日々の泡

書きたいときに書きたいことを書きます。

女性のためのストリップ入門

こんにちは。

もう2017年度なのに昨年のまとめすら書けていません。いろいろ書きたいことがたまっているんですが、まずはということで入門的な記事をあげます。

 

いろんなひとにおすすめしたり誘ったときに、毎回このあたり気をつけてくださいとか、ここはこういう仕組みですとか、お話ししているのですが、そういうときにしおり的なものがあったらいいなと前から思っていたのがひとつ。

あとは、女性で行きたいけど大丈夫かな〜みたいなひとのきっかけになれたらうれしいなというのもひとつ。

個人的にまとめておきたいなというのもひとつ。

 

そんなかんじの記事です。

 

内容としては、

とまあこういうかんじでいこうと思います。

 

どんどんいきます。

 

 

 

1. ストリップ劇場ってどんなところ?

いわずもがな、ストリップを見るところです。

新宿や渋谷、上野や浅草などの東京都内にあるのはもちろん、東海地方では岐阜、九州は小倉、愛媛の道後温泉など、いろんなところにあります。

ストリップ劇場は、30席ほどのちいさいハコが多いです*1
そして、前方のステージとは別に、ステージ中央からのびる花道と、でべそ的なステージがあります。でべそ的なステージを盆と言い、盆のかたちは丸かったり四角かったりします。演目のクライマックスは盆で行われることが多く、盆が回ったりせりあがったり光ったりする劇場もあります。

客層はほとんどが男性で、女性は数えらえるほどしかいないか、女性は自分たちだけ、なんてこともしばしばあります。女性用のお手洗いがなかったり、あっても「関係者以外立ち入り禁止」という札がかかっている劇場もあります。男性は、大学生くらいの若い子もいますし、サラリーマンからおじいちゃんまでさまざまです。
一部のスタッフさんが女性の劇場もあります。
ものめずらしいものを見る目で見られることもまあなくはないですが、お客さんの関心はステージの上と踊り子さんに向いていることがほとんどです。

ストリップ劇場はだいたいそんなかんじの、時間が経つのがやたらはやい現場です。

 

 

2. ストリップって、いつやってるの?

おおよそ毎日、12時前後から23時前後までやっている劇場が多いです。

いちおう性風俗なので、夜にやっていると思われる方もおおいみたいですが、お休みの日中でも、お仕事帰りでも、深夜〜朝をのぞけばほとんどいつでも見られます*2

というわけで、昼にストリップを見て夜に舞台やライブなどの別の現場に行く、なんてことも可能ですし、仕事終わりに行くことも可能です。入れ替えがないので、朝から晩まで劇場にいることもできます。

 

 

3. 時間の流れはどんなかんじ?

2時間弱〜3時間くらいを1回の公演として、4〜5回まわしている劇場が多いです。なので、進行の押し状況にもよりますが、だいたい3時間強見ておけばその日出ている踊り子さんがすべて見られます。

1日に出演する踊り子さんは5〜6人です*3

踊り子さんは香盤という、出順やタイテにあたるものにそってひとりずつ順番に演目を披露します。トップの踊り子さんからトリの踊り子さんまでの演目と、最後に全員が登場するフィナーレをあわせて1回の公演になっています。

この香盤は、劇場で確認できるのはもちろん、劇場のサイトやTwitterでも見られます。あとは各劇場の香盤をまとめたサイト*4があって、わたしはそこから確認することが多いです。

 

踊り子さんひとりの持ち時間は、だいたい以下のようなかんじです。

演目は、おおよそひとつ20分くらいです。

それが終わると、写真を撮れるコーナーがあります。お客さんが多かったり人気の踊り子さんが多かったりするとここが長くなり、時間がどんどん押します。

最後にオープンショーという、Tシャツやはっぴをはおった踊り子さんが1ハーフ〜1曲踊る時間があって、終わりです。

 

進行通りにいけば、この繰り返しが5〜6人分あって1回の公演になるのですが、前述のとおり写真の時間がのびると進行を巻く必要がでてきます。

その場合、写真の時間を飛ばして演目とオープンショーを2〜3人の踊り子さんが行ったあと、2〜3人同時に写真の時間になったりします。これをダブルとか、トリプルとか呼びます。

ここからさらに押すとオープンショーがカットされたり、踊り子さんが二人同時にステージで踊ることもあるみたいです。

また、ダブル進行、トリプル進行のとき、オープンショーをまとめて複数人の踊り子さんで行う劇場もあります。

 

ちなみに、香盤は10日に一回変わります。

たとえば4月だと、4/1〜4/10の香盤、4/11〜4/20の香盤、4/21〜4/30の香盤があり、それぞれ4月頭、4月中(なか)、4月結、と呼んだりします*5

また、この10日間の単位を1週2週と数えます。今週と言ったとき、通常は月曜から金曜の7日間ですが、ストリップでは10日間の場合がある、というかんじです。

 

 

4. お金はいくらくらい持っていったらいいの?

入場料は劇場によってさまざまですが、5000円が上限かな、と思っています。

わたしの知ってる限りでは最安値が岐阜県にあるまさご座*6の女性料金1000円です。

このように、ストリップ劇場には早割や女性料金など、時間帯や性別、あとはイベントなどによる割引があるところがほとんどです。
目当ての劇場のサイトで確認してみてください*7

 

また、写真を撮ってみたい場合、1枚500~1000円で撮ることができます。写真を撮る場合、大きいお札だとおつりに時間がかかることがあるので、1000円札くらいまでお金を崩していくと時間押しを防げます。

ちなみに踊り子さんから直接買う写真は、衣装でも脱いでてもお値段据え置きで、ポーズ指定あり、ツーショットあり、握手もついてくるとってもお得なやつです。

次の回のおなじ踊り子さんの写真のコーナーまで劇場にいられる場合、サインをお願いすることができます。その旨踊り子さんに伝えると、次の写真のコーナーのときにサインと簡単なメッセージのはいったものを返却してもらえます。

また、次の回まではいない場合は、番号札的なものをもらって、受付で引き換えることができます。
踊り子さんから直接買う写真のほかに、ステージ写真やその香盤の集合写真を購入できたり、フィナーレ時に集合写真を購入できたりする劇場もあります。そういった写真も、500~1000円であることがほとんどです。


オープンショーではチップを渡すこともできます(まったくチップを見ない劇場もこれまでにあったので、まわりを見て空気を読む必要があるかもしれません…)。チップはほとんどが1000円札です。


もちろん、写真を撮らなかったりチップを渡さなかったりしてもまったく問題ないです。

 

そして、劇場内には食べ物や飲み物を持ち込むことができます。パンやおにぎり、お菓子を食べているお客さんがほとんどですが、お寿司やお弁当、からあげも見たことがあります…*8。飲み物に関しては、缶ビールや缶チューハイなどのお酒をよく見かけますし、劇場内にお酒の自販機がおいてあったり、売店のある劇場もあります。
演目の間は食べず、写真の時間に別のお客さんが写真を撮っているのを眺めながら食べるのが演目に集中できていいかんじにごはんやおやつが食べられるかな、と考えています。

 

そんなかんじで、「入場料+撮りたい / 渡したいのであれば写真代とチップ代+食べ物や飲み物を買う料金」を持っていけば楽しめると思います。

 

 

5. 知っておいたほうがいいルールやマナーはある?

ストリップ劇場に入る前に、留意しておきたいルールがひとつあります。
それは、携帯電話は使用禁止、ということです。

盗撮や録音を防止する理由ですが、通常劇場やライブハウスではマナーモードで、だったり、電源をオフで、というようにアナウンスされるかと思います。
ストリップ劇場では、かばんやポケットから取り出すのも禁止、とされています。

これ以外はふだん観劇や、ライブに行くときとそう変わりません。
演目中はおしゃべりをするのはやめましょうね、とか、
ほかのお客さんの迷惑になることはやめましょうね、とか、それくらいです。

 

また、マナーというほどではないですが、ストリップ劇場では演目中、こういうところで拍手や手拍子をする、という、暗黙の了解みたいなものがあります。 

まず、踊り子さんがステージに登場すると拍手。また、曲終わりにはけたり、次の曲がはじまって再登場したときにも拍手します。このあたりはほかのライブなどでも一般的な拍手のタイミングかもしれません。

わたしが独特だな、と思うのは、演目の後半、服を脱いで盆にあがるタイミングでの拍手です。これは演目の流れによって、あるときとないときがあって、何回か見ると空気感がわかってくると思います。

また、クライマックス、服を脱いだ踊り子さんがめちゃめちゃかっこよくポーズを決めるときがあります。ここでも拍手です。技が決まったときの気持ち良さがある拍手です。

あとはノリのいい曲のときに手拍子をしたり、オープンショーのときにも手拍子をします。

 

そして、外出について。

ストリップ劇場は、一度はいったあとで外出が可能な劇場も多いです。女性のお手洗いがない劇場の場合、外出のシステムを使うことで近くのコンビニなどでお手洗いを借りることができます。
外出に関するルールは劇場によって違います。指定のスリッパを貸し出されて10分ほどで帰ってきてくださいね、と言われる劇場や、1時間後の時間が書かれた外出券をもらって出る劇場や、完全に出入りが自由で飲み屋さんと劇場を行ったり来たりしているお客さんがいる劇場など、さまざまです。
ただ、あまり長時間荷物を置いて席を取ったまた外出するのはよくないとされています。荷物で席を取ったまま外出する場合、写真のコーナーでサッと席を立ち、写真のコーナーが終わるまでに戻ってくるのが理想だな、とわたしは思っています。

 

最後に、劇場を出たあとのルールについて。

ストリップはその性質上、グレーにしておくべき部分があります。

踊り子さんを撮った写真をSNSなどインターネットに載せたり、かかってた曲をインターネットに書いたりするのはやめましょう。

 


6. 必要な持ち物はある?

基本的に、お財布さえあれば問題ありません。
その他持っていたほうがいいなとふだん思うものは、
・時計
・耳栓
・小さい懐中電灯
この3つです。

 

まず、時計です。劇場には、たまに時計のないところがあります。場内では携帯を出すことができないので、時計を持っていくと外に出ないで時間を確認することができます。


次に、耳栓です。劇場で、あまり音がよくないな、と感じることがしばしばあります。そういうところで耳を守るために、ライブ用の耳栓などあれば持っていくと楽だと思います。お客さんで耳栓をつけているひとを見かけることもあります。


最後に、これはなくてもなんとかなることのほうが多いですが、小さい懐中電灯です。劇場によっていろいろですが、暗転するときかなり暗くなる劇場があります*9。暗転のすきに出たいとき、小さい懐中電灯的なものがあると足元を照らすことができます。お客さんの懐中電灯所持率は耳栓より確実に高く、わたしも親切なひとに足元を照らしてもらったことがあります…。

 

もちろん、絶対に持っていく必要はありませんが、あると便利だな~と思うものでした。
また、写真の時間などで暇を持て余すことがあるので、文庫本など、携帯がなくても暇がつぶせるものがあってもいいと思います。

 


7. おすすめの劇場や踊り子さんは?

わたしが初見の女性客におすすめしている劇場は、圧倒的に渋谷道頓堀劇場(道劇)です。

ストリップシアター 渋谷道頓堀劇場

まず、女性料金が2000円で、都内では女性がもっとも安く見られる劇場だと思います。
また、場所柄なのか外国人観光客の方や、一見っぽい大学生のグループなど、ストリップ慣れしていないひとも多い印象で、初見の人間が浮きにくい気がします。
女性用のお手洗いもロビーにありますし、スタッフさんも親切です。
そして、劇場のつくりもおすすめポイントです。道劇は盆をかこうように円形に椅子がつくられているので、どこに座っても盆が比較的見やすくなっています。また、盆が回って光って上がります! 道劇のピンクに光る盆で、ピンクのライトに照らされた踊り子さんはとってもきれいですてきなので、別の劇場からストリップをはじめたひとも、ぜひ見てほしいです。

 

そして、おすすめの踊り子さんなのですが…。
8月結~4月頭まで、20回弱しか足を運んでいない初心者の意見だと思って聞いてください。だいたいこのひとがいたらひとを誘いやすいな~とか、おすすめしやすいな~という踊り子さんリストです。わかりやすく顔がきれいだったり、踊りがうまかったり、女性のファンが多かったり、あと個人的にすきな踊り子さんを挙げます。

 

まず、わたしがめちゃめちゃ推していて、6月頭で引退してしまう石原さゆみさん。
さゆみさんは体型がきれいで顔がかわいいのでとっつきやすいのはもちろん、選曲がよくて演目のエモみがすごいところがすきです。石原さゆみ像が本人のなかにありそうなところもとてもすき。語彙が死ぬので上手に魅力を伝えられる気がとてもしませんが、さゆみさんについては引退までにひと記事挙げたいなと思っています。

すきな演目はクリスマスのやつです。道劇の回る盆で見るクリスマスはさらなり。

 

次に、女性ファンが多いな~と思う踊り子さん。

ストリップについて、BLストリップ*10という言葉が思い浮かぶひともいるのではと思います。BLストリップに関わっている踊り子さんは、やっぱり女性ファンが多い印象です。

わたしはBLストリップを見たことはありませんが、BLストリップに関わっている踊り子さんは、美月春さんと京はるなさんを見たことがあって、どちらもすきな踊り子さんです。

美月春さんは、バブみがあって、おっぱいのかたちがきれいで、イマジネーションのある演目をされているところがすきです。

すきな演目は12月頭に見たネバーランドの演目ですが、まだ見たことのないけど噂に聞く演目がたくさんあるので、はやくまた見たいな〜と思ってます。

京はるなさんは、笑顔がとっても印象的な、あと女性客をわりとひいきしてくれる踊り子さんです*11

すきな演目は9月中に見たたぶんアンドロイドモチーフの演目で、京はるなさんの笑顔が物悲しくも思える、感情をちょう揺さぶられるやつですごくよかった…。

この二人の踊り子さんがいる劇場では、たいていわたし以外にも女性のお客さんがいたので、初見の女性向きかな〜と思います。

 

あと、わたしがこっそり「圧倒的美」とあがめている多岐川美帆さん。

多岐川さんはお顔も身体もわかりやすく美! というかんじで、基本無表情で踊るのもあいまって、めちゃめちゃなオーラをはなっている踊り子さんです。

かと思えばオープンショーでは表情豊かに振る舞われているので、そういうギャップもたのしめるかな、と思います。

 

踊りがうまくて表現力があって、惚れ惚れしてしまうのが望月きららさんと、真白希美さん。

望月きららさんは先日2周年を迎えられたばかりの若手の踊り子さんですが、そんなふうにはとても思えないくらい表現力があって、客あしらいが上手な踊り子さんです。

きららさんの、どんな世界もひっくり返してハッピーエンドにできそうな力を感じるところがすきです。

すきな演目は「雨に唄えば」的なやつと、去年の11月結に道劇で見たやつ…。どういうのだったか、ちょっと形容ができないのですが。

真白希美さんは、顔がきれいでスタイルが良くて踊りがうまくて圧倒的に華がある踊り子さん。芸能人を見た…! とはじめて見たとき思いました。

まだ峰不二子モチーフの演目しか見たことがないんですが、パワーと華をめちゃめちゃに感じたので絶対絶対また見たいです。

 

最後に、いちばん最近見たみおり舞さんがとってもとってもよかったので、おすすめさせてください。

ローザンヌ国際バレエコンテストでセミファイナリストになったこともあるバレエ歴24年の踊り子さんで、経験に裏打ちされたスキルと表現力がめちゃめちゃあります。

今週川崎ロック座にて出されていた「DREAMS COME TRUE」もとてもよかったのですが、バレエ好きとしてはいつか「ボレロ」を見てみたいのきもちでいっぱいです。

 

もっとすきな踊り子さん、すきな演目はたくさんあるんですが、あんまり書いてもあれなので、これくらいにしておきます。

またストリップについてもっと主観で話す記事も書きたいなと考えているので、そっちのほうで話したいです。

 

 

 

ここまでいろいろ書きましたが、まずは実際に見てほしい、の一心です。

やっぱりはじめは女性だけで突撃するのは不安だと思います。でも群れでいけば大丈夫だし、なんならわたしに声をかけてください。おすすめの香盤をピックアップして、予定を調整しますので…。

スタッフさんも、踊り子さんも、とっても優しいです。お客さんはいろんなひとがいますが、もしなにかあったら場所を変えたり、スタッフさんに相談してもいいと思います(とはいえ、わたしはそこまでの経験をしたことはありませんが)。

 

わたしは本アカウントではストリップの話をあんまりしないかもしれませんが、ブログではこういうふうに発信していけたらな〜と思っています。

インターネットにおおっぴらに書けないことを書くストリップ用アカウントもあるので、ちまちました具体的な感想とか劇場めもが見たいかたは、そっちをフォローしていただくといいかもしれないです(男性からのフォローを受け付けないのは劇場でアカウントと結びつけられることをあんまり望まないからです、すみません)。

 

この記事を読んだひとりでもおおくのひとが、劇場に足を運んでくれたらとってもうれしいです。

 

*1:浅草ロック座には129席もあるらしいですが、おそらく例外です

*2:もちろん例外もあって、たとえば愛媛県道後温泉にあるニュー道後ミュージックは17時開演です

*3:浅草ロック座のように、バックダンサーという概念のある劇場もあります

*4:香盤情報、いつもお世話になっています

*5:これについては派生がいろいろあるのでニュアンスで感じてください。わたしは4中とか4結とか書いたりもします

*6:まさご座

*7:サイトに書いていない割引料金が現地で適用されることもあります

*8:渋谷道頓堀劇場の近くにはテイクアウトできるからあげ居酒屋があります

*9:たとえば渋谷道頓堀劇場は暗転時かなりまっくらになります

*10:二人で組んで行なうチームショーの一種です。二人ともが男装のコスプレをして、ストーリー仕立てになっているので、BLストリップと言われているのではないかと思います…。

*11:ひいきの模様は過去の記事に書きましたが、毎回されてるわけではないと思うのでご注意ください。:http://merryberrymerry.hatenablog.com/entry/2016/09/21/215015

CHaCK-UPはE.T.L. extraでアナザーワールドを確立した

みなさんお元気ですか。

わたしは毎週ドルステという麻薬を打っていて、とても元気です。
 
いつもは公演が終わってから書こうとか、ある程度落ち着いたら書こうとか、考えるんですが、今回は公演が折り返す前にばばーんと書いてしまいます。
タイトルのわりにアナザーワールドをごりごり壊しながら進んでいくのでお気をつけください。あとネタバレもするので、まだ観ていない方もご注意ください。
 
そもそもCHaCK-UPとはなんぞ? アナザーワールドとはなんぞ? というひとには、前回のドルステ記事でアナザーワールド入門を書いているので、そちらをご参照いただければうれしいです。
でも前回記事ネガティヴであんまり気に入ってないので、途中まで読んだらアッパーなこっちの記事に戻ってきてくれたらも〜っとうれしいです。
 
さて、10/1から横浜のDMM VR THEATERではじまったCHaCK-UPのE.T.L. extraですが。
 
 
こちらの劇場は公式によると、
"DMM VR THEATER"は、最新鋭の映像表現「ホログラフィック」によるステージ演出ができる世界初の常設劇場です。まるでそこに浮かび上がっているかのような映像により驚きと迫力のあるステージを体験できます。

だそうで、3DCGを使うことによってそこにいる感のあるライブを作ることができます。

CHaCK-UP以外だと、最近は「テニスの王子様」の原作者であり、ハッピーメディアクリエイターの許斐剛先生がソロライブを行い、3DCGの跡部や手塚、リョーマなどのキャラクターと共演しました*1
 
今回のE.T.L. extraは、いる感のある映像を上映し、3DCG映像に客席から声援を送るバーチャルLIVEで、応援上映とライブの間のようなイベントです(というようにわたしは捉えています)。
 
そして、そのE.T.L. extraには、CUFとアンクラが、一部の日程にゲストとして来てくれています。彼らはトークをするでもなく、一曲踊るでもなく、客席にてわたしたちと一緒にアイドルを応援しています(とはいえ彼らはマイクを持って応援しているので、彼らの発言は遠くに座っていても聞くことができます)。
彼らは今まで、アナザーワールド(AW)準拠の世界ではアイドルを応援し、広めるための存在として、AWを取り払った世界ではアイドルを演じる役者として、ドルステに関わっていました。
つまり、今までは公演中ステージの上にいましたが、今回のライブではわたしたちと客席に座っています。
この3DCGのバーチャルライブであるE.T.L. extraと、一緒に応援してくれるCUF、アンクラの存在によって、AWが確立された、とわたしは感じました。
 
 
そもそも今まで、CUFやアンクラは、わたしたちと一緒にアイドルを応援する存在でありながら、彼らが舞台の上にいるかぎり、わたしたちは客席で応援している彼らを認識することができませんでした。AW設定をはずせば、CHaCK-UPとCUFはおなじ一人の人間なので、あたりまえのことです。
 
また、彼らはわたしたちと一緒にCHaCK-UPやアンプラネットを応援しているようで、まったくおなじものを見ていたわけではありませんでした。
たとえば、CHaCK-UPの初めての本公演、「CHaCK-UP*2」や、その後2015年1月に行われた「CHaCK-UP ねらわれた惑星*3」、今年2016年のGWに行われた「アンプラネット*4」がそのわかりやすい例です。
 
わたしたちが先ほど例にあげたような、一部が舞台で二部がアイドルライブの本公演を観るとき、CUFやアンクラは二部のアイドルライブのみを見ています。
ですので、CUFやアンクラはアイドルたちの正体がSOJ学園の生徒であるとは知りません。また、どういう経緯でCHaCK-UPやアンプラネットが結成されたのかも知りません。二部のアイドルライブにしばしば登場するSOJ学園生徒も、アイドルたちとは違う存在だと思っているふしがあります(そして、今回CHaCK-UPとしての彼らと、SOJ学園生徒としての彼らが同時にステージ上に存在する曲があります。これによって、アイドル≠SOJ学園生徒はむしろAWの設定のひとつに組み込まれた気さえします)*5
 
つまり、わたしたちとCUFやアンプラは、おなじCHaCK-UPやアンプラネットのライブを観に行っているようで、実は別のものを見ていたのです。
 
 
けれど、E.T.L. extraは、バーチャルライブです。ステージの上のアイドルたちは映像で、その場にいません。そしてそれによって、CUFやアンクラはわたしたちと一緒の客席でアイドルを応援することができるのです。わたしたちとCUF、アンクラは、今回初めておなじものを見ているのかもしれません。
 
今回のE.T.L. extraは、CHaCK-UP、アンプラネットと、CUF、アンクラ(そしてSOJ学園生徒)をおなじ場所へ別々に存在させることに成功しました。
現実とAWはより切り離された世界になり、AWはE.T.L. extraによって、より強固に確立されたと言っていいでしょう。
 
現実を見ないでいることはむずかしいです。でも、より夢想に近付くための装置を、今回CHaCK-UPの運営は作り出してくれました。CHaCK-UPとアンプラネットを全員揃えるための苦肉の索だったとしても、わたしはとても嬉しいし、AWを信じ続けていきたいと思うことができました。
 
 
いろいろごちゃごちゃと書きましたが、ライブ自体もやっぱりとてもいいです!
今回は映像なので、お着替えタイムが発生せず、テンポよくライブをすすめられるのが気持ちいいですね〜。
CUFとアンクラが応援に来ている回は、わたしはまだ1回しか見れていないのですが、ちょっと物足りなく思っていた曲と曲の間の暗転も彼らのおしゃべりで埋まってたのしいです。
 
ずっと見たい見たいと行っていた、ミナミ兄弟をはべらすジョーカーゲームが実現したのも…!
今回は映像にならないので、いつか映像化するライブでもぜひやってほしいです。よろしくお願いします。
ジョーカーゲーム、ドルステ客席恒例の振りコピ芸がかなり極まってる気がします(みんな光る棒を持たない手も使って踊ってるので…)。
脳内麻薬がばしゃばしゃ出ます…。
 
そして、初恋シチュエーションをもう一度スクールバージョンで、しかもSOJ学園生徒のミノルとヴィーちゃんにやってもらう演出を考えた人、天才だと思う…。途中でアイドルのドットくんとヴィーちゃんが合流することを考えた人も、天才だと思う…。
CHaCK-UPのときとSOJ学園生徒のときで、ふたりとも表情がちがって見えるのが芸が細かくて、そういうところめっちゃすきだよ…。
 
あとはSOJ学園生徒といえば、去年のドルフェスぶりにアルタイルが聞けたのも最高で最高です。
ほんとマルちゃんとポミィちゃんって少女まんがみたい…。ヒヤマの遅刻癖ひさしぶりに見れてあ〜変わってないんだな〜って思いました。
アルタイル軸にした本公演が見たい、来年の夏とかでいいから…アルタイル夏の大三角形だし…。
 
でも、なにより、アルタイルにおでかけ中だったマルちゃんとスリープモードだったミミタが合流して、ヘルプクールのポミィも残ったまま7人揃ってのCHaCK-UPが見られることがとってもうれしいです!
マルちゃんを応援しているCUFの中尾暢樹くんが今回ゲストとしても来られないみたいなのは残念ですが、今はしょうがないのかなとも思うので、気長に待ちたいです。
 
いろいろ不安に思うこともあります。でも、マルちゃんがライブの最後に「また遊ぼうね〜!」ってきらきらお目目で言ってくれるので、その一言で前向きになるよ…! と赤チャームは思います。
また遊ぼうね!!!!!
 
 
 
鉄を熱いうちに打つぞ! と思ってががががっと書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか!
なんかとりあえずばーん! とおっきいことを言ってみるのがすきなので、おっきいことを言いました。でも、また不安になることもたくさんあると思います。
そのときはマルちゃんの「また遊ぼうね〜!」を大事に胸に抱えて、またCHaCK-UPが揃う日を待っています。
 
明日はアンプラネットのDVDが届くので、とりあえずライブを見ながらサイリウムを振りたくる予定です。
今回アンプラちゃんの曲が1曲しかないのが地味に残念ですが、またアンプラちゃんも本公演ありますように!
 
それでは、ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

ストリップに行ったよ 3週目

こんにちは。

またまたストリップに行ってきたので、その話をします。今回は見てからすこしタイムラグがあいてしまった…。
毎回新しい発見があるし、またこの踊り子さんを見たときのために以前の感想に立ち返りたい、とつよく思ってしまうので、ストリップブログも3記事目となってしまいました。あとはあれかな、リアルタイムにpostできないので(ストリップ劇場は劇場内で携帯を出してはだめなので)、書きたいことが溜まって、ばーっと出してしまうというのもあるのかもしれないです。
 
今回も前回同様用語に関する解説はあまりしないかんじでいくので、もしこれってどういうこと? と思ったら、前回や前々回の記事を読んでいただくとわかるかもしれないです。
 
 
さて、今回行った劇場は、前回前々回で足を運んだ渋谷道頓堀劇場(以下道劇)から場所を変えて、新宿歌舞伎町にあるTSミュージック(以下TS)です。ロボットレストランとかの近くにあります。
 
道劇は女性割引があり、女性は1人2000円と異常に安いのですが、TSは女性割引がなく、一律5200円です。ただ、公式を見ていただければわかるとおり、クーポンが存在していたり、早朝(~12時までの入場)割引や、深夜(~22時半からの入場)割引があるので、そのあたりをうまく使えばもうすこしリーズナブルに入場できるのではないかと思います。
窓口でチケットを買い、受け付けの人に見せて入場する際、お目当ての踊り子さんを聞かれます。このシステム、道劇にはないんですよね…。
この踊り子さんを見に来た人がこれくらいいるよ! と劇場にアピールするには写真を買うしかないのかな、と思っていたので、入場時にお目当てを聞かれるのはとってもありがたいです。
 
また、道劇は盆*1がまわったり上がったりするのですが、TSは単純にT字型のステージでした。盆の先端にはポールがあって、踊り子さんたちはポールを使ったショーをしたり、オープンショーのときにポールを支えにして足を上げたりしていました。
盆の幅がそんなにひろいわけではなかったので、最前(というよりは盆沿い…?)の席に座ったお客さんたちが踊り子さんたちの動きにあわせてよけたりのけぞったりする動作が道劇よりたくさん見られて、おもしろかったです。
 
椅子が野球場とかドームとかの椅子に似ていて、一人一人のスペースが明確に区切られているため、お客さんも詰めて座っていた印象です。道劇はソファにうすく線がはいった電車の椅子(といっても電車の椅子とは生地がちがいますが)なので、パーソナルスペースを広く取りがちな気がします。
お手洗いが男女兼用で、まずドアを開けると男性用のお手洗いがあり、その奥のドアに洋式のお手洗いがある作りになっているので、女性が行くときはいったん劇場を出て歌舞伎町のてきとうなコンビニとかTOHOシネマとかのお手洗いを借りるのがいいかもしれません。
 
あと、前回の記事で音があまりよくないので耳栓が必要かも、と書きましたが、TSは道劇さんより音がよくて、5時間くらいいても耳がいたいな~と感じることはありませんでした。
 
 
 
今回の香盤は、こんなかんじでした。
 
1 五木麗菜 
2 天羽夏月 
3 美里麻衣 
4 雛形ひろ子 
5 六花ましろ 
6 きよ葉
 
わたしは五木麗菜さんのデジ中にはいって、天羽夏月さんから、次の回のきよ葉さんまで(つまり1.8回ぶんくらい)いました。前回記事で香盤を2周するのはつらいと書きましたが、書いたそばからほぼ2周してしまった…。
 
 
 
まず、今回いちばん印象に残ったのは、六花ましろさんです。
顔は柏木由紀さん寄りですが、ストリップ界の西野七瀬さんだ…! とめちゃめちゃな衝撃を受けました(このニュアンスがどれくらいのひとに通じるのかはかなり未知数ですが…)。
 
2回見たうちのどちらもおなじ演目でした。
チャイムと時計の針のカチコチ音とともに制服を着て登場する六花ましろさんは、まず制服のまま1曲踊ります。次に、一度はけて制服を脱ぐと、制服の下に来ていたチアの衣装でもう1曲。客席に微笑んだりにこっとしながら踊ります。
そして、椅子に座ったりしながら1曲。チアの衣装を脱ぎ、ブラジャーをはずして白いベビードールを着ます。下着が上下白、ベビードールも透け感のある白なんですが、六花ましろさんの透明感にとても似合っていてすごく素敵でした…。
ベッドは1.5曲です。0.5にあたる1曲目も西野七瀬さん感があってとてもよかったのですが、最後の曲がすごく強くて…。
サビフレーズにあわせてゆっくりと脚を上げ、ポーズを取る六花ましろさんを見ていると、あたたかくてやわらかい布でつつまれているようで、思わず涙腺がゆるみました。
ストリップを見ていると、わたしは基本的に日本語しかわからないのもあって、邦楽は言葉がすごく強くはいってきますが、さらにフレーズが強いとそのぶんがつんと殴られるなと感じます。言葉が強くはいってくるぶん、選曲がかなり大変なんだなとも思いますが…。
曲の終盤、客席に背を向けてゆっくり歩いていく六花ましろさんは、すこしずれて斜めになったベビードールをはおった背中からものすごいメッセージを発している気がして、あの日いちばん印象に残ったシーンかもしれません。
最後はいちばんはじめのチャイムと時計のカチコチ音とともに椅子に座り、首をかしげて微笑んで終わりです。一連のことは授業中のうたた寝なのか、物思いなのかわかりませんが、現実に揺り戻されるようなはっと感があります。
 
ベッドの時がかなり行間のある演技で、振り付けらしい振り付けは少ないと思うのですが、もの言いたげな視線とゆったりした動きにやられてしまいました…。ものすごく感情を揺さぶられました。
六花ましろさん、また見に行きたいです。
 
 
 
そして、今回のお目当てだったきよ葉さんも、とても素敵でした。
 
2つの演目を見ることができました。
1つめは白いおおきい羽根扇子を持って和装ではじまる演目、2つめはヘッドドレスをつけてスカートを持って走ったりぺろんとしたりする曲からはじまる演目です(語彙が足りてない…)。
きよ葉さんはすっきりした顔だちをされているので、派手な和装がとてもはえると思います。デザイア―とても似合ってました…。
2つめに見たほうはおそらくわたしが前回道劇で見たのとおなじ演目だったような…気がするんですが、ストリップはとにかく記憶の過ぎ去り方がすさまじいのでちょっとはっきりは言えません、すみません…。
きよ葉さんのことを調べているとベッドの演技に言及しているひとが多いように感じます。そしてきよ葉さんのベッドはほんとうにすごい、とわたしも思います。
 
2つともベッドではオナベ*2を見せてくださいましたが、性ファンタジーと現実の区別をある程度つけているつもりのわたしでも、境界がわからなくなってしまうくらい、きよ葉さんのオナベは真にせまったファンタジーです。
2つめの演目、ストリップデビューのときの道劇感想記事でも書きましたが、曲と曲の間にかすかに声が聞こえるのがほんっとすごいです、わかっていてもびくっとしてしまう…。
友人が「心に雄を飼っていないとあれはできない」と言っていたのが印象に残っているので、ここで引用させてください。
 
ステージの上ではものすごいオーラを放っているのに、いざデジになるとあっけらかんとした雰囲気でお客さんと話しているのが、不思議だ…と思いました。演目とデジ~オープンで見られる踊り子さんのギャップは、たぶんもうしばらく不思議に思い続けると思います。
 
きよ葉さんは9月結でしばらく休業されるそうですが、踊り子さんの休業と引退ってどれくらいニュアンスに差があるものなんでしょうか…?無期限活動休止が実質的な解散になる話はばんぎゃる界隈だとよく聞きますが、ストリップ界の休業が言葉どおりの休業で、きよ葉さんのことをまた見られたらいいな、と思っています。
 
 
 
ところで、劇場によってどのくらい香盤に特色があるのかはまだ初心者なのでわかりませんが、9月結のTSは踊りのすごい踊り子さんが多かった…!
 
なかでもずばーんとやられてしまったのが、天羽夏月さんのダンスです。
1つめの演目が懐メロ多めな邦楽で構成された演目だったのですが、今まで見た踊り子さんで踊りがいちばん好き…! と思いました。けなしてるわけじゃないのでさらっと読んでほしいんですが、ダンススキルがあっても曲がうまく組み合わさってないな~と思う踊り子をしばしば見ていたので、天羽夏月さんのばちっとしたはまりぐあいは見ていてかなり気持ちよかったです。
お客さんとのやりとりにも慣れている様子で、かぶっていたぼうしをお客さんにかぶせて踊るところとか、あったかくていいな~と思って見ていました。
ベッドでも、サビにあわせてゆったりとポーズが取られていくのが感動的で、すこし涙腺がゆるみました…。曲にあわせてばしっとポーズが決まっていくのを見るのもすきですが、余裕のある雰囲気でゆっくりポーズが決まるのを見ているのがとてもすきなんだと思います…。
ゆっくりとした動きにはバブみが産まれます。
 
また、2つめの演目は盆の先にあるポールと、フープをカナビラで天井にかけて使うものでした。エアリアルをする踊り子さんがいるとか、そういった身体能力や技術のすごいストリップの話は聞いたことがありました。でも、そういう演目を見るのははじめてで、とっても楽しかったし、衝撃でした。
まず、演目前にポールを拭きに来た天羽夏月さんが「首もげちゃうから顔近づけないでね」と最前のお客さんにいたずらっぽく言っていたときからわくわくしていましたし、演目がはじまってからも驚きの連続でした。
ポールを使う演目と聞いて、みなさんはどんな踊りを思い浮かべますか?
天羽夏月さんの演目は、「首もげちゃうから」という言葉がとても冗談ではないくらい激しいものでした。ヒールを履いた脚がぐるぐるまわるのを、最前のお客さんが首をのけぞらせるのを、見ながらわたしは自分の口があいているのを感じていました。
また、フラフープを使うパートもすごかった…! フラフープは靴を脱いでの演技でしたが、ものすごいはやさでぐるぐるまわっている天羽夏月さんを見ながらめちゃめちゃ拍手するしかなかったです。
全編通して身につけていた、滑り止めの手袋もその演目のガチさみたいなものを物語っていて、すごい…すごかったです。
ひとつめの演目を見たときに、この踊り子さんは踊りがうまい…! と感じたのに確信の持てるすごさでした。
わたしのなかのスキル厨の血が騒ぐ踊り子さんです。バブみもすごいのでめちゃめちゃにオギャってしまいそうにもなります。
 
 
 
また、天羽夏月さんとはまたすこしちがうベクトルですごさを感じたのが雛形ひろ子さんです。
雛形ひろ子さんの演目を、今回わたしはふたつ見ましたが、とくにすきだったのはひとつめの演目です。
わたしは踊りながらこちらに視線を投げかけてくれる踊り子さんがすきだなというふうに思っていたのですが、ひとつめの演目で、雛形ひろ子さんはほとんど客席を見ていないように感じました。
それなのに、めちゃめちゃなオーラが身体からばしばし発せられていて、圧倒されてしまうし、視線がひきよせられてしまうんです。ショービジネスだ…! とつよく感じました。
雛形ひろ子さんはわりとふくよかな体験で、おっぱいもとってもある踊り子さんです。たぶんご本人もそれをわかってか、ひとつめの演目でもふたつめの演目でも、2曲目にはデコルテがたゆんたゆんする衣装を着てらっしゃいました。わたしの視線は釘付けでした…。
おっぱいのパワーはすごい、すごいんです。
ふたつめの演目は、お客さんに衣装のリボンをといてもらったり、客席と絡みのある演目でした。ふだんはそういう演目のほうがどきどきするんですが、雛形ひろ子さんに限っては目のあわない演目でまぶしさを感じていたいかな、と思ってしまいました。
 
 
踊りがうまいという点では、五木麗菜さんもブレイクダンスっぽい振り付けがあって、めちゃめちゃびっくりしたしすごい…! となりましたが、五木麗菜さんだけ1回しか見られてないこともあって、記憶がかなりあいまいです…すみません…。
 
 
ちなみに、顔がいちばんかわいいなと感じたのは、この日の香盤では美里麻衣さんでした。
ミニーちゃんみたいな衣装(語彙がないのでぜんぜんちがうイメージでつくられてるなら申し訳ないです…)で、客席を指差しながら踊るの、ちょうキュートだった…。
でもなんていうか、彼女のなかでやりたいことと、やらないといけないことが、ごちゃごちゃになってうまくいっていないのかも…? という印象を受けました。
ウ〜ン…うまく言えないですが。
 
 
 
そういえば、TSのフィナーレは客席降りなしでした。
道劇さんの握手ありフィナーレは一瞬であたまが爆発するので、ないほうがいいのかもしれない…。
 
 
 
と、そんなかんじのストリップ3回目でした。
毎回いろんなことが新鮮に感じるのでとてもたのしい…これは新規ハイ…。
 
今回は、六花ましろさんの演目がほんとうにすごくよくって、今までストリップで見た演目のなかではいちばんすきかも…!? とすら思っているのでとってもまた見たいです…。
使われた曲調べて何曲かiTunesで買ったくらい思い出してるし好きです。
 
毎回思うのですが、ストリップ劇場では記憶のなくなりかたがすごいです。
情報量が異常に多く感じるのか、見たそばから忘れていくので、それもあってまた見たい、と思うのかもしれません…。
ストリップ、また行きます。
 
それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました!
 
 

*1:客席側に張り出したステージです。ベッドはここで行われることが多い気がします

*2:オナニーをするベッドはこう書くと美月春さんのうすいほんで学んだので使います

プレゼント◆5の無期限活動休止発表によせて

こんにちは。

久しぶりのETLがはじまります。映像でもなんでも、CHaCK-UPが全員そろって踊っているのを見られるのはとってもうれしいしありがたいです。

それにともない、ドルステまわりのあれこれのアウトプットをこのブログでもきちんとまとめておきたいなと思った…のですが、新しい沼に裸足でかけていって見事にはまったりしていたのでとりあえずこれだけは、というものだけあげておきます。

 

さて。去年の10月、O-EASTで行われた「みんなで! ドルフェス2015」にて、プレゼント◆5から「別々の道を歩んでいくことに決めました」という発表がありました。

解散という言葉はいちども使われませんでしたが、これは事実上の解散発表である、とわたしはとらえています。

 

去年の1月、世界に感謝する気持ちでサザンシアターから出てきたわたしと、ドルフェス2015以降のわたしは、意見を変えざるをえなくなってしまいました。ドルステについて、あれから増えた知識をおりまぜながら、いつかまたプレゼント◆5に「待ってたー!」という日のために、いろいろと気持ちをまとめてみたいと考えています。

 

※注意※

このブログを書いているひとは赤リボン*1を名乗ってはいますが、プレゼント◆5の公演はすべてDVDでしか見ておらず、彼らが揃っているのを生で見たのは2014年のネルフェスと今回のドルフェスになります。

前回のドルステ記事を読んでくださっている方はわかるとおり、わたしはCHaCK-UPからドルステにはいった人間です。そのため、リボンから見たプレゼント◆5解散記事というよりは、チャーム*2から見たプレゼント◆5解散記事、といったような内容になっていると思います。

また、今回の記事もプレゼント◆5まわりのお約束をぶちこわしながら進んでいきます。設定を守ることを重視される方にはあわない内容かもしれません。

最後に、前回のドルステ関連記事と内容の重複があると思います。前回の記事を読んでくださっている方は、適度に読み飛ばすことをおすすめします。

 

前回の記事はこちら↓ 

merryberrymerry.hatenablog.com

 

 

1 もういちどドルステ入門

まず、今回話題にするプレゼント◆5(以下プレ5)は、テニミュなどを手がけるネルケプランニングによって制作されている、アイドルステージシリーズの第二弾*3です。

また、プレ5に続くアイドルステージシリーズの第三弾として上演されているのがCHaCK-UP、第四弾が今年の春に上演されたアンプラネットです。

 

アイドルステージシリーズ(以下ドルステ)とは、アイドルを題材にした舞台やライブです*4。ここで描かれるアイドルは、それを演じる役者とステージ上の存在(アイドル)は別人で、実在するアイドルである、と認識されているのがその特徴です。

 

たとえば、プレ5のリーダーである、赤担当のヤマトを例に挙げると、その認識のしかたはこのようにあらわされます。

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この図における①は、わたしたちが応援するアイドルです。ヤマト、という芸名でアイドル活動をしている男性です。②は、①のヤマトとかぎりなくグラデーションですが、アイドル活動をしていないときの、本名のヤマトです。そして③が、ヤマトと、大和京介を演じる俳優、佐藤流司さんです。

わたしたちは、ドルステにおける認識から離れると、①②③が同一人物であるということを知っています。けれど、ドルステの世界(これをアナザーワールド、AW*5と呼びます)の設定を前提とするとき、①②と③は別の人である、と考えます。

また、アナザーワールドにおいて、①②のヤマト(便宜上①も②もヤマトと呼びます)と③の流司くんはお友達である、という設定も用意されています。これをお友達設定と呼びます。そのため、ヤマトはプレ5の公演中、自身のSNSで「当日券でヤマトくんを応援してきます!」という旨のpostをしていました。このように、俳優自身のSNSでもお友達設定は徹底されているのです。

 

また、この三重構造のひとつひとつを、よりはっきりと区別しているのがドルステ第三弾のCHaCK-UPと、第四弾のアンプラネットです。

たとえばわたしの推しメン、CHaCK-UP赤担当の火星人☆マルを例に挙げるとこのようにあらわされます。

f:id:merryberrymerry:20151219153255p:plain

この図における①は、わたしたちの応援するアイドルです。CHaCK-UPという惑星アイドルのメンバーで、火星人です。

②は、火星人☆マルを演じる学生です。CHaCK-UPのメンバーは、全員宇宙人という設定ですが、過去に上演された舞台などであきらかにされているとおり、実際はSOJ学院という高校の生徒によって作られたアイドルであり、宇宙人ではありません。そして、公式ブログなどを見ていただければわかるとおり、学生としての彼らはCHaCK-UPとは切り離されて紹介されているのです*6。見ているわたしたちはもちろん知っていますが、公式設定においては、①と②も別人です。

そして③は、マルと火山武を演じる俳優、中尾暢樹さんです。CHaCK-UPでは俳優側にも設定をつけています。アナザーワールドにおいて、CHaCK-UPを演じている俳優は、CUF(シーユーエフ、CHaCK-UP Friends)という、有志で結成されたユニットである、と説明されています*7

また、アンプラネットにおいては、このアイドルグループがCHaCK-UPと同様SOJ学院の生徒によって作られたグループであるために、①②はほとんど変わりません。

アンプラネットの③にあたる部分は、アンプラネット調査倶楽部、略してアンクラと呼ばれています。こちらも有志で結成されたクラブである、とされています*8

ちなみに、CHaCK-UPを応援するCUFも、①のCHaCK-UPと②のSOJ学院の生徒は別人だと考えているようです*9。今後アンクラのメンバーも、そのような設定でブログやTwitterを更新することがあるのではないかと思います。

このように、CHaCK-UPとアンプラネットのアナザーワールド設定では、①②③すべての所属に名前がついています。

つまり、惑星アイドルとしての存在①と、学生である②、そして俳優の③、すべてに設定が付与されているのがCHaCK-UP、アンプラネットなのです。

こういったアナザーワールド設定について、プレ5の公式ブログには「大人の”ごっこ遊び”を、出演者の皆様と共にお楽しみいただけれますと幸いです。」と書かれています*10

このように、公式側から提供されている設定、アナザーワールドのなかで楽しくアイドルを応援できるのがドルステであり、プレ5やCHaCK-UPなのです。

 

 

アナザーワールドはなにを可能にするのか 

1で述べたように、ドルステにおいてアイドルを演じる役者は存在しません。プレ5においては元バンドマンの5人が、CHaCK-UPにおいては高校生くらいの男の子たち*11が、アイドルになってがんばるお話です*12

このような設定を用いることで、アナザーワールドはわたしたちにとって楽しく、過ごしやすい世界になっている、とわたしは考えています。

わたしがそう考える理由は3つあります。

 

1つめは、内緒話の楽しさです。

プレ5のリーダーであるヤマトくんを演じる佐藤流司さんは、俳優です。プレ5の公演以外にも、最近では刀剣乱舞のミュージカルやNARUTOの舞台などで、さまざまな場所に露出しています。SNSなどで佐藤流司さんの話をするとき、とくに説明せずとも佐藤流司さんの顔や、今まで出演していた舞台などが思い浮かぶ人は、たくさんいると思います。

けれど、ヤマトくんの話をするとき、ヤマトくんのことを知っている人は減ります。ヤマトくんはたしかにアイドルとして活動していますが、普段はプレ5やCHaCK-UPなどのドルステの世界にしか露出しないからです。

役者の名前を出さず、アイドルの名前で話すことが徹底された世界で会話をする楽しさは、内緒話をする楽しさに通じるものがあると考えています。

また、このようなやや閉じられた世界で活動するアイドルを応援するわたしたちは、自然発生的なノリやコールを共有し、おおくのひとがサイリウムで振りコピをします。たくさんのひとに来てほしいと思う一方で、きちんとした説明や予習がないと、誘った相手はとまどってしまうかもしれない、とわたしは考えています。

テニミュに誘うときは「なーんにも知らなくても大丈夫!」と断言するわたしは、CHaCK-UPにひとを誘うとき、どう説明してから連れて行くべきなのか? まずはなにか観てもらわないと…、とすこし考えてしまうのです。

けれど、そのすこし高いかもしれないハードルを乗り越えることができれば、ドルステは絶対に楽しいところです。考えずともサイリウムを持つ手が動き、メンバーの名前を呼び、コールを叫ぶことができたとき。きっとあなたはアナザーワールドを見ています*13

 

2つめは、バクステを覗き見る楽しさです。

これについては、前回のドルステ記事を読んでくださったかたはすでにご存知かと思います。

バックステージ(以下バクステ)とは、舞台やライブ、コンサートの、舞台裏を指します。特典映像などで観たことがあるかたも多いかと思いますが、練習風景やリハーサル、袖での様子などです。

ドルステでは、一部でお芝居、二部でアイドルのライブをする公演(わたしは勝手に本公演と呼んでいます)と、ライブのみをしたりファンミーティングを行ったりするイベントが上演されています。

そして本公演では、一部のお芝居でそのライブにいたるまでの経緯を演じられることがほとんどです*14

本公演における一部のお芝居は、バクステとしての機能を持っている、とわたしは考えています。

わたしたちは、ライブを見るだけでは得られなかった情報をバクステで得ることができます。たとえばライブではきらきらかわいいいたずらっこで末っ子気質なエースのマルちゃんですが、一部を見るとそんなマルを演じる火山は遅刻癖のある脳筋気味の熱血少年である、ということがわかります。

また、バクステを知ったうえでアイドルを見ることで、バクステにおける彼らと、アイドルとしてステージの上に立っている彼らとのギャップを楽しむこともできます。

以前CHaCK-UPのライブ帰りに、わたしの近くを歩いていたファンの方が、「キミちゃん*15は、あの性格なのにキャップ*16をがんばっていてほんとうにえらい… *17」という話をしていたのがとても印象に残っています。

わたしたちはただのファンでありながら、彼らの素を知っています。そして、彼らは実際には存在しないため、ほとんどすべての情報が舞台の上で明かされます。したがって、アイドルや彼ら自身について知ろうとするとき、新たにアクセスするブログは公式で用意されたものだけですみますし、いくつものアカウントをTwitterでフォローする必要もありません。

バクステとステージを舞台上で見せることで、わたしたちはアイドルを楽しむだけでなく、アイドルを演じる学生としての彼らをも楽しむことができるのです。

 

3つめは、現実を隠すことができることです。

アナザーワールドは、劇中世界においては現実ですが、わたしたちがふだん生活したりアイドルや俳優を応援したりする現実とはすこしちがう世界です。わたしたちは、ドルステ作品を見たり、アナザーワールドにのっとって話をするとき、アナザーワールドを現実として考えますが、それでも当然、アナザーワールドが現実でないことはわかっています。

ドルステのアイドルは、フィクションのアイドルです。

だから、それらしい説明で大人の事情をおおいかくすことができます。

これが前回の記事で、わたしが話したかったことですね。当時、水星人☆ミミタを演じる本田礼生さんが他の舞台に出るために長期離脱することが決まっていました。それを「CHaCK-UP ねらわれた惑星」は、それらしい言葉でおおって、アナザーワールドを信じてさえいれば安心してミミタの帰還を待てるように設定を整えてくれたのです。

だから、ドルステの舞台の上のことを信じていれば、このうえなく安全で安心でいられる、と当時のわたしは思っていました。

 

 

3 プレゼント◆5の無期限活動休止発表を受けて

ドルフェスであの発表を聞いたときのフロアの空気を、わたしは今でも鮮明に思い出すことができます。

あのときわたしは、「プレゼント◆5はそれぞれ別の道を歩んで行くことになりました。」「ちょっとずつ違う方向を向いていたみたいで…。」というヤマトくんの言葉*18がとてもショックでした。

終わるなら、終わるにしても、最後までプレ5はバラバラになってほしくなかった。バラバラでがちゃがちゃしているところがプレ5の魅力なのかもしれませんが、それにしたって、もっと別の言葉があったんじゃないかな、と。

それに、こんなイベントなんかの発表じゃなくて、バラバラならバラバラで、きちんと活動休止までのお話を本公演でやってほしかった、とも。

おそらく活動休止の原因は、1で述べた三重構造の③である役者としての彼らが忙しくなってしまったことです。だから活動休止の発表も、ああいうかたちになってしまったんだと思っています。

 

そして、リボンである前にチャームであるわたしは、CHaCK-UPも、CUFがもっと忙しくなったとき、こういう結末を迎えることがあるかもしれない、と気付いてしまいました。

CHaCK-UPを応援し続けたいわたしは、CUFの活躍を考えたとき、脚をひっぱる存在になっているのかもしれません。

あの日、「アナザーワールド見せてあげるから」と歌ってくれていたプレ5がわたしたちに見せたのは、アナザーワールドではなく現実でした。

アナザーワールドは現実に勝てる! と思っていた2015年1月のわたしは、現実がアナザーワールドよりずっと強かったことに気付いて、あっけなく倒されました。

あのときの敗北感は、今もどこかでわたしに付きまとっていますし、ETLに向かう電車のなかで、わたしは今もとても不安です。

 

あれから1年経って、プレ5を応援していた彼らにも、CUFにも、いろいろ動きがありました。

わたしが今CHaCK-UPに望んでいることは現状維持です。

いつものライブを見て、マルちゃんいた…! とか、脳が溶ける…とか、雑な感想をTwitterに連投できるといいなと思いながらこの記事を終わります。

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

*1:リボンとは、プレゼント◆5のファンの名称です。つまり赤リボンは、赤担当ヤマトくん推しのプレゼント◆5ファンのことを指します。

*2:CHaCK-UPのファンの名称です

*3:第一弾は「少年ハリウッド」という作品ですが、わたしはこの作品についてほとんどなにも知りません…。いろいろ教えてくださる方を常に募集しています。

*4:ネルケプランニングの公式サイトを見ていると、舞台やライブをふくむアイドルの活動をアイドルステージシリーズ、と呼んでいるようにも思います。

*5:この言葉はプレ5の曲である「空に落ちる」の「アナザーワールド見せてあげるから」というフレーズから取られていると思っています。:空に落ちる idol ver. -プレゼント◆5 - YouTube 

*6:たとえばこんなかんじです。:SOJ学院代表の皆様です。

*7:CUFについてのブログがこちら:CUFの皆さんを更にご紹介致します!

*8:アンクラについてはキャストの公式Twitterで紹介されましたが、CUF紹介記事のようなまとまったソースは存在なかったと思います…。たとえばセシィくんを応援している井阪郁巳さんのpostがこちら。: https://twitter.com/isaka193mzjunon/status/716236083504091136 

https://twitter.com/isaka193mzjunon/status/716237304570851328

*9:たとえば、①土星人☆ドットを応援する③崎山つばささんは2014年のネルフェスで②土岐原穣と初めて会い、②土岐原穣と①土星人☆ドットの話をしています。

土岐原穣という人|崎山つばさオフィシャルブログ「TSUBASAlon」Powered by Ameba 

*10:http://yaplog.jp/present_5/archive/322

*11:CHaCK-UP発足時は全員高校生でしたが、現在は発足時に1年生だったヒヤマ以外は高校を卒業しています

*12:アンプラネットについては、事情が混みいっているのでここでは割愛します

*13:以前ライブに来てくれた友人が、このようなドルステの雰囲気を「設定が盛られてて内輪ノリの激しいドマイナーのV系みたい」と表現しました。わかるひとにしかわからないと思いますが、的確でおもしろかったので書いておきます。けなしてません。

*14:今年の1月に上演されたCHaCK-UP本公演は一部もアイドルとして演じられるミュージカルですが、今回は触れません。

*15:CHaCK-UPのキャプテン、天皇星人☆レイを演じる雨宮王成

*16:レイの愛称です

*17:彼はSOJ学院の落ちこぼれで、ふだんは気品のかけらもありませんが、キャップは気品あふれるパフォーマンスをします

*18:http://yaplog.jp/present_5/archive/591

ストリップに行ったよ 2週目

こんばんは。

先日ストリップにはじめて行ったよ記事を更新しましたが、また行ってきたので、今回も記事にしようと思います。
と、言うのも、今回の目的が前回記事でもすこし言及した、友達の友達である美月春さんであり、彼女はいわばわたしがストリップに行こうと思ったきっかけでもあるからなのです。
 
前回の記事はこちら↓

merryberrymerry.hatenablog.com

今回はあんまり用語に解説なくずんずん進むので、これってなんだっけ? と思ったときは前の記事を読んでもらうといいかんじだと思います…。 

 

ちなみに、前回の記事を書いてから、幾度となく香盤のまとめてあるサイト*1をのぞき、レポを検索し、行く機会を伺っていたのだけど、9月頭はどこに行くこともなく9月中に二回目の観劇となったのでした*2
 
 
さて、わたしが今回足を運んだのも前回とおなじ、渋谷道頓堀劇場(道劇)です。
 
今週の香盤はこんなかんじ。
 
1 水島藍
2 葉月凛
3 愛野いづみ
4 京はるな
5 美月春
6 北川れん
7 フィナーレ
 
わたしがはいったとき、ちょうど葉月凛さんの演目が終わったところで、葉月凛さんのデジから、ぐるっと一周して次の回の葉月凛さんのオープンショーまで見て帰りました。
 
 
今回わたしが一番印象に残っているのは、京はるなさんの演目です。
 
Twitterスチームパンクストリップなんて言われてて、どんなかなーとわくわくしていたのだけど、まず衣装がめちゃめちゃ凝っていてすごい。
歌詞にあわせてハートが壊れてしまったり、手首からコードがびーっと出たりするのだけど、雰囲気はロボロボみたいなかんじ(これは伝わるひとにしか伝えられない…)。
ニカッと笑うときはヴィーちゃん*3みたいな笑顔で、笑顔を知らない真似っこの笑顔なのかなと思うんだけど(でもそれもかわいい)、いちどだけふわっと笑うときがあって、とってもかわいくて…。
言語化はできないんだけど、がんがん感情を揺さぶられて、半泣きになっていました。
 
ベッドでオナニー見せるの、たぶんぱっと聞くととても俗っぽい行為のように感じるんじゃないかと思うんだけど、でもむしろ荘厳や清廉という言葉のほうがしっくり来てしまうふしぎ…。そのすきまに時折のぞく生々しさにハッとなったりビクッとなったりしています。
 
デジ後に客席を乗り越えてチラシを渡しに来てくださったのもヒャンとなった…(女性をひいきしてくださってるそうで、男性は写真を撮らないとチラシをもらえないシステムです)。
 
あと、オープンショーのときにふたたび客席を乗り越えてきて、ハグしてくださって…。女性に産まれてこんなに得したことってたぶんないと思う(ハグも女性限定でした)。
ふつうの友達でもまずこんなに接近しないんじゃないかってくらい近くにきた京はるなさんはすこし汗のにおいがして、人間なんだなぁと思いました。人間…。
若手俳優が出てくる舞台で客席を駆け抜ける彼らはたいてい無臭か、柔軟剤とか香水とかのいいにおいがふわっとして、人間じゃないなぁと思うんだけど、ストリップ劇場にいる踊り子さんは人間だった。
とにかく女性はちょうひいきしてもらえるので(たぶんハグとかは劇場やその日の進行やその他状況によると思うのであれだけど)、京はるなさんのいる香盤目掛けて行くっていうのもストリップデビューとしてありなんじゃないかと思います。
 
 
もちろん、目的だった美月春さんもすてきだった! 彼女はこの週が3周年にあたるそうで、その記念の作品だったんだけど、バブみがすごい…。
巫女さんみたいなかんじの衣装で、やわらかで、やさしくて、圧倒的な抱擁力…。
わたしはお花の透かし模様がはいった羽織りみたいな衣装がとてもすきだったのだけど、こちらに背中を向けて金色の光を浴びる美月春さんはめちゃめちゃ神々しくてずっと見ていたかったです。
美月春さんにかぎらず、こちらに背中を向けてライトを浴びる踊り子さん、死ぬほどうつくしいです。
 
あと、美月春さんはおっぱいのかたちがとってもきれいです。
踊り子さん、おっぱいそんなにおおきくないひとのほうがおおいのかな? と2回見て思ったのだけど(べつに巨乳派ではないのでだからどうということはないんですが)、美月春さんはそのなかでも比較的おおきめで、かたちがちょ〜〜〜きれいなんです…。
あんなにきれいなおっぱいはじめて生で見ました…。
 
そして、ご本人がTwitterで告知されてたうすいほん(エッセイ本)も購入できました! ワーイ。すでに何度か読んでいますがおもしろいです。エッセイだいすきなので機会があればもっと読みたい…。
前回のブログで次は写真を撮りたい、と書いていたのも、うすいほんとともに達成しました。が、写真を撮るイマジネーションが足りていないので、どう撮ったら美月春さんがきれいに映るのかぜんぜんわからなかった…。
受け取りの作法がわからなくて、サインを書いてもらえる方法を指定できなかったのも残念だったので、またリベンジしたい気持ちもあります…*4。ウーン。
でも、やっぱりきれいに切り取られたステージ写真を買うのがわたしにはいちばん向いているのかもと思いました。
 
うすいほんと写真を購入したわたしは、美月春さんにぎゅっと手を握っていただけたのだけど、美月春さんの手はすごくあったかくて、やさしくて、好きに拍車がかかってしまったのでした。
 
 
あと、前回申し訳ないながらに言及しないまま記事を更新してしまった北川れんさんが、今回はめちゃめちゃよかった! 前回なんでスルーしてしまったんだろう…、と思ったし、演目によって踊り子さんの印象っていくらでも変わるんだなと感じた…。奥が深い!
 
黒猫の耳としっぽがついた衣装で、かろやかにいたずらっぽく踊るのだけど、空気の盛り上げ方がとても上手だった。お客さんいじりもたぶん臨機応変で、にこにこしながら自然に空気があったまっていくかんじ。
表情もすごく自然で、ほんとうにかわいかった…。ポラのときはもう猫衣装じゃなかったけど、にゃんにゃんポーズ頼んでるお客さんちらほらいたしよい演目なんじゃないかな、と勝手に思いました。
もともとのお顔がちょっとつり目なのも猫っぽくてとってもいい…。
 
オープショーで手を振ってもらえたのもうれしかった! にこにこした。またいろんな演目で見てみたいです。
 
 
そして、前回はフィナーレ飛ばしの構成だったのだけど、今回はじめてフィナーレを見ることができました!
 
はっぴを着た踊り子さんたちがずらっとステージに揃うのは、ずっとひとりずつ出るのを見ているのでそれだけでパワーがあってなんだかすごい…。
そして、にこにこしながら手拍子していたら、踊り子さんが順番にステージから降りてきて、めっちゃ握手してくれるからびっくりした…(この握手は男女問わず握手です!)。
客降りの接触ってわりと流れるような接触のことが舞台では多いですが、目を見て握手したらもうコミュニケーションがはじまっているよね…。すごい…。
 
わたしは女性料金ではいっているからなおさら、ストリップってコスパ良すぎなのでは…!? と思ってしまったのでした。
 
 
愛野いづみさん、水島藍さん、葉月凛さんについては申し訳ないのですが、今回は覚え書き程度にざっくり感想とさせてください…。
道劇を出て渋谷の大通りに戻った瞬間記憶がぼろぼろとあいまいになっていくことに気付いたので、覚えておきたいし、メモ取りながら見るべきなのかもしれないです。
 
愛野いづみさんはアンニュイな表情の高身長美人でした。たぶん洋楽? けっこうごりごりした、前回ストリップ劇場では聞いていなかったタイプの音楽をかけていたので新鮮でした。すらっとした迫力のあるひとなので、黒いシュッとした衣装とか、ヒールとか、椅子をつかった演出が似合うなと思いました。
 
水島藍さんは、ボブのきれいでかわいいかんじのお姉さんでした。フィナーレで出てきたときに(わたしはフィナーレ時水島藍さん未見だったので)、ウワッこのお姉さんかわいい! と思ったのだけど、演目はけっこうシックなかんじでした。ダンススキル高いのかな? と思う。
お客さんにリボンをといてもらったり、手袋をひっぱって脱がせてもらったりしてて、ヒャワ…となりました。コートにボストンバッグ、帽子という今にも旅に出そうないでたちに、わたしは枯葉のステーションのことを思い出しました。でもたぶん巡業する踊り子さんなんだと思います。
 
葉月凛さんはフリルとかいろいろついた衣装で、魔女の演目。朗読まじりの曲が続いてサンホラみたい〜と思いました(知識のないひとの感想です)。かなりストーリーのしっかりした演目だったと思います。 ベッドのラストかな? でつよめの洋楽がかかったのも印象に残っています。
たぶん葉月凛さんはもうひとつの演目のほうがわたしはすきな気がするので、もう30分はやく行っていたらなと思う…。
写真を撮ってもらったあとの握手で、ありがと! と言いながら自分の胸にお客さんの手をぎゅっとひいていたので思わず生唾飲んだよね…。笑顔のかんじが友人に似ていて、そういう意味でもどきどきしました。
 
 
そんなかんじのストリップ二回目でした。
 
次の回またはフィナーレでもらうのが一般的な写真のシステムや、1日にふたつの演目をされている踊り子さんが多いこともあって、2まわしぶん見るのがいちばん楽しめるのかなぁと今回あらためて思いました。
が、それだとおやすみの日にがっつり観劇にかぎられてしまうので、なんだかんだあれこれのあいまになりがちなわたしは1まわしになっちゃうのかなぁとか。
 
今回はBLストリップもされてる京はるなさんと美月春さんのいる香盤ということもあって、女性のお客さんが前回よりも多かったです。
道劇の受付のおじさんにも、「応援*5に来たの?」と言われました。笑
わたしはコスプレに興味あるほうではないので、BLストリップを目指して行くかはわからないけど、チームショー*6にはめちゃめちゃ興味があるので、その流れで行くかもしれない…。
 
新規ハイだ〜! となりながらおなじトピックで2つも記事書くのはたぶんはじめてだと思うのだけど、ストリップは今までのどの娯楽よりも瞬間でその場のものだなと思う…。
写真を撮らせてもらう時間はあるし、ステージ写真も売られているけど、写真にうつっていない瞬間のほうがもちろん多いし、1週で2つの演目をされている踊り子さんだと、写真になっていない演目もある。
北川れんさんのように、演目によってがらっと印象が変わる踊り子さんもたぶんほかにもたくさんいるんだと思う。
だから、自分の見たものを自分なりに残しておきたいって強く感じました。
あのときあれ見たな〜っていうのをきちんとログとして立ち返れるようにしておきたい…。
もちろん冒頭に書いたように、美月春さんのことを書いておきたい! と思ったのもほんとうだけど、たぶんどんどん感じかたの変わっていく踊り子さんを前にして、自分の気持ちを残しておきたい、と思っているのもほんとうです。
 
ストリップ、奥が深い…。
 
 
まだまだいろいろ見てみたい踊り子さんや、また見たい踊り子さんがいるので、また行きます。
気になってるひとも、たぶんこわくないので、ぜひ行ってみてください!
 
ちなみに、渋谷道頓堀劇場、女性トイレあるし、受付のおじさん優しいし、女性料金びっくりするほど安いし(2000円)、かなりすきな劇場になってしまったけれど、音響はあまりよくないので気になるひとは耳せん持っていったほうがいいかもしれないです(耳せんの件、前回書こうと思って書き忘れていた…)。
 
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
 

*1:香盤情報

*2:ストリップでは1ヶ月を10日ごとに区切って香盤を変える、という話を前回しましたが、その区切りを頭・中・結とするそうです

*3:CHaCK-UPというアイドルの黄色担当の男の子です、とてもかわいい、京はるなさん十四松推しだというのとてもわかる

*4:フィナーレのときか、次回の踊り子さんのデジのときを指定するとサインやメッセージを書いてもらえるみたいですが、わたしはフィナーレ返しのシステムをしらなくて受付に返してもらったため、素の写真のみになってしまったのでした…

*5:たぶんストリップの応援観劇のことです。

*6:二人一組でするストリップです。

はじめてストリップに行ったら夢に見るくらいすごかった話

こんばんは、あわあわです。

はじめてストリップに行ったら夢に出るくらいすごかったので、ブログにまとめることにしました。
 
 
もともと好きなAV女優がいたり、レズビアン向け風俗に興味があったり、SMバーに行ってみたかったり、性風俗産業にたいする興味はいろいろとありました。
そんななかで、ストリップ劇場に足を運んでいる方のレポまんが*1が流れてきたり、友人の書いた彼女の友人の踊り子さんについての記事*2を読んだり、BLストリップ*3という単語がTLに流れてきたりで、行ってみたいなと思っていたのが最近。
タイミングが合って、えいやと足を運んだのが先日です。
 
 
わたしが今回行ったのは、渋谷の渋谷道頓堀劇場です。
O-EASTとかのライブハウスの近くにあるので、わたしのブログをふだん読んでくださってる方はあ〜あのへんか〜ってわかると思います。
HPを見ていただいてもわかると思うのですが、看板の雰囲気がめっちゃ大阪で、渋谷の通りを1本はいると急に大阪に迷い込んだ気持ちになれます。
まわりに無料案内所とかあって、わりと治安がわるいので女性がひとりで行くときは気をつけてね!
 
この劇場は女性割引があって、男性は5000円ですが女性は2000円ではいれます。受付の男性からチケットを買って帰ると、もぎりの男性が「はじめてですか?」と声をかけてくださって、簡単にシステムを説明してもらいました。
 
ストリップ劇場は基本的に出入り自由で、一度その日のチケットを買えば何度でも出たり入ったりできます。
場内は飲食ができて、もぎりの近くにお酒やお茶を売っている冷蔵庫もありました。でも、種類があるわけではないので、近くで買っていってもいいと思います。わたしが行ったときはだいたい半分くらいのお客さんが缶のお酒を飲みながら見ていて、おつまみを食べているひともちらほらいました。
また、場内では携帯電話の使用がいっさいできません。出すのも禁止されているので、ご注意ください。
 
 
その日の香盤(対バンイベントで言う出順とか、フェスで言うタイムテーブルみたいなやつです)は、こんなかんじでした。
 
1 北川れん 
2 花咲はな 
3 井吹天音 
4 新條希 
5 きよ葉 
6 多岐川美帆
7 フィナーレ
 
このように順番を決めて、お昼から夜まで1日に何回かまわすのが基本みたいです。フィナーレは進行状況によってカットもあるようで、実際わたしの行ったときはフィナーレを見ることができませんでした。
劇場のHPを見るとおおまかな公演時間もわかりますが、時間は前後することがあるので参考程度がいいと思います。
ちなみに、ストリップ劇場では1ヶ月を10日ずつの3週にわけて香盤を変えることがほとんどだそうで、つまりわたしの見たこの香盤は8月31日現在もう見ることが出来ません…。
 
 
さて。
ストリップがだいたいどんな流れですすんでいったのかといいますと。
見ているうちにどんどん時間の感覚があいまいになっていったので正確では無いのですが、おそらく踊り子さんひとりひとりの持ち時間は30分弱です。
 
まずは服を着た状態で3曲程度踊ります。途中衣装をがらっと変えたり、着ていたジャケットを脱いだりします。徐々に布面積を減らしながら、2曲程度(脱いでいる間をベッド、と呼ぶみたいです)。盆と呼ばれるぐるぐるまわったりせりあがったりする円形のステージで、ライトに照らされながら全裸(あるいはほぼ全裸)でばしっとポーズを決める踊り子さんはめちゃめちゃきれいです…。
そのあといったんはけて、踊り子さんの持つデジカメで写真を撮る時間がもうけられます(この時間をデジ、と呼んでいるブログを見たのでわたしもそれにならいます)。1枚500円でした。お客さんがポーズを指定しながらお客さん自身で写真を撮ります。また、ツーショットの写真も撮れます。これは自撮りみたいに腕を伸ばして撮ったり、ほかのお客さんに踊り子さんが声をかけて撮ってもらったりもしていました。プレゼントを渡したり、軽くお話をしたりしながら写真を撮って、握手もしてもらえます。
また、撮った写真を現像してお客さんに渡すのもこの時間帯にするみたいです(あとから調べたら、受付で返してもらうこともできるようでした)。踊り子さんからお客さんに渡される写真が見えたのですが、チェキみたいにいろいろメッセージが書かれていてすごかった…。
そのあとオープンショーがあります。これは1曲、はじめから下を脱いだ状態で、踊り子さんがお客さんにいろいろなポーズで女性器を見せてくれます。投げキッスみたいにしてくれていたり、手まねきして覗き込ませてくれたりしている踊り子さんもいました。
 
 
わたしは香盤の2番目、花咲はなさんのデジ中にはいって、北川れんさんまで見たところで出てきてしまいました。かくかくしかじかで花咲はなさんのショーをきちんと見ることができなかったのが残念だなと思っています。
 
わたしがはいったとき、花咲はなさんのデジは終わりかけで、明るいステージに女の子が全裸でしゃがんだままお客さんと喋っている状態だったので、正直すこしギョッとしました。
そのままオープンショーにはいり、明るい曲が流れながらお客さんに向けて足を開いたりおしりを向けたりする花咲はなさんを見ながら、とんでもないところに来てしまった…!? と思ったのですが。
 
伊吹天音さんのショーがはじまると、もう夢中になってしまいました。
衝撃がおおきすぎて印象があいまいなのですが、赤いライトで照らされた踊り子さんは、肌がつくりものみたいにきれいで、美しすぎてわたしとおなじ人間とは思えないです。
以前テニミュの2nd全国立海公演で、青いライトに照らされたリョーマくんの肌がおそろしくきれいに見えて、人間じゃない…と思ったことを思い出しました。
流す曲もおそらく踊り子さんが決めているのではと思うのですが、伊吹天音さんはすきなグループの曲を2曲使っていて、とても親近感がわきました。笑
 
続く新城希さんのショーで印象的だったのが、リボン職人(と勝手に呼びます…)のお客さんです。
舞台上手にスタンバイし、新城希さんがばしっとポーズを決める、やまの部分でビャッとリボンを投げるのです。イメージとしてはクラッカーからひらひらがパッとでる瞬間を想像していただけるといいかもしれません。あまりにもリボンのタイミングが完璧なこと、リボンさばきがプロじみていることからこのひとはスタッフさん…? と思っていましたが、のちにデジに並んでいることからお客さんだということがわかりました。
そして、劇場にはリボン職人だけでなくタンバリン職人もいます。曲にあわせてタンバリンを鳴らすのですが、タイミングがしっかりしているので、やっぱりはじめはスタッフさんかと思いました。
ちなみに、リボン職人のお客さんは、新城希さんだけでなく、北川れんさんのお客さんにもいました。しかしながら、新城希さんを担当されていたリボン職人のお客さんは神がかったリボンのキレだったので、あのお客さんのリボンさばきを見に行く意味でもまた新城希さんを見に行ってみたいです。
また、新城希さんはずっとアイドルソングなど、女性ボーカルの曲をかけて踊っていたのですが、ベッドの最後で男性ボーカルの強めな邦楽をかけてびしばしポーズを決めていたので、それにもとても衝撃を受けました…。
 
そしてきよ葉さんのショーを見ながら、わたしはうすうすわかってきました。若くてかわいい女の子よりも、すこし年齢が上のお姉さんっぽい踊り子さんがわたしはすきみたいです。
きよ葉さんのショーはベッドのパフォーマンスがとにかくめちゃめちゃ印象に残っていて、自分で胸を揉んだり性器に指を入れたりするのを見せるなか、曲と曲の切れ目に聞こえた彼女の声にビクッとなってしまいました…。すごい…。
どの踊り子さんもデジではステージの下から写真を撮られるのですが、きよ葉さんは伏せ目の表情がとてもきれいだったので、あの表情をうえからおさめたい…と思いました。
きよ葉さんは9月いっぱいで休業されてしまうそうなので*4、もう一度見たい…と自分のスケジュールときよ葉さんの予定を見ながらうなっています。
 
昨日見に行ったなかでもいちばん印象に残ったのが、今回が8周年という多岐川美帆さんです。
まず、顔がめちゃめちゃきれいです。もちろんもっと若いと思いますが稲森いずみ似のすずやかな顔で、右のまぶたにほくろがふたつあるのがとても印象的です。あまり表情は動かさないままパフォーマンスをされるのですが、美人が強調されて魅入ってしまいます。
2曲目に、きゃりーちゃんっぽいめだまのついた衣装で踊っていたのですが、美人が真顔であれをするのはシュールすぎてすごかったです。
ベッドでは、照明に照らされることで腰〜脚にかけての血管が浮き上がって見えるのがほんとうにつくりものみたいで…! とくにおなかの横あたりにはしっていた血管がきれいすぎてすごかった。銀河鉄道999みたいでした(ニュアンスをわかってくれ…)。
また、どの踊り子さんもそうなのですが、多岐川美帆さんもデジ〜オープンショーではそれまでとちがった顔を見せてくれます。ステージ上で見せるつくりものめいた美しさから一転、お客さんとお話しする多岐川美帆さんはあっけらかんとしていて、でもやっぱりものすごい美人でした。あと、デジのときに着ていたエプロンが保育士さんの着ているみたいなエプロンで、バブみがすごかったです…。
オープンショーではいたずらっぽい笑顔でにこにこしながらお客さんに向かって脚を開いていて、お客さんもにこにこしながら覗き込んだりありがたがったり目をあわせてにやっとしたりしていたのも印象的でした。ストリップってエロだけどエロだけじゃないんだな〜とほんとうに思う…。自分のペースにひとを引き込むのが上手な方だと思うし、女体のパワーって不思議だ…。
オープンショーの曲、振りが一部あって、わたしもたのしく参加したのだけど、もうなんの曲やったのかぜんぜん思い出せません…。全体的に記憶があいまいで…情報量が多くて…。
 
というわけで最後に見た北川れんさんについて書くのも割愛させてください、ファンの方読んでいたらすみません…。
身長の高いきれいな方でした。でももういっぱいいっぱいすぎて思い出せない…。
 
 
そんなかんじのストリップ初体験でした。
また行く予定をすでに立てているくらいめちゃめちゃすごかったし、あそこでしかあれは味わえない体験だなととても思いました…。
 
わたしはふだん女性のアイドルや、動ける若手俳優や、戦隊のスーツアクターさんを見ていますが、踊り子さんはそのどれともちがいます。踊りの基礎はあんまりないんだろうなと思うひとがほとんどでした。
でも、ブリッジから立ち上がったり三点倒立をしたりする踊り子さんもいるように筋肉があって、ばしっと脚を開けるくらい身体がやわらかくて、つよいパワーを全身から発しています。
劇場のライトを浴びて、肌が輝いているし、踊り子さんに釘付けになったりにこにこしたりしているとき、劇場をふしぎな一体感がつつんでいるような気がしました。
 
 
わたしのようにストリップに行こうかなと思っている方にいくつか補足をしておくと、
お客さんは圧倒的に男性が多いです。女性はいるかいないかくらい。年齢層も高めでしたが、30代前後くらいの方もいました。わたしたちが想像するようなおじさん、もいましたし、PPPHがやたらきまってるお兄さんもいました。たぶん今TLで流れてくるようなBLストリップをやります! とpostされている踊り子さんの出ているところに行けば、もっと女性率はあがるんじゃないかと思っています。
とくに怖い思いはしていません。受付のスタッフさんも優しかったですし、ほかのお客さんと話す機会があってすこしおしゃべりしましたが、ファンはいいなぁと思いました。ただやっぱりものめずらしいのかすこし視線は感じました。
わたしが行ったときは、おそらく20〜30人くらいのお客さんがいて、席にも余裕がありました。
 
 
興味があって、行くか行かないか迷っているひとは、ぜひ脚を運んでみてほしいです。
とくに今回わたしの行った渋谷道頓堀劇場は、女性なら映画とほぼ変わらないくらいの時間で夢に見るくらいの体験をすることができるので、ちょっと意味がわからないですね…。
 
ストリップって自分にとっていったいどういうものなのか、まだぜんぜん整理がついていないです。
でも、今まで見たことのないようなものを見て、あたまがぐるぐるして、ふしぎな興奮につつまれた結果めっちゃふとももに汗をかいたし、赤いライトの夢を見ました。
 
次に行くときは写真を撮って握手してもらいたいし、ロビーにあった1枚500円の舞台写真を買わなかったことを後悔してるのでそっちも買いたいし、全員の演目を見たいです。
また新しい娯楽を知ってしまった…と思いながら全国のストリップ劇場の香盤をまとめられたサイト*5からすきになった踊り子さんの名前を探したり、ブログやTwitterを見たりしているあわあわでした。

*1:この方です。流れてきたのはTwitterですが、noteにいろいろまとまっているのでこちらを。 たなかときみ (tokimitokimi)|note 

*2:これです。めっちゃいいから読んでください。 mayugemoyasu — ストリップを観たのはなし〜美月春ちゃんのショーに寄せて〜

*3:コスプレをしてストリップをしたり、最近は応援上映をしたりもしているみたいです。

*4:ご報告 : 夢見心地いい気分きよ葉の日記帳 

*5:香盤情報

「シン・ゴジラ」と「現実対虚構」の話

こんにちは。

ゴジラ見ましたか。ゴッズィーラ。

わたしは見たのでブログを書きます。
ネタバレするので未見のひとはできたら映画館に行ってから読んでください。
 
わたしはそもそもゴジラシン・ゴジラではじめて見た人間で、シン・ゴジラについてもほとんど情報のないまま映画館に行きました。監督が庵野秀明氏でキャストがいっぱいいるってくらいが事前情報で、ポスターも予告もろくに見ていなかったです。
公開されてからもTLに流れる感想で、無人の在来線が爆発する、会議がたくさんある、ゴジラは形態変化する、程度の情報しか受け取っていませんでした。
 
今は、すごい! おもしろい! ゴッズィーラ! ゴッズィーラ! となっていて、正直まだ言語野が死んでいます。
でも、いろんなひとの感想を読んだり意見を聞いたりする前に、なるべく自分の考えをまとめておきたいので、ない語彙をごちゃごちゃしながらこの記事を書くことにしました。
ゴジラについてはもちろん、政治やその他必要な知識がすっからかんの人間が書く記事なので、お手柔らかにお願いしします。
 
 
さて、わたしが見たのはIMAX上映最終日でした。IMAX終わる前に見ないと、と思ったのと、後方真ん中の席がほしかったので、平日朝の回をおさえ、朝6時起きで映画館に行きました。
前々日くらいにはわりと席に余裕があったのだけど、いざ行ってみたら空席状況が△になってて、ゴジラすごい…となって、見ながらさらにゴジラすごい…!!! となった…。
 
 
初見での感想をざっくり書きます。
まず、わたしは新劇新規ですがひととおりエヴァを見ている人間なので、あの音楽だったり演出だったりにはすぐア〜〜〜となります。ああいうのをきもちいいと思うのはすりこまれているのでもうしょうがないです。
 
また、オタクのひとがちゃんとオタクしてたり、人間の感情が一元的でないところもいいなと思いました。
理研ゴジラの成分の解析結果をもとに新しい元素があるかも、と赤坂さんに説明しながらワクワクしているひとは、非常事態なのにとってもたのしそうで、オタクってそういうところあるよね〜〜〜わかるう〜〜〜となります。パシリムにもそういうポジションのひといていいな〜と思った気がする…。
ゴジラが第二形態から第三形態になるところで、矢口さんが「すごい…まるで進化だ…」と言うところの表情もとてもすきです。
もちろんああした変化を怖がっているひともあの場にはいるんですが、矢口さんのあのせりふには畏敬もふくまれていたんじゃないかなとわたしは思っています。口元ちょっと笑ってるよね?
たぶん未知の生物にわたしたちが出くわしたとき、生まれる感情は恐れだけじゃないです。まあスマホで撮影するシーンでもそういうことは表現できると思うんだけど、さらにもう一段ちがう感情があるところがとてもすきでした。
 
あと、わたしがいちばんすきなシーンは、米軍からの攻撃ではじめて流血したゴジラが、背中や口からめちゃめちゃに光を出して街をちょう破壊するところです。
キマりすぎて涙出た…。カタルシスがすごかったです。
エヴァ破と同時上映だった「巨神兵東京に現る」にも近いカタルシスがあって、あれもなかなかキマったのだけど、ゴジラはそれよりだいぶすごかったです。わたしも総理の乗ったヘリみたいにパッとなりたい。パッ。
 
ほかにも石原さとみちょ〜かっこいい! とか、ゴジラ生で見たいとか、映像がすごいとか蒲田に引っ越したいとかいろいろ感想はありましたが、ここでは置いておきます。
 
 
ゴジラを見た日はお休みだったので、その後吉祥寺で柿喰う客の女体シェイクスピア008 真夏の夜の夢*1を見てから、さらに立川に移動してシネマシティの極上爆音上映*2を観に行きました。中央線が特別快速を運休にしていてたいへん混乱したし若干いらいらしていた。同行の同居人には申し訳ないです。
 
シネマシティの極上爆音上映、マッドマックスのころから評判は聞いていたのだけど、ほんとうに評判通りですごかったです。
ゴジラが来たりつよい車とかつよい戦闘機とかが来ると音圧でぶるぶる空気や座席が震えるのがわかるし、それでいてまったく耳が痛くならない! わたしたちがライブハウスで感じていた苦痛はなんだったんだ…。
2Dなのに、4DXみたいですごいです。
エンジン音を座席で感じるためにまたマッドマックス見に行きたいです。立川にはすきな焼き鳥屋さんがあるし…。
 
 
さて、2回目見て、帰り際にHMVではじめてゴジラのポスターをちゃんと認識し、「現実対虚構」のキャッチにうなったのちに飲みながらワーワーゴジラの話をしたのですが(どうでもいいけど飲み屋の店員さんとか、客のするネタバレを止めることができないからつらい仕事だなと思う…)。
 
 
わたしが今回のゴジラをすごい、と思うのは、現実と地続きのところに虚構であるゴジラが現れることが理由です。
 
例えば、会議のプロセスや、めんどうなやりとりを避けて通れないところが現実です。自衛隊をどういう法律で動かすか決めるところも、わからないなりになるほど〜! と思いながら見ていました。
前述したオタクのひとの描きかたや、ゴジラを前にしたひとの感情が一元的でないところも現実を補強する要素です。
逃げ遅れたひとの死体と思われる脚ががれきにうずもれていたり、作戦の中で自衛隊のひとが死ぬのも現実です*3
また、第三形態となったゴジラが、いったん海に戻った翌日、電車が動いていたり、登校する高校生がいたり、日常が続いていくのも現実だな、と思いました。ふしぎだ、とも思ったんですが、おそらくほんとうにゴジラが現れたとき、わたしたちの日常はあれに近いかたちで動くと思います。
 
そして、わたしがもっとも現実を感じたのが、明言はされていなかったと思いますが、ゴジラが現れたのが東日本大震災後の日本だろうという推測ができるところです。
ガイガーカウンターの写真がTwitterにあがったり、放射線量についての報道を急いだりするのは、おそらく震災後の日本です。
 
わたしはふだんから創作物を読んだり見たりしますが、歴史の流れから見ていつなのか名言されていない創作物は多いです。平成であったり、現代であったり、おおざっぱな時代設定はあっても、具体的に歴史のなかのどこの部分なのか、はっきりわからないものがたくさんあります。
そういった、だいたいこのあたりで、どことも考えられる作品を否定するつもりはありません。けれど、歴史上のどこなのか、時期のはっきりしない創作物は、時間の流れから浮き上がったところに存在しているとわたしは考えます。年表の上にういた、ラピュタのようなイメージです。
それが、わたしのふだん接している虚構です。
 
シン・ゴジラでは、虚構であるゴジラが現れるのは、東日本大震災後の日本という、時代背景のしっかりした場所*4で、それはつまり現実です。
わたしたちは現実で、ゴジラという虚構と戦わなければいけません。
わたしは「現実対虚構」というキャッチコピーを、こんなふうにとらえました。
 
もともと夢見がちな性格で、いつか目の前にわくわくするような冒険の物語がやってくるとずっと思っていました。今も、いつかなにかがお話のように現れるときが来るのをばくぜんと信じています。
そこにやってきたのが、今回のゴジラでした。
 
わたしは東日本大震災の時、まだ名古屋にいました。見ていると苦しくなるという理由で、早々にニュースもシャットアウトしてしまっていました。
そんなわたしにとって、東日本大震災は正直あまりリアリティのないできごとです。
現実味のない震災という出来事から続いている虚構を見て、そこに現実味を見出すのはすこしへんなかんじがするし、でも虚構ってそういうもののような気もします。
 
いろいろ政治的な話や、今はこういう時代でどうのみたいな話や、もっとしっかりした話もいろいろあると思います。
でも、わたしの落としどころとしては、今のところはこんなかんじかなと思います。
 
 
すでに2回見ましたが、友人と来週4DXする約束もしているので、とっても楽しみです!
そして、自分の感想がざっくりですがまとまったので、どんどんひとの感想や評論を読もうと思います。
 
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

*1:柿喰う客 女性だけでシェイクスピア作品をやる演目です。おもしろかったのでよかったらぜひ。

*2:シネマシティ|ニュース:7/29(金)公開『シン・ゴジラ』【極上爆音上映】決定。シネマシティは『震・ゴジラ』を目指す。

*3:ヤシオリ作戦で自衛隊のひとが死ぬことについて、自衛隊のひとも死ぬと思わず入隊しただろうにね…という話を同居人にしたら、殉職を望んで入隊した知人がいるからなぁ…と返ってきてとてもびっくりしました

*4:もしかしたら何十年後かに観たら今回感じた今はばくぜんとした現代になるかもしれないですが、それはそれでかまわないとも思っています。