日々の泡

書きたいときに書きたいことを書きます。

2015年現場まとめ

こんばんは。

 2015年もあっというまに終わりなので、下半期現場まとめをしつつ上半期にも思いをはせてみようと思います。

下半期も相変わらず現場仕事仕事現場仕事仕事現場現場の毎日で、先日なにもない休みの日に朝ソファでぼんやりしながら、時間を気にして動くことのない休みってひさしぶりだな〜と思ったりしました。

 

merryberrymerry.hatenablog.com

 

そんなかんじでかけぬけた下半期はトータル66現場、 

ライブ10、テニミュ関係11、アイドル関係6、CHaCK-UP関連5(ドルフェス含む)、観劇33(リリウム感謝祭含む)、D-Liveとバレエが1回ずつ、といったかんじでした。

 

上半期と合計すると

2015年はトータル130現場で、ライブ17、テニミュ関連24、アイドル関係19、CHaCK-UP関連16、観劇62、その他2ですね。

演劇だけだと52演目…かな…。どこから1演目に数えていいかわからない…。

とりあえず下半期を1ヶ月ごとに、前回までよりざくざく振り返っていきます。

 

 

 

◎7月(11本)

・舞台「東京喰種」

テニミュに連れて行った友人が東京喰種が舞台化したら行くわ…と言った直後に解禁があってげらげら笑った東京喰種、俺たちの戦いははじまったばかりだすぎて原作とおってない人間にはややとっつきにくかった。でもおごえさんの飛び散る汗を間近で見れたのはいい経験だったし、österreichの曲がいきなり流れてヒッってなったりもした…。

喫茶店のシーンで淹れていたコーヒーがほんもののやつで、そのシーンのときはすごくいいにおいがしていたのがなんとなく印象に残っています。

続きがあったらまた行くね、と話していたのだけどまだ音沙汰ないですね。

 

・VINTAGE周年イベント

はじめての渋谷クアトロの柱! とっても邪魔でした。

ニゾンを見たのはピープルとの2マン以来。ベースのひとが柱から左右に飛び出しているのをおもしろがっていた。ボーカルのひとのMCが爽やかかつウィットに飛んでてバンドイメージまんまだ…と思った。

ピープルは汽笛がほんとうによかった。わたし汽笛照明込みですごくすきなんだ…。

赤い公園、ガールズバンドはほんとうにかわいいし、かっこよかった。ベースの子の笑顔に撃ち抜かれて死んだりサイリウムを振りたがったりしていました。

シネマ、このイベントでexp聴きたい! って思ってたら最後やってくれたのがめちゃめちゃアガりましたね…。

 

・Equal(2)

末満さんの脚本演出ということで、ルナとステラの両方を観たEqual。

なにを話してもネタバレになるからなにを話したらいいのかわからない…とか言ってたらあのときなにを考えていたのかわからなくなった(…)。考えれば考えるほど深みにはまっていくし、なにがほんとうでなにがうそでどこまでが演技なのか、とにかく観れば観るほど混乱する内容だった。

ただ、創世記をモチーフとして7章にわかれているから、そのたび暗転があって、暗転あると集中力がぶつ切りになるわたしはちょっとつらかったかもしれない。

衣装から構成からセリフまわしから、わたしの知ってる末満さんだ! というかんじがすごくした舞台だった…。脚本くれ舞台。

 

syrup16g

五十嵐さんが未来の話をする世界線に自分がいるなんて、すこし前までの自分にはまったく想像できなかった…。

まるで現実味のなかったシロップ復活から、どんどんシロップが今のバンドになっているのを感じるし、同時にこうして半年前のことを振り返っているわたしからはまだ現実味のないことのように感じたりもします。

 

帝一の國

第一幕が2回観てはじめておもしろさがわかる(わたしにとって)舞台だったので、正直そこまで期待せずに行ったらめちゃめちゃおもしろくて第一幕のDVD買った。

めちゃめちゃおもしろかったしめちゃめちゃでトンチキで踊ってるみつやさん最高セイヤーだった。あとさゆにゃんかわいすぎる。さゆにゃん…。

第三幕は2回以上チケット取りたいです。

 

People In The Box

東京来たら絶対行こうね〜! と言っていたはじめての仙台遠征! 牛タンとひょうたん揚げは食べたけど凍天とずんだシェイクは食べそこねた…。あと全氷バクステ観なおしてから行けばよかったなぁって思った。

JFKの「見て 晴れた空から 降ってくる」のところでステージがオレンジの照明に照らされてだんだん明るくなるのが、新しい世界のはじまる夜明けみたいですごくすきだったなぁ。

 

・女中たち

スタイリッシュ劇場にめっちゃかっこいいセットが作られてて興奮したんだけどシアタートラムの椅子は固かった。

はじめは男の人だなーって思ってるのに、どんどん女中のふたりが愛されるべきかわいらしい弱い生き物に見えてくるの、不思議だよね…。

すごいスピードで絞め殺されてギュウってなるやつだった。たぶんもう一回観ないとちゃんと言語化できないな…もう観れない…。

 

・でんぱ組テレ朝イベント

軽い気持ちで応募したら当選したテレビ朝日のイベント。製番うしろで正直ステージはほとんど見れなかったんだけど、一休さんの初披露で新しいノリがうまれる瞬間が観れたのがおもしろかった! あと上手にモッシュみたいなのしました。

諦めきれずに握りしめていた不動峰チムライのダブルブッキングチケットのために途中離脱してしまって申し訳ないです。

 

・チームライブ不動峰(2)

マネージャーを募集します! やっぱりマネージャーは必要ない! 俺たちだけでがんばれることがまだあるはず! という不動峰らしいチームライブだった。

橘さんのお父さん力がカンストしていたし峰っ子のみんなが橘さんのことをすごく信頼していて矢印をむけているさまがとてもわかるので最高で最高。

峰はほんとうに橘さんを中心にぎゅっと団結しているのがうつくしいです。

行こうぜ! 全国!

 

 

◎8月(11本)
・僕とあいつの関ヶ原

中屋敷さんで流司くんだから〜とかるい気持ちでチケット取って、歴史物苦手だけど大丈夫か…とどきどきしながら観たらすごくおもしろかった…!

いろいろ感じるものがあるぞ…と思っていたら帰りに原作の帯に「バディもの」といったような表記を見つけてハハーン…ってなりました。

キャストがほんとうに少数精鋭といったかんじで、みんなそれぞれすごく雰囲気があって、よかったなぁ…。初演チームも観るんだった…って思いました。

 

SKE48個別握手会

最近ずっと全握ばっかり行ってたので、久々個別!

あかりんとハート型ウイルスしたり、選挙後初握手だったからいろいろ思うところはあったけれど、ハッピー握手会だったなぁ。あかりんの真摯さを感じる。

あとは小嶋さんと握手した! 芸能人小嶋陽菜さん…。美人ですね…って言ったらクスッってされた…。体調悪そうだったのにわたしたちのような下賤の者と握手をしてくださってありがとうございましたという気持ち…。

チーム8ではじめての推しジャンプを見たのもカルチャーショックでたのしかった(でもあれ禁止みたいですね。また合法推しジャンプが観れる現場に行きたい)。

 

D-Live

みつやさんゲスト回ある〜と思ってカジュアルにチケット取ったら身内の宴会芸感のある内容でいろんな意味でびっくりした…あと長い! とっても長い…!

橋本汰斗さんは踊りがうまくて顔がさや姉に似ててかわいいなと思いました。

妖を生で見た最初で最後でもありました。

 

幕末Rock(2)

2回はチケット取らないとだめだから! ってゴリ推しされて言われるがままになんの予習もなくチケットを取ったらめちゃめちゃおもしろくてこういう2.5が観たかったんだよ〜〜〜〜!!!! ってなった幕ロ…!

白馬に乗って降りてくるそーちんが美しすぎてリアルに「ヒッ」みたいな声が出たし、動揺しすぎてサイリウムを消すタイミングが遅れた…(わたしは夢中になるとすぐサイリウム消し忘れたりうちわ降ろし忘れたりする…)。

ヒーローショー的な演出だいすきなのでみんなで歌うところとかもほんとうに最高で最高だったのでウルトラソウルです!

スカパー録画も最高画質でHDDにはいってるから観るのめっちゃたのしみ!

 

People In The Box(2)

埼玉の回変わり旧譜はSky Mouthでした。わたしのはじめて行ったピープルのワンマンはSky Mouthツアーで、生物学からはじまったんだよね…。

天使の胃袋もMV込みですごくすきだし、没入感のあるライブでした。

あとライブ行った帰りに寄った居酒屋さんのまぐろがおいしかった。また食べたい。

千葉は回変わり旧譜ファミレコで、セットリスト自体ファミレコが多くて、すごくうれしい回だった…。ずっとずっと聞きたかったスルツェイからのJFK空港が聞けてしまった…。

でも当たり前だけれど、今のJFKはファミレコツアーのJFKと違って、もう終わった世界のJFK空港なんだなってかんじがします。前の切実さのあるJFKもすごくすきだったし、なんでファミレコツアーの映像はDVD化されていないのかな…。DVD化してくれ。

 

こどものおもちゃ(2)

予習すべきですかね〜などと言いながら予習せずに行ったこどちゃ舞台、ちゃっくちゃんが出ていること関係なくよい舞台だった。母娘関係に焦点をあてられると問答無用で涙腺がゆるむんだよね…。

チケ発がんばりすぎて2回とも最前で観たんだけど、まろちゃん組を観たときに、さなちゃんが「わたしはずっとここにいてもいいの?」ってお母さんの胸に飛び込むときにぽろぽろこぼれた涙をお母さんがハンカチでふいてあげて髪をなおしてあげるのを目撃した…。わたしも泣いた…。

もちろんちゃっくちゃんはとってもかわいかったです、最前で見るキャップの顔うつくしすぎてひくし、マルちゃんはいつだってかわいいかわいいだし、ドットくんにはバブみがある。

 

SKE48玲奈卒コン

玲奈ちゃんの卒業コンサート、すごく前のような気がする…。わたしのチケット手配がゴミで1日目しか見られなかったのだけど、玲奈ちゃんはどんな格好でも雰囲気があってすてきだな、とアンコール、Tシャツで前のめりを踊る玲奈ちゃんを見て思いました…。前のめりのイントロの振りはいつ見ても涙腺がゆるむ…。

あと楽々ちゃんのことを個人的に応援しているので(母校一緒だし従姉妹の同級生)、MCでクローズアップされてるのにえへへってなったりしていた。

もちろんあかりんはどこにいたって最高で最高ですが、だーすーつーまーにーたーじゃなくてもっときちんと踊るユニットに出てほしかったな…。2日目の91年組ウィンブルドン最高だっただろうな…。

豊田スタジアムは大きすぎてわたしたちの席だと音ズレがあったのが地味にストレスだったのではやくBD買ってちゃんと観たい。

 

・リリウム感謝祭

リリウム関連か〜とてきとうにチケット押さえたら新作あり、本編歌唱全曲ありでめちゃめちゃ豪華だったリリウム感謝祭…行ってよかった…。新作はやや突貫工事感のあるつくりだったけれど、繭期の人間にはいろいろわーってなる要素あったので、また観たい、数打てる現場でやってほしかった…。

リリウムには出演していなかったけれど今回重要な役を演じたはるなんの佇まいがすごくスッとしててすてきだったので、また舞台で観たいな。

ていうかリリウム感謝祭はやくDVDに…。

 

◎9月(15本)

・ミュージカル「テニスの王子様」青学vs.聖ルドルフ(4)

ルドルフ公演も最高で最高だったな…。木更津の踊りがめちゃめちゃすきだ。

ルドルフ戦はテニミュテニプリ出戻るまでにいちばん印象に残ってた試合がS2の不二観月戦だったり、2ndでの描かれ方もすきだったので、あの試合を生で観られるのをとっても楽しみにしていたんですが、思っていた以上に最高で最高でした。

ハンドインハンドのディナーショー感にはクスッとなったけど…。

ゴールデンの新曲が氷帝戦のD2に繋がる雰囲気だったり、まさかの宍戸さんが登場したりしたのに氷帝戦の気配を感じたりもしたね…。

不動峰戦は青学と峰の2校だったけれど、ルドルフからはfeat.校があるから舞台上の人数が増えて、それだけでもなんかアガった全体曲のすきなドルオタ。

 

波多野裕文生誕祭

波多野さんの弾き語りとてもすきなのだけど、なかなか行けていないのでお誕生日会があると聞いてすぐチケットとった。

ケンゴマツモトの無駄遣いだったり、はじめて生でちゃんと見たマジックに興奮したりしていた。いい経験をした…。

波多野さんの弾き語りはもちろんとってもよかったです、塔を聞けたのがすごくうれしかったな…。

筋肉的存在というワードが今でも印象に残っている。

 

・ロックバレエ「義経

恋ブロでめっちゃいい、次の不二先輩にぜひ! と言っていた三浦くん主演のロックバレエ、ロックバレエとはなんぞ…と思っていたら生ドラムありせりふあり歌ありでぜんぜんバレエじゃなくておもしろかった〜!

三浦くん華があってかわいいし踊りもきれいだしどうにかしてまたわたしの観るなにかにはいってきてほしい…。もちろんまたロックバレエがあるなら行きたい!

ふだんそんなにアンケート書かないのに新しくておもしろく感じたから終演後にアンケート走り書きして帰ってきた演目。

 

・天邪鬼(3)

女体シェイクスピアからはいってロマンス2015、女中たち、僕とあいつの関ヶ原、といろいろ中屋敷さん関連のものを観てきたのだけど、天邪鬼がいちばん好みだった…!

とりあえず通常公演とキャストシャッフルの乱痴気公演観よ〜と思って2枚チケット取ったけれど、うっかりさらにもう1枚増やしたよね…。ストレートプレイの演劇で、というかテニミュ以外で公演中にチケット増やしたのはじめてでは…?

もともと想像力が過剰なほうで、ホラーとか日常にひそむ恐怖的なものがとても苦手なんだけど、裏を返せばわたしは非日常も日常に成りうると思っている人間だから、そういうことを舞台上で現実にしている人を観るのがすきなのかもしれない…。

だから、わたしはあの舞台が現実である世界がどこかにあってほしいと思っているし、できたら拍手をしたくない。あの世界に終わってほしくない。そういう気持ちです…。

すごくすきな話だったからはやくDVDになってほしいし、川に流される女の子のアアア〜ってやつとかあるかもしれないスーパーマーケット! とかつい口ずさみたくなるところがたくさんあるのではやくわたしのまわりにもっと浸透してほしいと思います。

あと乱痴気で中屋敷さんのおませなこちゃんがやったかぐや姫のくだりがすごくすきなんですが、あれはさすがにDVDに収録されないんだよね…?

虚構の世界でいつまでも!

 

・もののふ白き虎

つねくんだ〜と思ってさくっとチケットを取ったあとであっ歴史物だ…ってなったんだけど、すっごい最高でついDVDを予約して返ってきた舞台…。2月に9kちかい代引きがくる…こわい…。

殺陣もりもりでめっちゃアガるし、安西くんの表情芸をこえた生き様が光ってたし、つねくんの外連味〜! 青木玄徳の外連味!!! 目尻のしわ!!!

あと八坂沙織さんと和田琢磨さんの絡みが最高で最高すぎてこの二人のシーンでぼろぼろ泣いたね…。かわいい女の子の横にどんどん男性キャスト並べてこ〜!

真田十勇士を観たときも思ったけれど、散り際ってなんであんなに美しいんだろう…。

 

・國語元年

とおるさんがいちばんすきな演目、と教えてくれたのでわーいじゃあお勉強してきます〜とチケットを取りました。客層が自分とかけ離れててびびった…。

唱歌を挟みながらすすんでいく短編連作。はじめはみんなのしゃべってる言語がいまいち聞き取れなくてぬ…ってなってたけど聞き取れなくていいんだってわかってからはたのしく観られました。どんな種類であれ歌うのはたのしい。

ただやっぱりEqualのときにも思ったけれど、短編連作は集中力がぶつぎれになってしまってわたしには向いていないのかもしれない…。

 

・ミュージカル「美少女戦士セーラームーン(2)

ネルフェスでセーラー戦士+タキシード仮面様のムーンライト伝説に意味もわからず(わたしはセーラームーンを通っていない)涙を流してから、絶対に行かねばと思っていたセラミュ…! 期待度あげすぎて不安になりながらの開演だったけど、やっぱり意味もわからず泣き通しで意味がわからなかった…。

タキシード仮面様とセーラームーンが見つめあったり助けあったりしてると泣けるしみんながセーラームーンのこと考えてると泣けるしセーラームーンがみんなのこと考えてると泣けるし泣きツボがありすぎて呆然としていた…。客電ついてついった見ながらもう一回泣いたりしていた…。

あと、キャストコメント動画みたいなの見た時点でもうわかっていたんだけどウラヌスとネプチューンの関係性がすきすぎて、ネプチューンの顔がすきすぎて、もう…。セーラー戦士とウラヌスネプチューンはキャストのひとの年齢がちがうから、少女体型のセーラー戦士にたいして二人は大人の女性体型で、それもまたいい…とてもいい…。ネプチューンにバブみを感じてオギャった…。

で、数日の間しゅごい…しゅごかった…もう一回…ってぐずり続けて、天邪鬼の千秋楽のチケットをおさえついでにその日のソワレのセラミュのチケットをもう一枚おさえるという…。9月はそんなかんじで突然DVDを予約したりチケットを増やしてしまう公演が3本もあって、よい月だったな、という気がします。まさに芸術の秋。

 

・でんぱ組

5月に女性限定公演を観て、女限は長めのMCをはさんだりで曲数少なめだったのではやくフル尺のワンマン観たいよ〜と言っていたのだけど、ワールドツアーファイナルの河口湖でようやく! といったかんじ。

もう6人が出てきた瞬間から涙腺がぶわっとゆるんだし、はじめのほうはそれでずっと視界がわるかった。あと、W.W.D.で「うりゃおい! うりゃおい!」を叫んだ瞬間に涙腺ががたがたになった…。

わたしはアイドルについてはわりと単推し気質なのだけど、でんぱ組については今の6人がいい、とすごく思う。少人数アイドルだから? バンドを見ている感覚にわりとちかいのかもしれない。

ライブの最後に会場の天井が開いて花火があがったのだけど、この夏最初で最後の花火をこうしてでんぱのライブで見られてよかったな、と感じた。いいライブだった。

すこしはやめに行って炉端焼き食べたのも楽しかったな〜。最高の食事体験。

 

Perfume

10days武道館企画のうちの1日、3569(すごろく)の日に行った。ステージにつくられたすごろくの上でサイコロをふって、出た目の曲をやります、という企画をはさむワンマンライブ。

途中お客さんをステージにあげてサイコロを振ってもらっていたのだけど、ステージ上のお客さんにたいするPerfumeの対応が最高で、隣の豆くさりとギエーってなってた。あ〜ちゃんがお客さんの手をぎゅっと握りながら「楽しんでいってね」とオフマイクで言ったのを視認した瞬間にぶわっと涙が出た…。最高…。わたしもあ〜ちゃんと目を見て握手したい…すき…。

「彼氏募集中」でゆかちゃんの目が死んでいたのがめっちゃ印象に残っている…。

ワールドツアーのドキュメンタリーのテーマ曲「STAR TRAIN」の、三人が向かいあった歌う演出がほんとうにすきで、泣いた。Perfumeってなんて最高なんだろう。

 

◎10月(9本)

・OOPARTS

なんだかんだ毎年行ってるOOPARTS岐阜! 今年も行きました。

でもこの日なんだかめちゃめちゃ疲れていて、フォーミリくらいまでけっこうぼんやり観てしまった…。フォーミリがかっこよかったのでハッとなりました。SB69に曲提供していること、知らなかったんだよね…。元ネタバンドちゃんと調べてなかったから。

でもねごとちゃんはやっぱりよかったし、鳴ル銅鑼は前観たときより自分になじんで聞こえたし、もちろんシネマはめっちゃよかった。

わたしは地元とさよならするつもりで地元を出ている、三島とはぜんぜんちがったタイプの上京ピープルだけど、三島のことはいつもすごいと思うし岐阜を大事にする三島や、シネマをこれからも応援していきたいです。

岐阜はおいしいごはんやさんも多いし、また今年のOOPARTSを楽しみにしています。

 

ミュージカル「テニスの王子様」青学vs.聖ルドルフ

チケットあまらせるかもって話を聞いて聞いてカジュアルに大阪遠征をキメたテニミュルドルフ公演。不動峰100回公演記念の公演だったので、フォトセッションが最後にあったり峰の全員お見送りだったりして、なんだか豪華な公演でした!

空夢くんは橘さんのときはあんなにしっかり(?)しているのに、いざ本人としてしゃべりはじめるとゆるふわですごい、かわいい…。

不二先輩の作画が最高で最高だ…! と思っていたらステッカーも不二先輩だったのでうれしかったです。

でも、「今 手の届く幸せじゃなく 今 耐えることで 見えてくる明日」というフレーズがいちばんだめなかんじに響いてしまって落ち込んだ公演でもあった…。

 

Plastic Tree 主催

ずっと主催やらないかな〜とみんなで言っていたプラの初めての主催イベント、すごくたのしかったです!

女王蜂は以前観たときよりずっと響いてかっこよかったし、ムックもわたしたちに優しいセトリで相変わらずたのしかったし、プラもよかった。空中ブランコすき。

ドレスコーズで志摩さんがビューティフルしたのにすごく傷ついて帰りにごはん食べながらぐだぐだ言ってしまって申し訳なかったです。解散発表のすこし前にロッキンのサウンドオブフォレストで聞いたビューティフルが忘れられなくて…。

いつかピープルとかノベンバとやるプラが観たいなぁ。また主催してください。

 

People In The Box

京都! ライブ前に今日の旧譜はBird Hotel、昏睡クラブレントゲン! って言ってたらほんとにそのとおりでめっちゃうれしかった。昏睡クラブもレントゲンもだいすき…。

わたしがピープルをすきになったのはBird HotelとGhost Appleの間なので、あのあたりの曲をやられると問答無用でぐっとくる。

この日はお昼にだいすきなおうどんやさんに行って、夜も最高のおでんやさんに行った。京都だいすき。

 

・みんなで! ドルフェス2015(2)

ちゃっくちゃんの新曲がことごとくよくて、最高! 最高! って言ってたらプレ5の事実上の解散が発表されてしまって、ヒッってなったドルフェス…。

ヤマトくんがハッピーパンケーキ終わりに「みんなに発表があります」って言ったときの空気を忘れることってたぶんできないと思う。生で解散発表を聞いたのははじめて。

この日のことと、それをうけて考えたことや、あらためてドルステについてを文章にまとめようとしているんだけど、なかなか筆が進まないまま放置しているので、また書けたらほめてください。

新曲はジョーカーゲームがいちばんすき…ドルフェスの滝翼枠…。

DVDはやく…。

 

・てがみ座「地を渡る舟」

みつやさんの外仕事〜と思ってさくっとチケットを取ったあとで、なんだか歴史ものっぽい…? お勉強みたい…むずかしそう…と思っていたのだけど、観たらぜんぜんむずかしくなかったうえにぼろぼろ泣いてしまった…。

なにかに夢中になったことのあるひとならきっとわかる! があるお話だと思うし、そういうひとが演劇に足を運んでいると思っているので、きっと観たひとにはわかる! のあるお話だったんじゃないかなぁ。

大道具の動かし方や、場面の切り替わりのしかたがおもしろくって、暗転中(暗転はしていないけど…これどうあらわしたらいいのか…)でも人間が生きて動いているのを感じた。生命力をすごく感じる舞台だった。

あとみつやさんの美しさよ…。骨格も筋肉のつきかたもほんとうにきれい。ずっと眺めていたい。めっちゃ泣いたあとの顔でカーテンコールのみつやさんをぼおっと見ていたらほほえんで会釈してもらった。ありがとうございました…。

 

・根本宗子「今、出来る、精一杯」

今回の月刊根本宗子は再演と新作ということで、再演も見たことないものだったし両方チケットを取りました。10月は再演のほう。

根本さんの舞台を見ると、登場人物がみんな理屈はわかるけど理解ができない方法で動いているので、わたしには人間の感情の機微がわからぬ…みたいな気持ちになる。

激情のシャワーを浴びてどっと疲れるんだけどなんか気になって足を運んでしまう。ねもしゅーせいこのときにも思ったのだけど、今回もそういう公演でした。

 

・夕陽伝

DステとPatchがおなじ脚本でふたつの演目をやるよってことで、ぱっちにみつやさん出るし、脚本末満さんだし、ということでD-Liveのときにしそんくんアフタートーク登場回のチケットを取った。

…のだけど、なんていうか好みじゃなくて、ずっとぼーっとしてしまった。登場人物に感情移入しきらないうちになんだかきらきらしたテーマが提示されて、いい話に乗りそこねた気持ちのままはじまって終わってしまったかんじ。でもついったとかで感想検索するとよかった〜とか泣けた〜とかたくさんひっかかるし、実際まわりに泣いてるひとたくさんいたし、あ〜わたしはついていけなかったんだな〜と思った。

テニミュのがっくんとトッキュウレッドで元気なしそんくんばかり見ていたけど、アフタートークのしそんくんは落ち着いた控えめな男の子だったので、あれっこの子こういうふうだったんだ…となんだか新鮮な驚きがありました。

 

 

◎11月(13本)

People In The Box

9ヶ月ちかくかかった47都道府県ツアーのファイナルは新木場コーストでした。

何本かまわったうちでいちばんいいライブだったんじゃないかな…。新木場コースト音もよかったし。

旧譜コーナーのかわりにアルバムにこだわらない旧曲コーナーがあって、1曲目が豆くさりのずっと聞きたがってた失業クイーン、そのあとが天使の胃袋とわたしのだいすきな金曜日だったので、もうテンションあがりまくったね…。

ダブルアンコールの汽笛も最高だった…。何度も言うけど汽笛の照明がすきですきで。

 

ミュージカル「テニスの王子様」青学vs.聖ルドルフ(2)

11/2は天覧試合でした。アワーワ天覧試合はじめて! やったー! と気合い入れたワンピースで行ったらまさかのこのみ先生のいる関係者ボックス席みたいなの(1バル上手の奥にあるガラス張りのところ)の近くで、めっちゃどきどきしたよね…。

このみせんせいが拍手しながら立ち上がり出ていかれるのをわたしたちも拍手をしながら見送った…。神はいる…。

あとこの日はS2の不二先輩がほんとうによくて…。正直大千秋楽よりずっとよかった…。ほんとうに…不二先輩…すき…。

でも11/3の大千秋楽もすっごくよかったよ! 前回の不動峰戦は青学だと菊丸先輩ばっかり目で追いかけちゃっていたけど、ルドルフはもっと視線がちらばってきて、みんな成長しているのかなぁと思った。8代目青学は柔らかいチームだなと感じます。偶数っぽい(完全にニュアンスpost)。

 

・ミュージカル「刀剣乱舞」

増えゆくpixiv作品を迎え撃つつもりと、舞台化したらわかるかな〜という気持ちでカジュアルにはじめた(そしてカジュアルにしかやっていないのでたくさんの刀剣を取りこぼしている)刀剣乱舞、こんなにはやくメディアミックスがあると思わなかった…し、なんだか突貫工事感のある公演だったな…とも思っています。

キーがあってないのかいまいち歌いづらそうだったのと、果たしてこれはほんとうにミュージカルなのか…という気持ちがあったのと、あとプレ5解散の件とかのもろもろを考えながら観てしまったので…なんか…なんか…。でも流司くんのかしゅーちゃんはかわいかった。かしゅーがいちばんかわいいよ!

あと石切丸の最高のファンサの流れ弾を最高の場所でもらったのでそれはすっごくアガりました。ドルオタなので歌って踊られると盛り上がってしまう。

 

・根本宗子「超、今、出来る、精一杯」

これもドルオタなので歌って踊られたら盛り上がってしまった公演。月刊根本宗子の、新作のほうでした。

わたしの前の席のひとが根本さんの最高の個レスをがっちりもらっていて、めちゃめちゃうらましかった…。わたしも根本さんにレスほしい…。あの舞台をつくっているひとというだけあって(あとたぶん根本さんもアイドルがすきだから)、根本さんがいちばんアイドルうまかった。

ドルオタなのですぐ運営が〜とか運営は〜とか言ってしまうのだけど、運営というワードを口にするたびにこの舞台のことを思い出します。

 

・ミュージカル「リボンの騎士

とうらぶのこれはほんとうにミュージカルなのか…? という気持ちが完全にリボンの騎士で浄化された! これがミュージカルだ!

青木玄徳の海賊目当てで行ったんだけど、終演後に「これ青木玄徳いなくてもわたしたち満足してたよね…」と語りあったくらいよかった。もちろん青木玄徳はとってもよかったしほかのキャストのみなさんもほんとうによかった…。DVD買いたい。

サファイア姫の、政治とは沿わない決意をお母さんがそれでいいのよ、と肯定したところでえんえん泣いてしまった…。わたしは母子関係にとってもよわい…。

セラミュからのリボンの騎士の流れで、もしかして少女まんが的なものがけっこうすきなのでは…? と思いはじめている。少女まんがほとんど通ってないのが惜しい。

 

・TRUMP(5)

リリウムを機にDステTRUMPのDVDを借りてからずっと繭期だったのだけど、今回TRUMPが再演とのことで思わずTRUTH→REVERSE→MARBLE→TRUTH→REVERSEと5回分のチケットを取った今回のTRUMP…。

リリウム、SPECTERをふまえてよりキャラクター同士の関係性が強化されていて、関連作がますます気になるし、これまでの作品にももっと立ち返りたくなるつくりだった…。ので、TRUMPから帰ってきてはTRUMPのDVDを見返すということを公演期間中くりかえし、寝不足でした。

陳内さんのRアレンがDステ上演時とはおおきく解釈のちがうアレンで、まじか…まじか…と思ったり、あとはTのバンリがSPECTERとつながりそうなきれいでかっこいいバンリだったのにすき…すき…となったりしていました。

TRUMPほんとうにおもしろいというか、今後もどんどんずぶずぶいきたいかんじがあります。とりあえず新作はよ…。

 

・ブス会「お母さんが一緒」

5月に観たブス会の「女のみち2012 再演」がおもしろかったのと、今回は母と娘の話ということで、チケットを取りました。

お母さんの誕生日祝い旅行に来た三姉妹の話なのだけど、三人が三人とも母に受けた良いとは言えない影響をそれぞれ下の姉妹におろしていて(末っ子の三女はそれを彼氏におろしていた)、親から受ける呪いの話を最近よくしていたのもあってぞっとしてしまった。

あなたはこういうところが親に似ている、と相手をののしりながら似たようなことをする姉妹はなんていうかまったく他人事じゃなくて、なんだってわたしたちは呪いをかけあってしまうんだろう…と思った…。

わたしは長女なので下の子がいつもうらやましい。三女がお姉ちゃんたちみたいにならないように行動してきた、と言ったのがすごく刺さった。人生のサンプルがあっていいよね下の子は!(これもまたきっと呪い)

 

・ミュージカル「黒執事

オタクとして通っていてもおかしくない黒執事、たぶんはじめの何巻かはむかーし読んだかな…? くらいのかんじで、古川さんがセバスやることを動機としてチケットを取りました。

これもまたすごくきっちりしたミュージカルだった…。あと、メインキャストの衣装はもちろん、アンサンブルのひとたちの衣装もすごく練られていて、うわっオタクこういうのすきでしょ…と思った…。というかこういうのすきなオタクは絶対たくさんいると思った…。

ヒデ様のひとの役がそうとうアレだったのでヒエッとなったけどアンニュイな顔がとてもお美しかったです。人間じゃなさそうなひとがいっぱいいた。

輝馬さんが一幕で登場していたか、わたしが物販に走るのが終演後だったかのどちらかで、きっとわたしは輝馬さんの生写真を買っていたと思うので、タイミングが悪くて残念でした。あのビジュアル最高だった。

 

 

◎12月(8本)

・恋するスイーツレシピ

母の友人がチケットをあまらせていたとかでチケットを安く譲っていただいたのだけど、調べてみたら幕ロの脚本演出のひとが脚本演出をしているとか、舞台上でスイーツを作るとか、こばゆたのファンサが激しいとかですごく楽しみにしていた恋レピライブ。

ふつうのライブだけで終わらせないのもそうだけど、決められた持ち歌のなかで変化をつける意味でも脚本演出があるのかな? と思った。アンサンブルのひとたちがやたらダンスうまくて、ボイメンすごいな…と思っていたら幕ロのアンサンブルにも出ているプロのダンサーのひとたちでした。

思っていたよりもファンのひとたちがおとなしい印象だった。ボイメンはローカルルールがきっちりしているのかな? でもほとんどのひとたちのサイリウムがグッズのものだったのには、つよい忠誠心のようなものを感じました。

ちがう世界を覗けてたのしかったし、すきな曲もちゃんと聞けてよかったな〜。

 

・CHaCK-UP -Episode.0-(3)

チケットを3枚取ったあとでマルちゃん不在に気付き(当然いると思っていた…)すこしびびっていたけど、めちゃめちゃよかった一年ぶりちゃっくちゃん本公演!

CHaCK-UPというアイドルとしてのキャラクターをふまえたうえで、その上にさらに役をのせていて、アイドルのことさえ知っていればこのひとがこんな役を! 的な遊びのできる優しくて楽しい公演だったと思います。*1

曲もストーリーもすごくまっすぐなミュージカルで最高だったので、はやくDVDがほしい…。あとジョーカーゲームは最高。

アンプラネットさんのことも3回観るうちになんとなく楽しみかたがわかってきて、ミミタ起床とポミィちゃんアンプラ加入(になるのかな?)の本公演がたのしみです、運営のひとお願いします…。

 

・幽悲伝

10月の夕陽伝はいまいちだったなーと書いてしまったけど、末満さんの演出した幽悲伝は、すっごく末満さんで、素直に受け取れました…。演出だけでこんなに変わるんだ! ということをとても強く感じたふたつの「ユウヒデン」でした。

夕陽伝は青春ものとしてきれいにまとまっていたけど、幽悲伝は喪失のかなしみみたいなものが強く押し出されていたように感じます。

みつやさんの毘流古が設定をすごく強化する最高の動きをしていて、あらためてこのひとのこととてもすき…と感じました。いやほんと最高の殺陣だった…。

 

・Kバレエカンパニー「くるみ割り人形

何年越しなのかわからないけれど、ようやくKバレエのくるみ割り人形が観たいという夢が叶った…。母と豆くさりと観ました。

気持ちがほとばしりすぎてパンフ見ながらはやくも涙腺がゆるんだし、一幕の序盤もずっと泣きながら観ていた…。*2

お話がわかりやすくて一曲一曲があんまり長くなくて、とくに二幕は飽きない楽しげな演出で、あらためて観るとほんとうに子ども向きな演目なんだなぁと思いました。来年も観に行きたいな。

 

・残酷歌劇「ライチ☆光クラブ

TL上で評判がよかったので前日にふらっとチケットを押さえました。

もともとの舞台をもとにした原作のまんが(これどう表現したらいいかわからないな…)は以前読んでいたのだけど、ほとんどストーリーを忘れてしまっていたので、これってどうだったっけ…と思いながらの観劇でした。

が、ラストに向かっていくにつれて熱量やら血しぶきやらに押し流されて、終演後にはえっ…すごい…えっ…すごい…としか言えなくなっていきました…。

あんなにスプラッシュマウンテンの演目を観たのははじめてで、舞台ってこんなこともできるんだ…! と思った。なんでもできるんだな…。

あとは先生役の女性がめっちゃえろかった。なにあのひとしゅごい…。

 

ミュージカル「テニスの王子様」青学vs.山吹(2)

リョーマくんのお誕生日からはじまったテニミュ山吹公演。

わたしのTLでは賛否われてる印象ですが、わたしもまだめっちゃすき! ってわけではないかなぁ…。次行くときによくなっているのを期待します。

でも青学新校歌は新しい風が吹いてるかんじがしてすごくすきだし、紅白戦どきどきするし(もともと不二先輩とリョーマくんの絡みがとってもすき)、山吹キャストもいいと思います。

亜久津がすごい亜久津でいいし、千石さんのちゃらさいい…今回の千石さん小器用でモテそうなところがとてもすきです。

ほんとうはテニミュ東京楽から一日あけてあったプラ年末公演で現場おさめのつもりだったんですが、山吹で現場おさめとなりました。

 

 

 

そんなかんじの下半期でした。

せっかく東京に来たのだから気になる現場はどんどん行ってみようというコンセプトの2015年を最後までかけぬけられたのではないかなと思っています。

 

今回は現場まとめというかたちで、生で観たもののみをまとめた記事を書きましたが、映画も例年よりたくさん観ましたし、私生活では実家を出てルームシェアをはじめるなど、全体的に新しいものをたくさん受け取ることができた年でした。

と言っても、ただ単に自重しなかっただけなので、来年からはペースダウンするのかと言われたらそうじゃない気が…。でもペースダウンしないとまずい気もします…(貯蓄的な意味で)。

 

 

舞台を観るようになってから、自分がどんなものがすきなのか? どういうものに感情を動かされるのか? がわからないままいろんなものを観ているな、と感じていて、それを探るための期間を過ごしているつもりでいました。

受け取るものがぐっと増えたこの1年で、それがぼんやりとですがわかってきたような気がします。

 

たとえばわたしは、母子関係を描いたものによわいです。

3月の遠ざかるネバーランドで涙腺がぐしゃっとなったのは母子関係がトリガーでしたし、おなじく3月の漂泊や、8月のこどものおもちゃはこのどんぴしゃでした(11月の「お母さんが一緒」は、どちらかというと兄弟姉妹の話という気がします)。

少女まんが的な要素にもたぶんよわいです。

9月のセラミュや、11月のリボンの騎士ですね。

イマジネーションの話にもよわいです。

わたしのルーツとも言える12月のくるみ割り人形、9月の天邪鬼がこれにあたります。

そして、アイドルがすきです。

これからも須田亜香里ちゃんを応援し続けますし、CHaCK-UPについても、チャームの一員でありたいと考えています。あと舞台上で歌って踊られるといろんなことがどうでもよくなって脳内麻薬が出る悪癖があります。

 

ちなみに、2015年あわあわ演劇大賞を仮に決めるなら、

ストレートプレイ部門は遠ざかるネバーランドと天邪鬼、

ミュージカル部門はリボンの騎士

脳内麻薬じゃばじゃばだったで賞にテニミュルドルフと幕末Rock

涙腺壊れたで賞にセラミュ、

特別賞にCHaCK-UP 〜ねらわれた惑星〜,

といったかたちになるんじゃないかな、と思います。

 

2016年は、こういう自分のすきを煮詰められるものにたくさん触れたいな、と考えています。わたしの推し校である氷帝の公演もおそらく2016年です…。

今年はじめてのわたしの現場はSKEの握手会なので、なんだか幸先のいい一年になる気がします!

 

それでは、今回もながーい記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

2016年もよろしくお願いします〜!

 

*1:このへんのこともいつかちゃんとまとめたい、とりあえず12/20にちょろっと書いたからついろぐURLのっけます。:あわあわ(@honeyx_xtrap)/2015年12月20日 - Twilog 

*2:ほとばしった気持ちについては12/24のお昼前にだらだら長文を連投したのでよかったら見てください。あわあわ(@honeyx_xtrap)/2015年12月24日 - Twilog 

2015年上半期現場まとめ

お久しぶりですこんにちは。

2015年も下半期に突入したので現場まとめを…しようと思っていたんですが、気付いたら8月に突入していました…。7月中に更新するつもりだった…。上半期とは…。

 

去年はまる1年分の現場を年末に振り返ったのですが、今年は東京に越してきたこともあり、上半期の時点で行ってきた現場の数が去年の現場数を越えてしまったので、記憶のうすれないうちに半年ぶんの振り返りをやってしまうこととします。

自分で書きながら東京に越したことと半年で1年分の現場に行ったのがイコールで繋がらないことはわかっています…。

 

まず、2015年上半期は64現場で、ライブ8、テニミュ関連13、アイドル関連4、CHaCK-UP11、観劇29(SPECTER DVD発売記念イベントふくむ)でした。

前回とおなじくひと月ごとに振り返ってみます。

 

自分がすきな演目にたくさん言及があったらうれしいよね! という気持ちで感想に比重を置いてまとめたら文字数が14kこえてびっくりしたので、自分の読みたいところだけ読んであとは読み飛ばしたり、ひまでひまでしょうがないときに読んだりするのがただしい読み方だと思います…。

 

 

◎1月

0112:People In The Box@東京

・ピープルワンマンが今年のライブはじめでした。そういい整理番号ではなかったのですが(しかも整列にちょっとだけ間に合わなかった)、いいかんじに最前にはいれて幸先のよい現場はじめだったと思います。

わたしの初ピープルワンマンで観たヨーロッパを彷彿とさせるよいヨーロッパが観れたみたいです(すでに記憶があいまい)。

ライブ自体はとってもよかったんですが、この日はその日に発表された翌日の裏ファイナルと、そのチケ発が地獄すぎて、お通夜のようなおしゃれダイニングバーのことばかり思い出してしまいます…。

取りたいチケットが取れず、ついかっとなったわたしはCHaCK-UP本公演のチケットを取るのでした…(翌日に続く)。

 

0113:CHaCK-UP

・ついかっとなって購入したCHaCK-UPチケットですが、フォロワーさんが数日前に大絶賛していたのもひとつのきっかけでした。おそらく12日にマチソワであったなら、ピープル前にも足を運んでいたのではと思います。

その結果はこのひとつ前のブログ記事を読んでいただければわかると思います。

このあとの半年弱で、わたしはCHaCK-UPの現場にもう10回行くこととなります…。

 

0131:真田十勇士@名古屋(昼)

・三津谷さんの一輪車目当てでカジュアル中日劇場の真田十勇士、みんなで力を合わせて戦う戦隊もの的な血湧き肉躍る作品がすきなわたしはとても盛り上がりました…! 仲間が全員集ってばん! ってきめたときの高揚感ってアイドルソングのイントロがばしっときまるときの高揚感に似てる(つまり興奮して涙腺がゆるむ)。

すこーしお高いチケットではありましたが、1幕の時点でかなり満足感がありましたし、もちろん2幕もすばらしくて…親子ものに弱いわたしは泣かざるをえませんでした…。あとで見せてもらった初演のDVDもカメラワークがまるでもともとそういうテレビ番組だったかのような臨場感と躍動感のあるつくりですごかったし、DVDほしいな…。再演もDVDにしてくれ…。

三津谷さんの一輪車に客席がわいたのも、勝手にドヤ顔できてすごくうれしかったです。

 

 

◎2月

0213:ミュージカル「テニスの王子様」@東京

0214:ミュージカル「テニスの王子様」@東京(昼)

・はじまりましたミュージカルテニスの王子様3rd season 青学vs.不動峰

自分の知っていたvs.不動峰公演とも、自分の知っていたテニミュともちがう内容の公演で、すごく混乱しながら、でもおもしろい!!! とか言ってました。

12月の3rdキャストお披露目では定点対象をいまいち見つけられなかったわたしですが、プレビュー公演からどんどん菊丸先輩に惹かれていきます。関節がやわらかい! かっこいい! かわいい!

青学では菊丸先輩の、不動峰では伊武のダンスがすきです。

 

0214:完熟リチャード三世@東京(夜)

・去年の河童ぶりの吉祥寺シアターにて完熟リチャード三世、ガールズナイトのアフターパーティーに度肝を抜かれたのでそっちの記憶のほうが鮮明にのこっているかもしれない…。生命力爆弾。

本編で、まるくおさまったエンドっぽい雰囲気になってるのがぜんぜん理解できなくて、隣のお姉さんがリチャードのことdisるの聞きながらしくしく泣いてたらアフターパーティーでシャブぶっかけられたみたいなかんじ。

完熟リチャード三世をまた観たいのはもちろんだけど、あのアフターパーティーにもまた行きたい…。

 

0217:CHaCK-UP

・そして必死のチケ発で手に入れたCHaCK-UPのファンミです。

今までファンサに必死になる気持ちってあんまりわからないつもりでいたんですが、ちゃっくちゃんをきっかけにファンサほしさがぎゅんぎゅんきています…。あの規模感がひとを狂わせるよね…。

ドット、キャップ、ヴィーちゃんの「ね~え?」カバーがマジマジすっげーやばかったです。キャップのきゅるん顔、DVDにもうまいこと収録されなかったのであのときの視界を取り出してまた何回でも観たい…。

 

0217:ロマンス2015

・完熟リチャード三世がよかったのでカジュアル観劇を決めたロマンス2015は、下ネタ耐性ないわたしにはちょっとつらかった…。ずっとえっ? なんで? とかってびっくりしていた。

あと水着のしげると水着じゃないしげるが途中まで別のひとみたいに見えてて混乱しました。人間を見分けるのが苦手すぎる。

競泳水着のいけおかがびっくりするくらい海堂体型だったので、これをオーディション時に(おそらく)着衣で見抜いたテニミュの運営のひとはすごいなと思いました。

 

0226:cinema staff@名古屋

・引越し前ラスト現場はシネマでした。パスピエとシネマの2マン、名古屋クラブクアトロにて。

名古屋から東京に出て行った彼らのライブが名古屋ラスト現場だなんて、なんだか暗示的だなぁなんて思いながらtokyo surfでぴょんぴょんしていました。

対バン相手のパスピエ(ガールズバンドだと思っていた)もはじめて聴いたけれどとってもよかった。ボーカルの女性が客席の視線を集めるのがうまいし、ピアノっぽい音の鳴るバンドがすき。

よい引っ越し前現場納めだったなと思います。

 

 

◎3月

0304:地下室の手記

0306:地下室の手記

・この舞台のために仕事と引っ越し日程を調整したと言っても過言ではない。TLで見かけてずっと気になっていた舞台でした。

自意識の話なのだけど、見ながら自分の自意識も過剰になってて、えっそこで笑うの? とか客席にたいして思ったりしていた。

「俺の人生に踏み込んでくんなよ!」って主人公のセリフがわかりすぎてつらいのでつらい…。感情が動くのは現場関連のことだけでいい、って思うことがけっこうあるのですごくわかる~~~つらい~~~~~

ただしあそこであの主人公に助けを求めるりさちゃんの人生は絶対に踏み込んではいけない人生だ…。

 

0312:舞台「弱虫ペダル」@東京

・フォロワーさんのマジマジすっげーチケ運のおこぼれに預かれたペダステ楽しかった! 全氷で言うとずっと跡部リョーマ戦みたいなかんじ…。陣形移動とかがすごくスムーズだし、こぎかたにキャラクターがでてて、すごい…すごい…ってなってた。

キャラクターで言えば巻ちゃんと真波くんがすきだったけど、舞台上では東堂さんのうつくしい脚にめちゃめちゃときめいた…理想の脚…。ふくらはぎの真ん中くらいまでの白ソックス履いてください、ブレザーで。

次行くときはちゃんとキンブレ持って行きたいです。ラブリーチャンスぺたんこちゃん!(8/10現在次回公演のチケットがありません)

 

0313:遠ざかるネバーランド

・つらいつもりで行ったのに行ったらもっとつらかったネバラン…。

いつかここだって思える場所が見つかるなんてぜんぜん思えない人生なので、見ても希望なんてうまれないし、わたしにとっての少年なんてどこにもいない…。

母娘関係によわいのもあって後半ずっと泣いてた。もう一回観たいけどもう観たくないです。

 

0314:テニミュ全国立海縦断

・いつものトークイベントです。この日いちばん印象にのこってるのは「味方ベンチあっためてたじゃん!  あっためる! あっためる! あつい! あつい!」って椅子たたきながら熱弁して、「誰だよスイッチ入れたの…」って言われてたおごえさん。

 

0315:タイタニック(夜)

・TLの各所で絶賛されていたタイタニックですが、いまいちぴんとこなくて、人生経験が足りないためにわたしたちは物語にはいりこめないのでは? という話を終演後にご飯食べながらしました。

群像劇すぎてどこに焦点をあわせたらいいのかわからなかったし、愛するひとを失うつらさみたいなのにも感情移入できなかったし、加藤和樹さんなどの船の運営側のひとの気持ちもあんまりわからなかった…。

古川さんがうつくしすぎてハッピーでした。気品がありすぎてモブになれない古川さん最高でしかなかった…。ダンスシーン最高だ…。

 

0318:SPECTER

0319:SPECTER(昼夜)

・東京に越してきてからはじめての遠征が大阪遠征、というのはまるで予想していませんでした、が、TRUMPシリーズは追いかけざるをえないので詰め込み3回まわししました。

TRUMP→LILIUM→SPECTERときて、どんどんシリーズの行間がつまってきているのを感じます。このシリーズの主人公はソフィなのかなとか思う。いや今更なのかもしれないけど、わたしはTRUMPでは別のひとにずぶずぶきていたので…。

ぱっちの子は殺陣に迫力あってすごかった。あとみんなナベプロ顔で鼻がギャッとしていた(なかなか伝わらない日本語)。

終わってからめちゃめちゃ考察語り合ったりパンフ読んでじたばたしたりしたのがたのしかったな~。

 

0320:ミュージカル「テニスの王子様」@東京

0321:ミュージカル「テニスの王子様」@東京(夜)

・プレビューが本公演になったらめちゃめちゃパワーアップして、さらにすごくたのしくなった…!ずっとにこにこしてたし口の中ちょううるおった。

財木くんの手塚が人間とおりこして手塚になってて、柱シーンですごくハッとしました。手塚だ! って思った…。

菊丸先輩の音はめが最高で最高…。

 

0323:漂泊(夜)

・めちゃめちゃつらかった。

わたしの母はあそこで描かれる母にわりとちかいところがあるので、もうとにかく穏便にことを運びたい気持ちでいっぱいだった。

感想を話そうとするとどんどん個人的な家族の話に寄っていってしまう、でもほかのひとの感想をすごく聞いてみたい舞台。

 

0324:NARUTO@東京

・休憩はいったときとか、終演後とかに客席がすごく盛り上がるのがきもちよかった…! みんな原作がすきで、そしてこの舞台もすきになってくれたんだなってうれしかったです。

2幕中盤の演出(サスケくんのお兄ちゃん回想らへん)がいまいちなじまなくて、(これは…ほも…?)ってなってました。

サスケくんのふくらはぎがすきだ…。はあ…すき…♡

 

0326:ふしぎ遊戯(昼)

・俺たちの戦いはまだはじまったばかり! ってかんじでした。

原作まったくの未読で、登場人物の名前も読めなかったけどおもしろかったです。

あとは謙也だ…ってなったりヴィーちゃんだ…ってなったりしてた。染様もいっけいさんもお顔がきれいだ…。

 

0326:ミュージカル「テニスの王子様」@東京

0330:ミュージカル「テニスの王子様」@東京

・カジュアルチケット増やしテニミュだったりラスト青年館だったり。

石田隼くんがカーテンコールのとき、客席見渡してから二歩ほどさがっておじぎするのがすごく大石だと思う…。

東京楽は財木くんのゆるふわ挨拶がかわいかったです。

 

0331:SKE48@沖縄

沖縄行きたさでチケットをとったSKE全国ツアー チームE公演沖縄!

客席が中央通路のすこしうしろだったんですが、1曲目でゴンドラみたいなのからばん! って登場したあかりん(と玲奈ちゃん)をとらえた瞬間涙腺がじゃばじゃばになった…。笑顔で登場するだけで涙腺がじゃばじゃばになる女の子は須田亜香里ちゃんだけ!

思い出以上のあかりんは情念ってかんじがしてすごくすきです。

 

 

◎4月

0406:サイケデリックペイン

バンドもののおごえさん主演舞台! と思って行ったんだけど、思った以上にトンチキで????? ってなってた。たぶんこれはわたしもう1回観ないとわからないやつ…。

あと茅野さん演出はAKB49でのどつらそうなあかりんを見てシュンってなったことを思い出すのでちょっとつらいです。

ライブシーンもっと立ち上がりたかったな~。

ふともも おっぱい 腹筋

 

0412:SKE48全国握手会@幕張メッセ

・沖縄よすぎて増やした全握…。

あんまりひとがいなかったので、1枚使う→レーン並ぶ→また1枚使う、で会話の続きができた…。こういうときあかりんの記憶力にびびるし連続した会話は準備してないのできょどる…。

髪のびたね! と言われたのがすごく破壊力あって脚ががくがくしました。

 

0416:宝塚

・現場通う系のひとになってからはじめての宝塚!

夢咲ねねさんがこの世のひととは思えないくらいうつくしくてありがたさしかなかった…。

男性(男役)優位の世界にややもやっとしたりしましたが、もっといろいろ観てみたいという気持ちがつよいのでまた行きます宝塚。

 

0419:ミュージカル「テニスの王子様」@名古屋(夜)

・帰省テニミュ。たった20日程度観ないだけでみんな成長してて最高でした…。

ウェーブをきちんと後方席で観て、ニューウェーブ感じました。最高でした。

菊丸先輩はラリーインストにも音はめしていて最高。

リョーマくんには生まれたての爆発力がある…。

テニミュ行きはじめてからはじめての座席当選! 桃ちゃんでした。

 

0422:pnish

伊坂幸太郎の原作がけっこうすきだったのでカジュアル観劇だったpnish。

フォロワーさんが、今このタイミングで魔王をやることに意味があるんだと思う、とpostされていたのを思い出しながら、なるほど~~~ぬぬ~~~~~となった。

原作のことはほとんど忘れていたので、あっこういうこと伊坂言いそう~なんて思いながら観ていました。小説読み返したいなぁ。

 

 

◎5月

0501:でんぱ組女性限定公演@横浜

・メィーがしばらく前からはまっていて、誘われてついていくかたちになったでんぱ組、めちゃめちゃ楽しかった。アイドルは最高。

メィーのBlu-ray見ながらりさちゃんかみりんちゃんかなーと言っていたけど、パフォーマンスがすきなのはみりんちゃん、ガチ恋枠はりさちゃんという結論に至りました。

生で観てからスイッチがはいったのか、お家に帰ってきてメィーとまたBlu-ray見ながらしくしく泣いてたのが我ながらちょっとあたまおかしかったなと思います。

アイドルは最高…。

 

0502:SKE48全国握手会@横浜アリーナ

・沖縄がよすぎて増やした全握その2。

この日はひとが多くてとても疲弊した…。でもあの事件以来はじめて全握のミニライブ復活の日で、やっぱりライブがあるといいなーと思いました。

あかりんの腕の表現が、しなやかで指先まで神経の行き届いたバレリーナの動きなのでとてもすきなのだけど、それを伝えたときにあかりんにはいまいち通じなかったので、みんなもっと見つけてほめてあげて…と思った。なんでわからないの!?

 

0507:Plastic Tree

・ばんぎゃる筋の衰えを感じた久しぶりのプラ…。とても久しぶりに本気の折りたたみをしたらあたまがくらくらしました。

疲れるとアイドルソングとキャラソンしか聴かなくなるせいで、最近ろくに音楽を聴けていなかったなぁと感じたし、またちゃんと音楽聴きたいなと思いました。

アキラのギターがすきだなとあらためて思う…。あのさみしさ…。

空中ブランコもアンドロメタモルファーゼもいまだに武道館のこと思い出します。シングルのツアーだと以前の曲が増えるぶん、そのぶんついてくる思い出も多い…。

 

0508:NARUTO@東京

・二回目のNARUTO、人生2回目の誕生日現場。

もう東京公演も終わりかけなのに、相変わらず休憩はじまった瞬間や終演した瞬間にぶわっとわく初日みたいな盛り上がりかたをしていて、もっと長い間公演ができたらいいのになと思いました。

でも前回原作未読だったから気付かなかった忍術のグレードダウンみたいなことにもちょいちょい気付いてしまって(あの規模の舞台でできる限界みたいなことです)、それはちょっと残念だった…。

2幕途中からだんだん脳が死んできてサスケくんのふくらはぎのことしか考えられなくなる…。

ヒナタちゃんの合法ロリ感がすごい。シカマルもっと活躍してほしい。

 

0512:cinema staff@千葉

・上京してからはじめてのシネマ。ただし千葉。

カジュアルに譲っていただいたチケットがまさかの最前圏内で、はじめてのシネマ最前でした…。視界がいいと気が散らなくていい…。

海なし県で育ったみしまと、海までチャリ20分の田舎で育ったわたしとでは(どちらも田舎だろうけど)、おなじ東海圏でも海についての意識がちがうんだなぁとあらためて思いました。わたしの自由はどこにあるんだろう。

望郷する側になったわたしは、けれど故郷への愛着がたぶんみしまほどなくて、だからみしまみたいに故郷を懐かしむ気持ちはいまいちまだわからない…。

 

0513:もっと、超越したところへ(昼)

・前回の月刊根本宗子の評判がとてもよかったので気になっていた根本宗子、めちゃめちゃ情報量が多くてあたまがふらふらしました。

すごく強引に納得させられた感があって、最後、えっ!? いいの!?!?!? ほんとに!?!?!?!? ってなった…。いろいろ納得できないことがあってもこのひとがいないよりはずっといい、みたいなのわかるけど、でもフィクションとして見せられるとわからないのかもしれない。もっときもちよく終わりたい、でもこの気持ち悪さがいいのかもしれない…。(混乱)

男の人はいろいろ棚上げにしたりなかったことにするのが上手だなあ! と感じた…けどそれはおたがいさまなのかもしれない…わからない…。男性と笑いどころがいまいちちがくて…。

土屋シオンさんの世界の終わり感めっちゃすごい。

 

0513:ミュージカル「テニスの王子様」@東京凱旋

0515:ミュージカル「テニスの王子様」@東京凱旋

0517:ミュージカル「テニスの王子様」@東京凱旋(昼夜)

・13日は修学旅行生がいると聞いてチケットを取ったテニミュでした。男子高校生が、キャラがわからん…と言ってるのを聞いてジェネギャを感じたり、女子高校生がリョーマくんの生写真買って戻ってきたのにありがたさを感じたりしました。願わくはもっと近くの席に座ってもっと聞き耳をたてたかったです。

柱ラリーちょうきもちいいし、神尾がクイックモーションのサーブの次のサーブ打つ前にラリーインストにあわせてステップ踏むのがめちゃすき。

15日はフォロワーさんがテニミュ来るって言うから軽卒に増やしたやつ…。お見送りで桃ちゃんにドーンしてもらったらすごくアイドルアイドルドーンであっ…これは…ガチ恋枠…ってなった。夢小説みたいだった…。

そしてワーイってなって17日前楽増やして、譲渡探しながら大楽の譲渡も見つけて、連絡して、はじめてのテニミュマチソワ…。テニミュをマチソワするのは氷帝が来てからって言ってたのに、マチソワ…。

はじめての大千秋楽は、終演後に舞台上のテープをはがす音が聞こえてくるセンチメンタルテニミュでした。乾汁飲むリョーマくんにめちゃめちゃよだれでた。

「今の俺たちに限界はない」ってほんと最高の歌詞だ。テニミュ最高だ…。

 

0521:People In The Box@名古屋

・3月にはじまったピープルのツアー、初日の渋谷はずれたので名古屋でようやく来れましたがとってもよかった…。

「やあ みんなどこから来たんだ」って言う波多野さんがすごくこわい目をしていたから、ああここで死にたいなって思ったのだった。今ここで死ねるPeople In The Box

スルツェイからのJFKを聞きたいってずっと言っていたのだけど、スルツェイからのヨーロッパが聞けたので夢が1/3くらい叶いました。でもファミレコ曲順通りあきらめたわけではないです。

ちょっと前まで、名古屋とか岐阜のピープルは「健太! 地元だよ健太!」みたいな波多野さん大吾マンと、「地元! 地元だ!」みたいな健太が最高だったけど、健太がいい意味でほぐれてきたせいかそういう空気感はあんまり感じなくなりましたね。

 

0522:ガランチード

・三津谷さんがめちゃめちゃ歌うし踊ると聞いてへいへいっとチケットをおさえたガランチード、三津谷さんの身体のつかいかたが最高にすきだって再確認できた…。ダンスや殺陣のクオリティがすごく高くてすごかった。

でも同じ事務所の男性だらけで1幕はやまだくんとあらいくんがおなじひとに見えたり、たかはしりゅうきさんと柳下さんの認識がうまくできなかったり、だいぶ混乱しながら観ていました…。休憩中にポスター確認してなんとかした…。

柳下さんの役のひとが突然死ぬのが突然死ぬタイプのうすいほんにしか見えなくて、必然性のない死!?!?!? ってなった。あれなんでしぬの…?

みつやさんのいらおこ顔けっこうすきです。

 

0526:CHaCK-UP(17時)

0527:CHaCK-UP(15時/18時)

・ずっと待ってたちゃっくちゃんのETL! Earth Trial Liveの略ですよ!

初日はライブ前までがぜんぜんだめな日で、今日はマルにレスもらわないと帳尻あわないよ~~~~! もうやだ! とか言ってたら、まさかの通路前席でちゃっく登場と同時にキャップの風をかんじてヒャン…ってなったりマルに最後のワンハーフ銀河伝説で「地球のアイドルにね!」もらえた気持ちになれたりポミィちゃんと目が合ったり盛りだくさんでやばかった…。

1時間がほんとうに短くて、でもぎゅっとつまってて最高で、最高…。

2月のファンミーティングでMCに登場していたネタの続きが披露されたりとかしていて、あっ続きの話なんだ、お話としてきちんと作られてるんだ…ってあらためて思ったりしました。MC誰が考えてるのかな~ ミノルとかかな~?

今回SOJ学園校歌でキミちゃんとミノルくんが出てくる演出があったんだけど、そこでのキミちゃんがほんと自由でかわいくて最高だったし、このひとがキャップやってるの…やばい…みたいな気持ちにもなれて最高だった…。

マルのね 笑うと逆三角形になるおくちがかわいいの…

 

0529:女のみち2012再演

・賞味期限切れAV女優ものの舞台と聞いて、ずいぶん前からメルマガ登録したりしてたのしみにしていました女のみち。

漂泊、もっと超越~、と客席において男女差を感じる舞台がちらほらあったのだけど、このときはなぜかそれを感じずに観られてよかった。思ったよりエンタメ感が強くて、刺さるテーマではあれど重く受け止めきらずに観れました。

下ネタが苦手ですぐ真顔になりがちだけど、この下ネタは平気だったな~。

女性ばかりの空間がすごくすきだ、というところにわりと帰結するのかもしれない…。

 

0530:SPECTER DVD発売イベント

・SPECTERのDVD買いついでに軽い気持ちで発売イベントに募集したら、最後の接触がめっちゃ長いしみんな対応よくてヒェッ…ってなった。トークは作品の話より末満さんの話が多かったかもしれない…?

土屋シオンさんに「根本宗子行きました~」って言ったら聞き取れなかったみたいで手を握ったまま「ん~?」って首かしげながら顔寄せられたのが、このひと…一定の層の女の子をいっぺんに骨抜きにできるひとだ…ってかんじがしてすごかった…。

あの握手会の長さならなに言うかきちんと考えてから行くべきでした、みんなごめんね…。

 

0530:恋するブロードウェイ

・いっぱい歌って踊って楽しいよ~! って言われてワーイってチケット取りました恋ブロ、そのとおりでたのしかったです!

バレエ経験者の動きがとてもすきなので、三浦くんの動きもとってもすきで、つい今度の「義経」のチケット取りました…。ロックバレエってなんだろう…。彼を次の不二先輩にぜひ…。

魅せ方を知ってるひとが多いなと思った。内藤さんと法月さんの動きがすきで、大山さんもすごくて、矢田ちゃんはすごくなっててすごかったです。

 

 

◎6月

0603:夏果て幸せの果て

・ねもしゅーせいこは舞台とライブがごっちゃになっててめちゃ豪華だった。大森靖子さんの歌のためだけにお金を払うひとがいるんだから、舞台にあわせて歌ったらそりゃ豪華だぜ…ってかんじ。

人間の感情の機微とかワカラナイヨって顔をふだんしているので、だれかにめちゃめちゃ執着してしまう気持ちがわかるようでわからなくて、というか執着をそのままその対象にぶつけるひとの気持ちがいまいちわからなくて、ぬ~ってなったけど、わたしも他人にめちゃめちゃ執着してしまいがちな人間だってことはわかってるんだ…。

ヒーローショーはいつどこで行われてもたいていたのしいので声を出したい。

わたしだって大好きなひとと手をつないで寝たいし、でもそんなことしたら寝苦しいってこともうすうす想像がつくのでもうだめだ…。

 

0604:ラヴレターズ

・突然決まったみつやさんの朗読劇のチケットをほいほい取りました。

みつやさんはほんとうに役に感情をそわせるのがじょうずというか、心根のきれいなひとなんだなということをとても思った…。あんなに真摯でこの先大丈夫なんだろうか…。みつやさんがみつやさんとしてみつやさんらしく生きて行けるならそれ以上のことはないなとか思ってしまう。

あとはみつやさんの台本をのぞける席だったのが…! 紙が挟んであったり、3色くらいのふせんが貼ってあったり、みつやさんが台本を大事にしているのはブログとかで知っていたけれど、そういうのを見れたのもよかったです。

ひょんなことからみつやさんと初接触イベントでした、知ってはいたけどとてもすてきなひとだった…。

 

0607:CHaCK-UP@大阪(15時/18時)

・東京公演がよすぎたためについチケットを増やしたETL。総選挙翌日でわたしの作画およびメンタルがぼろぼろだった突発大阪遠征…。すきな女の子がめちゃめちゃつらそうでつらくてつらい前日からハッピーしかない今日に飛んだせいで、つらいとたのしいがごちゃごちゃになってて大変でした…。

でも2日間ぎゅうぎゅうスケジュールの大阪ETLで客席がどんどん盛り上がって行くのを感じて(おそらく2日連続で参加していた層がかなりいた)、大阪楽はすごく声も出てたしたのしかったなぁ。

ファンサもらって崩れ落ちてるひとがまわりにいるだけでめちゃめちゃハッピーになれるのでちゃっく現場の爆発的なしあわせ力はほんとうにすごいししあわせだ…。

 

0610:チームライブ青学@東京

・直前に報告親睦会ですよ! と言われてびびってたチームライブ、めちゃめちゃたのしかったです!

初日しか行けなかったので名札大喜利に参加できなかったのが残念だ…。でも3年6組名札つけながら「ギャーーーー不二せんぱーい!!!」ってしてたので名札設定きちんと使えなかっただろうなぁ。

すこし前に1st初演(の再演? Kimeruさんが不二先輩のほう…)をTSUTAYAで借りて見ていて、ドリライ2013とかじゃない本来の文脈の「ライバルな二人」を知ることができていたので、乾のセリフにこれは…もしや…ギエーーーーってなれたのがうれしかったです…。お勉強野郎として今後も過去はもっと掘っていきたい。

この日はアドリブになんとなく無理を感じて、そこでぶりっ子キャラでめちゃがんばってまわしていく菊丸先輩に無理を感じて、れおくんの菊丸先輩は「あざとさを計算でやっている菊丸」に見えるよね…という話を夜遅くに玲奈ちゃん卒業発表ラジオを聞きながらしていたのがなんか印象に残っています…。れおくんの菊丸先輩は知らない女子にもらったクッキーとりあえず喜んでおいてあとで捨てる。

 

0611:cinema staff@名古屋

・1ヶ月前に千葉で観たシネマとくらべて祭りだワッショイ感めちゃめちゃすごくて、メンバーみんな地元だいすきかよ! って思いました。地元だいすきだねみんな…。

わたしにとってtokyo surfは名古屋から出て行ったシネマのことを考えながら名古屋クアトロで聞く曲、というタグ付けがされているみたいで、名古屋で聞くのがいちばんしっくりきてしまう。東京の曲なのにね。

みしまがですます調でやわらかくしゃべるのがめちゃめちゃすきなんだ…。

 

0612:ハンサムな大悟

・女のみち2012再演とか、夏果て幸せの果てとかにフライヤーがはさまってて、かわいくてあらすじが気になったのでさっとチケットをおさえてしまったのだけど、文脈がわからなくてあたまがこんがらがった…。

わたしの前に座ってたひとが、「やっぱりロロは最高だぜ!」というようなことをフライヤーに書いていたり、アフタートークで百戦錬磨っぽい奥様が大絶賛していたりで、演劇はお勉強コンテンツなのだ…ということを考えたり、ほかに観たひとの意見をいろいろ聞いてみたいなと思ったり。

大学かなにかの先輩後輩の劇団のようで、アフタートークの仲良し感に仲間コンプレックスを刺激されて帰ってきてしまったよ。

駒場東大前はおいしそうなごはんやさんとかおいしいパン屋さんとかあるのでまた行きたいです。

 

0612:朱日記

・この語彙の足りなさがやばい2015をかんじた。すごかったとかうつくしかったとかすごいとかしか言えないんだ…。

あとむが汗をかかないさらりとした美少年で人間離れしているかんじは、2nd関東立海の乾柳戦でも汗だくの輝馬さんとの対比がすごいな…と思っていたけれど、今回も汗だくの一慶さんとさらりとした美少年のあとむとの対比がすごかった…。

最後ふたりがあたまをさげてそれぞれ上下にわかれてはけていくとき、ふたりをわかつみたいに火の粉がひらひらふたりの間に落ちていって、それがめっちゃうつくしかったんだよね…。

アフタートークも思ってたよりずっとあとむが一慶さんのおふざけとうまくやってて(あとむにはブログのちょっとまじめなかわいらしい男の子ってイメージがつよくある)たのしかったです。

 

0614:B'z@東京

・味スタ動線がマジマジすっげーわるくて開演までがめちゃ疲れた…。

やっぱり規模がおおきいだけあってセットがすごくて、スロットマシーンのついている車に弟と「ベガス! べガス!」ってはしゃいだりしていました…たのしい…。(仮面ライダードライブネタです)

今回はEPIC DAYもREDもめちゃめちゃかっこよくてちょう盛り上がるアルバムとシングルだったので、ライブにもすごく期待していたのだけど、期待通りのライブでめっちゃたのしかったし、ドルオタの弟と手がシンクロしたり、だんだんわたしたちのドルオタ(ばんぎゃる)ムーブにはさまれた母親がつられていったのもなんかおもしろくてよかったです。ドルオタムーブとばんぎゃるムーブはしばしばかぶる、という持論がある…。

後方ステージでやったBlue Sunshineよかったなぁ…。

あと今までナゴヤドームで観ていたのでスタジアム行ったらステージのとおさがマジ半端なくて稲葉さんがほんと米粒だった…。

 

0619:CHaCK-UP@名古屋

0620:CHaCK-UP@名古屋(12時/15時/18時)

・チャームになってから初の生ミミタちゃっくちゃんELT

ミミタがスリープモードにはいってからちゃっくを推しはじめたこともあって、ミミタのことはいまいちなんとも思っていなかったんですが、生ミミタ、美人だった…ポミィちゃんのこと好きすぎで動揺した…。昼ミミタの絶対零度ファンサの流れ弾くらって撃沈した…。ミナミとカノンちゃんの関係も気になるところですね…。

最後の銀河伝説ワンハーフでポミィちゃん抜きからの大サビ前にミミタがポミィちゃん呼び寄せて7人でのパフォーマンス、やっぱりここはオタクに優しい現場なんだなって思えてうれしかった…!

名古屋はぜんぶ行けたので、地方楽にむけての盛り上がりとかノリのゆれみたいなのを大阪よりも感じられた気がして、それがまたうれしかったなぁ。ラムのラブソング、名古屋楽の「テンマが誰より \いちばん/」をどっかに収録してほしい…。めちゃたのしかった…。

あと、このみじかいツアーでもマルの踊りがさらに(東京の時点でもうまくなってる! と思ったけど)うまくなっていて、ちぇきごでミミタとポミィといても見劣りしないよお~~~!!!! と思いました…。(推しのひいき目かもしれない…)

 

0626:cinema staff@東京

・ツアーファイナルゼップダイバーシティトーキョー! よかった!

今回は序盤からバンドの熱がすごく伝わるツアーで、わたしはシネマに行くといつも後半からうおーってなるタイプなんだけど、はじめからすごく盛り上がれて、たのしかった…。いつもシネマは名古屋+岐阜とか名古屋のみとか、地元だけ観て満足してたので関東でワンマン尺をはじめて観れたのも、新鮮だったなぁ。

アンコールのピアノ入り孤独のルールからの望郷が最高すぎて、望郷のイントロはじまった瞬間死にそうになった…。

 

0627:演劇女子部(夜)

・あゆみんくどぅーさやしがメインと聞いて行きたいな~と思ってたトライアングルが上半期ラスト現場でした。

あゆみんメインとくどぅーメインの2パターン脚本がある舞台で、わたしはくどぅーメインのほうを観たのですが、やっぱり両方観たかった…、という気持ちがつよいです…。スケジュールとチケットの都合があわなくて…。

お姫様のあゆみんがとってもかわいかったしさやしはめちゃめちゃイケメンでした。

 

 

はい、以上です! ここまでおつきあいいただきありがとうございました…。

途中で飽きて文字数すくなるかなと思いきやだんだん加速していったかもしれない…。最近のほうが覚えているから当然といえば当然ですが。

 

せっかく東京に出てきたのだし、たくさんいろいろなものを観て自分の中に文脈をつくる、こういうものがすきでこういうものに心を動かされる、ということがわかるようにする、みたいなのが今年の目標です。

いつか振り返ったときに2015年のことをいい年だったなーと言えたらいいなと思います。

 

と、そんなかんじで下半期も自分なりにやっていきたいです。

読んでくださったかた、ほんとうにおつかれさまでした!

すべての現場主義者にCHaCK-UPを観てほしい

こんにちは、鉄は熱いうちに打ちたいほうのあわあわです。

先日、ついかっとなって前日にチケットを取り、「CHaCK-UP ~ねらわれた惑星~」(http://www.nelke.co.jp/stage/CHaCK-UP2015/ )を観劇したら、推しを増やして帰ってきてしまったので、その話をします。

 

 

 

※注意※

2015年1月に行われた「CHaCK-UP ~ねらわれた惑星~」公演をまるっとネタバレしています。もちろん公演の核心に触れる内容となっておりますので、まだ知りたくない方は読まないでください。

 

今回の公演を観た以外にほとんど知識のないままひとが付け焼き刃知識で書いている文章です。

デリケートな部分にも触れているため、そうじゃない!!! と思われるファンの方もいるのではと思いますが、個人の感想ですので優しくしてください…(でももし間違っていることがあったら指摘していただけるとありがたいです)。

 

また、この文章を書くにあたって仕入れた基礎知識は、一部

「宇宙人アイドルCHaCK-UP(チャックアップ)が気になる人へのまとめ - Togetterまとめ」:http://togetter.com/li/721597 

を参考にさせていただきました。とってもわかりやすかったです。ありがとうございます。

 

 

 

1 CHaCK-UPとは? ネルケのアイドルステージとは?

 

CHaCK-UPとは、テニミュなどを手がけるネルケプランニングによって制作されているアイドルステージシリーズのひとつであり、男性アイドルグループです。


「CHaCK-UP~銀河伝説~」-CHaCK-UP - YouTube

アイドルステージシリーズとは、前半で舞台、後半でアイドルのライブを行う二部構成の公演です。また、このアイドルステージにおいて描かれるアイドルは、その舞台においてアイドルを演じる俳優と、友人のように扱われているのもこのアイドルステージの特徴のひとつです。CHaCK-UPにおいて、アイドルを演じる俳優たちはCHaCK-UP Friends、CUF(シーユーエフ)という、CHaCK-UPを応援するために有志で結成したユニットである、と説明されています。*1

つまり、アイドルステージシリーズにおいて、アイドルを演じる俳優と、アイドルは別の人間である、とされているのです。たとえばおなじアイドルステージシリーズに登場するアイドルであるプレゼント◆5のメンバー、ヤマトを演じる佐藤流司くんは、彼のTwitterにおいてプレゼント◆5の公演期間中「当日券でヤマトくんを応援してきます!」というような旨のpostをしています。このように、俳優自身のSNSなどでも俳優自身とアイドルは別の人間です。

このあたりはわたしもいまいち理解できていないのですが、アイドルの実在性を補強するための設定なのかな? とばくぜんと思っています…。

 

そして、CHaCK-UPはそんなアイドルシリーズの第三弾としてネルケプランニングから発表されたシリーズです。さきほどアイドルと俳優(CUF)の関係について説明しましたが、CHaCK-UPにおいてはこの設定にもうひとつ設定がくわわります。

CHaCK-UPは宇宙人アイドルですが、宇宙人というのはあくまで設定で、中の人はSOJ学院という高校の芸能科に通う高校生なのです(わたしはほんとうに宇宙人のアイドルだと思ってCHaCK-UPを観に行ったので若干混乱しました)。

この中の人が高校生である、という情報は、先ほどの公式ページにも記載されていないように公式側からはほとんど提供されませんが、前半の舞台パートにて演じられています。高校生姿と宇宙人アイドル姿は当然ながら身につけているアイテムやキャラクターデザインが異なるため、なにも知らないでいくとちょっと混乱するかもしれません。

もうちょっと情報を提供してくれたほうがやさしいのにな…と思っていますが、まだわたしは性格などを説明するほど詳しくないので、名前だけ紹介しておきます(性格やキャラ付けについては、公式ブログやはじめに貼ったtogetterを見ていただくといいと思います)。

 

☆CHaCK-UP(アイドルの名前、本名、CUFの名前の順です)

赤担当:火星人☆マル

    火山武(ひやまたける)

    中尾暢樹(なかおまさき)

黄担当:金星人☆ヴィー

    美野アカネ(よしのあかね)

    古川裕太(こがわゆうた)

青担当:水星人☆ミミタ(現在美波旅生が留学中のため、活動休止中)

    美波旅生(みなみりょう)

    本田礼生(ほんだれお)

緑担当:木星人☆ジュジュ

    鳴上林檎(なるかみりんご)

    影山達也(かげやまたつや)

オレンジ担当:土星人☆ドット

    土岐原穣(ときはらみのる)

    崎山つばさ(さきやまつばさ)

白担当:天王星人☆レイ(このグループのキャプテンで、キャップとも呼ばれます)

    天宮王成(あまみやきみなり)

    古谷大和(ふるややまと)

ピンク担当:冥王星人☆ポミィ(今回の公演より参加)

    美波日音(みなみかのん)*2

    福島海太(ふくしまかいた)

 

ちなみに、CHaCK-UPのファンのことをチャームといい、アイドルの担当色+チャームで自分が誰推しかをあらわします(わたしは火星人☆マル推しなので、赤チャームです)。また、CHaCK-UPのライブをスペーストリップと言います。

 

CHaCK-UPについて、ここまでざっくり説明しましたが、なんとなくはわかっていただけましたか…? 自分がわかるようにしかまとめられないので、実際の設定や認識とはやや違う部分があるのではないかな~と思っています、すみません…。

 

公式などの展開において、アイドルを指す際は○○星人☆を省いた呼び方で、高校生を指す際は名字のカタカナ呼びで、それぞれ表記されているようなので、この文章においても以下はそのように表記します(ただし、美波日音については美波旅生と同じになってしまうため、カタカナフルネームで表記します)。

 

 

 

2 CHaCK-UP ~ねらわれた惑星~

 

そんなCHaCK-UPの新作が、今回わたしの観に行った「CHaCK-UP~ねらわれた惑星~」です。2014年夏の公演においてはCHaCK-UPがデビューに至るまでの経緯が描かれたようですが、今回の公演はそんな彼らの転機とも言える内容となっています。

それには彼らCHaCK-UPの青担当ミミタが関わっています。先ほど、メンバーの名前を紹介した際にも書きましたが、ミナミが現在留学中のため、不在となっているからです。わたしは詳しく事情を知っているわけではありませんが、おそらく本田礼生くんのお仕事の都合では、と思っています。*3そして、今公演ではミナミの不在を取り上げた内容になっています。

 

ざっくり今回のストーリーパートを説明すると、こんな内容になっています。

★次のライブのミーティングのため集まったCHaCK-UP。アマミヤはミナミの不在と、知らない少年(ミナミカノン)の存在に気付きます。ミナミは? と問うと、ほかのメンバーは「彼がミナミだ」と少年を指し、また少年も「僕がミナミだ」と主張します。信じようとしないアマミヤにほかのメンバーは体調不良を疑い、ミナミを名乗る少年はアマミヤに薬だと言って謎の錠剤を手渡します。

★ミナミを名乗る少年がほかのメンバーを洗脳したのでは!? 彼は宇宙人なのでは!? この錠剤を飲めば自分も記憶を改ざんされてしまうのでは!? などと考えたアマミヤは少年に詰め寄ったり、一度話し合おうとさとすメンバーから逃げ出したりします。

★ついにメンバーと少年にかこまれたアマミヤは、少年はミナミの弟、ミナミカノンであり、ミナミが留学に行っている間ミナミの代わりに冥王星人☆ポミィとしてCHaCK-UPに加入することになった、ということを説明されます。アマミヤはミナミが旅立つ日、みんなと一緒に見送りに参加していたにも関わらず、そのことをすっかり忘れてしまっていたのです。*4

冥王星人☆ポミィをメンバーにくわえたCHaCK-UPは、ふたたびミミタが帰ってくる日にきちんとミミタの帰る場所を用意しておくためにも、新しい6人でがんばっていくことをもう一度誓いあうのでした。

いろいろとはぶいた結果身も蓋もないかんじになってしまいましたが、だいたいこれであっていると思います…。

 

わたしはイベントで一度彼らのことを観ているのですが、その当時は知識がまったくなく、不思議な衣装といろいろ設定がありそうな雰囲気に圧倒され、今回の公演もはじめはあまり行くつもりはありませんでした。突然チケットを取ったのはフォロワーさんの絶賛があったのと、そのときちょっとむしゃくしゃしていたからです。そんな新規がこのストーリーパートを観てびしばし感じていたのは、CHaCK-UPのホーム感でした。

 

ストーリーパートとライブパートの間、前説のリハーサルをするCHaCK-UPの通う高校SOJ学院の校長先生と、今回の公演のゲスト、プレゼント◆5のヤマトとの間でこんな会話がありました(すごくうろ覚えです)。

ヤマト「なあでも、どうしてミナミを行かせちゃったの? CHaCK-UPはまだまだこれからだし、こんなにお客さんもはいるようになったのに…」

先生「たしかにミナミは大切なメンバーだ。でも、だからといってずっとだっこしていたら歩き方がわからなくなっちゃうだろう…? きっと向こうでつらいこともたくさんあるだろう。もし傷ついて帰ってきたらそのときは私たちでだっこしてあげようね」

 

わたし、なんて優しいんだろう…! って思いました。ミナミにじゃないです。すごくわたしたちに優しくしてくれる公演なんだな、って感じました。

あるはずのお仕事がなくなったり、いるはずのメンバーがいなくなったり、変更になったり、自分の思っている優先順位と向こうの思っている優先順位が食い違ったり、そういう経験ってどこの業界を追っていてもきっとあると思います。わたしたちはそういうときSNSや友人との会話で悲しんだり愚痴ったり怒ったりはできるけど、公式サイドにだんまりされてしまうともうなにもできないです。

 

でも、CHaCK-UPはミナミがいなくなる悲しみを受け止めてくれます。受け止めたうえで、前に進もうね、ってしてくれます。

アマミヤがミナミの不在を忘れて探しまわるのも、CHaCK-UPはあの6人だった、ということを補強してくれています。そして、ミナミの不在はあくまで留学であって、ミナミの帰ってくる場所を用意するためにもCHaCK-UPをがんばろう、と未来を約束してくれてもいます。ミナミのことを待っていてもいい、と明言してくれているんです。

 

ミナミを探すアマミヤも、留学について先生に問うヤマトも、わたしたち目線です。わたしたち目線で、ミナミの不在についていろいろ行動を起こしてくれます。

 

秋元康プロデュースのアイドル特有のものなのか、それ以外のアイドルにもそうなのかはわかりませんが、わたしはアイドルのお仕事にたいして、「グループ内仕事」と「外仕事」という概念を持っています。

握手会やコンサート、劇場公演、あるいはマジすか、オールナイトニッポンなどの、グループ内でまわしているお仕事がグループ内仕事です。それに対し、グループを出て行う仕事が外仕事です。たとえば乃木坂46のメンバーが白鳥美美子役で学蘭歌劇「帝一の國」に出たり、黒主優姫役で「ヴァンパイア騎士」に出たりするのは外仕事と言えるでしょう。

そういう概念をテニミュに流用して、テニミュ卒業後のお仕事や、テニミュの合間にさしこまれるテニミュ以外のお仕事を、わたしは外仕事のようにとらえていました。テニミュを彼らのホームであるように、勝手に感じていたからです。

 

CHaCK-UPを以前から応援しているチャームのみなさんにとって、CHaCK-UPこそがミナミ(本田礼生くん)のホームだ、と思っているひとは、きっとたくさんいるんだろうな、と思いました。

そして、ミナミが留学しても、ミナミの不在をこういうかたちで受け止めさせてくれるCHaCK-UPはすごくホームらしいホームですてきだな、とも思いました。

 

もちろん以前から追いかけていたチャームのみなさんには、もっと思うところあるかもしれません。けれどわたしは勝手に受け止められた気持ちになって、涙腺がゆるみました…。

 

(SOJ学院から青春学園に留学ってめっちゃおもしろい…とも思いました、すみません)

 

 

 

3  舞台がバクステになる

 

CHaCK-UPの優しさについて感傷たっぷりに長々書きましたが、もちろんCHaCK-UPの魅力はそれだけではありません。

プレゼント◆5の一部メンバーとSOJ学院の校長先生による前説ののち、後半のライブがはじまります。ライブはCHaCK-UPの代表曲、CHaCK-UP~銀河伝説~からはじまりました。以前にもイベントで観たことのある曲だったため、周囲の振りコピに圧倒されつつサイリウムを振っていました。振りコピ覚えたいです。

そしてわたしは、ストーリーパートから一転クールなレイの姿に、今までのストーリーパートがバックステージとも言える内容だったことに気付くのです(アマミヤ=レイは、ストーリーパートではちょっとずれた熱血キャラですが、アイドルとしてのレイはクールなキャラです)。

 

バックステージ(以下バクステ)とは、もしかするとテニミュ用語なのかもしれませんが、いわゆる舞台やライブ、コンサートの、ふつうに観劇する人からは見えない舞台裏を指します。たとえば練習風景だったり、休憩中、公演中の裏方もバックステージです。特典映像として舞台やコンサートのDVDにはいっているのを、見たことがある方は多いと思います。

 

でも、バクステを初見のひとにいきなり見てもらうのはなかなかハードルが高い、とわたしはすこし思います。

あのキャラクターを演じるあの俳優の素顔や、彼と彼、あるいは彼女と彼女がこんなことをしていた、といったようなエピソードなど、バクステからわかってもらえる魅力は多いです。けれど、初見だとまず誰が誰なのか判別するのがむずかしいことも多いですし、知らないひとの内輪ノリに興味を持ってもらうのは簡単なことではありません。

 

また同時に、わたしは自分の推しているひとを誰かに説明するとき、バクステ的な、ただ公演を観ただけではわからないかもしれないエピソードトークとあわせて説明することが多いです。

たとえばわたしのSKEにおける推しメンバーである須田亜香里ちゃんを誰かに紹介するとき、わたしは彼女のアイドルとしての姿勢(ブログや握手対応と記憶力など)に触れることが多いです。また、7代目手塚国光を演じた多和田秀弥くんについて紹介するとき、彼の手塚というキャラとは真反対なわんこ愛され気質や0距離っぷりについて話す人も多いのではないでしょうか。*5

 

つまり、バクステとは、そのひとを理解したり親近感や興味を持ってもらうのに絶好の材料であるにも関わらず、初見の人にはややとっつきにくい内容となっているのです。

 

けれど、CHaCK-UPなどの舞台とライブの二部構成になっているアイドルステージシリーズでは、アイドルの裏方を舞台として提供しています。それにより観客は、構成を考えられたより見やすく楽しいアイドルのバクステを観ることができるのです。

練習風景や休憩時間などの普段の様子を舞台上で表現することは、推しメンバーを紹介するときにわたしたちが話すようなエピソードトークを具現化することである、と考えてもいいのではないでしょうか。

 

そしてわたしたちCHaCK-UPの観客は、知らず知らずのうちにメンバーの情報を得て、親近感を抱いた状態でライブに挑むことになります。

あるいは繰り返し観劇することで、ライブで気になったアイドルが舞台裏でなにをしているのか知ることもできるのです。

 

ライブだけ観ているのでは、クールなレイが実は若干空気の読めない扱いされていることも、きらきらアイドルのヤマト(彼はプレゼント◆5のメンバーですが)の「わかんね」はちょっとなまっていることもわからないままです(ところでとってもかわいいこのなまり、宮城県出身佐藤流司くんのものなのかヤマトくんのものなのか、どっちなのでしょうか…?)。

 

 

 

4 推しは増やすもの

 

そして一度CHaCK-UPを観劇したわたしが今、舞台裏でなにをしているのかもっと知りたい! ととても感じているのは赤担当のマルです。

 

さきほどライブの一曲目、CHaCK-UP~銀河伝説~で前半の舞台がバクステ的な役割を果たしていたことに気付いたこと、振りコピに圧倒されたことを書きました。

けれどわたしがもっとも目を奪われていたのは、マルの吸い込まれそうなおめめとニカっとした笑顔で逆三角になった口、おおきい振りと、そのまわりから爆発的にひろがるアイドルオーラです。

このブログ記事の冒頭に貼ったCHaCK-UP~銀河伝説~のPVのサビにて、「だけどお願い♪」というパートで首をかしげながらお願いポーズをするマルに、そのあふれんばかりのかわいさの片鱗が見えますが、生で観たマルはもっと光につつまれていた、ともお伝えしたいです。

 

CHaCK-UPについてほとんど知らなかったわたしは、舞台パートである程度推すメンバーを決めてサイリウムを振ろうと思っていました。

そして、ライブがはじまったときは別の色を光らせていたのですが、マルのきらきらにいてもたってもいられなくなって、サイリウムを赤に変えてしまいました。

 

もともとわたしは目を奪われるようなパフォーマンスをする人がすきで、自分のすきな踊りをする子がいると自然と視線が吸い寄せられます。そして、自分の視線が向かう先を信じて推したいとも考えています。

 

今回、わたしの視線が吸い寄せられたのがマルでした。

 

ただとても惜しまれるのは、今回のストーリーパートにおいてわたしがヒヤマ(マル)をほとんど意識していなかったことです…!

どんなふうに動いていたかはなんとなく思い出せるのですが、正直ストーリーその他に気を取られてしまっていて、まったく意識が向いていなかったんです…。

 

もう一度、CHaCK-UPを観たい。上京があと2ヶ月はやければ…。今はそんな気持ちでいっぱいです。

 

とても個人的な愛の話になってしまいましたが、CHaCK-UPのライブはそんなふうに推しをつくってしまうくらい、アイドル力に満ちあふれていたんだな、と思います。マルのきらきらオーラをあびるのに精一杯すぎて、まったく実のある話ができずすみません。

 

終演後、前日の夜にむしゃくしゃしていたことはとおいむかしのように感じるくらい、わたしの心は晴れ渡っていました。そして2014年夏公演のDVDを物販で購入し、夜ご飯をもとめて夜の新宿へくりだしたのでした。

 

 

 

はじめてCHaCK-UPを観たときの気持ちをできるだけそのまま書いておくため、購入したDVDを封印して書いた当記事でしたが、楽しんでいただけたでしょうか…?

 

今回の記事でお伝えしたかったのは、

・CHaCK-UPの優しさ

・構成されたバクステの巧みさ

・マルかわいい

以上の3点です。

 

もともと、

終演後に流した一連の興奮postのなかにあったこのpostへの反応がほとんどなかったために、この感動を誰かに伝えたい、読んでほしい、くだをまかせろ! という気持ちで書きはじめた記事でした。

けれど、書いていくなかで自分の気持ちを見つめなおし、CHaCK-UPのすばらしさやマルのかわいさについて噛み締めることができました。

 

先日先行販売のあったファンミーティングのチケ発には乗り遅れてしまいましたが、一般発売には万全の体制でいどむつもりです。

 

この記事を読んだかたがすこしでもCHaCK-UPに興味を持ってくださること、そしてすてきなスペーストリップに参加できることを祈っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました! 

*1:CUFについて説明する公式ブログがこちら: http://yaplog.jp/chack-up/archive/69

*2:日音に関してはまだ名前の読みがきちんと確認できていないため、公演で聞いた音をふりがなとしています。間違っていたらすみません…。

*3:本田礼生くんは2月からはじまるテニミュ3rdシーズンにて菊丸英二役を演じることが決まっています。

*4:記憶喪失の理由としてヨシノが関わっていることがにおわされていますが、これについて今後説明があるかはわかりません。

*5:こういったエピソードや物語性を過剰に押し出すのが48Gであり、AKBドキュメンタリーがその象徴である、とわたしは考えています。

2014年現場まとめ

こんにちは。

あまりにも書きたいときに書きたいことを書くブログになってしまいました。2記事目です。

2014年の現場まとめをちらほら見るので、わたしも作ってみました。

 

今年は61現場で、うちテニミュ関連現場が33(本公演16)、ライブが12、SKE(須田亜香里ちゃん)関連が9、その他観劇が7、というかんじでした。書きながらぬけていた現場がふたつ見つかったので、もしかしたらまだ行っているかもしれない…。

一月ごとにざっくり振り返ります。

 

◎1月

0109:テニミュ四天宝寺夜@名古屋

0110:テニミュ四天宝寺夜@名古屋

0111:ピープル@東京

0118:SKE個別握手会@名古屋

 

・2013年からはじまっていたテニミュ四天宝寺公演が現場初めでした。

そして、名古屋公演と凱旋公演のみチケットを取っていたわたしの、四天宝寺公演初めでもありました。

忍足(東)がいないならべつに…などと言っていながらも3枚のチケットを確保していたわたしは、現場に行って速攻白旗をあげるはめになります。

自分の初テニミュだった全国氷帝公演で、背中が椅子にはりついて動かなくなるくらい圧倒されたあのときの迫力が、ふたたび現場に来ることでまざまざと思い出されたのです。

とくに、ルーキーズの一球勝負がほんとうにすばらしくて…。このすこし前から「尊い」という言葉がさかんに使用されていましたが、わたしは四天公演を観てはじめて「尊い」が腑に落ちました…。

また、全氷後過去をさかのぼった結果6代目青学がすごくすきになってしまったわたしが、みんな違ってみんないい! を実感できた公演でもあります。代替わりとは可能性が増えることで、増えた可能性のぶんおもしろくなれるのかなぁ、と。

・ピープル、自分のtwilogを観るかぎりすごいいいライブだったみたいなのだけど全然思い出せなくてかなしい…。セトリめっちゃいいじゃん…。ここからよっちゃんなしピープルにもどったんだね。

 

 

◎2年

0201:SKE単独コン@名古屋

0202:SKE単独コン@名古屋

0206:SKE48 チームS劇場公演

0208:テニミュ四天宝寺夜@東京

0209:テニミュ四天宝寺昼@東京

0216:SKE個別握手会@名古屋

 

・SKEのナゴヤドーム公演、いちばん印象的だったのは思い出以上センターあかりんと会場を染める赤サイリウムです。(あかりんの推しサイリウムは赤です)

そして片想いFinallyはいろんなことを思い出すしいろんな感情が詰め込まれた曲でとてもウッてなる…。

あと友人がゆまな元気ない、なぜかすごい抜かれてる、ってめちゃめちゃ落ち込んでたことかな…。なにもなくてよかったです。

・そしてその数日後にチームS公演を観に劇場にはいりました! これがなんだかんだ2014年最初で最後の劇場公演だった…。まなつがいるうちにS公演はいろうと思ってRESET公演に応募したのだけど、いいなあと思うパフォーマンスをするのはにししとかまさなみたいな、すでにあかりんのいた公演で観たことのあるメンバーばかりで、わたしがいかにあかりん推しカメラになっていたのか気付く公演でもありました…。やっぱり公演はめっちゃいい。あかりんのいる公演にはいりたいです…。

・名古屋であまりにもよかったのでもう1枚凱旋のチケットを増やした四天宝寺ですが、みなさんがすごく絶賛されるので氷帝推しのわたしはちょっぴりつらくなってました…。

公演自体はすごくよかったし今は整理がついているのでこうしてブログに書けるんですが、1stの映像観て氷帝がいるのとかも今なんでいないんだろうとか思ってしまって…。

テニミュはDDのひとがいちばんハッピーになれると思います、わたしもテニミュからすきになったキャラクターたくさんいるので、どんどんしあわせなDDになりたい。

もちろんはいった現場はすごくたのしかったし、たのしめましたし、四天公演すごくすきですよ!!!

・あかりんがちょうどひと月前に握手会で話したことを覚えていてくれて、というかあかりんのほうから話を振ってくれて、ものすごくびっくりしたしうれしかった…。

 

 

◎3月

0302:テニミュ四天宝寺大千秋楽ライビュ

 

・四天公演中友人と、今日の「…せやな」はいいせやなだったとか今日はちょっと違ったとか言っていたんですが、大千秋楽のせやなは最高のせやなでした。

ライビュ後一緒に観ていた三人でした飲み会がしずかにまとまりすぎてびっくりしました。(いつも歌ったりコールアンドレスポンスしたりうるさい)

 

 

◎4月

0409:ピープル@静岡

0413:TSCPP@大阪

0419:SKE全国握手会@名古屋

0420:ピープル@奈良

0425:帝一の國

0426:テニミュ運動会(一回戦 / 二回戦)

0427:帝一の國

 

・友人とレンタカー借りて静岡でさわやかとピープルしました! いいツアーのはじまりを感じた!

・そしてはじめてのハイタッチと、はじめての三津谷さん個人仕事追いかけ、はじめてのテニミュ運動会。

ハイタッチでは自分が48Gの握手会を経て接触に慣れつつあることを実感しました。

帝一の國では井上小百合ちゃんのかわいさにオペラグラスが固定され、カテコでの三津谷さんの全方位ファンサにびっくりしつつ納得しました。あと舞台を2回以上観ることの大切さをあらためて実感しました。わたしはまだ1回で理解しきることができない…。

テニミュ運動会はシャブだった…。二次元と三次元の境目がかぎりなくあいまいで、今までの人生で出したよりも多い黄色い声を1日で出しました…。雌猫記念日。

 

 

◎5月

0509:ピープル@名古屋

0531:ピープル@東京

 

・このときのピープルツアーはわたしが行ったなかでは名古屋がいちばんよくて、終演後ハッピーピープルだった覚えがある…。

・ピープル東京ファイナルでまんパクからのピープルというめちゃハッピーなはしごを計画して、まんパクで昼酒最高セイヤーしていたら、跡部新キャストの情報がまわってきました。ちょう動揺してまんパク会場で号泣したり中野のスタバで泣いたりライブ中も泣いたりしました…。正直東京のライブは全然きちんと観られていません…。まったく集中できていなかった。

 

 

◎6月

0605:シネマ@名古屋

0620:稲葉浩志ライビュ

0621:リリウム@大阪

 

・シネマのDB2Gツアーはここ1回だけなのですが、このアルバムがすごくいいアルバムなのだなあということをあらためて実感することができるいいライブでした。本編ラストに向かってフロアのボルテージがどんどんあがっていくさまがすごくきもちよくて、いいバンド! いいライブ! と思っていた…。あとGATE聞けない呪いが解けた!

・稲葉さんのライビュは会場が静かすぎてな…。ライブ当たりたかったです。

アー写?(こういうのなんて言うんだっけとっさに出てこない)が発表されてからじわっと気になってたリリウム、感想観てますます気になって観たいなってpostした数分後にTRUMPのDVDを貸してもらえることになって、そこからがわたしの繭期のはじまりでした…。TRUTH REVERSEを順番に観る毎日…。

そして滞在時間数時間の大阪遠征、リリウムは今までTRUMPを観るときに見逃していた視点に気づくことのできる内容で、そうでなくてもめちゃめちゃ絶望して、たぶん舞台観て今年1、2をあらそうくらいぐしゃぐしゃになったのはリリウムだと思います…。

みなさんもよかったらわたしと一緒に絶望しましょう、DVDならあります。

 

 

◎7月

0712:テニミュ全国立海夜@東京

0713:テニミュ全国立海昼@東京

0718:テニミュ全国立海夜@東京

0719:河童昼

 

・2ndシーズン最後の公演、そしてわたしの2推しである幸村が試合する公演がはじまりました。

「越前! 勝負だ!」からのTHIS IS~で、めっちゃ少年まんが! と思ったし、あっこれはもう抜け出せないやつだな…とも思いました。ほんとうにあの衝撃はすごかった…。

でもとにかく長い長い公演で、2回観てもはじめから終わりまでをとらえることができなくて、3回目くらいでようやく理解しはじめました。そして、跡部キャスト変更で5月末に号泣したわたしですが、小沼くんの跡部を観て、キャストが変わってもキャラクターの物語は損なわれないということを実感することができました。跡部様は跡部様以外のなにものでもないです! 小沼くんありがとう! 跡部様ありがとう! 

・そして三津谷さんの個人仕事を追いかけて観に行った河童、これもすごくつらかった…。マチソワできるスケジュールだったのにもうつらい、観たくない、と泣いたあとの顔でチケット代より高い焼き鳥を食べました…。前述したリリウムにならぶくらいしんどかったのが河童です。

今思えばもう1回くらい観ておけばよかったんですが、喉元すぎれば熱さ忘れる系のあれかもしれませんし、あるいはもう1度観たらまた感想が変わるのかもしれません。

みんなに肉まん配ってまわりたいです…。

 

 

◎8月

0809:テニミュ全国立海昼@大阪

0812:テニミュ全国立海夜@大阪

0830:テニミュ全国立海夜@福岡

0831:テニミュ全国立海夜@福岡

 

・ずっと会いたかった女の子とテニミュを口実にしてはじめて会ったり、はじめての飛行機遠征をしたりしました。

福岡はおしょうゆがおいしいし魚が新鮮で最高だった、また行きたいです。

 

 

◎9月

0905:テニミュ全国立海夜@名古屋

0906:テニミュ全国立海夜@名古屋

0907:テニミュ全国立海夜@名古屋

0913:レディベス@名古屋

0914:AKB49ライビュ

0917:テニミュ全国立海夜@東京

0919:syrup16g@名古屋

0924:プラ@名古屋

0926:テニミュ全国立海夜@東京

0927:テニミュ全国立海夜@東京

0928:テニミュ全国立海大千秋楽ライビュ

 

・マジマジすっげー忙しい9月…。テニミュの間をぬってほかの現場に行く9月…。2回東京に行きました。AKB49のチケットが取れてたら3回東京行くはめになってた。取れなかったのでライビュで観ました。

そんなAKB49、いろいろ思うところあるし100%満足ではないけど彼女が夢の一つにしていたミュージカルの舞台にたてているあかりんが観られるだけでお金払えると思うあかりん推しだし、わたしたちみたいなひとがああして48Gの曲と一緒に舞台されたら感動しないわけがないし、さえちゃんの演技がすごかった…。これをきっかけに外仕事の可能性増やせていたらうれしいです。

・レディベスはあたりまえですがキャストのみなさんの歌のうまさとスケールのおおきさとお金のかかりっぷりにすごく圧倒されました。花總まりさんにほんものの貴族とはこういうものなのか、と気づかされ、また、古川さんがものすごくかっこよくて、かっこよくて、かっこよくて、オペラグラスが固定されました(2014年2回目)。

・また、シロップが活動再開後初のツアーということで、名古屋に行きました。2013年の5月8日の生誕ライブとはぜんぜんちがうウェイ感のある客層でびっくりしましたが、ライブがすすむごとに静かになっていくフロアがすごかったです。

・そして1年ぶりのプラ! すごく帰ってきた感のある、べつの世界に吸い込まれて帰ってこられなくなりそうなライブでした。

テニミュ2ndシーズン最後の本公演、ぜんぜん実感わかなかったしなんなら今も実感わいていないです。まったく実感わかないけど~♪ 泣かないつもりでハンカチ準備おこたったまま観たらS3で泣いたり伊武の「行こうぜ、全国」で泣いたりしてしまって顔がぐにゃってなりました。その後の飲み会もやっぱり静かでした。

 

 

◎10月

1013:SKE個別握手会@名古屋

1018:テニミュ映画祭@名古屋

1031:Dステ15th@名古屋

 

・半年ぶりの握手会でもあかりんに覚えてもらえていてちょっと泣いた。でもこの日台風かなにかで途中から中止になってしまって、それで使えないままになっている券が何枚かあります…握手させてくれ…。

テニミュ映画祭には去年から足を運んでいますが、舞台挨拶付きの回に行くのははじめてでした! おごえさんが近くで立ち止まって、あまりの近さに下を向いたのがわたしだ…。顔が小さい…ほそい…。

何度もDVDで観た公演でも、こうして映画館で観ると新鮮だなぁと思って四天は舞台挨拶なしの回をもう1回増やしました。立海も何回か観たかったけれどスケジュールの都合で1回しか行けなかった…。

・そしてTRUMPからもうれつに好きになってしまった陳内さん観たーい、とカジュアルにチケットを取ったDステ、事前に立川迅助シリーズのDVDを貸してもらっていたのもありすごくするする理解できておもしろかったです。すっとはいれてすとんと落ちてあーおもしろかった、って帰れる舞台。

あとTRUMPの印象があったので(と前置きするのは失礼かもしれないですが)、D2ふくめDのひとの演技のうまさにびっくりしました。陳内さんかっこいい。

 

 

◎11月

1101:OOPARTS

1115:ドリライ2014@神戸(昼夜)

1116:ドリライ2014@神戸(昼夜)

1118:SHIP IN THE BOTTLE@名古屋

1122:ドリライ2014@埼玉(夜)

1123:ドリライ2014@埼玉(昼夜)

1124:ドリライ2014@埼玉(昼夜)

 

・OOPARTS(岐阜のライブイベント)はすごく久しぶりの長丁場ライブ現場でした。久しぶりにバンアパ観たりカランコロンの女性に撃ち抜かれたりしました。去年行けなかったけど愛を感じるいいイベントです。来年も行きたいです。

・SHIP IN THE BOTTLEはお話しするのがむずかしい内容だった…。ピップくんといい三津谷さんはこういう役がおおいのかなぁ。気になることがいくつかあるので誰かとお話ししたいです。まだ話せてない。

・そして怒濤のドリライ~! 今回すごく席がよくて(ありがとうございます)、跡部様とハイタッチしたりがっくんと手を振りあったり忍足に「おおきに」って言ってもらえて前後の記憶が消えたりしました。運動会が最高のシャブだと思っていたのだけど、ドリライはそれ以上だった…。キャラとかじゃなくてみんなあそこにいたしマジマジすっげーハッピーであたまがおかしくなりました。サイリウム振りすぎて筋肉痛になったのたのしかったです。次はもっと大閃光折りたい。

ドリライは笑顔で終われてとってもいい最終回でした。でもあんまり実感はわいていません。とりあえず今は産まれてくる子どもを待つような気持ちで次の忍足を待っています。

 

 

◎12月

1204:ピープル@名古屋

1214:SKE全握@名古屋

1225:TSCPP 第1部

1228:プラ

 

テニミュがお休みだと生活が落ち着く! とか言いつつ2回東京に行っています。

・ピープルツアー、今回もすごくいいので名古屋と東京しか行けないの残念です。ピープルのツアーがはじまると毎回「今回はすごくいいツアーだからみんな来てね!」と言っていますが、毎回ほんとうに新鮮な気持ちでそう思えているので、ピープルはいいバンドだなと感じますし、だいすきです。

・TSCPP、めちゃめちゃ緊張しました。1回目しか観られなかったのはちょっと残念だったけど、テニミュ最高だったのでこれからもテニミュ最高セイヤーします。もうみんながいて歌って踊るだけで涙腺がゆるむ身体です。不二先輩と目が合う世界にいます。このあと来年春から住む家も決まって最高のクリスマスでした。

・今年の現場おさめは毎年恒例プラの年末公演でした。去年行けなかったので今年は全部リセットー! して終わることができてよかったなと思います。いろいろ聴いたことのない曲も聴けて、7年目の新規は新鮮な気持ちになったり懐かしい気持ちになったりできるいいライブでした。プラネタリウムがなんだかしみる夜でした。

 

 

と、そんなかんじの2014年でしたが、いかがでしたでしょうか!

軽くまとめるつもりがついつい文章を増やしてしまった、悪い癖です。

そしてこのへん記事にしたいなーみたいに思っていたこともさくっと盛り込んだりしたので、言葉足らずな部分もあると思います…。

 

わたしとしては、昨年夏に突然やってきたテニミュ熱がいっそう熱くなり、現場の数も去年より増えて楽しかったな、という印象です。

三津谷さんや陳内さん、古川さんを追いかけてテニミュとはまた違った系統の舞台に足を運べましたし、テニミュではいっそうシャブ感を味わえてあたまがおかしくなりました。SKE劇場にはいれた回数は減りましたが、これはある程度しょうがない…。

 

そして、12月のところでもすこし触れましたが、来年3月に引っ越して東京に行くことが決まりました。ワーパチパチ

と、言うわけで! 2015年は去年よりももっとたくさん、いろいろな現場へカジュアルに足をのばしてみたいなと考えております。

2ndキャストの卒業とともにテニミュ以外で追いかけたい現場がぐっと増えて、そこらへんを押さえているだけでだいぶ現場の数が増えてしまいそうですが、経験値をためて新しいことを知り、自分のすきなものはなんなのか、今よりわかる1年にしたいです。

今年は現場を増やそう! と思える年って久しぶりなので、テニミュが自分にいい影響をあたえてくれているんだなとあらためて思います。テニミュ最高セイヤー!

 

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。

自己満まとめができてとっても楽しかったです。2015年もよい年になりますように!

腐女子でドルオタでばんぎゃるクラスタのはずだったわたしが突然テニミュにはまった理由

去年の9月にわたしの心をかっさらっていった、「ミュージカル テニスの王子様」(以下テニミュ)について、書いて放置してあった文章を、当時の記憶を呼び起こしながら完成させてみました。

 
テニミュとは、週刊少年ジャンプで連載されていたまんが、「テニスの王子様」(以下テニプリ)をミュージカルにしたもので、今からおよそ10年前、2003年にはじまりました。わたしは当時、1X歳で、テニプリの原作やアニメはチェックしていたものの、ミュージカルを観る、という発想はありませんでした。
けれど先日、一度くらい観てみよう、そんな軽い気持ちで観に行ったわたしは、その翌々日の公演にもう一度足を運び、大千秋楽のライブビューイングのチケットを確保するほどに心を奪われてしまったのです。
この記事は、その理由について考えながら書き散らかした文章です。
 
※注意※
・当時の記憶をなるべく当時のまま抽出するため、大千秋楽のライブビューイングに行き、映画祭に期間中5回足を運び、過去のDVDを観て、四天宝寺戦を名古屋で2回、東京凱旋公演を2回と大千秋楽ライブビューイングを観に行った現在のわたしとは知識量にギャップのある文章になっています。
・つまり、跡部様の慈悲深さに気付き平伏したり、三津谷さんの不二を観てなんだこの人ちょうちょか!? と驚いたり、四天宝寺戦を観てテニミュ尊い…! と涙したりするのはまた別のお話です。
テニミュに陥落したわたし自身のバックグラウンドにも触れる内容になっているので、実際の公演に触れはじめるのはエントリーの中盤以降になります。てきとうに読み飛ばしながら読んでください。
 
 
1. 足を踏み入れる準備はできていた
 
TIGER & BUNNY
タイトルにもある通り、わたしは腐女子です。けれどわたしの腐女子人生において、2年前まで最初で最後の二次元ジャンルだったのが、テニプリでした。10年以上前にテニプリを知ったわたしは、しばらくしてテニプリを読まなくなると、次第に既存のキャラクター同士をかけあわせることをやめました。それからは、ヤマシタトモコ作品などの、いわゆる商業BLを読むことが、わたしの腐女子としての主な活動でした。
けれど、そんなわたしを二次元に引き戻したのが2年前の春から放映された、TIGER & BUNNYというアニメです。わたしはしばしばこのときの衝撃を、「虎徹さんが空から降ってきた」と表現します。このアニメは、ながらく二次元の現場を離れていたわたしに、おっかなびっくりpixivに触れされたり、うすいほんを何kぶんも1度に買わせたりするほどの力を持っていました。
(わたしがテニプリを読んでいたとき、pixivは存在していませんでした。あれはほんとうに時間を食べる、おそろしいサイトです)
こうしてわたしは一度離れたと思っていた二次創作の世界に、以前そうだったときよりもどっぷり浸かる生活を再開することとなったのです。
 
・女性アイドルとの出会い
今や国民的アイドルとも言われるAKB48ですが、わたしがその存在を意識しはじめたのは、2009年ごろです。当時のぼり調子だったAKB48はこの年、紅白にも出ています。たくさんの女の子が踊っているさまを見るのが好きだったわたしは、アイドルが好き、というには至りませんでしたが、彼女らがテレビに出ているときは、それなりに意識を向けていました。
そして、本格的に48Gを意識するようになったのがその次の年にリリースされたBeginner、さらに現在推しているSKE48を推すきっかけが、その1年とすこし後に発売された片想いFinallyです。
(すべての百合好きに片想いFinallyのMVを一度観ていただきたい、わたしはそう考えています)*1
そして、ゆっくりと深度を深めながら女性アイドルを知っていくうちに、劇場や、握手会にも足を運ぶ機会を得ることとなりました。16人の女の子が、汗をかき、髪を乱しながら一生懸命踊っているさまは、とても涙腺がゆるむものです。ほんとうに素晴らしいです。
 
しばらく二次創作的な意味での腐女子活動から離れていた期間、わたしは主にバンドを追いかけていました。ムック、Plastic Treecali≠gariなどのV系を通って、今はPeople In The Boxcinema staffなどの邦ロックのライブに行くことが多いです。高速バスや新幹線を使って遠征をすることも少なくなく、1本のツアーのうち、5回、6回のライブを観に行ったこともあります。
追いかけていた、という表現を用いましたが、自分の認識としてはそう多くライブに行っているつもりはありません。一般的にはたくさんのライブに行っているけれど、わたしと同じように新幹線や高速バス、飛行機を駆使してライブに行く人たちから見たら少ないかな、というくらいでしょう。
一人で高速バスや新幹線でライブに行くようになって、6年くらいになるでしょうか。この6年で身についたのは、バスやホテルの手配のスキルよりも、いざという時のフットワークの軽さであるように思います。
 
 
2. 見えざる力の存在
 
わたしがテニミュを観に行くことに決め、チケットを取ったのは、その前日の22時過ぎのことでした。そしてテニミュを観に行くかどうか考えはじめたのはその2時間ほど前、20時過ぎのことでした。
わたしは先日友人に会って、今回このようにしてテニミュを観たこと、そしてそれがとてもよかったことを話したのですが、なぜ自分が突然前日の、手数料込みで6k弱するチケットを取ることにしたのか、その心理をうまく説明することはできませんでした。
もちろんきっかけはあります。わたしと同じように、しばらくテニプリを離れていたTwitterのフォロワーさんが、突然翌日のチケットを確保し、彼女にとって初めてのテニミュだったその公演を大絶賛していたことです。
けれどいくらわたしがバンギャル活動でフットワークの軽さを身につけていたとしても、それだけで突然翌日のチケットを取るに至るでしょうか。わたしは今回のことに、偶然や、タイミングの魔法が絡んでいるように思うのです。
 
・再燃するテニプリ熱とその行方
テニプリを読まなくなるとともに、わたしが二次創作的な腐女子活動から離れたのは前述の通りですが、当時のお気に入りサイトには定期的に足を運んでいました。
数年前に更新が止まってしまっていたそのサイトは、ほかの放置サイトがそうであるように、しばらくの間そのまま残っていました。けれど、1、2年ほど前のことでしょうか。そのサイトがあったレンタルサーバの消滅と共に、そのサイトもなくなってしまったのです。
それからしばらくは、わたしもそのサイトの消失を悲しむのみでした。けれど、2013年の初夏になって、ふと思いついたのです。新たに通うサイトを見つければいいのだ、と。
わたしの推すキャラクターは氷帝の天才、忍足侑士です。彼はいろいろな意味で人気があるキャラクターですが、わたしの求めるものは一般的な市場よりは少なく、やや探しにくいものでした。タイバニに触れるなかで身につけた知識を駆使して、インターネットの海を泳ぐ日々を過ごしました。
そうしたなかで気づいたことがいくつかあります。
・今テニプリを推す人は、たいていテニミュもかじっていること
・わたしより年下の二次創作サイトの管理人さんも存在しており、つまりテニプリは今なお新規を獲得し続けているジャンルであること
・pixivより個人サイト、という風潮が僅かに残っていること
今にして思えば、この時点でテニミュへの伏線は張られていたのです。
新しいサイトや作品を探すことは、テニプリや、忍足についての新しい発見を得たり、原作についてあらためて考えることでもありました。そしてそれは、テニプリ熱や、忍足熱の再燃でもありました。
わたしはそうして、処分してしまった20.5巻や、青学氷帝戦のコミックスを読み返したい、もう一度手に入れたい、と思うようになりました。
 
・全国大会 青学 vs. 氷帝
わたしが突然テニミュのチケットを取った最も大きな理由は、今回の公演が青学 vs. 氷帝だった、ということです。氷帝には、わたしの推しキャラである忍足がいます。
これが例えば不動峰立海など、氷帝戦ではなかったら、わたしはフォロワーさんの大絶賛を読んでも、いつか行ってもいいかな、程度で流していたと思います。
わたしはテニミュへのレールを知らず知らずのうちに走っていた気がしてなりません。
 
・偏見と忘却
テニミュがはじまってから今に至るまでの10年間、ジャンプ本誌から受け取る以外にテニミュの情報がなかったわけではありません。けれど、その情報はあまり良質なものではありませんでした。
簡単に検索していただければわかると思います。テニミュの空耳です。
近くにこれをおもしろがる友人がいたために、数年前までわたしのテニミュイメージは、ネタ的なものでした。
けれどそのイメージも、記憶の風化と共にゆっくりと薄れていきました。そしてその後、テニミュが好きな知人もできました。彼女は若手俳優からテニミュに行くようになった人で、彼女の好きな俳優さんやテニミュについての話は、ふだんの雑談のなかでしばしば聞いていました。
 
こうして、テニプリ熱を再燃させ、テニミュへの偏見を忘れ去っていたわたしは、フォロワーさんの絶賛を受け、氷帝戦のチケットを取ることになります。
たまたまテニミュ好きの知人を得ていたこと。たまたまテニプリ熱を再燃させていたこと。たまたまフォロワーさんがテニミュを観て、それが彼女にとってもとてもよかったこと。そのときやっていた公演が、たまたま氷帝戦だったこと。どれかひとつでも欠けていたら、おそらくわたしはチケットを取らなかったでしょう。これがすべて偶然だとしたら、おそろしいことです。
 
 
3. なにがわたしをそうさせたか
 
こうしてテニミュのチケットを突然入手したわたしは、その公演にとても感動し、興奮し、翌日にはもう1公演ぶんのチケットを手配し、さらに大千秋楽のライブビューイングのチケットまで購入しました。テニミュのなにが、わたしをここまで必死にさせたのでしょうか。
 
・血湧き肉躍るアイドルのダン
全国大会青学 vs. 氷帝は、比較的間髪入れずに歌とダンスがはじまる公演です。
生歌と共にざっしゅざっしゅ踊る青学レギュラー陣を観たわたしが思い出していたのは、SKE48の小さな劇場で行われる公演の、涙せずにはいられない光景でした。
今まで女性アイドル以外は眼中になかったわたしが、男性の群舞をきちんと観るのはあのときがはじめてでした。男性のほうが振り付けや動きがダイナミックであるとか、多少の違いはありましたが、こうして10人前後の人間が歌と共に踊っている、そこから感じる興奮は同質のものである、と言ってしまっていいと思います。
また、テニミュダンスはただ単純に同じ動きの振りを踊っているわけではありません。
例えば氷帝学園の日吉若は古武術の道場を経営する家の生まれで、テニススタイルも演武の動きを用いたものです。そこから、日吉は群舞においてもラケットを刀に見たてて抜くような動きをする振りがあります。
わたしはアイドルを見ていても、一目でその子とわかるような踊りを好きになる傾向があります。一人一人がキャラとしての動きを少しずつ付与しながら踊る群舞は、そんなわたしにとって魅力的でした。
さらに、わたしはテニミュ全体の構成からもアイドルの公演との共通点を感じていました。
SKE48などの48Gはいくつかの決まったセットリストを持っており、そのセットリストを用いて16人を1単位として1つの公演を行います。公演はすべて、
・16人全員で踊る全体曲数曲
→1人〜5人程度で踊るユニット曲
→16人全員で踊る全体曲数曲
という流れのセットリストになっています。
そして今回観に行った全国大会青学vs.氷帝も会話やラリーなどを挟みつつ、
・青学レギュラー全員で踊る群舞および氷帝レギュラー全員で踊る群舞
→試合を演じながら1人〜複数人で踊るストーリー部分
→再び全員で踊る群舞
という流れのセットリストでした。
またこの公演のセットリストには、ストーリー部分の後に各校の群舞や物語のハイライトをもう一度なぞるようなメドレーが最後にはいっています。このメドレーも、わたしに序盤の感動を再び思い起こさせる、という点で意味のあるものだった、と考えています。
 
・二次元が三次元に
さて、冒頭の青学の群舞でおおきな衝撃をうけたわたしですが、青学が1曲踊ってステージを後にすると、続いて出てくるのは氷帝レギュラー陣です。青学は登場と同時に群舞がはじまりますが、氷帝は群舞にはいる前に少しレギュラー同士の会話をはさみます。
ここでもわたしはテニミュの凄さを思い知ることになります。あの頃紙の上の存在だった、忍足が、岳人が、ジローが、目の前のステージで会話をしているのです。あの胸の高鳴りを表現する言葉をわたしは知りません。けれどまんがのキャラクターだった彼らは、生身の人間としてわたしたちの前にたしかに存在していました。
ストーリーが進むごとに、その実感は強くなっていきました。7年前にジャンプ本誌で読んだ物語の記憶が、せりふや試合展開から浮かび上がってきます。まんがとミュージカルでは、表現方法が違います。けれど、その再現度の高さゆえに、原作とテニミュは同一のものにさえ思えてしまうのです。
ひとつ前に書いたキャラクター独自の動きにも関連してきますが、わたしがとても感動したのは向日岳人の身体能力の高さです。
アクロバティックプレイを得意とする彼は、原作においてとてもたくさん跳びます。ただ跳ぶだけでなく、そんな体勢で球を打てるのか? と疑いたくなるような動きで敵を翻弄するのですが、ミュージカルにおいてもそれは同じでした。
群舞の合間に高く跳んだりラケットを投げ上げたりまわしたりするだけでなく、試合中にも飛んだり跳ねたり回ったり…。ダンスに関する知識がないため、詳しく説明できないのが悔しいのですが、彼は向日岳人そのものでした。
そして、今回のクライマックスとも言える最後の試合は、氷帝の部長跡部景吾と、主人公である青学のルーキー越前リョーマによるシングルスです。7年前に読んだ原作の大部分を忘れてしまっていたわたしにも、どちらが勝つかはわかっている試合です。
一度は跡部に追い詰められたかに見えたリョーマが新しい技をうみだし、再び跡部に迫ります。長い試合はタイブレークに突入、手に汗握る熱戦が繰り広げられます。
これまでの4試合を経て、観客のボルテージも上がっています。跡部リョーマ戦の終盤、周囲からはすすり泣きが聞こえていました。そしてわたしも泣きこそしませんでしたが、この試合が泣きたくなるくらい熱く、苦しい戦いであることを理解していました。*2
あの時あの会場ではたしかにテニスの試合が行われており、そこにはそれだけ感情を揺さぶる熱が渦巻いていました。
 
・そして準接触
この公演の最後、アンコールで歌われる曲は「WE ARE ALWAYS TOGETHER」という、コールアンドレスポンスを含む楽しげな曲です。
熱い戦いを終えたみんなは、本来ポーカーフェイスのキャラクターもにこにこしながらこの曲を歌い、踊ってくれます。
この曲では終盤に、キャストの一部が客席に降りて手を振ったりコールアンドレスポンスを促したりしてくれる演出があります。わたしがはじめてテニミュに足を運んだ日、わたしの近くを通ったのは、なんの偶然なのか、わたしの推しキャラである忍足侑士でした。
あのときの衝撃をなんと言い表していいものか、わたしにはわかりません。ただ、わたしからちょうど3席ぶんほど離れたところで立ち止まった忍足は、目こそあいませんでしたが、こちらに向けて手を振ってくれたのです…。わたしはあのときのはにかむような笑顔を、今でも思い出すことができます。
あれは接触ではありませんでした。けれど、接触並みの体験でした。準接触、と呼べるものでした。*3
考えてみれば、おそらくすべての歯車が狂いはじめたのはこのときなのです。Twitterのログを見返しても、幕間のpostはそれなりに文章のかたちを取っていますが、終演直後のわたしは文章をpostすることができていません。*4
アイドル的な存在すべてに言えることではと思っているのですが、彼らの一定距離以内に入ってしまったとき、わたしたちにもう勝ち目はないのです。そこからはもう沼です。逃れられない沼です。
 
こうして、アイドルを観たと同様の血湧き肉躍るあの情熱を感じ、好きだったキャラクターたちが手に汗握る熱い試合を繰り広げるのを目撃し、準接触とも言える経験を自分の推しキャラクターでしてしまったわたしは、日本語をpostすることもままならないほどの状態になってしまいました。
そしてもう一度公演を観るため、着々と根回しや準備をはじめ、チケットぴあにアクセスし、駅を駆け抜け、翌々日の12時半過ぎには大千秋楽ライブビューイングのチケットをおさえながらふたたび金山駅に降り立ったのです…。*5
 
 
さてここまで、あの時の自分の状況の整理のため、という名目でパッションのおもむくままに書き殴ってきましたが、実際のところ、現在ここまでずぶずぶになっている明確な理由を、わたしは見つけることができていません。
フォロワーさんともいくどとなく話していることではありますが、すべてはタイミングで、なにか強烈な引力に導かれてしまったんだな、と漠然と思っています。
そして、もっといろんな人に、この引力に巻き込まれてほしいな、とも思っています。こんなに楽しいのに、こんなに尊いのに、観ないでいるのはもったいないです。
みんなで幸せになりましょう!
 
7000字をこえる長文となってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
テニミュを初めて観にいった2013年の9月6日の夜、わたしが最後にしたpostを引用してこの記事をしめさせていただきます。
 
 

*1:ちなみにそのMVがこちら


2012/1/25 on sale 8th.Single 片想いFinally MV(special ...

*2:このときのことについて、わたしはTwitterで「両隣の人が2人ともS1でめっちゃ泣いてて、わかるよ、わかるよおおお…! と思っていた。」とpostしています。

*3:ここでいう接触とは、握手会などの触れあい系イベントをさします。

*4:そんなわたしの当日のTwilogがこちら:

http://twilog.org/honeyx_xtrap/date-130906

*5:主に名古屋を拠点として活動中のわたしが観に行ったのは金山駅にある日本特殊陶業市民会館で行われていた公演でした。