいさめなワイングラスを使用したパフェです。
ここにはチョコミントが苦手なひとにもとっつきやすい、ちいさくてかわいいグラスを用いるという視点がふくまれているそうです。
パフェはふつう縦長で、食べる順番のある構造になっていることが多いたべものです。おおきくなればなるほど最後まで楽しく食べさせることがむずかしくなるという話が、パフェはおおきいあまいものであるという先入観を抱いていたわたしにとって、とても印象的でした。
チョコミントが苦手なひとにむけたMintopiaの構造が、結果的に甘党ではないわたしをもsrecetteさんのパフェにひきこむ要素になったのだと思います。


次に10作目、Tatinです。
このパフェの討論テーマは「素材の輪郭を協調する」でした。
Titinはタルトタタンの上、キャラメリゼしたりんごを題材としたパフェですが、りんごのかたちは上に乗っているりんごのメレンゲしかありません(このメレンゲも、はじめはランダムに折られたかたちで、りんごのかたちになったのはかなり最後の段階だそうです)。りんごそのものをほとんど見せないことで、かえってりんごを強調しているのでは? という主旨の討論でした。

ここで斧屋さんが、二種類のフルーツパフェの話をされていました。
まず斧屋さんいわく、フルーツを題材とするパフェには、おおきく二種類あります。
ひとつはフルーツをそのまま使うもの、もうひとつは加工してパティシエの手中におさめたかたちで使うものです。Tatinはこの分類でいう、後者のフルーツパフェです。
りんごに手をくわえることで、かえってりんごらしさを凝縮したパフェになっているのが、Tatinなのでは…といったかんじだったかと思います。

わたしにとってのパフェは、Mintopiaに出会うより前、前者のフルーツそのものを用いたパフェでした。srecetteさんによってパフェに目覚め、これまでのパフェ観をおおきくくつがえすパフェに出会えたことをとってもしあわせに思っています(ただTatinは、わたしにはすこしおおきかったな~とちょっと思っています…。もうすこしちいさいパフェだったら、きっともっと好きでした)。


最後に11作目、ちょうど3/11まで販売されていて、そしてイベント当日の段階では販売期間中だったbasiqueです。
このパフェの討論テーマは、「不透明による想像」でした。
basiqueはwasaraという、紙でできたお皿にはいっているパフェです。また、これまで(すくなくともMintopia以降は)、srecetteさんのパフェにはなにがはいっているかわかるお品書きのような紙が一緒に運ばれていましたが、basiqueにはこのお品書きもありません。中にどんなものがはいっているかわからないことで、食べ手の想像力をかきたてることができるパフェなのでは、という主旨の討論だったと思います(wasaraが不透明なところまでがはじめに設定された主旨だったのか、お品書きがないところまでもふくめて主旨だったのか、思い出せません…)。

前述のとおり、srecetteさんのパフェにはお品書きがついています。このお品書きを見ることで、そのパフェがどういう構造で中になにがはいっているか、食べる前におおよそ確認することができていました。
けれど、字面を追って考えながら食べることは、ほんとうの味わいなのだろうか? ということを考えたのが、中身の見えないパフェの出発点だったそうです。

中身がわからないことで、食べ手の味覚や想像力を使ってパフェを感じてもらおうという試みで、小関さんいわく食べているものがなんなのか考えることが大切で、その答えが当たっていても当たっていなくても大丈夫だそうです。

APACHEさんが、イベント前日に行われた打ち合わせの際に男性3人でパフェを食べたのが、ミニ四駆を集まってつくるような、複数人いるにも関わらず孤独な行為に似ていて楽しかった、とお話しされていたのも印象的でした。

また、パフェのにおいの話を斧屋さんがされていました。斧屋さんいわくいいパフェは香りもすごいそうで、昨夜の打ち合わせにおいても、斧屋さんはbasiqueのにおいをかいでいたそうです。


このあたりでbasiqueの話の途中から離席してイベント会場の中にあるオープンキッチンにてミニパフェを作っていた小関さんから、半分ほど完成したとの伝言がはいります(そしてわたしは小関さんがパフェをつくりはじめたあたりから気が気ではなくなり、キッチンをちらちら見ながらお話しを聞いていました…)。
今回出されるパフェがMintopiaですとの発表に会場はおおいに沸き、わたしはよろこびで死にそうになっていました。

イベント用に用意されたMintopiaがこちらです。

 

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棒状のメレンゲ*8だったところがbasiqueに使用されているメレンゲの型を使ったと思われるお花のメレンゲになっているなど、変更点はありましたが、わたしが恋焦がれていたMintopiaとの再会でした。

わたしはMintopiaを2回食べているのですが、2回目のMintopiaを食べたとき、コンディションが悪く*9、1回目ほどおいしく食べられませんでした。それがMintopiaとの関わりのなかで、とっても心残りでした。もう一度、あの最終日をやりなおせたら、とずっと思っていました。

それがこんなかたちで、サプライズ的に訪れるなんて正直思っていませんでした。
久しぶりに食べるMintopiaは当時の記憶どおり繊細でおいしく、わたしのいちばんすきなチョコミントで、チョコミントアイスはグレープフルーツのソルベとの相性が最高でした。
最後のひとくちがこんなにも悲しいたべものは、その限定性もあいまって、おそらくほかにないと思います。

イベント終了後、小関さんとすこしお話しできたのですが、あのチョコミントアイスはチョコミント強火からするとミント感が物足りないという意見もあったそうです。ただそれでも、Mintopiaがわたしにとって最愛のチョコミントであるということは、もうしばらく変わりません*10


と、こんなかんじの非常に興味深く、たのしく、感動的においしいイベントでした。
おそらく提供されるパフェがMintopiaでなくても、とてもしあわせなきもちで帰れたかと思います。でも、Mintopiaだったからこそ、こんなに長いブログを書く情熱を抱かせるイベントになったような気もします。
いずれにしても、またパフェのイベントに参加できたらうれしいです。次回開催をお待ちしています!


最後に、もう一度思い出パートです*11
このイベントの翌週、3/10にわたしは一週間ぶりのFabCafeに足を運びました。お目当てはもちろん、srecetteさんのbasiqueです。

 

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この日は開店から閉店の21時までパフェを提供できるよう準備をしています、と小関さんが宣言してくださっていた日で、FabCafeも大変な混雑でした。
席に座るまでにもすこし待ちましたし、席についてからもパフェが来るまで2時間くらい待ちました*12

でもbasiqueは、待つ価値のある、というか、待ち時間なんてどちらでもいいくらいおいしいパフェでした。

basiqueはいちごのパフェです。
でも、生のいちごがはいっている部分は、ひとつもありません。ソースやソルベでははいっていますが、これも果物そのものを用いたパフェではなく、いちごが加工されて小関さんの手中にあるパフェと言えるでしょう。

すごくおいしくて、わたしはsrecetteさんでこれまで食べたなかでは、basiqueがMintopiaの次にすきだなと思いました。
このパフェは、グラスの口と並行に、丸いメレンゲで蓋がされています。Mintopiaもこの構造でしたが、この構造のパフェは、スプーンでメレンゲを砕いて下に行くとき、すごくどきどきして好きです。
メレンゲの蓋の下に行くとき、メレンゲにはまだいちごのソルベやお花のメレンゲなどが、のこっていると思います。メレンゲはもろい素材ではありますが、上から砕こうとすると意外とかたいです。メレンゲを砕くとき、力を入れすぎると上のソルベやメレンゲは、ともすると崩れてこぼれてしまう気がして、食べたかたはおそらくスプーンで軽く叩くようにしてメレンゲを割ったのではないでしょうか。
わたしはこのとき、ドアをそーっとノックしているような気持ちになります。まっしろなメレンゲと生クリームのドアをノックすると、その下のおいしいものたちが顔をのぞかせます。どきどきそわそわする瞬間です。

また、このパフェは上のwasaraにはいっている部分と、パフェ台になっている部分が取り外し可能です。
先週ちょうどにおいの話をイベントで聞いたこともあって、食べながらにおいをかぐことはもちろん、食べおわってから空のwasaraに鼻をつっこんでみたんですが、めちゃめちゃいいにおいがしました…。
食べてすぐはまだひんやりしているのもあって、すこしつめたいにおいがするんですが、しばらく待つと器やすくいきれなかったソルベやソースがあったまって、食べているときより深くてあまいにおいがするんですね。その香りがほんとうによくて、同行者の友人としばらく鼻をつっこんでいました。あの香りをいつでもかげる環境がほしい…。

このパフェの中身がいったいなんだったのか、srecetteさんからの答え合わせが発表されるのかされないか、わたしにはまだわからないので、パフェの中身は憶測です。いちごのソルベの下にあったゼリーなんて、2回食べてもなにかわかりませんでした…。ただ、なにがはいっているかにかかわらず、basiqueはおいしいパフェで、すてきな体験でした。

basiqueがどうおいしいのか、上手に伝えらないのがかなしいです…。できれば好きかもしれないかた全員に食べてほしかったです…。


さて、これまで「わたしとMintopia」、FabCafeイベントレポ、「わたしとbasique」について、つらつら書いてきましたが、最後に今後srecetteさんのパフェを食べたいかたに向けて、今後もパフェの提供がFabCafeで行われるという前提ですこしだけお伝えしたいことがあります。

まずFabCafeは、公式サイトを見ていただければわかるとおり、デジタルものづくりパフェです。お茶をする、あるいは食事をすることに特化した、いわゆるカフェではありません。ので、カフェとしての機能にはそんなに期待しないほうが、リラックスして過ごせると思います。
最終日に伺ったときに、basiqueをバシックと読まれているスタッフのかたがいたり(本来の読みはバジックです)、Mintopiaのときにも飲み物を間違えられてしまったりと、全体的にカフェとしてはゆるめである、というこころづもりで行くほうがいいのかな、とわたしは感じています。

また、途中に待ち時間についてすこし触れましたが、srecetteのパフェは小関さんがおひとりでひとつずつ作っています。オープンキッチンの近くの席に座って気付いたのですが、冷凍庫がオープンキッチンにはないため、パフェをつくる際のオペレーションもあまりよくはできない構造です。タイミングによっては、かなり待つことがあるので、時間に余裕をもって、できればはやめの時間帯に行けるといいと思います。

以上のことに注意していただければ、あまり気を悪くせずパフェを楽しめるのではないでしょうか(パフェを作るスピードについてはともかく、FabCafeの運営については改善してほしさもありますが…)。


最後の最後でちょっとだけ書いてしまいましたが、わたしは今後もsrecetteさんのパフェを追いかけていきたい気持ちでいますし、次のパフェもとってもたのしみにしています(5月か6月と伺いました)。

毎回おいしいパフェをたのしみに、いつかMintopiaをこえる感動を得られることを祈って、今後も足を運びます。

この記事を読んだかたが、srecetteさんのパフェを食べに行っていただけますように。
いつも深夜にFabCafeスタッフの方とメールのやりとりをされるという小関さんが長く健康で、よりよい暮らしができますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

*1:渋谷の道玄坂をのぼった上にある、デジタルものづくりカフェです。くわしくはこちら:FabCafe Tokyo | 3Dプリンタとレーザーカッターが使える渋谷のカフェ

*2:パフェ構造学 #0 パフェの構造を紐解く

*3:さゆみさんについては、こちらの記事にいろいろ書いてます:

merryberrymerry.hatenablog.com

*4:前述のとおり甘党ではないわたしは、おおきなサイズのあまいものを最後までたのしく食べられないことが多いです。

*5:このはいった時期から~新規というオタク用語、便利すぎてすぐ使ってしまいます。Mintopiaをきっかけにsrecetteさんに出会い、その後ファンですという意味です。

*6:パフェ評論家、商標登録されているそうです。

*7:チョコミントが好きな人も苦手な人も虜にするパフェ「Mintopia」

*8:ちなみに棒状のメレンゲ、Mintopia発表時はたばこみたいと言われたことがあったそうです。わたしもココアシガレットみたいだな~と当時思っていました。

*9:道玄坂の途中にある丸亀製麺に行ったらテンションがあがって食べすぎました…。丸亀製麺、たまに行くとたのしくなって天ぷらを食べて後悔します。

*10:ナンバーワンチョコミントを塗り替えるチョコミントに出会いたいきもちもなくはないですが、それ以上にMintopiaを安定供給されたいという気持ちがおおきいです。

*11:この構造は斧屋さんのいうパフェのABA構造とも言えるので、もしかするとこのブログも実質パフェなのかもしれません(たぶんちがいます)。

*12:srecetteのパフェは、小関さんがおひとりでひとつずつ作っているので、タイミングによってはけっこう待ちます。わたしは小関さんがパフェを作っているオープンキッチンに近い席だったのと、同行者の友人を置いてHMVに月刊根本宗子のチケットを買いに行ったりしていたのでそう退屈しませんでした(…)。

意識ひくい人間が白鳥エステに通い出して半年経った

こんばんは、あわあわです。

 

同居人がとある理由*1でインスタパワーを貯めるべく、いいかんじの写真を撮ったりタグ付けしてみたりジオタグつけたりなんかいろいろしています。

それを見て、よーしわたしもインスタパワー貯めっぞと思っていたら、インスタと食べログの両方からフォローしてたパワーありげなひとから食べログのほうにリフォローが来て、あっわたし戦うフィールド間違えてた…? もっと文章書けってこと…? となりました。食べログ、5年前くらいに5記事くらい書いたっきり読み専なのに…。

ので、最近はちょっと生活に余裕もあるし、食べロガーとしての第一歩を…踏み出すかどうかはわからないんですが、もうちょっと文章書こうと思っています。

前置きが長いですね。

 

というわけで、今回はレストランではなく白鳥エステの話をします。

 

 

白鳥エステ、言うまでもなくインターネットで有名ですよね。わたしのブログを読んでくださってるかたはもう9割くらい聞いたことあるのではと思います。

 

わたしが白鳥エステを知ったのは、Twitter経由だったと記憶しています。創業者のかたが安く、より良いサービスを提供できるよう取り組まれていることと、LGBTにたいする配慮がしっかりしていたのが印象に残ったような…。

それからしばらくして、実際に行かれたかたの声をたくさん、これもまたTwitterで見るようになりました。これくらいよぶんなお肉がへりました〜とか、こういう顔にしてもらえました〜とか、そういうかんじの口コミです。

 

TLで見かける白鳥エステの評判は、いいかんじの顔をつくったり、いいかんじの身体にしてもらったり、というものが多いです。

ただ、正直わたしは自分の顔やら身体、あとファッションに、たぶん自分のTLの平均以下の興味しかもっていないと思います…。なので、はじめて行ったのもこのひどい首〜背中のコリどうにかならないかな…できたらお姉さんに優しくされたいな…というきもちでした。

 

そういう意識低空飛行な人間が白鳥エステのなにに魅力を感じててどういうふうに通っているの〜っていうかんじの話をします。

 

 

まず、白鳥エステがどういったエステなのか、ちょっとだけ説明します。

このへんはもう知ってるひとも多いと思うので読み飛ばしてくださって大丈夫です。

 

白鳥エステとは、HS bodydesignというエステサロンです。

www.hsbd.jp

 

リンクにも記載がありますが、60分3000円というお手頃価格でエステを受けられるエステサロンです。東京都内からはじまり現在は千葉、神奈川、名古屋、大阪梅田にも店舗があります。

完全予約制、完全会員制ということで、すこしとっつきづらく感じるかたがいるかもしれませんが、上のリンクを踏んでいただければどなたでも登録や予約ができると思います。

いろいろコースやら時間やらありますが、そのあたりはこのブログのもうちょっとあとの記述か、あとはホームページにいろいろ詳しく書いてあるので、そちらをご参照ください。

 

 

さて、意識ひくいひくーい人間の考える白鳥エステのよいところは以下の3点です。

①なんかよくなった気がする

②意識がちょっと高くなる

③ポジティブなパワーをもらえる

 

 

①なんかよくなった気がする

あまりにも雑な感想で申し訳なくなってきました。これも自分の体型や顔を厳密には意識してないせいだと思います。すみません。

 

初めて白鳥エステに行ったとき、あまりの痛さにびっくりしました。いまいち自分でイメージができてなかったのもあると思うんですが、白鳥エステは痛いです。

もちろん、痛くて無理ですと訴えると優しくしてもらえるんですが、これくらいならがまんできますか? と耐えられる痛みに調整する、というアプローチです。初めて行ったときには痛みの逃しかたを教えてもらって必死に呼吸をしていました…。

 

でも、そのときのスタッフさんにも教えてもらったんですが、通っているうちにだんだん痛くなくなるんですね。やってくる痛みにたいする慣れであると同時に、身体が改善されていることのあらわれでもあると思います。痛い場所は、身体の調子がよくない場所でもあるので…。

実際、先月痛くてギエ…となった部分の張りを、触れてもらう前から減ってますね〜! と指摘されて、実際前回より痛くないみたいなことが先日起こりました。

わたしはいろんなスタッフさんの施術を受けているので、継続した変化は気付かれにくいほうな気がします。それでも自分以外からの指摘でこういうことがあると、変わってるんだな〜とあらためて思えてうれしいですね。

定期的に行きたいなと思えるよさです。

 

あとはもちろん、実際受けた直後もなんかちがうな、というのがわかります。

スタッフさんによっては施術の合間にここが変わりましたよ〜と触れさせてくれることがあります。たとえばそのときに右脚は終わっていて、左脚は終わっていない状態だと、右脚と左脚の太さというか高さ? が、ちょっとびっくりするくらい変わってるんです…。また、スタッフさんの手が触れている感触からも自分の身体の変化がわかることがあって、正直ギョッとします…。

自分に無頓着なこともあって、実際の身体が半年前からこう変わっています! みたいなことはあまり言えないんですが、「数日後から変わってくるので観察してみてくださいね〜」と言われて帰って、実際3日後に鏡をふと見てびっくりしたこともありました。

Twitterビフォーアフターの写真をあげてらっしゃるスタッフさんもいたりするので、興味があったら調べてみてほしいです。意識ひくいひくい人間の文章より信憑性たかいと思います。

 

 

②意識がちょっと高くなる

当然のことだとは思いますが、エステにただ行っていれば身体が最高によくなる、というのはたぶん幻想です。

60分週に1回身体をながしてもらうだけでむくんだりこったりしない美しい身体になれたら夢みたいですよね。でも現実はさすがにそこまで甘くないです。

 

前述のとおり意識ひくいひくーい人間だったわたしの意識もそうそう高くはなりません。それでも、白鳥エステのスタッフさんに身体に触れてもらうと、だめなかんじの生活習慣をばしばし言い当てられるので自然と背筋がのびます…。

それと、エステに通うということは、自分の身体にお金をかけてあげるということでもあります。そうすると、自然と自分の身体に手間をかけてあげようというきもちになれる…気がします。

 

冷水ではなくレンチン白湯を飲むようになったり、まるまってた背中をのばしたり、ヒールを履く日を減らしたり…、という、ひとつひとつはほんとうにちいさいことばかりです。でも、自分の身体の反応は以前よりよくなっている気がします。気がするレベルでも、続けることが大事なんだろうな、ということがわかるようになってきました。

というように、意識底辺の人間の意識を5cmくらい浮かせるパワーを、白鳥エステ(と、自分の身体にお金をかけているぞという事実)は持っているのです。

 

 

③ポジティブなパワーをもらえる

個人的にはかなり大事だと思っています。

まず、白鳥エステで趣味の話をスタッフさんとされるかたは多いと思うのですが、わたしはあんまり趣味の話をしないタイプです。どっちかというと、美容院でもだまってるタイプの人間で、施術中ずっとしゃべりっぱなし…ということはほとんどないです。

でも、ここが凝ってますね〜とか、このへんが疲れてるんですよ〜とか、生活習慣まわりの話はちょいちょいします。

 

そして、白鳥エステのスタッフさんは、あんまりネガティブな話をしません。あほみたいに疲れていてぐだぐだな場所があっても、「今こうなっている+こういう対策をするとよくなりますよ」という事実+アドバイスのかたちで教えていただけます。

さらに、最近こういうところを心がけているんです、という話をすると、めっちゃほめてもらえます。前回のアドバイスを実行してますよ、という話をすると、喜んでもらえます。

 

つまり白鳥エステのスタッフさんは、生活を前向きにする話をしてくれます。

わたしには自意識というやつがあって、おそらくみなさんにもそういうやつがちょっとでもあるひとは多いと思います。意識たかいたかーい人間だと思われるのははずかしいとか、たいしてかわいくもないのに美容のこと気をつけちゃってうんぬんみたいな…。

でも、白鳥エステではそういうこと気にしなくていいんだなと思えています。

女優のだれだれさんに顔を寄せてください♡ とか恥じらいなく言ってもスタッフさんは張り切ってくれます。こういうふうに自分に気を使っていますと胸を張って話せます。

これは②であげたことにもつながってくるとは思いますが、そういう場所があると、自分も前より前を向けるような気がするんです。

白鳥エステが「ブス減」という言葉をかかげていた(そういえば最近HPからその記述がなくなった気がしますが)のも、そういう自意識への救済策だったのかな、とわたしは思ってます。

 

 

というわけで、「わたしのかんがえた白鳥エステのさいきょうな点」をあげてみましたが、行ったことがないかたは、行ってみないとわからないと思うんですよね。

まずはぜひ一度お試しいただきたいなというきもちもこめて、わたしのふだんのコース&おすすめコースをちょっとだけ書きます。

 

・まずはお安くお試しコース

ボディデザイン ラベンダースタンダード60分

お値段 3000円〜(スタッフさんのランクによってお値段がすこし変動します)

たぶん白鳥エステにおいていちばん基本のコースで、なにはともあれ60分揉まれてみるコースです。いいにおいとともに痛みがあなたをおそい、これまでの不摂生を悔やむことでしょう…。

このコースでは背面全体と、60分の場合は顔、上半身、下半身から前面のパーツをひとつ選んで施術してもらえます。顔はさわったときのシュッと感がつたわりやすいのと、目があくかんじがして気分がいいのでわたしは顔を選ぶことをおすすめします。

 

・コリをとにかくどうにかしたいコース

ドライリンパケアコース90分+ドライヘッドエステコース30分

お値段 6500円〜

ドライリンパケアは、オイルを使わない、着衣のままで受けられるコースです(ただ、わたしは身体がすごくぽかぽかしてしまって汗をすごくかくので、脱いでうけます)。コリによいらしいので、肩こりがひどいかた、腰がキてるかたにはおすすめかと思います。

あと、わたしはドライヘッドエステがとにかくすきで、予約の時間に余裕があれば積極的にねじこんでいます。

美容院でシャンプー時やたらあたまを揉むのがうまい美容師さんがたまにいますが、あれをずっと受けられます。あとあたま〜首を揉まれているだけなのに顔もシュッとします。

 

・わたしが月2回受けたいコース

ボディデザイン アロマアドバンス 120分+ドライヘッドエステ 30分

お値段 12000円〜

ラベンダースタンダードのコースはラベンダーのオイルを使った施術になりますが、アロマアドバンスより上(つまりアロマアドバンスとプレミアム)のコースでは、部位によってちがうオイルを使い分けてもらえます。

わたしは腕・胸のオイルのにおいがすき…。

よいオイルを使うことで効果が出やすくなるだけではなく、痛みも感じにくくなるみたいなので、痛いのこわいな〜というかたは勇気を持ってすこし出すお金を積むのも手かと思います。

また、120分以上の時間で全身くまなく施術を受けることが可能になるので、ぜーんぶやってほしいかたには長時間コースをおすすめします! わたしはしばらく60分ばかり受けていましたが、あるとき120分のコースを受けたところ、はじめて受ける部分の痛みが段違いだったために、ぜんぶやってもらわないとだめだ…! と気付きました。

 

・富豪なら毎週受けたいコース

ボディデザイン プレミアム 120分+ドライリンパケア 90分+ドライヘッドエステ 30分

お値段 かなしいので計算してません…

これくらいやってもらえたらめちゃめちゃ変わるんだろうなコースです。ちょっとわたしのおちんぎんではむつかしいので白鳥エステにさける可処分所得のおおいかたにおすすめします。

 

 

と、こんなかんじで三段階の組み合わせを紹介しました。ちなみに予約をしておいて、当日スタッフさんに時間内でコースを組み直してもらうことも可能です。

こういう目的で来ましたとお話しすると、それだったらこういうコースがいいかもしれないとか、こういう組み合わせに変更してみてはとか、ご提案いただくこともあります。わたしは基本それに遠慮なくのっかっていますが、予約のときよりお安くなるコースを提案していただいたことが2回ほどあり、より効果のでるように考えていただいてるのに安くなるなんて…! と感動しました…。

 

ちなみに、わたしのすきなオプションは置き石です。

あっためた石を身体にのっけながら施術していただけるオプションで、身体がほぐれやすくなると同時にぽかぽかしてきもちがいいです。そしてわたしはめちゃめちゃ汗をかきます…。

500円で石を乗せてもらうことができるので、よかったらお試しください。

 

 

最後に、自分が宣伝したいのも込みで、すきなスタッフさんを3人ほど挙げさせてください。

 

まず、小江戸理衣さん。

twitter.com

よく出勤される店舗は、アキバ浅草橋店、北千住店だと思います。

おそらく白鳥エステによく行かれるかたで知らないひとはいないだろうという凄腕ナンバーワンスタッフさんです…。

小江戸さんはあまりにも予約が取れないためか、いちばんお高いプレミアムオイルのコースだけの対応となっております。でも、あんまりにもお値段以上なので、おそらく満足していただけるのではと思います。

小江戸さんの施術をはじめて受けたとき、いちばん驚いたのが痛くないという点でした。よいオイルになればなるほど痛みは減らせるという噂を聞いたことがあるので、プレミアムオイルでの施術だから、という点ももちろんあると思います。それにしても、痛みがすくないんです…。

また、小江戸さんからは、結果出します! という実力からくる自信と圧をめちゃめちゃ感じます。ちょくちょくここ変わりましたよ♡ と教えていただけるんですが、これ自分の身体かな…? という驚きがそのたびあります。

そして記憶力がちょういい…。わたしは前述のとおりスタッフさんをふらふら渡り歩くタイプなので、初回と2回目ですこし時間があいていたのですが、びっくりするくらい前回の身体の状態を覚えてくださってて、そして変化をたくさんほめていただけて、しゅごい…となりました。もともと記憶力のあるかただそうで、「2回おなじこと言うのもったいなくないですか?」ともおっしゃっており、プロを感じました。

小江戸さん、とってもおすすめです。

 

次に、宍田真純さん。

twitter.com

よく出勤される店舗は代々木店と中野店だと思います。

宍田さんは、わたしがすきで時間があえば行きたいなリストにいれているスタッフさんのなかで、いちばん痛いです…。前回の記事の福岡食い倒れツアーの直後に予約をいれていたんですが、そのときそれはもう身体がぐちゃぐちゃだったので、あまりの痛みにベッドのふちを掴んでいました。

でもそのとき、暴飲暴食&ひたすら歩いて疲れた身体がいっきに楽になったのと、あと顔がすきなので、宍田さん…すき…ってなりました。宍田さんの顔、クールビューティ系で、めっちゃすきです。

たぶん物静かめなスタッフさんだと思うのですが(しゃべりたがらないわたしの気持ちを汲んでくださっていたのかもしれない)、声も落ち着いたトーンでとてもすきなんです。わたしが「いたい…」と言うと、「痛いですね〜^^」と静かに返してくださるところもめちゃめちゃすきですね。

あとはドライリンパケアコースに対応してくださるスタッフさんです。以前はTwitterにてドライリンパの講師をされている旨も書かれていたので、その実力はたしかだと思います。わたしは地味にドライリンパすきなので、ついついドライリンパ+オイルのコースでスタッフさんを長時間独占したくなります…。

ダメなところを的確にぎゅぎゅっと押して、結果を出してくださるスタッフさんです。

好きです。

 

最後に、矢口桃子さん。

twitter.com

よく出勤される店舗は、浅草橋店、北千住店、代々木店だと思います。

矢口さんはほんわかした雰囲気がとてもかわいらしいスタッフさんです。わたしに置き石オプションの魅力を教えてくださったスタッフさんでもあります。おなかに石を乗せてくださるとき、「おなかに猫ちゃんが乗っていると思って…」と言ってくださったのがめちゃめちゃツボでした。

ご本人が痛いのが苦手ということで、痛みにたいしてかなり柔軟な対応をしてくださるスタッフさんだと思います。わたしの痛がりにいちばん気づいてくださるスタッフさんで、ご本人のゆったりした口調もあいまってリラックスしやすいと思います。

矢口さんもドライリンパケアに対応してくださるスタッフさんです。アキバ浅草橋店はドライリンパをやってくださるスタッフさんがあまりいないので *2、貴重な存在と言えます。

あとは、ご本人も白鳥エステで施術をうけることがかなりすきとのことで、わたしみたいにスタッフさん渡り歩きタイプのかたはスタッフさんについていろいろお話しできるかもしれません。痛みのすくない施術をするスタッフさんとかも、聞くと教えてくださいます。笑

 

以上、スタッフさんおすすめコーナーでした! ほんとは西山さんのバブみがすごい件とかもっと書きたいスタッフさんはいるんですが、きりがいい3人でやめておきます…。

 

 

と、こんなかんじでいろいろ書いてきましたが、たぶん行けばわかるし、通えばわかってくると思います。

 

自分の予約が今よりさらに取りづらくなるのはなかなかつらいですが、白鳥エステってなんかいいな〜と思うひとができると、わたしみたいな自意識ガチガチ人間ももうちょっと呼吸しやすくなるかななんて…。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

 

*1:本人に聞いたらすぐ教えてもらえると思うので気になったら聞いてみてください。

*2:どうも講師ができるスタッフさんが出勤している店舗では、ドライリンパできるスタッフさん率が高いとのことです。

福岡最高セイヤーの話

お久しぶりです。

去年の夏、さゆみさんの引退後なんだか燃え尽き気味になり、結果現場にたいする比重が下がったまま新規ハイのない生活を送っているあわあわです。

 

そんななか、テニミュの比嘉公演で久しぶりに遠征らしい遠征というか、旅行らしい旅行をして、アッめっちゃたのし! ブログ書こ! と思えたので、久しぶりにブログを書いています。

思えばここ半年くらい旅行や観光をしておらず、むやみに遠くへ行きたがっていたので、念願叶っての遠征でした…。

 

さて、そんな福岡遠征の同行者を軽く紹介しておきます。

月に一回「おいしい会」というおいしいごはんを食べる会を一緒に開いているいごろうさんと、おなじくおいしい会のメンバーでもある同居人のメィー、そして京都からのスペシャルゲスト、なれなれしいひとまつげもやすちゃんことあいりちゃんです。

もともとおいしい会の福岡編として考えていた福岡遠征に、あいりちゃんがゲスト出演してくれるかたちで開催されました。

 

 

1日目

9:00 成田空港集合(いごろうさん、メィー、あわあわ)

うちはけっこう成田から遠いので、9時に集合するため5時半ごろ起きました…。ふだん7時に起きれば会社に余裕で間に合う人間なので、早起きはなかなかつらいです。

すこしはやめに家を出られたので成田でごはんを食べる? などとメィーと話していたですが、日本橋で乗りたい電車まで時間があいてしまったので、神戸屋でサンドイッチを買って食べました。これはこれでおいしかったです。

福岡へはジェットスターで行きました。ほんとLCC安くて助かります。

 

13:30 福岡1食目 ラーメン

予約したホテルの近い天神に移動して、まずはこちらのお店でお昼にしました。

1食目は餃子を食べようと言っていたのですが、昼からやっている餃子屋さんがあまりないということで急遽ラーメン+餃子のコースに。
わたしはワンタン麺を食べて、ラーメン+餃子+小チャーハンのセットを頼んだいごろうさんとメィーにチャーハンをすこしわけてもらいました。ワーイ。
ここのラーメン、麺の硬さはふつうでと頼んだんですが、出てきた麺がめっちゃやわらかくてにゅうめんみたいな食感で、めっちゃ好みでした…。ワンタンもめっちゃにんにくはいっててジューシーでおいしかった。
あと卓上にすりごまが置いてあったので、ラーメンにもチャーハンにもめちゃめちゃごまをかけて食べれられて最高だった…。すべての飲食店に卓上ごまがあったらいいのにな。
 
16:00 福岡2食目 カフェ
ホテルにチェックイン後、すこし遅い時間の飛行機で来たあいりちゃんと合流、おさんぽがてらお茶をしに行きました。

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メィーが見つけてきたお店だったのですが、前回メィーと福岡に行ったときに気になっていた「梅山鉄平食堂*1」と仲間のお店でびっくりした…。

理性がある人間ぶって(なにせ夕飯は19時に予約してあった)自分ではさむタイプの最中を頼みました。でもだされたアイスとあんこと求肥を一度にはさもうとしてお姉さんに笑われた…。ぜんぜん理性ないです。

一緒に頼んだ昆布茶、急須のふたを開けたら干し椎茸がはいっていて、すごく味がしておいしかったです…。旨味でなぐられている…。

 

17:00 岩田屋ウロウロ

岩田屋ホームページ |IWATAYA

行ったことないデパート行こう〜と岩田屋に行って、化粧品フロアでお姉さんのまわしものの係*2をしたり、デパ地下をウロウロして知らない魚を見たりしました。

ふだん行かない土地の食料品売り場たのしい。

ところで今調べたら、岩田屋って三越の仲間なんですね。天神駅三越もおおきくてきれいだったし、あのあたりは三越がつよいのかな〜。

 

19:00 福岡3食目 もつ鍋

腹ごなしもすんだところでもつ鍋です。

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わたしのすきな水炊きタイプのもつ鍋やさんです。水炊きタイプのもつ鍋屋さん、名古屋でしかたべたことがなかったのですが、本場福岡でもめぐりあえてとてもうれしい…。キャベツがあまくて無限に食べたい野菜でした。

このお店にも卓上ごまがあり、とてもしあわせになりました。無限ごま最高…。

そして、〆がちゃんぽん麺に大量のごまをワーッとやってあえるやつで、ちょうしあわせでした…。はじめ二玉注文したのですが、「今なら追加できますが大丈夫ですか?」と聞かれたときに食いしん坊ゆえの沈黙が流れてお姉さんを戸惑わせてしまった…。

 

21:00 福岡4食目 バー

いい具合におなかがいっぱいになり、二軒目はバーです。

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中洲の歓楽街にあるバーでした。スナックやちいさいバーがたくさんはいったビルにあったのですこしびびりながらはいりましたが、めっちゃ雰囲気のいいお店だった…。

店員さんもみんなやさしくてよかったです。おいしいおいしい言いながらカクテル飲んでたらバーテンダーのお兄さんがカウンター越しににこにこ声かけてくれたりしました。4人中3人がVAPEもくもくしてたので空気清浄機は怒っていました。

ここではいちごとシャンパーニュのカクテルと、りんごのカクテルを飲みました。どちらもちょーおいしかったです。ちゃんとしたフルーツカクテルだいすき…。

1日目、わたしといごろうさんはここで観光終了です。帰ってお風呂にはいって0時前に寝ました。あいりちゃんとメィーはこのあともおでん食べたり濃いお湯割を飲んだりしていたらしいです。

 

2日目

9:00 福岡5食目 おうどん

2日目はテニミュでふたたび集合するまでふたてに別れて行動です。わたし・いごろうさんグループは8時に起きてしたくをすませ、朝ごはんは24時間営業のおうどんやさんに行きました。

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たまごとじうどん、出汁がおいしくて最高だった…。お店のひとがおにぎりをずっとつくっていて、なんであれ食べなかったんだろうと今になって思います。このあと15時まで次の食事をとらなかったので食べられたはず…。

 

11:30 マリンワールド

この日のメインそのいち、マリンワールドです!

マリンワールド海の中道

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マリンワールド、内容が充実していたのはもちろん、とてもすいていてまわりやすかった! 写真も撮り放題で、インスタストーリーをたくさんあげました。福岡、全体的にひとがすくなくてとてもよかったです*3

個人的にいちばんアガったのがアシカとアザラシにえさをやれるコーナーです。300円の冷蔵ロッカーにさかなが5匹くらいはいったボウルがひとつずつはいっていて、こんなに安くえさやり体験が…!?!?!???! となりながらえさやりしました。

みんなえさのボウルを持って近づくと、ごはんほしいよアピールをしてくれてよかった…。GW最終日夕方に奈良公園に行ったら鹿せんべいを持っていても鹿に塩対応されたのにくらべると、神対応が過ぎます。なかでもアシカがおおきい声を出してアピールしてきたのがよすぎました。

 

15:00 福岡6食目 香港ハイティー

天神にもどり、昼兼軽食みたいな感覚でおなかをすかせておしゃハイティーしにいったら、ハイティーは15時からですと言われるの巻(このとき14時)。1時間おなかすいた〜と言いながら徘徊するはめになりました。

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ちまちましたものをちんまりちんまり食べていると優雅な気持ちになってよいです。ココナッツのおもちがとくにすきだったかな…。お茶もいいにおいだった。

わたしたちは下調べが雑だったので1時間後にまたきますと店員さんに席をおさえてもらいましたが、お店はけっこう予約のお客さんも多く、席がなくて帰っているひともいました。事前に予約したほうがいいかもしれません。

 

16:00 福岡7食目 ぎょうざ

食い倒れグループのあいりちゃんとメィーが食べていたぎょうざが気になって、腹八分目でしたがパルコに移動してぎょうざです。

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ひとりワンオーダー制だったので、馬刺しと焼きぎょうざを食べました。馬刺し、おしょうゆがあまくて九州を感じた…。あまいしょうゆ最高。

鉄なべ餃子は当たり前だけどなかなか冷めなくて、最後までやけどしそうになりながら食べていました。

どうでもいいですがこのお店、わたしたちの右隣がジャニオタ、左隣がLDHの民で、さまざまな沼から集った感がありたのしかったです。LDHの民のほうのグループがけんじろうさんと結婚する妄想をずっとしていて、つい聞き耳を立ててしまった…。

 

16:30 福岡8食目 むっちゃん万十

いごろうさんの食べたがっていたむっちゃん万十がバス停近くだったので、覗いて行く? と立ち寄ったら思っていたよりちいさく、食べて行く流れになりました(行ったお店のぐるなびが見つからなかったので公式貼っておきます)。

あなたの町のおやつの店!元祖ムツゴロウのむっちゃん万十

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大判焼きみたいなかんじかな〜と思っていたらおかず系の具もいろいろあったので、わたしはウインナーのやつを食べました。ウインナーとキャベツとマヨネーズがはいっていておいしかったです。ウインナー、けっこうしっかり太くてよかった。

ひとくちめでマヨネーズがびゃっと出てきてコートが盛大に汚れました…。目のしたのところに穴が空いていて、かじりつく場所によってはマヨネーズがびゃっとなりやすいと思うので、気をつけてください。わたしが食べ終わった直後にもおなじようにびゃっとなっている女の子を見かけました。

かわいいし正しいおやつというかんじがしておいしかったな〜。ハムエッグのも食べてみたかったです。

 

18:00 テニミュ 福岡初日

あいりちゃん、メィーと合流して、この日のメインふたつめ、テニミュです!

www.tennimu.com

近年稀に見る席のよさだったのもあり、とてもよかったです。あっあとテニミュ成人式的なやつを見られてうれしかったです。正直ノーマークだったのであっそういえばそんなのあったな…! と思いました…。

わたしはTDCの1バルセンターブロックで見るテニミュがいちばんすきなのですが、席が前だとリョーマくんの顔がよく見えるのがいいなと最近気付きました…。にちかちゃんはとにかく顔がすきなのでなおよいです。

比嘉公演は全体曲がおおくぶち上がりポイントが多いのでとてもすきです。立海の新曲ちょーかっこいいです。サエさんもかっこいいです…。いっぱいちゅき…。

遠征観劇、どうしても疲れから注意力散漫になりがちなのがネックなのですが、前日しっかり寝られたことでいい具合に集中できました。マリンワールドがちょっととおくだったことで、移動という名の休憩時間をとれたのも体力温存の秘訣だったかなと…(遠征で体力を温存することがだいじな体力ナイナイ人間になって久しいです)。

席がとにかくよかったのでセイヤーでたくさん接触しましたが、興奮しすぎてハイタッチできたひとが誰だったのか全員思い出せない…。知念寛と大石しか覚えていない…。

お見送りでブンちゃんにハート返してもらってきゃっきゃとしました。将来はブンちゃんの妹になりたいです。

 

21:00 福岡9食目 鯖!!!

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ずっと行きたかった鯖料理屋さんです!

とにかく生っぽい鯖がすきで、この日を心待ちにしていました…。

お通しも上品な味でおいしかったし、鯖のおさしみもごま鯖もとってもおいしかった…。新鮮な鯖、ねっちりしていてとてもよかったです。鯖コロッケもおいしかったし、かにみそ豆腐の揚げ出しもおいしかったし、鯖チャーハンもおいしかったし、ぜんぶおいしかったです。

蛇口のついたかめに焼酎がはいっているやつ(表現力のなさ…)を頼んでお湯割にして飲んだのが、エンタメ性が高くてよかったです。

この日は時間も遅かったので一軒目で解散してホテルに戻りました。…と思いきや、あいりちゃんとメィーはそのあとラーメンを食べに行っていたみたいです。わたしといごろうさんは1日目同様さっさとお風呂にはいって、0時すぎに寝ました。

 

3日目

7:00 福岡10食目 めんたい重

目覚ましもかけずに6時に目が覚めてしまったので、すこし狙っていためんたい重のお店でひとり朝ごはんをしました。

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白いご飯だいすき人間なのに昨日一昨日と白いご飯を食べていなかったので、ごはんがめっちゃしみました…。お米は最高です。

朝もはやく、単価が安いとは言えないお店なので、店内は落ち着いていて居心地がよかったです。このお店が福岡定番になっちゃってるわね、なんてお話ししているご夫婦が近くの席にいてこっそりにこにこしました。ちょっとぜいたくして追加した温泉卵がとてもめんたいご飯にあっていておいしかった…。

 

11:00 福岡11食目 回転寿司

おすしだいすきです。わざわざ7時からめんたい重を食べたのは回転寿司にむけておなかをあけておくためでした。

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あのね…。ここすっごいおいしかった…。

福岡のひとってここにいつでも来れるの…?

鯖がぶあつくて、ねっちりしてた…。のどぐろ溶けた…。カニクリームコロッケみっしりしてた…。

ふだん150円均一の回転寿司をひいきにしていて、月に2回くらいそこで回転寿司を食べているのですが、ちょっとびっくりするくらいおいしくてびっくりしました。いつもの回転寿司屋さんも150円均一とは思えないくらい安定しておいしくて、ライブ感があって、世界でひとつだけお寿司屋さんを残すとしたらそこかなってくらいすきなんですが、びっくりしたね…。

素材で殴られているかんじがしました。ごはんを動機にした引っ越し、ある気がします。福岡テニミュ来るしね…。 

今回行ったお店の中で一軒だけ再訪していいよってなったらここにすると思う。

 

12:00  THE 天神

予定していた天神での行程もほぼ終わり、お土産探しです。

THE 天神 | 福岡PARCO

福岡空港ふくめ、行ったお土産買える系のお店のなかではPARCOにはいっていたここがいちばんすきだったな〜。もちろん品揃えはトータルで見ると福岡空港のほうがあると思うんだけど、福岡空港はなんか殺風景に感じました。改築中とかだったのかも…?

ゆずすこ(液体の柚子胡椒らしいです)のおやつを家に買いました。

ちなみにわたしのおすすめ福岡土産はさんまめんたいとかいわしめんたいとかの、お魚の腹に明太子をいれたやつです。つまみにもおかずにも最高なのでぜひどこかの明太子屋さんで買ってほしいです…。ちょっと高いけど…。

 

12:30 福岡12食目 あまおう加工おやつ

Twitterでみかけて気になっていたいちごのおかしやさんでお茶をしました。

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わたしはどらきんぐなる、あまおうがまるごとはいっているどらやき的なおやつを食べました。いちごがじゅんじゅわでとてもよかったです。

メィーの食べてたいちごけずり的なやつがすごくいちごでおいしかったですが、一瞬で腹冷える -harahie- になってしまうので胃腸よわい方はむかないと思います。あいりちゃんの飲んでた苺みるくサイダーも、いちごのコンポートみたいなやつがはいっていてめちゃすきなかんじでした。

お店のいろんなところにあるキャッチがいちいち自信満々というかたのしそうで、iMac Proのページを思い出しました… *4。書いているひとがたのしそうだなと思えるキャッチ、きらいじゃないです。

あとこのお店もそうなんですが、福岡でサイフォンを見かける機会が何度かありました。サイフォンで出汁をとるラーメン屋さん*5もあるらしいし、福岡ではサイフォンがはやっているんでしょうか。

 

15:00 福岡13食目 ラストラーメン

福岡空港のラーメン屋さんが集まっているラーメン滑走路なる場所にて、最後の福岡食です(ここもぐるなび見つからなかったので空港公式にあったPDFを雑に貼ります)。

ラーメン滑走路

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このなかから、福岡のラーメンを最後に食べようということで一幸舎に行きました。

ここも卓上ごまがあってよかったです。1日目に食べた元祖赤のれん 節ちゃんラーメンのラーメンよりも、前回福岡に行ったときに食べたShinShin*6のラーメンにニュアンスが近かったです。あーあの一昨日食べたにゅうめんみたいなラーメンはメインストリームじゃないのか…と、わかっていながらちょっと残念になりました。

ラーメンを食べて、わたしたちよりすこし遅い飛行機だったあいりちゃんとお別れしました。スペシャルサンクスあいりちゃん…。

その後メイプル超合金を見かけたりしながら飛行機に乗って、福岡から成田に帰りました…。こんなにも現実がつらいことってあるのかなってくらい帰るのがいやだった…。帰りの飛行機はPeachを使いました。チェックインが携帯でできるぶんジェットスターのほうが融通がきくかんじがしてすきですが、Peachジェットスターよりも椅子がちょうどいいかんじがしました。

 

23:00 帰宅 ただいま現実…

成田から新宿まではバスを使いました。運転手さんが漫談の使い手でよかったです。新宿でごはんをたべて、ノロノロ帰宅して、ノロノロ寝ました。

 

 

というかんじで現実に戻ってきたわたしがお送りしています。

しっかり観光するタイプの旅行はほんとうに久しぶりで、楽しかった…。

今回の旅行が成功した勝因はみっつあると思っていて、

・全員おいしいものに執着があり、方向性もちかい

・朝型で水族館に行きたいわたし&いごろうさんと、夜型で飲みたいあいりちゃん&メィーのいさぎよい班行動

・適度な予定と適度な自由

というかんじなのかな。

いつもこういうかんじの旅行ができたら最高だな〜と思います。

 

福岡、前回もごはんがとにかくおいしい街だなと思ったけど、

・ごはんがおいしくてお酒が濃い(どこに行っても濃かった)

・信号が変わるのが異常に早い(びっくりするほど早くてびっくりした)

・みんな鼻がたかーーーーい(鼻がギャッとしている…)

というふうにあらためて思いました。

東京でも名古屋でもない、日本のどこかに引っ越さないといけなくなったとき、わたしは福岡を選ぶかもしれない…。田舎者なので東京はひとがおおすぎるし道がせまくかんじる…。適度に車社会のほうがすきです…。

 

あんまりにも楽しくてよかった福岡旅行へのきもちを残しておきたくてガーッとブログにしましたが、読んだ人に楽しんでもらえたり、今後福岡に行くひとの参考になったり、福岡行きたいなって思ってもらえたりしたらうれしいなと思います。

最後になりますが、今回一緒に楽しんでくれたいごろうさん、メィー、あいりちゃん、ありがとうございました。またたのしいこととおいしいことがしたいです。

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

*1:梅山鉄平食堂 - ぐるなび こちらのお店はまだ行けていないのでいずれ行きたい…。

*2:タッチアップしてもらっているひとをべたぼめして、お財布をゆるめる係です。

*3:とここまで書いてから急にハッとなって調べたら福岡の人口、名古屋とくらべても70万人くらい少なかったです。ふだんひとの多すぎる東京に住んでいるので感覚がおかしいのでは…。

*4:iMac Pro - Apple(日本) わたしがとくにすきなのは「最大18コアを搭載したiMac。誤植ではありません」のところです。

*5:

サイフォンで出汁をとったスープが信じられないほど旨い…!福岡「大重食堂」のラーメンに感動した - ぐるなび みんなのごはん

*6:博多らーめん Shin Shin 天神本店 - ぐるなび 案内された席が仮面ライダー鎧武のキャストのサインがずらっと並んでいる壁の横で盛り上がったおぼえがあります。